信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

上下水道運営委員会&お父さん頑張る会新年会

2020年01月24日 | 生坂村の報告
 24日(金)は雲が多くスッキリしない天気でも寒さは控えめの一日でした。
 午前10時からの上下水道運営委員会は、令和元年度簡易水道事業の運営状況及び令和2年度簡易水道事業の運営、令和元年度下水道事業の運営状況及び令和2年度下水道事業の運営などについて協議をお願いしました。


 有収率のデータについては、上生坂の2箇所の工事は完了して0.3%しか改善されてなく、上生坂の区域でなく全体でしか比較できないこと、直近の有収率は61,5%で、上生坂の放流側の流量計は上生坂区部分だけでなく、大日向区の末端までの数値であること、有収率は安曇野市分と大町市分をそれぞれ出すことは可能であり、安曇野市分の漏水が多い状況であること、27年の水道水源計画の新水源が無理であるから、基本計画を策定して財政的な面と、込地・重集落、雲根等の地区水道へのつなぎ込みを計画しなければならないことなどが質問・提案についてお答えさせていただきました。


 有収率を上げるために何処が漏水しているか調べ、財政的に厳しいので、村としてもやれる範囲内でどの様に、管路等の老朽化、耐震化等を進めるか大変難しい問題であるが、現状は漏水調査をしながら、漏水が疑われる箇所の敷設替え工事など、地道に進めていくしかないこと、水道施設台帳を作成するために、簡易水道管路データ整備業務を行うことにも多額の財源が必要であり、同時に基本計画の作成も進めていかなければならないことなど、課題山積の内容を協議していただきました。


 家庭雑排水が稲作などに迷惑を掛けているので、状況を確認すること、農業集落排水処理施設の機能診断後に修繕は半分補助があること、国道下の用排水路に土がたまり、水利組合に苦情あることは、現地を確認して善後策を講ずるなど、委員各位から意見・要望等についてお答えさせていただきました。

 午後5時30分からは、お父さん頑張る会の新年会に招待されました。今回は少し出席率が悪かったですが、平均年齢が80歳以上とは思えないほど元気な皆さんでございます。昨年も農業公社で使う大豆を1町歩ほどの栽培、木炭・竹炭、竹酢液などの製造していただき、団体活動の先輩達であります。

▽ 岩下会長さんが、大豆の栽培、木炭、竹酢液等の製造などが計画的にできたことに対してのご協力に感謝を申し上げ、道の駅いくさかの郷で木炭などが沢山売れて品薄になって作業をしたこと、今後も引き続きの活動をお願いするなどの挨拶をされました。


▽ 私からは、木炭、竹酢液などを製造して、道の駅いくさかの郷に出荷していただき、集客に結び付いていることと、皆さんが元気に色々な活動をしていただくことが、生坂村の元気の源になっていることなどに感謝を申し上げました。


▽ 岩間理事長からは、農業公社の味噌、豆腐などの原料である良質な大豆を栽培されている活動などに謝辞を述べ、今後も一年ずつ年を取りますので、無理をしないように活動をしていただきたいなどと挨拶し、乾杯の発声をされ懇談会に入りました。


▽ お父さん頑張る会の皆さんが栽培した生坂産100%の大豆を使ったかあさん豆腐などやまなみ荘の美味しいお料理を食べ、全員にお酌をしながら色々と楽しく歓談をさせていただきました。


▽ 最後は、農業公社藤澤事務局次長が、お父さん頑張る会の皆さんが元気で大豆づくりなどの活動をされていることに、農業公社も刺激を受けて頑張っていますので、会の発展と皆さんもご健康とご活躍を祈念して、一本で締めてもらいました。


 今回も全員の方とお話をさせていただき、農業、道の駅いくさかの郷、有害野生獣問題、福祉、子育て支援等の村政についてご意見やご指導をいただき、皆さんから元気もいただきました。
 今年もお父さん頑張る会の皆さんには、健康にご留意なさり、大豆、木炭、竹酢液などをつくりながら楽しく親睦を深め、生きがいづくりと村の元気の源でいていただきますようお願いいたします。

▽ 朝の写真は大日向の犀川上空からの風景です。







 その他生坂村では、小学校ではるかぜ訪問(4年)・児童会立会演説会、お誕生教室、ピラティス教室、小立野・日岐の皆さん元気塾などが行われました。

歯科診療所運営委員会&社会就労センター運営委員会&上生坂区農業懇談会

2020年01月23日 | 生坂村の会議
 23日(木)は朝から段々と雨が降りだし、昼間には本降りの雨になり、夕方には止みましたが冷たい雨の一日でした。
 午前10時からは、長野県地域発 元気づくり支援金の申請予定事業のヒアリングを行いました。全部で6事業ですが、細部で調整することがありますが、全部採択していただき生坂村の活性化につなげていきたいと考えます。

 午後1時30分からの歯科診療所運営委員会は、令和元年度運営状況について、年度の患者数、調定額が若干増えている状況等の説明していただきました。
 社保診療が増えていて、国保診療が減っていることは、若い患者さんが増えて、当村の国民健康保険特別会計は助かっていること、保険料が減っていることは、後で確認すること、現状の患者数は患者さんの状態によりちょうど良いことなどが話し合われました。
 令和2年度は、長年使用し老朽化してきた、卓上小型高圧蒸気滅菌器、ハンドピース用滅菌器、ハンドピースを過疎債の起債で更新したいとの説明を受けました。
 ハンドピースの洗浄は、以前オイルで滅菌していたが、今回更新する滅菌器は性能が良く、ハンドピースは高額なので、洗浄して使っていくことが経済的であること、今回購入予定のハンドピースは、金属を切るものであり、当歯科診療所は全部で5種類のハンドピースを使用して治療をしていることなどの協議をし、提示させていただきました内容でお認めいただきました。

