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信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

2025相模女子大学 地域協働活動2日目

2025年08月26日 | 私の活動報告
 8月26日(火)、相模女子大学 地域協働活動の2日目は、午前8時30分から生坂スカイスポーツ公園で朝ヨガを行いました。地域の景観を活用した観光ツアー体験の一つです。前日の雨で芝生の濡れも心配されましたが、朝から晴れたため、気持ちよく行うことが出来ました。生坂村在住の佐久間由輝子さん指導のもと、伝統的なヨーガを学びました。


 体験後は、講師との交流を兼ねて、体験で感じたことなどをシェアする時間を取りました。


 その後は、10時からおじさま倶楽部ご指導のもと、蕎麦打ち体験を行いました。
 どの作業行程が一番難しかったか聞いたところ、「粉をまとめるところ」や「細く切るところ」などでした。そのまま、打ち立てのお蕎麦を茹でていただき、交流会を兼ねてお蕎麦をお昼ご飯でいただきました。自分で打った蕎麦は美味しいと笑顔がこぼれました。



 午後からは、今年度から初めての試みとなるカヌー体験です。今回は人数も少なかったのもあり、特別にカヤックとSUPの両方の体験ができました。
▽ ガイドに、パドルの持ち方や漕ぎ方、ボートから落ちた時の助け方などの基本を教わったのち、犀川のカヌー体験に出発しました。



▽ 天気が心配されましたが、雨に降られることもなく、山清路を下から見上げられる水上の時間を体験してきました。最後は水に入って遊んだりと楽しい時間となりました。







道の駅いくさかの郷定例会&&部落解放・人権政策確立要求長野県実行委員会 2025年度総会

2025年08月26日 | 生坂村の会議
 8月26日(火)午後3時30分からは、道の駅いくさかの郷定例会を行いました。
 議会全員協議会が長引いたため、途中から私が、議会に説明をして、ご意見を伺っており遅くなって申し訳ございません。まだ会議の資料を見ていないのですが、8月の売り上げもハウスぶどう、農産物を中心に良かったのではないかなと思っております。
 来月からは、大変忙しい月になりまして、そろそろ露地ぶどうも出荷されているのかと思いますが、また皆さんで力を合わせて、農産物、生坂村の特産品をしっかり売っていきたいと思います。それにはまだまだ残暑は厳しいですので、体調管理してみんなで頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたしますなどの挨拶をさせていただきました。

協議事項
1.かあさん家の売上について
 7月の売り上げは食堂が1,183,751円、来店者数1412人、おやき販売が1,618,190円で来客数1484人直売所売り上げが2,222,790円で合計売上5,024,731円となり昨年に比較して582,947円の増となった。
7月から商品券の利用も増えて売り上げが伸びてきた。売上は増加したが、施設の作業は非常に暑い中で行われ、収益面では厳しい状況が続いている。
原材料費の上昇が収益悪化の主な要因となっている。役員会およびスタッフ間で協議を行い、9月1日より、お饅頭を160円から180円に、灰焼きおやき:320円から360円に値上げしていく。日頃から購入している顧客への負担増となるが、今後も満足度の高い商品提供を目指していく。
意見・質問
・お饅頭や灰焼きおやきだけではなく、食堂のメニューも値上げすればどうか意見があり、今回は食堂メニューの値上げは行わないで対応したいと説明がありました。

2.6月農林水産物直売所収支について
6月の収支は歳入が,5,790,757円で歳出が5,305,172円で485,585円のプラスとなった。
6月の営業日数が前年より1日少なかったこと、売上の核となる破竹の出荷量が中旬から急減したことが挙げられる。仕入れ商品の売上が前年比で減少したことも、全体の売上低下に影響した。これは昨年まで取引していた業者がいなくなったことで、雑貨類などの商品が売れなくなったことが一因である。
一方で、生産者組合の商品の出荷点数は前年比で766点増加しており、村の商品は順調に売れている。

3.7月・8月(途中経過)農林水産物直売所販売実績について
7月の売り上げは、4,214,236円で前年度同期に対して99.1%、来客数は4,771人で前年度同期に対して101.3%だった。
商品別の実績では、生産者組合の商品は前年度より増加し好調だったが、仕入れ商品は減少した。生産者組合の商品だけで売上を構成するのは現状では厳しく、プラスアルファとなる仕入れ商品の展開が今後の課題である。
ソフトクリームやかき氷の導入も検討したが、人件費や体制の問題から現時点では見送られた。しかし、アイスクリーム等の工夫により、売上を前年比99.1%まで維持することができたと説明がありました。
8月24日時点での実績は、売上が前年比で20万6千円のマイナス、客数が616人のマイナスとなっている。
ただし、今年の営業日数が21日と昨年より2日少ないことを考慮すると、健闘している。

今後の見通しとしては、週末のぶどうの出荷量次第で、前年並みかそれ以上の売上が期待される。
ぶどう売り場を昨年より9日早く開設しており、出荷が増え次第、購買につながることが期待される。
木曜日に出荷予定の黒にんにくも、単価が高く、売上への貢献が期待されていると説明がありました。
意見・質問
・露地ぶどうの状況について質問があり、順調にきているが赤ぶどうの色つきが心配と説明がありました。
・新米の出荷は何時頃から始まるか質問があり、近日中に初出荷される予定と説明がありました。
その他
ぶどうの即売会や9月はぶどう販売で忙しくなるので協力依頼がありました。
ぶどうカードが好評を得ていると報告がありました。


 午前9時からは長野市において、&部落解放・人権政策確立要求長野県実行委員会2025年度総会が開催され、私は初めて会長の立場で出席しました。
総会は議長選出が行われ、私が主催者挨拶を下記の内容でさせていただきました。

 本日は、県内各地から、ご多忙のところ、ご参加頂きありがとうございます。また、ご来賓の皆様には大変お忙しい中ご臨席を賜り、心より敬意と感謝を申し上げます。
 昨年まで会長を務められた元野沢温泉村村長の富井俊雄さんから引き継いで、本年から実行委員会会長としてお世話になります、生坂村村長の藤澤泰彦です。宜しくお願いします。

さて、ウクライナ戦争、イスラエルとハマスの戦闘をはじめ紛争が世界各地で発生し多くの人命が奪われています。戦争は最大の人権侵害です。
県内では、この3年間に50件以上の人権侵害・差別事象報告がされ、そのうちの8割がインターネット上の差別情報です。
昨年の12月、「全国部落調査」復刻版裁判で、憲法13条、14条を根拠に「差別されない権利」を認める画期的な判決を出した東京高裁判決が確定しました。