 午後3時からの社会就労センター運営委員会は、令和元年度の社会就労センター運営状況、今後の運営等について、宮川所長から説明をし、検討協議をしていただきました。
 運営状況では、施設利用状況、施設授産事務費など、運営の課題では、認定者・利用者と取引先の開拓、村独自商品としての柿作業、椎茸駒打ち・原木販売、竹の子・山菜などについて協議をしました。


 引きこもりや知的障がい・精神障がいの方々が働きに来ますが、勤まる方が難しいこと、生活保護の方でも認定になるが、勤労意欲がない方がいること、収入が少ない方も認定者になること、パラグライダー場の自走式草刈り機での草刈りや農業公社と連携しての農作業等も新規作業として検討していきたいなどの協議をしました。


 後任の指導員に仕事に慣れてもらうために、前の指導員にお手伝いいただいていること、農業公社に福祉と農業のコラボを提案したが、時間的に余裕がないとのこと、どぶろくのシール貼りは一時的な期間で、1回の仕込みで250本位であるので今後検討したいこと、竹林の情報をいただき、竹の子、山菜を採取して、道の駅いくさかの郷に出荷したいこと、竹パウダーや竹チップづくりを研究したいこと、独自製品販売収入と補助金等の収支については、一般会計から80万円位の持ち出しであり、通所者の作業賃金ではなく、今後も村独自商品の製造と販路の開拓を進めていきたいなど、ご意見、ご質問に対して回答させていただきました。 

 午後7時からは、村民会館で上生坂区の農業懇談会を開催しました。まず私から挨拶をさせていただいた後、説明や懇談をされる農地整備課、農業改良普及センター、農業再生協議会、JA松本ハイランド、地元農業委員、農業公社理事長、副村長、振興課長・担当職員が自己紹介をし、地区担当職員が記録を取るために同席して行われました。


 上生坂区の今後の地域農業のあり方は「当区はもっとも人口が多い地区で、水田、ブドウ栽培を主として取り組んでいる。ブドウについては地区の担い手に加えて、新規就農者が取り組んでいるが、水田について5年後には高齢化が進み耕作放棄地の増加が予想されるため、農業後継者の確保と収益率の高い作物体系などの研究を進め、地域の担い手育成も推進していく。」となっています。
 主なご意見・ご要望は、県営中山間総合整備事業の地元負担については、5%が地元負担ですが、設計後に事業費が確定してから協議をさせていただきたいこと、パイプハウス5地区の内上生坂については、生坂シルバーセンターでしいたけ栽培などで使う予定であり、今パイプハウス1棟に余裕があるのでご利用いただきたいこと、野ねずみの駆除の補助は安曇野市にはあるが生坂村にはない件については、強い薬でないとのことですが検討すること、この時期は野菜などが少ないので出荷をしてほしいこと、昨年11月の芋煮会の収穫祭のように、各区や団体でイベントを行っていただきたいこと、できれば10区で行っていただきたいなどと、ご質問、ご提案に対してお答えさせていただきました。


 道の駅いくさかの郷の窓があるのに中が見えないのが勿体ないことについては、高い棚の配置をガラス側に設置していることと、西日が当たるのをさけていること、営業しているか分からないことについては、動かせないものもあるがレイアウトを考えたいこと、大城・京ヶ倉からの風景写真や名所の写真などを張ることについては、検討させていただきたいこと、生坂橋の草尾ラインのバルブについては、東京電力が直してあるが使用できるように話し合いをすること、いくさかの郷が1月6日までの休みであったことは、事情を考慮して今後営業を考えたいこと、上生坂耕地のバルブの図面が欲しいことについては、確認させていただくこと、農業女子の活動については、現在農業公社の職員として働いている方と、4月から農業女子として働く予定であること、田舎暮らしに憧れて来る方がいるが、見極めて受け入れし、結婚して定着していただければ有り難いこと、受け入れた以上はシッカリ対応させていただくこと、できれば家族で来ていただき、ライフスタイルにあって、地域の皆さんのご協力をいただき定住していただきたいこと、防護柵の中にいる野生獣については、囲っている状況であり、ワナの設置や電気柵等で農地を囲うことが良いが、ワナや狩猟での固体調整4月から12月に鹿、猪など数10頭捕獲したこと、地道に良い方法を探して進めていきたいなど、ご意見・ご提言・ご要望をいただきそれぞれに答えさせていただきました。 


 上生坂区は、当村では農業の条件が良い所ですので、各集落や団体等で力を合わせて、色々と取り組んでいただき、道の駅いくさかの郷に農産物等を出荷してくださいますようお願いいたします。本日は多く有意義ななご意見・ご要望をいただきありがとうございました。

▽ 朝の写真は生坂ダム湖の風景です。







 その他生坂村では、保育園でイングリッシュランド・体験保育、小中学校で6年生体験入学、中学校2年生が発育測定、なのはなで子育て聞いてよ相談会、生坂おとこ塾、ヘルスアップ教室、頸動脈エコー、民生児童委員協議会、少年少女サッカー教室U―15などが行われました。

おじさま倶楽部新年会&松本広域連合正副広域連合長会議

2020年01月22日 | 生坂村の出来事
 22日(水)は晴れて穏やかな空が広がり、日差しが届きましたが、真昼でも寒い一日でした。
 朝東京から帰り、午後2時からの松本広域連合正副広域連合長会議に出席し、令和2年松本広域連合2月定例会、令和元年度松本広域連合一般会計補正予算(第4号)・松本地域ふるさと基金事業特別会計補正予算(第1号)、令和2年度松本広域連合当初予算案、会計年度任用職員制度への移行に係る関係条例の改正、消防救急デジタル無線設備整備工事入札談合に係る損害賠償請求訴訟の提起、松本広域連合松本地域ふるさと基金条例の改正等について協議し、常備消防力整備に係る中長期構想の具現化に向けた進捗状況等、令和元年の火災と救急の概要、今後の会議等の日程について報告を受けました。


 午後6時より、やまなみ荘で「おじさま倶楽部」の新年会が開催されました。当倶楽部は、男性中心で暮らしを楽しむセミナーとして13年前に発足し、今年度も「信州ひすいそば」を栽培し、「新そばを味わう会」や、やまなみ荘での手打ちそばの提供、どぶろく「腹の神」の醸造、野沢菜などの野菜栽培等に取り組んでいただくなど、シニア世代のおじさま倶楽部の活動により生坂村の活性化に寄与していただいております。

▽ 瀧澤会長さんからは、昨年は令和に変わり、「令」という字は、令夫人・令室・令嬢などと相手に関係ある人を尊敬して言う漢字であること、台風19号災害は大変な被害で今後どの地域でも起きるかと思うので備えていかなければならないこと、これからも倶楽部で元気に色々な取組をしてまいりましょうなどと挨拶をされました。




▽ 私からは、おじさま倶楽部の皆さんが、ひすいそばの栽培、やまなみ荘での手打ちそばの提供、どぶろく腹の神の醸造、野菜の栽培で村の元気に結び付いていること、道の駅いくさかの郷の月例イベントで手打ちそばを販売していただき集客につながっていることなどに感謝を申し上げました。


▽ 中山振興課長が、おじさま倶楽部の皆さんが道の駅いくさかの郷へ支援していただいていることに感謝を申し上げ、一緒に行った視察が楽しかったことなどと、会の益々のご発展と皆さんのご健勝で今年が良い年になりますことを祈念して、乾杯の発声をして宴が始まりました。


▽ やまなみ荘の美味しいお料理を食べ、どぶろく腹の神を飲みながら、賑やかに歓談をさせていただきました。






▽ 最後は竹内さんが、おじさま倶楽部の皆さんと色々な活動で盛り上げていくことをお願いし、皆さんのご健康とご活躍を祈念して、一本で締めていただき終了しました。


 今年もおじさま倶楽部の皆さんには、健康にご留意なさり、様々な活動を通して、楽しく親睦を深めながら、生きがいづくりと村の活性化につなげていただきますようお願いいたします。

▽ 朝の写真は大日向上空からの風景です。





 その他生坂村では、小学校でふれあい天文学講座、児童館でしょうぎ教室、歩こう部(けん玉)、おじさま倶楽部定例会、体育協会ソフトバレーボールリーグ戦などが行われました。

第12回B&G全国サミット

2020年01月21日 | 生坂村の報告
 21日(火)は朝雪が舞いましたが、段々と天気は回復して、日差しが届いて穏やかな天気になりました。
 午後2時より、笹川記念会館で第12回B&G全国サミットが「地域力の向上に向けて~環境・防災・コミュニティ~」をテーマに開かれ、当村は私と樋口教育長が出席し、全国388箇所の海洋センター所在自治体から首長249名、副首長42名、教育長203名など合計771名が出席し盛大に開催されました。
▽ 当村は、2018年度 優良海洋センター表彰の「特A評価」海洋センター306ヵ所の一つとして表彰されました。


▽ オープニングとして、栃木県立烏山高等学校の吹奏楽部の皆さんによる、ももいろクローバーZの曲の素晴らしい演奏を聴かせていただきました。




▽ 第一部の主催者挨拶として、ブルーシー・アンド・グリーンランド財団会長 前田康吉氏から、「B&G全国サミット」は、1年に1度、市町村長、教育長などに集まっていただき、B&G財団と自治体、また自治体相互での情報を共有し、未来を担う子ども達の健全育成をはじめ、地域の活性化・発展を目指し、連携を強化するための最重要会議であり、今回の会議では、「地域力の向上に向けて~環境・防災・コミュニティ~」をテーマに、日本の豊かな自然環境は、地域の魅力であり、貴重な資源でありますが、今回の台風災害のように、いままでの常識があてはまらないことを認識し、未来志向で自然との共存共栄を目指していかなければならないなどと挨拶をされました。






▽ 特別基調講演として、日本財団 会長 笹川陽平氏から、「世界から見た日本」と題して講演してくださいました。
 笹川会長さんが登壇され、最初に子どもの貧困問題は18歳の皆さんの最大の課題で60%以上感じていること、B&G財団は子どもの貧困対策として第3の居場所づくりなどに取り組んでいること、今はコミュニティが崩壊して、我が子には興味であっても、他人の子どもには興味がないこと、B&G財団は、次代を担う青少年のために一働きしたいことなどを話されました。


 次に、近年の災害は想定外が通用しないこと、B&Gの施設は子供たちから老人まで利用していて、育成士の方々が指導者になりたいこと、時代の変遷とともに、様々な形でB&G施設を活用していること、子どもの貧困や障がい者の対応にも活用していること、日本は新しい元号が始まり、西暦があるのに元号があること、中国の現代語は日本語が使われていて、「中国人民共和国」の国家は、台湾系の中国人により日本でつくられたこと、中国の哲学などはみんな日本語でつくられているのに、日本の元号が2000年も前の中国の史書から選ぶのはおかしいこと、やっと日本の古書から付けられ良かったと考えていること、麻生太郎さんは素晴らしいジェントルマンでして、「日本は一つの民族」と言って批判されたが、報道は一部を切り取っていて、言論を威圧する報道は大変残念であること、日本はほぼ単一民族でなぜ天皇制が長く続いてきたかというと、天皇家は財産を持っていない、権限をお持ちになっているなど、権威と権限が別々が理想であり、世界で日本だけであること、古代中国において起こった孟子らの儒教に基づく、王朝の交代を正当化する理論を易姓革命ということ、日本は色々と凄くて世界中で奇跡の国と言われていること、世界には8大文明があり、日本文明が学問的に一つに組み込まれていること、韓国から日本人が流れてきた主張はまったくないこと、日本は美しい緑に囲まれた山々があり、ほぼ単一民族として、世界の羨望の的であり素晴らしい国であること、日本の文化や伝統に対する尊敬や誇りを持つことなどが大事であることなどを話されました。