 しかし、M社は、「人権探訪」と名称を変え、390以上にのぼる被差別部落を晒(さら)し続けています。また、県内各地の部落の所在地や地名、人名などを暴露する類似の内容の投稿が県内全域に拡散されるなど、残念ながら、ネットを悪用した部落差別情報が悪質化傾向を強めていると言わざるを得ません。
差別は人と人を分断します。そして差別は取り組みの弱い所に集中して表れます。

 何もしなければ、確実に差別のない「よき日」は遠のきます。
長野県・阿部知事は、本年2月、人権条例制定の検討に着手すると表明し、これまでに県内の多くの団体に人権条例に係るアンケート調査を進めてきています。
 改めて、国に、「差別禁止法」や「人権侵害救済法」を求めていきましょう。そして、長野県に、ひとりひとりの人権が大切にされる「人権」条例の制定を実現させていきましょう。
 おわりに、差別の現実から深く学ぶこと、一人ひとりが「かかわる」ことを大切にし、本総会を成功に導いて頂くことをお願いしますなどの挨拶をしました。

 その後、長野県依田議会議長、長野県阿部知事代読、長野県武田教育長代読、立憲民主党から杉尾参議院議員、公明党から加藤県議会議員、社民党から石合上田市議会議員が、それぞれの立場で祝辞を述べられました。

 続いて、議事に入り、第1号議案 2024年度活動(事業)報告、第2号議案 2024年度会計決算報告・会計監査報告、第3号議案 2025年度活動方針(案)、第4号議案 会計予算(案)が説明され、原案通り承認され、総会は閉会しました。 

 続いて、総会記念講演として、「激変する情報環境と部落差別撤廃の課題」~SNS進化と法整備の重要性をふまえて~と題して、近畿大学人権問題研究所特任主任教授 部落解放同盟中央本部執行副委員長 北口 末広先生からご講演をいただきました。

第五の権力SNSが変える社会と人権
1. 現代社会の構造変化:第五の権力SNSの台頭
SNSは司法・立法・行政(三権)、メディア(第四の権力)に次ぐ「第五の権力」と称され、情報環境、経済、人権に絶大な影響を及ぼしています。この変化は、人々の情報接触の仕方やメディアの力関係を根本から変えました。
メディア環境の激変
博報堂DYメディアパートナーズの調査によると、1日の総メディア接触時間は2014年から2024年の10年間で約47分増加しました。この増加は携帯・スマホ利用時間の急増によるもので、同期間にテレビや新聞の接触時間が大幅に減少したのとは対照的です。特に若者を中心に、情報収集から娯楽までスマホで完結するライフスタイルが定着しています。
経済的影響力のシフト
メディアパワーの変化は広告費にも顕著に表れています。2019年にインターネット広告費がテレビ広告費を逆転し、2024年には約3.6兆円に達し、テレビの2倍以上の市場規模となりました。
巨大プラットフォーム企業の支配
この変化を主導するのは、GAFAM(Google, Amazon, Facebook(Meta), Apple, Microsoft)に代表される巨大プラットフォーム企業です。これら5社の時価総額合計は約2000兆円と、日本の全上場企業の合計(約1000兆円)の2倍に達します。さらにAI半導体を手掛けるNVIDIAは1社で600兆円規模となり、現代社会がこれらの巨大IT企業によって牽引されていることを示しています。

2. SNSのメカニズムと社会的影響
SNSは巧みなメカニズムで利用者を惹きつけ、社会に大きな影響を与えています。
個人データの収集とプロファイリング
SNSはスマホを通じて、検索履歴、閲覧ページ、「いいね」の履歴といった個人データを収集・分析し、ユーザーの趣味、嗜好、思想、心情を高い精度でプロファイリングします。ケンブリッジ大学の研究では、わずか68個の「いいね」履歴からユーザーの人物像を詳細に把握できることが示されました。この技術は、個人に最適化された情報を送り、たとえ虚偽であっても信じ込ませることを可能にします。
依存性のメカニズム
Facebookの初代社長ショーン・パーカーが語ったように、SNSは「いいね」やコメントといった社会的承認を通じて脳内にドーパミンを放出させ、利用者を意図的に依存させるよう設計されています。これはギャンブルやアルコール依存症と同様のメカニズムです。
選挙への絶大な影響力
SNSは選挙結果を左右するほどの力を持つようになりました。2023年の兵庫県知事選では、ある候補者の関連動画が総有権者数をはるかに超える1500万回再生され、選挙戦の様相を一変させました。NHKの出口調査でも、投票の際に最も参考にした情報源として初めてSNSがテレビや新聞を上回り(30%)、その影響力の大きさが証明されました。

3. SNSが拡散するリスクと人権侵害
SNSの普及は、フェイクニュースの拡散、人権侵害の助長、犯罪の変容といった深刻な問題を引き起こしています。
フェイク情報と差別の拡散
SNSはフェイクニュースやヘイトスピーチの温床となり、特に批判的視点を持たない若者が誤情報を信じやすい状況にあります。これにより、学校での人権教育の効果がSNS上の差別的な情報によって一瞬で覆されるリスクも指摘されています。プロファイリング技術は、特定の集団への偏見を持つ人物に差別的な情報を届けることで、その偏見を強化し、差別を助長する危険性をはらんでいます。
AIと倫理的課題
YouTubeでは1日に72万時間分もの動画がアップロードされ、人手による監視は不可能です。監視にはAIが活用されますが、そのAIの判断基準が新たな倫理的問題を生んでいます。例えば、自動運転車が事故不可避の状況で誰の命を優先するかという判断は、AIにどのような倫理観を学習させるかという人権に直結する課題を提起します。
ネット犯罪の変容
ネット時代のリスクは「国際化、迅速化、巨大化、情報化」という特徴を持ちます。約580億円の暗号資産が盗まれたコインチェック事件では、犯人は海外からサイバー攻撃を仕掛け、瞬時に巨額の被害をもたらしました。このような巧妙な手口は、特定の個人や団体への差別・誹謗中傷にも応用される危険性があります。

4. リスクに対抗するための社会システムと法整備
増大するSNSのリスクに対し、司法判断や法整備による社会システムの構築が進められています。
司法の役割:判例による権利の確立
ネット上の差別問題に対し、司法は重要な役割を果たしています。東京高裁は「部落地名総鑑」をめぐる裁判で、被害者の削除要求権と「差別されない権利」そのものを認める画期的な判決を下しました。このような判例は、新たな法律が作られる土台となります。
法規制の動向①:情報プラットフォーム対処法(情プラ法)
SNS上の誹謗中傷の増加に対応するため、2022年にプロバイダー責任制限法が改正され、「情報流通プラットフォーム対処法(情プラ法)」が施行されました。この法律は、GoogleやMetaなどの大規模プラットフォーム事業者に対し、以下の義務を課しています。
  • 対応の迅速化・透明化: 削除要請への迅速な対応、削除基準や対応実績の公表。
  • 専門員の選任: 日本の法制度に詳しい専門員の選任と体制の公表。
  • 罰則: 国の命令に従わない場合、最高1億円の罰金。
ただし、削除の最終判断が事業者に委ねられている点や、金銭目的の過激な投稿を助長する収益構造など、課題も残されています。
法規制の動向②:実効性のある条例の重要性
理念だけでなく、実効性のある条例の制定が不可欠です。大阪府が1985年に制定した部落差別調査を規制する条例は、調査業者が「条例があるから調査できない」と依頼を断るようになり、差別調査を事実上なくす大きな成果を上げました。実効性のためには、相談体制の整備、実態調査の実施、罰則・公表制度といった具体的な仕組みを盛り込むことが重要です。

5. 社会変革に向けた両輪:法と教育
差別や人権侵害をなくすためには、法制度(社会システム)と教育が両輪となって機能する必要があります。
法(社会システム)が意識を変える
法学者オスカー・シャクターは「法は人の行為を変え、行為は人の態度を変え、さらに態度は人の心(意識)を変える」と述べました。憲法に男女平等が謳われていても差別が続いたため「男女雇用機会均等法」が制定されたように、社会の現実(立法事実)に基づき、差別を積極的に撤廃する法律や条例(社会システム)を整備することが、人々の意識変革につながります。
教育と情報リテラシーの役割
教育は、人々の意識や人権感覚を育む上で不可欠です。特に現代では、誤情報や偏見に惑わされず、批判的に情報を読み解く**情報リテラシー(メディアリテラシー)**の涵養が必須となります。そのためには、以下の視点が重要です。
  • 異なる意見への接触: 自分の考えとは異なる情報にも積極的に触れる。
  • バイアスの自覚: 自身が持つ無意識の偏見(アンコンシャス・バイアス)を認識する。
  • レッテル貼りの危険性: メディアによる扇情的な見出しに惑わされない。
法(システム)と教育は、アプローチは逆ですが、人々の意識を変え、差別なき社会を実現するという共通の目標を持つ両輪です。啓発活動だけでなく、それを裏付ける社会システムの構築が極めて重要となります。


議会運営委員会・議会全員協議会&日岐と小舟上空からの風景

2025年08月26日 | 生坂村の会議
 8月26日(火)は強い日差しが降り注ぎ、汗が噴き出る残暑でした。
 午後2時からは、議会運営委員会を開催し、報告・議案・予算案の内容については、報告案件(計4件)
・令和6年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率の報告
・令和6年度公益財団法人生坂村農業公社の経営に関する書類の報告
・令和6年度社会福祉法人生坂村社会福祉協議会の経営に関する書類の報告
・令和6年度株式会社いくさかてらすの経営に関する書類の報告

- 議案・決算認定・規約変更等(計7件)
  - 議案第42号:令和6年度生坂村歳入歳出決算の認定
  - 議案第43号:穗高広域施設組合規約の変更
  - 議案第44号:上生坂ほたるの里公園の指定管理者の指定
  - 議案第45号:建設工事請負契約の締結(やまなみ荘改修工事)
  - 議案第46号:令和7年度生坂村一般会計補正予算【第3号】
  - 議案第47号:令和7年度生坂村介護保険特別会計補正予算【第1号】
  - 議案第48号:令和7年度生坂村簡易水道事業会計補正予算【第1号】
合計11件(報告4件、決算認定1件、事件案3件、予算案3件)

会議・審議日程
- 会期:令和7年9月9日(火)~9月18日(木)【10日間】
- 一般質問
  - 通告締切:9月1日(月)正午
  - 実施日:9月10日(水)10時開会
  - 質問予定者:最大7名、1日で実施予定
- 常任委員会
  - 総務建経常任委員会:9月11日(木)9時開始
  - 社会文教常任委員会:9月12日(金)9時開始
  - 予備日:9月16日(火)   - 総務建経:10時開始   - 社会文教:13時開始

- 全員協議会
  - 9月4日(木)10時:議案配布・概要説明
  - 9月18日(木)9時:全員協議会
  - 本会議終了後:全員協議会追加開催
- 休会日:9月17日(水)
請願・陳情・傍聴関連
- 請願・陳情受付締切:9月5日(金)

- 委員会傍聴
  - 傍聴者数:5名程度を想定
  - 傍聴席と委員席の明確な住み分けを実施
  - 傍聴時の注意事項案:現状の議会傍聴規則は本会議に適用されるため、委員会傍聴への適用には委員会条例の改正または規則の追加が必要であるとの指摘があり、その運用方法について検討中。
  - 個人情報や入札前情報等、公開できない内容は傍聴者に非公開
  - 傍聴規則の委員会条例への明記・改正検討(現状はお願いベース、今後全員協議会で再検討)
  - 傍聴者向け注意事項の掲示(大きな字で分かりやすく表示)
-  持ち込み禁止物品の明記・周知と規則への明記を検討。
  - 注意事項案は全員協議会までに再度ブラッシュアップ・再検討

反省会 - 実施決定
  - 日時:最終日9月18日(木)
  - 場所:やまなみ荘
  - 会費:7,000円
  - 参集者:行政は課長以上


 続いて、全員協議会を開催していただき、行政からスカイスポーツ公園の活用と地域おこし協力隊の新規事業について説明させていただきました。
(スカイスポーツ公園)活用の経緯
当初のクラブハウス活用計画
- 計画主体: 地域おこし協力隊「大好き隊」の3名(杉浦夫妻、星氏)。
- 計画時期: 昨年8月13日の議会全員協議会にて説明。
- 計画内容: スカイスポーツ公園内のクラブハウスを活用し、宿泊施設およびカフェの運営を行う。

- その後の動き: 計画説明後、3名は準備を開始。村は定期的な面談を通じて進捗状況の確認やクラブハウスの改修内容の協議を実施。
公園管理委員会からの代替案
- 背景: クラブハウス単体での運営では採算確保が困難であるとの課題認識。
- 提案時期: 今年の3月。- 提案主体: 公園管理委員会(太田氏、字引氏)。
- 提案内容:  1. パラグライダースクールの開設: 現在、村に存在しないパラグライダースクールをスカイスポーツ公園を拠点に開設する。
  2. 現状の課題: 長野県内の初級練習コースは生坂村にしかなく、練習を終えた者が他の地域のスクールへ移動している。