 我々は日常生活に溶け込んでいるから日本を評価しないこと、世界で壁に掛けたり、置いたりする美術品を生活に使っているのは日本人だけであること、如何に大切なものかに気が付いていないかということ、現代に住んでいる人は知らないが素晴らしい伝統があり、戦前のものは悪いものではなく、江戸時代は封建時代一言で言われるが、俳句、川柳があり、和歌を投稿している豊かな国であること、偉人をもう一度、子供たちに教えるべきであること、二宮尊徳は役人がどうして自治体に奉仕するのか、国家のためにどうするか考えた人であること、数学の関孝和は微分積分学で有名であり、伊能忠敬は日本の地図をつくり、福沢諭吉は少数意見を採用することが成功の元であると言われていたこと、未来のエジソンプロジェクトで講師をしているが、特別な取組をしていて、変人が世の中を変えていくこと、新潟県の米100俵の話は、教育の資金として学校を造ろうとし、各藩では労働力、教育など歴史に残る立派な方いることは誇りであること、そういう考え等を持った方々を日本財団が援助していくこと、災害時は水を確保して動いてはいけないこと、全国学生ボランティアは被災地に入って活動していること、災害の度ごとに乗り越えてきた日本のように世界でみんなが面倒を見ている国はないこと、日本人は、我慢強くて未来志向である考えのDNAが流れていること、日本人は暗いので明るく考えなければいけないこと、日本の新聞は良いことを書かないこと、できない中でどうやって行くか、悲観論でなく希望を持って、みんなで鋭意努力をすること、日本財団はしっかりお手伝いをしていくことなど、多岐にわたりお話しされ、大変勉強になるとともに元気をいただきました。


▽ 第二部として「B&G全国サミット」の会長でした山中芦屋市長さんが勇退されたため、新たに青山中津川市長さんが会長に選出され、就任の挨拶後に、4人の副会長が紹介され、ました。
次に、昨年11月6日、7日に行われた「第16回 B&G全国教育長会議」でテーマ「これからの時代の生きる力を育む~より効果的な学びを提供するために~」を提案されたことなどを、会長の秋田県由利本荘市 佐々田教育長さんが報告しました。






▽ 第4回 B&G全国指導者会の会長の青森県南部町 工藤町長さんから、「B&G全国指導者会会員は、日本全国での自然体験活動と水辺の安全教育の更なる推進のため、会員全員が一致団結し、未来を担う青少年の健全育成に努める」との宣言のもと、2010年1月16日に設立され、新たな役員の選任等をはじめ今後3年間の活動方針と目標が決定されたなどと第4回総会の報告をされました。




▽ パネルディスカッション「地域力を活かしたまちづくり」として、長野県白馬村 下川村長さんが、外国人観光客の増加に伴い、2016年4月から白馬高校に国際観光科を創設し、同村の自然環境や人材を活かし、村内で活躍できるグローバルな人材を育てるため、英語や観光に特化した取組等について、福井県大野市 石山市長さんからは、少子高齢化と人口減少により、消防団員の確保が難しい中、女性消防団「結の故郷(ゆいのくに)女性分団」を結成し、100名の女性が市内の保育園で防火紙芝居の披露や各種イベントの積極的な参加などの活動について、鹿児島県天城町 森田町長さんは、艇庫を利用し、従来の艇庫体験をはじめ、1年を通して天城町の海や地域を学ぶ「海塾」の開催と、ビーチクリーンや海の絵画教室など、マリンスポーツに留まらないプログラムを展開していることなどについて、それぞれ事例発表をされました。




















▽ B&G財団の取り組みの地域力の活用計画として、青少年の健全育成推進計画、地域力の活用計画、3年間の「活動方針・目的・目標」、子どもの体験格差解消・子育て支援、安全教育と環境教育、自然災害から命を守る防災教育、健康寿命の延伸と生きがいづくり、「被災地支援」寄付金活動報告、「体験格差」寄付金活動報告など、それぞれに参考になる取り組みの説明をしていただきました。








▽ また、自治体派遣研修制度として3自治体から派遣されている職員が紹介され、それぞれに派遣していただいたことなどに御礼の挨拶をされ、第12回B&G全国サミット共同宣言の確認が行われました。




▽ 第三部として、2019 B&G PR大賞表彰と2019 海ゴミ0フェスティバル表彰、2018年度 優良海洋センター表彰が行われ、当村は、2018年度 優良海洋センター表彰の「特A評価」海洋センター306ヵ所の一つとして表彰されました。今後も10年連続を目指し村内外の皆さんに親しまれる運営をし、スポーツを中心に地域コミュニティの中核施設として更なる活用を図らなければと考えております。








▽ レセプションは、B&G財団評議員の谷川真理さんが挨拶をされた後、中村真衣さんの乾杯の発声で始まり、会議出席の皆さんが、地域間交流を通じて海洋センター所在自治体同士の横の連携を深めていました。