  3. 協力隊の役割: 協力隊3名がパラグライダー関連アクティビティの利用者受け入れを行いながら、スクールの勉強を通じて公園管理に定着することを目指す。
地域おこし協力隊の最終判断と今後の方向性
- 協力隊の回答(今年6月): 公園管理委員会からの提案には参画しない。
- 不参加の理由: - メンバーに高所恐怖症の者がいる。  - 人の命を預かるインストラクター業務への責任が重い。  - 事業としての収入面に不安がある。
- 今後の方向性:  - クラブハウス活用: この事業には参画できないが、今までは周辺の片付け等をしてきた。 - 起業: スカイスポーツ公園とは別の事業での起業を検討。本日、その事業内容と補助金申請について直接説明予定。

新規起業計画と補助金に関する質疑応答
地域おこし協力隊のこれまでの活動実績: やまなみ荘のおやき作り、集落支援活動、ログハウス周辺の環境整備。
新規事業計画の経緯
- パラグライダースクール事業への不参加を6月に決定後、2ヶ月で新たな事業計画を策定。
- この計画は全くの新規ではなく、以前からサブプランとして検討していた内容を本格化させるもの。

起業補助金の詳細と公平性: 制度: 協力隊員が卒業後1年以内に起業する場合、1人あたり100万円の補助金が支給される。 財源: 国の特別交付税であり、村の直接負担ではない。 今回の申請: 協力隊員2名が、それぞれ100万円(合計200万円)の補助金計上を希望。

- 公平性について: 過去にも同様の要項に基づき、5名に支給実績がある。
- 制度に則った申請であり、公平性は保たれているとの見解。
今後のスカイスポーツ公園の管理方針
- 指定管理: 再来年度の3月まで、引き続き公園管理委員会が担う。
- パラグライダースクール構想: 今回の協力隊3名は関わらないが、構想自体は継続。
- 今後の体制:
  - 富士見パラグライダースクールから指導者を1名常駐させる。
  - 新たに地域おこし協力隊員を2名程度募集し、スクール運営を担わせる。
  - 新規隊員の確保を視野に入れ、管理委員会と引き続き調整を進める。


その後、地域おこし協力隊員を卒業した2名から新たな起業内容について直接説明を受けた。
説明内容や意気込みを踏まえ、議員各位の意見を聞いて、起業補助金(2名分、計200万円)を計上するかどうか私が判断する。
・スカイスポーツ公園の活用に関して、管理委員会と連携し、新規隊員の確保を視野に入れた調整を継続する。

・起業による車両の購入予定の車種は、林業関係の起業では社会通念上納得できない車種であること、小さな村で起業してその車種で村民感情は如何なものか考えていただきたいこと、林業関係の起業であれば、見合った車種や資機材を購入した方が良いのでは、起業の可否や車両の車種については原則議会も行政も決定権がないことなど様々な意見をいただき協議をしました。
我々の意見を聞いて、起業を目指している二人がどの様な判断をするかは分かりませんが、私からは全員協議会終了後に、9月定例会に起業補助金200万円は計上するが、議員各位の意見を聞いて起業に見合ったの車種に変更して欲しいし、生坂村での起業は村民の評価も考慮して欲しいなどと申し上げました。


日岐と小舟上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、朝霧が深く立ち込めたいた日岐と小舟上空からの風景を撮影しました。


 その他生坂村では、小学校でいくさか学⑦・5年宿泊学習事前健診、中学校で3年総合テスト・5時間日課、児童館でマラソンクラブ、集団健診、道の駅いくさかの郷定例会が行われました。


2025 相模女子大学夏季地域協働活動1日目

2025年08月25日 | 生坂村の報告
 8月25日(月)のお昼ごろ、相模女子大学から4名の学生が来村されました。相模女子大学との連携事業は、平成27年度から行っており、2024年度までに延べ91名の学生さんに参加していただき、村民の皆さんとの交流を深めながら、普段できないような農作業や地域での生活を体験していただいています。

 この活動は、活性化対策事業を活用し、自然豊かな生坂村において、村民の皆さんとの交流を深めながら、若い力と行動力、柔軟な発想や新鮮な感性を発揮し、里山での食・農・文化等の田舎暮らし体験などを通じて、地域の魅力を満載した新商品等の開発検討や持続可能なメニューづくりを目指しています。

▽ 活動初日の午後は、村内の観光スポットや活動場所の確認のため、「スカイスポーツ公園」、「上野農村公園」、「山清路」に行きました。




▽相模女子大学の学生さん4名、相模女子大学教授の羽田教授、私、副村長、担当職員等で記念撮影をしました。


 明日からそれぞれの団体の皆さんのご協力をいただきながら色々な活動をしていただきます。今回は、地域の景観を活用した観光プランの開発や磨き上げに検討、農産物の収穫体験も行う予定です。村民の皆さんとの交流や現地での活動を通して、魅力的な観光プランのご提案をいただければと思います。

令和7年度 生坂村定住促進住宅(環境配慮型住宅)建設工事設計施工業務係る技術提案審査会&やまなみ荘テイクアウト昼食

2025年08月25日 | 生坂村の報告
 8月25日(月) 午前10時からは、令和7年度 生坂村定住促進住宅(環境配慮型住宅)建設工事 設計施工業務係る技術提案審査会を開催し、今年度上手団地に建設します住宅1棟(2世帯分)の設計を提案してもらいました。

当住宅は、高い断熱性能の確保や省エネルギー設備の導入など、環境性能に優れた住宅を整備することにより、魅力的な住環境の創出と住宅分野における脱炭素化を推進し、活力ある若者世帯等の定住及び移住を促進するため、技術提案により村営住宅を整備します。

村内業者2社に詳しく説明し提案していただき、提案の趣旨として、 各部屋の間取りや収納スペースが工夫されているか、若者の世帯等が入居したくなる建物デザインとなっているか。

建物の機能として、建物の耐震性を考慮してあるか、建物の耐久性や維持管理について考慮してあるか、省エネルギー設備に工夫等されているか、夏期・冬期間の対策が工夫されているか。
業務の工程として、作業工程は妥当か。見積価格等について審査をさせていただきました。

今回もZEH基準を満たす高い断熱性能を有すること、(株)いくさかてらすによる再生可能エネルギーの太陽光発電システムと蓄電池の設置、エコキュートとともにオール電化の環境負荷を抑えた住宅を提案してもらいました。