 今年の第12回B&G全国サミットは樋口教育長と出席して、笹川会長さんの基調講演、首長からの事例発表、B&G財団からの事業説明など、当村の改修できました海洋センターの利用向上のための運営において参考になるお話を拝聴し、とても勉強になりましたので、更に当村の活性化につなげていきたいと考えます。

▽ 朝の写真は日岐上空からの風景です。







 その他生坂村では、保育園で誕生会、小学校でALT・SC来校、中学校で3年発育測定、児童館でおはなしひろば、昭津・大日向・宇留賀の皆さんの元気塾、山口医師訪問診療、バドミントン教室などが行われました。

下生野区農業懇談会

2020年01月20日 | 生坂村の懇談会
 20日(月)午後7時からは、下生野区農業懇談会を南部交流センターで開催しました。まず私から挨拶をさせていただいた後、説明や懇談をされる農地整備課、農業改良普及センター、JA松本ハイランド、農業委員会長、農業公社理事長・事務局、副村長、振興課長・職員が自己紹介をし、地区担当職員が記録を取るために同席して行われました。


 内容は、今までの人・農地プランと今後の地域農業のあり方、県営中山間総合整備事業、農業委員会制度の委員の推薦等の説明と道の駅いくさかの郷への農産物等の出荷のお願いをし、農協から「夢づくりサポート事業」について説明させていただきました。


 下生野区の今後の地域農業のあり方について「当区は、中山間直接支払事業、多面的機能支払事業を取り入れており、営農組合員数も比較的多く、個人担い手農家も営農しているので、営農組合と担い手が効率良く連携できるように取り組んでいくとともに、水利費の軽減を図るために、揚水機を含む農業用用排水(パイプライン化)を進めていく。」となっております。


 主なご意見、ご要望等は、県営中山間総合整備事業のパイプの敷設は今までの所かということは、今までの所とコンサルが別のルートを示す所があり、打ち合わせ資料ができたら説明させていただきたいとのこと、用水路より上の場所はどうなのかということは、位置は皆さんと決めさせていただき、パイプは圧が上がるので今までより用水は行き渡るかもしれないことと、道に敷設すると将来の維持管理が楽であること、出席する人が高齢化で時間を考えて出席者を増やすことについては、次回の説明会は農業者以外にも声がけを徹底していただきたいこと、パイプラインの延長が長いから数年掛かるかということについては、工事期間は秋から3月末ですので、2ヵ年以上になるということと、来春は新しいポンプで取水ができるように進めていることと、行程を示すとともに、営農計画を示すべきであるなどと、ご意見、ご要望についてお答えさせていただきました。


 揚水機場やパイプライン化などの全体のスケジュールはまだできないかということは、ポンプの位置を下流位置に決めていただき、千曲川河川事務所からも了解をいただいたので、今後粛々と進めていき、全体の計画を示したいとのこと、揚水機も更新したし、用水路は漏れている状況で、計画も遅れているのに、部分的なところの説明だけであり、全体計画とスケジュールができて、やっと区民に説明できるので、4月第1週の区の総会までに間に合うかということについては、具体的に説明できるように努めていきたいこと、この事業は既存の水田へ用水を供給することではないかということは、揚水機場の2つを1つにして、パイプライン化の事業であること、畑への供給は一部可能ではあるが、水利組合の同意が必要で、パイプライン化で用水が下がっても上がるので有効に使えること、概況は区民の皆さんは知っていることと、上部の農地の皆さんとは解決しているので、村道等が通行止めになるなど、工事内容を具体的に説明できるようにしていただきたいなどのご意見、ご要望に対してお答えさせていただきました。


 道の駅いくさかの郷の直売所に野菜等を出荷して欲しいことと、芋煮会のようなイベントを下生野区やはくしの会などで開催して欲しいこと、用水は地目が水田の所は全部掛けられるので、施設栽培など新たな展開もできるから、20町歩の田をしっかり耕作していただきたいこと、有害野生獣防止柵の補修は区で直したが、また台風19号の倒木で壊れていることについては、基本は区で維持管理していただきたいが、行政も状況によって対応していきたいことなど、多くのご意見、ご提案などをいただき、それぞれお答えさせていただきました。
 当区は農業には条件の良い地区ですが、これからも地元の皆さんで協力しながら、下生野区の農業振興・農地保全の対策を講じて、いくさかの郷にも多くの農産物等を出荷していただきますようお願いいたします。お仕事等でお疲れのところご出席をいただきありがとうございました。

やまなみ荘定例会

2020年01月20日 | 生坂村の報告
 20日(月)は日差しが届いて穏やかな空で、大寒でしたが日なたでは温もりを感じられた陽気でした。
▽ やまなみ荘では1/16(木)から2月末まで受験生応援メニューとしまして「3カツフェア―」を開催しております。白身魚、うなぎ、メンチカツの3種類のカツ定食です。縁起を担いで、出世魚のブリの白身、点数がグングンうなぎ上り、お値段は末広がりの八を並べて888円(税込)です。


 午前10時からのやまなみ荘定例会は、12月の利用状況が、前年度対比で宿泊者数84名増、日帰り宴会者数20名増でして、前年度比で宿泊者数の増減は、グループ等5件55名で4件39名増、人間ドック15名で9名増などであり、日帰り宴会者数は、庚申15件126名で4名増、忘年会38件519名で12件45名増などでした。食堂の売上は海鮮丼フェア等で売上増になり、宿泊・日帰り宴会の売上も好調でしたが、累計の赤字幅は増加してしまいました。
 海鮮丼フェアは12月2日から27日まで232食(昨年55食)の提供でき、初日の出スポット案内は、天気に恵まれ素晴らしい眺望とご来光に満足されたとのことでした。
 2日の新春イベントは、参加者約60名、福引参加者(大人)40名(昨年より15名増)餅つきと鏡開き、福引きで楽しんでいただきました。

▽ やまなみ荘では1月16日(木)から『冬のあったかフェア』を開催しています!和・洋2種類のあたたまるメニューを提供させていただきます。・炙り鯛カマのふろふき大根 (ライス・サラダ・香の物付)・チキンカレードリア (サラダ・揚げ物・かぼちゃスープ付) どちらも1,000円(税込)です。2月末までの限定メニューとなりますので、この機会に是非お召し上がりください!!


 1月の全戸配布の内容は、冬のあったかフェア、受験生応援メニュー、役員慰労宴会プラン「サンキューパック」、やまなみ荘お楽しみ会など多くのをお知らせすることにしました。
 2月の全戸配布予定は、海鮮丼フェア、春の8073パック、サンキュープラン、新・平日ゆったりプランなどを予定しているとのことです。

▽ やまなみ荘正面玄関、駐車場入口、村民グラウンド土手、食堂前芝生と、広範囲にわたり装飾されたイルミネーションが点灯しています。2月末までの間、日没から午後9時まで点灯しています。綺麗なイルミネーションを見ながらご家族でお夕飯…または熱燗をギューッと一杯…いかがですか!






 2月も美味しいお料理とおもてなしの心、役員慰労宴会プラン「サンキューパック」、冬のあったかフェア、受験生応援メニューなど色々な企画を行い、皆さんのお越しを心よりお待ちしております。

▽ 朝の写真はパラグライダー初級コース上空からの風景です。







 その他生坂村では、保育園でフッ素塗布、下生野区農業懇談会、少年少女サッカー教室などが行われました。

宇留賀上空からの風景&公明党新春賀詞交歓会

2020年01月19日 | 生坂村の風景
 19日(日)は日差しが届き、午後は雲が広がりましたが、お出かけに問題ない天気でした。
 毎朝恒例の撮影は、山清路の郷資料館の近くからドローンを飛ばして撮影した風景をアップしました。






 午前11時からは松本市で開催されました「公明党新春賀詞交歓会」に平田議長さん、高野公民館長さん、瀧澤支部長さん、私の4名で出席させていただきました。
 太田長野県副知事さん、友党関係の自民党の国会議員、県議会議員、市町村長、市町村議会議員などの多くの関係各位が出席されていました。
 公明党長野県本部代表 太田昌孝衆議院議員さんの開会の挨拶に始まり、太田寛長野県副知事さん、自由民主党長野県支部連合会会長 後藤茂之衆議院議員さんの来賓祝辞があり、上記の来賓各位のご紹介いただきました。








 そして、公明党代表 山口那津男参議院議員さんからビデオメッセージの新年ご挨拶、平木大作参議院議員さんのご挨拶、公明党の漆原良夫顧問さんのご挨拶があり、それぞれのお立場から素晴らしいお話を拝聴させていただきました。






▽ 安曇野市 宮澤宗弘市長さんのご発声で祝宴に入り、同級生の太田副知事さん、国会議員さん、県議会議員さん、市町村長さんや多くの知り合いの方々と歓談をさせていただきました。




▽ アルピコホールディングスの堀籠義雄会長さんの締めのご挨拶をいただいた後「シャシャシャン/シャシャシャン/シャシャシャン シャン」の一本締めで閉めていただきました。


▽ 公明党長野県本部幹事長 中川宏昌長野県議会議員さんのご発声で、来賓各位をはじめご出席いただいた皆さんへの御返礼の万歳でお開きとなりました。


▽ 閉会後、務台衆議院議員さんが、長野市議会議長の就任祝賀会後に駆け付けられ、選挙の年になりそうですので、自公連立でしっかり頑張っていきましょうなどと挨拶をされました。


 今日は政治関係の知り合いの方やFacebookの知り合いの方など、多くの皆さんとご挨拶ができ、和やかな新年祝賀会でしたし、太田衆議院議員さんや平木参議院議員さんともお話ができ、色々な要望に行きやすくなったと感じました。

▽ 朝の宇留賀上空からの風景写真の続きです。



 その他生坂村では、中学校でアンサンブルコンテスト中信大会、公民館でスキー・スノーボード・ソリ教室などが行われました。

いくさかの郷の月例イベント&UAゼンセン2020年新春旗開き

2020年01月18日 | 生坂村の報告
 18日(土)は雲が多めの天気でしたが、時々日差しが届き穏やかな一日でした。
 午前10時からの地元団体による特産市では、毎回出店いただいています、おじさま倶楽部の手打ちそば、ハチクの会&女・人輝きクラブの竹っこおやき、こなもん工房の石窯焼きピザを販売していただきました。




 農産物直売所でも、定例イベントとして、生坂産ころ柿、かあさん家の手打ちうどん、おまんじゅう、灰焼きおやき、地元産の野菜、果物の特売、喬木村のイチゴ、タイ産のポメロ、きのこ類など各種商品の販売が行われ、多くのお客様にお越しいただきました。




 参加された各団体の皆さんには、毎回お忙しいところご協力いただき、道の駅いくさかの郷を盛り上げていただき感謝申し上げますとともに、引き続きのご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。


 午後4時30分から今年もUAゼンセン長野県支部さんの新春旗開きに、私と牛越副村長がご招待を受け出席させていただきました。
 生坂村は、平成25年10月31日にUAゼンセン長野県支部さんと「生坂村の村づくりに関する協定書」を結ばせていただき、毎年「村づくり運動」として、道の駅いくさかの郷のイベント、村営やまなみ荘の利用、生坂村のPR活動など、生坂村の活性化に寄与していただいております。
▽ 主催者代表挨拶として、UAゼンセン長野県支部 支部長 斉藤直子氏の挨拶から始まり、UAゼンセン本部副会長 狗飼孝志氏のUAゼンセン本部代表の挨拶が行われました。