各社とも、若い世帯が定住できる住宅で、予算・工程・デザイン及び建物の耐震性・耐久性・省エネ対策、冬季対策などを考慮し、それぞれアピールする内容や工夫された点などを説明してもらい、5名の審査員で点数を付け1社を決めさせていただきました。
 参加していただきました2社と審査員の皆さん、御礼を申し上げますとともに大変お疲れ様でした。




△▽ やまなみ荘の9月用のチラシです。皆さんのご利用をお待ちしております。

 お昼には月曜日恒例の職員有志により、やまなみ荘のテイクアウト昼食をいただきました。

 今回も、親子丼、鶏から丼、肉野菜炒め丼、焼肉丼、カツカレー、チャーハンなどのメニューを注文してもらいました。

 私は、お味噌汁、野菜サラダ、デザート、麦茶、安曇野の水は持参して、親子丼を注文し、美味しくボリュームもあり、お腹いっぱいになりました。


ゼロカーボン推進プロジェクト会議&小立野と下生野上空からの風景

2025年08月25日 | 生坂村の会議
  8月25日(月)は日差しが届いても雲が目立ち、蒸し暑さが続き、夕方には雷雨に見舞われました。
 午後1時30分からは、第5回の生坂村ゼロカーボン推進プロジェクト会議を開催し、最初に私から、今回は、松本山雅とずっと協議をしてまいりました、効果促進事業を赤とんぼフェスティバルで、実施できる運びになってきて、その件につきまして、今日協議をしていただきたいと思いますし、皆さんご存知の通り、上生坂マイクログリッドの工事も順調に進んでおりまして、今後来年度の供用開始に向けて進んでいくことと考えています。

 民間の方も(株)いくさかてらすとの契約の方が、ほぼ順調に行っており、多くの関係の皆さんにご協力頂きながら進めているところでございます。中部電力とのスイッチングの問題も少し待たされるような点もございますが、会社の関係で、いろいろと手続きがあるというようなお話もありまして、当村としては、粛々と申請をし、(株)いくさかてらすの契約に結びつけていかなければと思っております。

 その点では、来月には200万円ほどの電気料の収入になるということですし、スイッチングは60何件程でございますが、現時点の申請等で80数件が進められておりまして、今年度の目標であります100件もしっかり視野に入ってきたという状況だと聞いております。
今後も様々な協議をしていただきながら、脱炭素先行地域づくり事業を順調に進めていきたいと思いますので、引き続きのご理解とご指導をよろしくお願いを申し上げますなどの挨拶をさせていただきました。

協議事項
1.効果促進事業について
 10月18日(土)の午前10時から行う、赤トンボフェスティバルで効果促進事業として、EVカーの普及啓発(アンケート)喫茶山雅出展、㈱いくさかてらすPPA事業加入の案内、EV車(パワームーバー)にてブース電源供給の内容について説明がありました。
意見・質問
・当日松本山雅の事業も広報していきたいと説明がありました。
・今までに太陽光パネルを設置してきた事例を示して小売り契約を促進していけばどうか意見がありました。
・松本山雅の試合についてEV車を利用しての観戦について事業化できないか検討をしてほしいと意見がありました。
 この意見について事務局で検討する様になりました。

2.上生坂マイクログリッド工事について
 8月、9月のマイクログリッド管路設置工事、B&G海洋センター構内に設置する大型蓄電池の工事内容について説明がありました。
意見・質問
・蓄電池についてフェンスで囲う様に教育委員会と調整して欲しいと意見があり、教育委員会と調整する事になりました。
・村道部分の施工時は全面通行止めにするのか質問があり、工事を行う時は通行止めで対応したいと説明がありました。

3.村内 脱炭素事業関連設備の申請・導入状況について
 令和7年8月22日時点の脱炭素事業関連設備(省エネ機器、木質ストーブ、太陽光発電設備)の申請・導入状況について説明がありました。
意見・質問
・木質ストーブ申請状況について質問があり、木質ストーブは冬季間にかけて申請が出てくるのではないかと説明がありました。

4.地方公共団体実行計画(事務事業編)のCO2排出量集計作業について
 事務事業編の温室効果排出状況の推移の数値を集計するのに必要があるので、各施設のガス等の使用量の調査についての説明及び依頼がありました。

5.その他
① 龍と子の内容について
龍と子20号の説明の中で8月31日(日)に行う総合防災訓練時に計画している公民館に設置してある、V2Hの使用説明会について説明がありました。
  意見・質問
・V2Hの説明会の時間帯について周知して欲しいと意見がありました。
・断熱改修の申請内容のアドバイスをできる業者について検討して欲しいと意見がありました。
・V2Hの災害時以外の使用方法について検討して欲しい。
・V2Hと使用説明を防災士さんに行えばどうか意見がありました。
各意見については事務局で調整する様になりました。

② 太陽光ソーラーパネルの8月9月の設置状況及び予定について
8月から9月に予定している太陽光パネルの設置工事について説明がありました。
  意見・質問 
・㈱いくさかてらすと契約した方の電気料金の安くなった状況を龍と子で紹介していくように意見がありました。

 地域活性化企業人 務台アドバイザーから次の意見がりました。
会議に参加させていただきましたが、脱炭素関係事業の仕事が生坂村で始まっていて、役場の仕事に脱炭素事業への対応がしっかり組み込まれている事を感じました。これはすごいことだなと思っています。これまでの、村の行政の仕組みとちょっと違う取り組みだと感じて、すごく驚きました。良いことだなというふうに思ったのが一つ。

 それから、先ほどV2Hの件で、一般の人に、充電してもらうようになんとかできないか、補助金のいろんな制約とか考え方あると思うのですけど、聞いて思ったのは、普段使いしていないと非常時に使えないと感じました。いざという時に、非常時の対応をするために普段も使える仕組みはあると思います。環境省が認めてくれるかどうかが、このような仕組みで補助金の縛りをクリアできるというふうに感じました。
 もう一つは龍と子という言葉を初めて聞きましたが、このマイクログリッドってよく見ると龍ですよね。ぐるぐる回って、いくさかドラゴングリッドとか言って、面白いキャッチフレーズをつけてもいいかな、マイクログリッドって言っても分かりにくいので、なんかちょっとチャーミングで、面白くした方がいいのかなというふうに思いました。
V2Hとかいう言葉がね、この山間地の村で,当たり前のように聞かれるというのは、びっくりだと思いました。以上です。

 今後も、当ゼロカーボン推進プロジェクト会議において、様々な成果が現れてきた脱炭素先行地域づくり事業を順調に進めていくために検討協議を進めてまいります。


小立野と下生野上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、朝霧が立ち込めていた小立野と下生野上空からの風景を撮影しました。