▽ 来賓挨拶として、連合長野会長 根橋美津人氏、こくみん共済COOP長野推進本部長 村山智彦氏、UAゼンセン長野県支部 参与 準組織内議員 宮澤敏文県議会議員さんから、来賓祝辞をいただきました。


▽ UAゼンセン長野県支部の役員の皆さんによる旗開きが行われ、長野県労働者福祉協議会理事長 中山千弘氏の乾杯の発声で祝宴に入りました。




▽ 皆さんが盛り上がります「おたのしみ抽選会」では、最初に我々が提供させていただいた、どぶろく腹の神、ハンガリーワイン、干し柿、梅漬、黒ニンニクの抽選が行われ、私が、UAゼンセン長野県支部さんに村づくりなどに関して大変お世話になっていることと、道の駅いくさかの郷がグランドオープンできましたことなどに御礼のことばを申し上げ、牛越副村長がくじを引いて皆さんにお渡ししました。




 その後も、各会や支部長さん達から提供された景品が当たるたびに、歓声や祝福の拍手があり、最後は対象者でジャンケンをして景品をゲットしたりして、和やかに楽しまれていました。






 最後は、運営評議会議長 桜山照彦氏が閉会の挨拶後に、皆さんでガンバロー三唱をしてお開きとなりました。


 本年もUAゼンセン長野県支部さんにはお世話になるばかりですが、引き続きのご支援、ご指導により、生坂村の活性化、道の駅いくさかの郷及びやまなみ荘の健全運営に努めてまいりたいと考えておりますのでよろしくお願い申し上げます。

▽ 朝の写真は高津屋森林公園からの風景です。







 その他日生坂村では、地域未来塾、少年少女バドミントン教室、小学生バレーボール教室、少年少女サッカー教室U―15などが行われました。

令和2年第1回生坂村議会臨時会の開会の挨拶&閉会の挨拶

2020年01月17日 | 議会の挨拶
 17日(金)は段々と雲が広がりましたが、雨や雪は降らずに寒い一日でした。
 私は朝東京から帰り、午後3時からの議会全員協議会後に、3時30分から今年第1回臨時議会を招集させていただきました。今臨時議会は、昨年の台風第19号災害の復旧工事の補正予算です。その臨時議会の開会と閉会の挨拶をブログにアップしました。


     令和2年第1回生坂村議会臨時会の開会の挨拶

 それでは、令和2年第1回生坂村議会臨時会の開会に当たり、ご挨拶を申し上げます。
 来週20日は二十四節気の大寒ですが、今冬は降雪が少なく、寒の入りが近いですが例年より暖かな今日この頃でございます。
 議員各位に於かれましては、公私ともにご繁忙の折、全員のご参集をいただき誠にありがとうございます。平素は、村政運営に対しましてご指導・ご鞭撻をいただいていますことに感謝申し上げる次第でございます。


 さて、12月定例議会の閉会までにご報告できませんでした特別交付税の12月交付分の決定額でございますが、交付額は、32,703千円であり、前年対比125.7%の18,213千円の増額となっております。今回の特別交付税の増額要因は、現年災の項目で13,364千円、有害鳥獣対策の項目で3,622千円、老人ホーム被措置者の項目で1,843千円の増額が主な要因であります。
 そして、今臨時会まで特別交付税で29,482千円を見込んでいますので、今回の特別交付税を加えますと、3,221千円の留保額となり、現時点で昨年度に比べて留保額がある状況でございます。
 また、当初の財政調整基金と地域振興基金の繰入額が、99,000千円であり、前年度決算で80,000千円以上は積立できましたので、3月の特別交付税を見込みますと、留保分は全額基金に戻すことができますので、今年度も基金を崩さず、基金に積み立てられると考えているところですが、現年発生道路災害復旧費などに村債を充当していますので、全体の起債額も増えてしまうと考えているところでございます。


 今臨時会は、昨年10月12日から13日にかけての、台風第19号災害に対しての復旧工事関係だけの補正予算を上程させていただくものでございます。
 当村はお陰様で被害は少なくて済みましたが、村道決壊の込地地区が復旧工事費は高額になり、池沢地区は少額で済み、下生野の農業用施設1箇所は若干高額になり、下生坂の農道1箇所、林道池沢線のガードレール修繕の全部で5箇所の復旧工事を計上させていただきました。
 当村は込地地区の復旧工事は大掛かりであり、松本建設事務所の麻績川護岸の復旧工事から行いますので、地元の皆さんのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
 今後も、村民の皆さんとの対話を重視し、村民主役の村政運営に努めてまいりますので、引き続き議員各位にもご支援・ご協力をお願いする次第でございます。
 それでは、今議会臨時会に上程をさせていただきました議案は、補正予算1件であります。


 議案第1号   令和元年度生坂村一般会計補正予算(第4号)
 この補正予算は令和元年10月12日から13日にかけて台風19号被害の災害復旧に関する予算で、既定の額に歳入歳出171,813千円を追加して、総額を2,146,940千円とする補正予算であります。
 主な内容は、歳入で地方交付税11,309千円、国庫支出金105,791千円、県支出金10,813千円、村債で43,900千円の増額となっております。
 歳出では災害復旧費の農林水産業施設災害復旧費で14,201千円、公共土木施設災害復旧費で157,612千円の増額補正となっております。

 以上の議案でございます。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げ、挨拶並びに議案の説明といたします。