 その他生坂村では、小学校で2学期始業式、中学校で2学期始業式(短縮4時間授業)、集団健診、相模女子大学夏季地域協働活動、教育委員会定例会などが行われました。


生坂村だより ~商工会地域貢献事業&小舟集落おてんま&山清路の風景~

2025年08月24日 | 生坂村の報告
🌞 8月24日(日)、朝から強い日差しが照りつけ、昼間は厳しい蒸し暑さとなりました。
🛠️ 商工会地域貢献事業(駐車場ライン引き)

 午前7時より、生坂村商工会員の皆さんによる恒例の駐車場ライン引き作業が行われました。
 商工会は、村からの補助事業や支援に対する「感謝の気持ち」を込め、毎年地域貢献活動を実施してくださっています。

 駐車場のライン引きは今年で14年目。
 B&G下の広い駐車場、小学校、給食センターの駐車場などで作業をしていただきました。

 白線を真っ直ぐに引くために、二人で当て木を合わせ、ローラーで丁寧に塗装。

 ごみを掃き、塗料の濃さを調整し、皆で役割分担しながら進められ、駐車場は見違えるほどきれいになりました✨

 竹内商工会長をはじめ、会員の皆さま、本当にありがとうございました。

🌱 小舟集落のおてんま(協働活動)

 午前8時からは、私の地元 小舟集落(19軒) にて、恒例のおてんま(協働作業)が行われました。
 作業内容は、草刈り・草取り・防護柵の維持管理・アレチウリ駆除など。

 常会長の点呼と作業指示でスタート。
 まずは集会場近くの花壇や、集落入口周辺の草取り・草刈りを。
その後、停留所や道路沿いを中心に整備を進めました。

 急な傾斜地で大変な場所もありましたが、皆で力を合わせ、集落はすっきりとした姿に。


 我が家では、妻が商工会事業に、息子が集落作業に参加し、妻は子どもたちの子守り。私は撮影や道祖神まつりへの出席、そしてブログ作成と孫の子守りで一日を過ごしました。
 家族それぞれが役割を担い、ありがたい一日でした。


📷 山清路の風景

 恒例の朝の撮影では、山清路へ。
大きな奇岩、流れゆく犀川の姿…雄大な自然に心が洗われる思いがしました。
信濃十名所「山清路」の風景


📌 その他の出来事

 生坂村各地区でも草刈り等の協働作業があり、公民館では写真教室も開催。
村全体が、地域の絆と協力で支えられていることを改めて感じました。

💬 今日も充実した一日に感謝しつつ、清々しい気持ちで過ごすことができました。
 明日もまた、元気に頑張りたいと思いました。


193カラットの成り立ち&草尾上野ぶどう畑上空からの風景

2025年08月23日 | 生坂村の報告
 皆さん、お盆が過ぎても厳しい残暑が続いていますね。8月23日(土)は、処暑とは思えないほど容赦ない日差しが降り注ぎ、本当に暑い一日でした。

 生坂村の「193(イクサ)カラット」🍇✨
 皆さんは、毎朝恒例の撮影風景をご覧になりましたか?今朝もいつものように、草尾上野ぶどう畑の上空から、美しい景色を撮影しました。生坂村のぶどう畑は、先人たちの並々ならぬ努力と情熱によって築き上げられました。

 生坂村のぶどう栽培は、昭和60年に4名の生産者が「草尾巨峰生産組合」を設立したことから始まります。翌年には初収穫を迎え、昭和62年には東京の神田市場に初出荷され、生坂村のぶどうが全国に羽ばたいていきました。

 先人たちの努力と「山清路巨峰」ブランドの誕生
 昭和61年から平成5年にかけて、様々な事業を活用して、巨峰の苗木を植えたり、農地を整備したり、集荷施設や農薬を調合する施設、さらには霜からぶどうを守るための防霜ファンなど、多くの設備が整えられました。

 特に、平成3年度からの3年間は、「土地改良総合整備事業」により、区画整理や農道、灌漑施設などが大規模に整備されました。これらの整備には多額の事業費が費やされ、現在のぶどう栽培の基盤が築かれたのです。

 こうした先人たちのたゆまぬ努力と栽培技術によって、生坂村のぶどうは「山清路巨峰」という高品質なブランドを確立しました。この名前を聞いて、「ああ、あの美味しいぶどうね!」と思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 進化する「いくさかぶどう」と新ブランド「193カラット」
 現在、生坂村では巨峰だけでなく、ナガノパープルやシャインマスカット、クイーンルージュなど、たくさんの大粒ぶどうが栽培されています。また、水やりを調整して、より糖度の高いぶどうを育てる「根域制限栽培」という新しい方法も取り入れています。

 これらのぶどうは、道の駅いくさかの郷やインターネット、JAを通じて、全国の皆さんにお届けしています。
 そして、平成29年度には、村の名前「生坂(いくさか)」と、宝石のようなぶどうをイメージして、新しいブランド名「193(イクサ)カラット」が誕生しました。この新しい名前は、国の「地方創生加速化交付金」を活用して考案されました。
草尾上野ぶどう畑上空からの風景
 さらに、ぶどう畑を守るPRキャラクター「カラットリン」も生まれました。統一されたロゴマークやポスター、パンフレットも作成し、村全体で「いくさかぶどう」のブランド力を高めています。

 私の休日と村の活動
 さて、私個人の話になりますが、昨日は公務がなく、早朝から草刈りをして、朝食後には毎朝の撮影とSNSでの情報発信を済ませました。その後は、かわいい孫の子守りをしたり、皆さんにこのブログを書いたりして過ごしました。
 また、昨日生坂村では、小学校でPTA作業が行われたり、地域の未来を担う子どもたちのための「地域未来塾」が開催されたりした一日でした。

 このように、私たち村のぶどう栽培は、先人たちの努力と革新的な取り組みによって支えられています。これからも「193カラット」をどうぞよろしくお願いいたします!


松本地域森林林業振興会役員会及び通常総会

2025年08月22日 | 私の活動報告
 8月22日(金)午後3時30分から松本市において、松本地域森林林業振興会役員会及び通常総会が開催され、私、眞島振興課長、担当の山本主事と出席しました。

 午後3時30分からは、総会に向けての役員会が行われ、付議した議案を原案通り総会に諮ることになりました。
 午後4時30分からは、松本地域森林林業振興会の事務局長の丸山林務課長の進行により、副会長の私の開会のことばで始まりました。


 続いて松本地域森林林業振興会の会長の塚原麻績村長から、この度は、松本地域民の振興会の総会にご出席いただき、誠にありがとうございます。
 はじめに、日頃より当振興会の運営にご理解とご協力を賜っております皆様に、心より感謝申し上げます。またご多忙の中、ご列席いただきました松本地域振興局の樋口副局長様、そして前山形村長の本庄様におかれましては、誠にありがとうございます。
 さて、昨今の気候変動により、土砂災害などの自然災害が増加しております。こうした災害から地域を守るため、森林の持つ土砂災害防止機能を高め、防災・減災に向けた取り組みを継続していく必要があると考えております。また、地域の喫緊の課題である松食い虫被害対策などにも、引き続き力を入れてまいります。

 先人たちの努力によって育まれた豊かな森林資源を、健全な姿で次の世代に引き継ぐため、「切って、使って、植えて、育てる」という循環を確立し、将来にわたって持続的な森林づくりを進めてまいりたいと存じます。
 皆様にご協力いただいている寄付金は、大幅に減額しており、財源確保はさらに厳しい状況です。当振興会としましては、県や関係団体と連携して様々な課題に向き合い、振興会のあり方についても検討しながら事業を進めていく所存でございます。
 皆様方には、これまで以上のご支援とお力添えを賜りますよう、お願い申し上げますなどの開会の挨拶をされました。


 来賓祝辞として、松本地域振興局樋口副局長から、日頃より県政の推進にご理解とご協力をいただいております皆様に、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。皆様は、緑の募金活動や林業の振興など、多岐にわたる事業を通じて、地域の森林保全と緑づくりに多大な貢献をされており、心から敬意と感謝を表します。
 さて、県内の森林資源は成熟期を迎え、その多くが利用の時代を迎えています。県としましては、「信州の豊かな森林と環境を守る県産材利用促進条例」に基づき、公共施設における木造化・木質化の推進など、県産材の利用を抜本的に見直してまいります。

 また、森林に関わる喫緊の課題として、鳥獣被害対策も挙げられます。近年、クマの目撃情報や被害が多数発生しており、大変憂慮すべき状況です。本年9月からの鳥獣保護管理法改正を踏まえ、現場の実情に即した支援を検討し、皆様のご協力のもと、対策を講じてまいります。
 さらに、この地域の長年の課題である松食い虫被害対策についても、被害木の利活用を推進し、地域にあるバイオマス発電設備を活用するなど、円滑な流通を支援してまいります。
 結びに、松本地域森林事業振興会の今後のますますのご発展と、会員の皆様のご健勝を心よりご祈念申し上げますなどの祝辞を頂戴しました。


 続いて、当振興会の監事として8年間務められた前山形村長の本庄さんに功労者表彰を授与しました。

 前山形村長の本庄さんからは、長年、この地で林業に携わる方々、特に山林種苗の生産を担ってこられた皆様には、大変なご苦労があったことと存じます。かつては全国のカラマツ生産量の16%を占める時期もあり、山形村の林業を支えてきた歴史があります。しかし、林業の衰退とともに、現在の生産量は最盛期に比べ減少しているのが現状です。

 私も毎日、身近なところで苗木の生産に携わる方々の姿を目にしております。この仕事の厳しさを痛感するとともに、それでもなお、この地域の基幹産業である林業を支えようと奮闘する皆様の姿には、頭が下がる思いでございます。
 農林業は、思うようにいかないことも多い厳しい世界ですが、皆様のご尽力と知恵を出し合うことで、必ずや更なる発展を遂げられると信じております。
結びに、当振興会のますますのご発展と、ご参会の皆様のご健勝を心よりご祈念申し上げますなどの謝辞を述べられました。


 塚原会長が議長に選出され、議事進行を行いました。
 議案第1号 令和6年度事業報告並ぶに歳入歳出決算の承認について
 事業報告の概要:令和5年度決算監査、緑の少年団交流集会、役員会・通常総会、林業関係ポスター等コンクール審査、合同視察研修など、計画通りの事業を実施しました。
 特に、松本山雅FCでの街頭募金活動を初めて実施し、99,431円の募金が集まりました。今後も継続的な活動を検討します。
樹木の配布については、緑の募金の大幅な減額と業者の撤退により、配布本数が大幅に減少しました。
 松本地区植樹祭・育樹祭は、令和7年度分と合わせて2回分を執行しました。

 決算状況:歳入: 総額12,062,419円。県植樹祭に伴う交付金や協賛金により、雑収入が増加しました。
 歳出: 総額7,477,619円。植樹祭を2回分執行したため、事業費が増加しました。翌年度繰越金: 4,584,800円。
 積立金の状況:退職給与積立金は1,467,174円、財政調整積立金は25,301,500円で、ともに定期預金にて運用中です。

 監査報告:7月25日に監査が行われ、会計処理が正確であることが認められ、決算は承認されました。

 議案第2号 令和7年度事業計画並びに歳入歳出予算の決定について
事業計画:基本的な事業内容は前年度と同様とし、地域の林業振興に努めます。
緑の募金が大幅に減少していることが課題であり、今後の事業運営に影響が出る見込みです。
 植樹祭は、令和8年度は筑北村、令和9年度は松本市での開催を予定しています。

 予算案:歳入歳出総額: 12,000,000円。歳入: 治山事業等の増加を見込み、事業会費を増額。財政調整積立金から100万円を繰り入れます。
歳出: 職員給料の算定基準変更により事務費が減額される一方、事業費は増額となります。

 議案第3号 令和7年度会費の賦課及び納入方法の決定について
会費及び借入金:会費は従来通りの賦課方法で、面積割の算出基準となる面積が増えたため、一部市町村の会費が増加します。
議案第4号 令和7年度借入金最高限度額及び借入先の決定について
借入金の最高限度額は150万円、借入先は株式会社八十二銀行とします。

 その他連絡事項:秋の緑の募金運動(9月1日~10月31日)
 各市町村のイベントに合わせた街頭募金や、職場内・庁舎等での募金箱設置など、募金活動への協力を依頼しました。
 交付金会計事務調査(11月頃):令和6年度の交付金の使途に関する調査が行われるため、関係する会計情報の提出を依頼しました。
これらの議案はすべて承認されました。

 最後に私から、今年度も事業計画と予算に沿って運営や活動をしてまいりますが、緑の募金が減額しており、各種取組には事業費が必要ですので、さらに募金活動のご協力をお願いしますとともに、今後も当振興会にご理解とご支援をお願いしますなどと閉会のことばを述べさせていただき閉会しました。


中信地区私学助成推進協議会要望&地域活性化を見据えたAI活用導入説明会&草尾上空からの風景

2025年08月22日 | 生坂村の報告
 8月22日(金)は強い日差しが降り注ぎ、厳しい残暑が続き、熱中症対策が欠かせませんでした。

 午前9時から中信地区私学助成推進協議会から、私立高等学校に対する公費助成をお願いする陳情を受けました。

 今年度も信濃むつみ高等学校の本郷保護者会長や水野校長先生たちが来られ、本郷保護者会長から、下記の内容の陳情を承りました。

謹啓 貴職におかれましては、日頃より私立高等学校振興のために格別のご理解とご支援を賜り深く感謝申し上げます。また、私学助成につきましてご配慮を賜り厚く御礼申し上げます。
 さて、当中信地区私学助成推進協議会(松本秀峰中等教育学校・エクセラン高等学校・松本第一高等学校・東京都市大学塩尻高等学校・信濃むつみ高等学校・松本国際高等学校・松商学園高等学校で構成)では、中信地区の私立高等学校への助成に関する運動に取り組んでおります。

 私学はそれぞれ独自の建学の精神に基づき、生徒の個性を育み、学習・文化活動、スポーツ、地域貢献等に大きな成果を上げてまいりました。平成26年度以降、就学支援金の拡充など公的支援が充実し、県民の願いである学費負担の公私間格差の是正が一歩一歩進んだことは市町村の後押しのおかげだと感謝しております。

 しかし、まだ金額・助成対象が十分とは言えず、いまだ多くの保護者は公立と私立では依然として学費総額の差は大きいと感じています。また、昨今の諸物価の高騰に対し、ようやく給与の改善が見られ始めましたが、多くの世帯ではそれに見合う賃金の上昇が見込めず、保護者の学費負担は深刻な状況が続いております。

 このような状況下、私学助成の主体である国・県からの補助金増額の前進はみられるものの、子どもたちが特色ある教育活動を求めて通う学校には、施設の整備・拡充等の教育環境の改善が求められており、特に私立高校の経営は極めて厳しいものとなっております。また、この傾向は生徒急減期にあって一層強まっており、私たち保護者を含め、私立学校の自助努力だけでは対応しきれないのが現状です。また、公私間格差から来る、生徒募集の条件の差はいまだに埋め切れておりません。

 生坂村におかれましては日頃の支援に対し、厚く感謝申し上げます。
 今年度は生坂村から中信地区私学へ9名の生徒さんをお預かりしております。それぞれ自分の夢の実現に向けて学習をはじめ、部活動、生徒会活動等に励んでおります。
 貴村の財政状況は引き続き厳しいところとは存じますが、公教育の一翼を担う私学振興のため、更に一層のご理解とご支援を賜りたく、下記のとおり陳情申し上げます。 敬具
   記
1,私立高等学校への経常費補助金(一枚一律及び生徒数割)、および教育条件改善のために私立高等学校への教育施設・機器補助を行ってください。
2,私立学校の募集・広報活動に対する支援・協力を行ってください。

 以上の内容に、保護者と水野校長先生から私学の現状や取組などについて説明を受けました。

 私、藤澤議長、藤澤教育長からも、県内では中信地域の私学7校は多い状況で、少子化で県立高校が統廃合されている中、生徒確保や運営が厳しい状況は拝察しておりますが、当村からも多くの生徒が通学しており、各私立高校の独自教育の重要性を鑑み、今後も当村として出来る限りの支援をしていきたいなどの意見を申し上げました。


 午前9時30分からは、地域活性化を見据えたAI活用導入説明会を開催しました。(株)フェローズの人材戦略部の阿部課長と猪腰君にお越しいただき、当村からは各部署の職員が出席して行いました。

 生坂村では、地域活性化や業務効率化、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進のため、(株)フェローズと事業協定を締結。総務省の「地域活性化企業人制度」を活用し、フェローズ社の猪腰君が村に派遣されることになりました。
 9月からまずは約半年間、行政業務や教育、広報活動などでAIを活用し、業務効率化と職員の負担軽減を目指します。

 説明会では、まずAIと生成AIの基礎知識について解説されました。AIは人の判断をサポートし、生成AIは指示に従って文章や画像、音楽などの新しいコンテンツを生成する技術です。ChatGPTやGemini、Copilotなどがその代表例として挙げられ、従来のAIとは異なり、膨大なデータがなくてもオリジナルのコンテンツを創り出せる点が強調されました。

 具体的な活用例として、以下のような様々なジャンルが紹介されました。
 テキスト生成: ChatGPTなどを活用し、プロンプト(指示)を工夫することで、自治体の防災計画改定支援など、精度の高いアウトプットを得られます。
画像生成:GoogleのImageFXは、広報誌やチラシ、プレゼン資料の挿絵などに活用でき、架空の人物画像を作成して求人や広報に利用することも可能です。

 資料作成・作図:Gammaを使えばテキストから自動でパワーポイント資料を作成でき、Napkin AIは業務フローや手順書をテキストから自動で作図します。
 音楽・動画生成:アバター動画生成ツールや、イラスト・写真をアニメーション化するツール、そしてChatGPTとSUNO AIを連携させた作詞作曲も紹介されました。

 リサーチ・要約:GoogleのNotebookLMは、PDFや資料を読み込んで要約し、チャット形式で質問することも可能です。
 自動化:複数のAIツールを連携させることで、広報誌記事の自動作成や情報収集の自動化など、業務プロセスの自動化も視野に入れています。

 国や自治体におけるAI活用の方針についても言及され、総務省の報告書に基づき、業務効率化・資質向上への寄与が期待される一方で、リスク管理とガバナンス体制の重要性も確認されました。
 今後のロードマップとしては、フェーズ1(8月~9月)でAI担当者の設定や安全ガイドラインの策定、住民や地元企業向けのAI研修を実施。フェーズ2(10月~)では職員がAIツールを本格的に活用し、地域活性化施策も同時に推進します。
 そして、フェーズ3(年明け以降)には、AI活用が日常化した状態を目指し、成果発表会やドローンを活用した防災マップの可視化なども計画されています。

 生坂村では、これらの取り組みを通じて、住民サービスの向上と業務の効率化、村の活性化を図っていくとのことを目指してまいりますから、今後の進捗に期待をしてください。



草尾上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、犀川対岸から朝日が差していた草尾上空からの風景を撮影しました。


 その他生坂村では、保育園で避難訓練、集団検診、総務課関係事業打合せ、いくさかマル得商品券販売終了日、6班の皆さんの元気塾などが行われました。