     令和2年第1回生坂村議会臨時会の閉会の挨拶

 それでは、令和2年第1回生坂村議会臨時会の閉会にあたり、御礼のご挨拶を申し上げます。
 本日上程しました議案を慎重にご審議くださり、原案のとおりご採択いただき、誠にありがとうございました。


 1月14日の小立野区から今回で8回目になります「生坂農業懇談会」を開催しております。内容は、今までの人・農地プランと今後の地域農業のあり方、県営中山間総合整備事業、農業委員会制度の委員の推薦等の説明と道の駅いくさかの郷への農産物等の出荷のお願いをし、農協から「夢づくりサポート事業」について説明させていただき、村民の皆さんからご意見・ご要望等をお聞きして、説明内容の周知徹底と各区の農業振興と農地保全等につなげていきたいと考えているところでございます。
 そして、10区の農業懇談会の結果を生坂農業未来創りプロジェクト会議で検証しまして、さらに来年度に向けて各区や団体、グループ等で取り組んでいただきたい内容を提案するように進めてまいりたいと考えているところでございます。


 今後も、議員各位と各課題に対しまして検討協議をお願いしながら、生坂村、村民の皆さんのために村政運営を行ってまいりますので、議員各位には、まだ厳しい寒さが続きますので健康にご留意なさり、ご指導、ご鞭撻を賜ります様お願い申し上げ、閉会に当たりましての御礼のご挨拶とさせていただきます。
 本日はありがとうございました。


▽ 朝の写真は下生野上空からの風景です。





 その他生坂村では、議会全員協議会、保育園で体験保育、小学校4年生がはるかぜ訪問、児童館でマラソンクラブ、草尾・古坂の皆さんの元気塾などが行われました。
 

長野県町村長会議

2020年01月16日 | 私の活動報告
 16日(木)は日差しが届いても、段々と雲が広がりましたが、東京はやはり暖かな一日でした。
▽ 長野県町村会長の羽田長和町長さんが、本年12月に長野県町村会が創立100周年を迎える記念の年であり、今後様々な形で100周年を盛り上げてまいりたいと存じますので、よろしくお願い申し上げました。


 さて、昨年末に閣議決定された国の令和2年度一般財源予算案は、昨年に引き続き100兆円の大台を超える過去最大のものとなっており、地方財政計画に対しましては、地方税が増収と見込まれるなか、地方交付税については、前年を上回る16.6兆円を確保するとともに地方の一般財源の総額についても、防災・減災対策や会計年度任用職員制度の導入等に関わる歳出増を踏まえ、前年度を上回る63.4兆円を確保したことは、地方の提言に沿ったものであり、評価できるものであると思っております。


 しかし、我々町村における地方財政は依然厳しい状況にあり、引き続き町村会としても町村の財政基盤の強化等についてしっかりと求めてまいりたいと考えており、地方創生においては、第2期の「まち・ひと・しごと創生総合戦略」が来年度から始まる訳であり、地方創生の取組はまだまだ道半ばであり、今後も国や県と十分連携しながら自ら知恵を絞り、自らの地域は自らで創り上げるという決意の基、取り組んでいかなければならないと存じており、今後も町村会としては、国・県・町村とが相互に信頼関係を深め、連携を図りながら町村を巡る諸課題に取り組んでまいりますとともに、国・県に対して、町村の実情をしっかりと訴えてまいりますので、町村長各位の一層のお力添えをお願いされるなどとご挨拶されました。


▽ 会議は、長野県町村会長の羽田長和町長さんの挨拶で始まり、妙徳寺 華厳寺(鈴虫寺) 住職 桂 紹寿氏から「現在の寺院経営」と題して講演をしていただきました。


 桂住職さんは、松川村が「鈴虫の里」として取り組まれ、全国鈴虫サミットの時に講演されたのがお付き合いの始まりで、華厳寺は京都の嵐山の近くにあり、一年中鈴虫が鳴いているから「鈴虫寺」と呼ばれていて、8代目の住職が70年前頃に戦争で疲れて切っていた人々を元気づけようとして、鈴虫を飼い始めて、28年掛かって一年中鈴虫が鳴いているお寺になったとのことでした。
 桂住職さんは、いつも若い女性の前で話をしているので、今日は真逆の方々であり、どんな話をしたら良いか聞いたところ、「何でも良い」と言われ、「何でも良い」ということは一番厄介であり、そこで長野県庁に勤めている先輩に聞いて、長野県が58町村あり、1,000人を切っている村や、財政運営、地方創生などの話を聞かれ、寺院の懐事情について話すことにしたとのことでした。


 全国でお寺は77,206箇所あり、神社は81,067社であり、一番多い県は、愛知県が4,500軒で、尾張徳川が神社を保護する政策をとったからであり、京都は5位で3,100軒ほどであり、奈良と京都に都が長くあったので、近畿圏に多いということで、長野県は21位で1,569軒、神社は11位で2,461軒であり、都から離れていたから神社の方が多く、1,741行政区があるなかで、一つの行政区に仏教のお寺だけで45軒もあり、皆さんで支えていることは世界的にすごいことであり、維持管理にはお金が必要であるとのことでした。
 そして、経済的に維持管理されているお寺は4つの形があり、一番多いのが「檀家寺」として、檀家からお布施などをいただいているお寺であり、「檀家寺」でも檀家が少ない場合は、住職が兼業しているお寺があり、次に「観光寺院」として、大きな伽藍、素晴らしい重要文化財や国宝があり、拝観料が収入のメインになっているお寺があり、最後は、大本山という各宗派の本山であり、全国の末寺からの上納金をいただいているお寺で、有名な所は東本願寺や西本願寺ということでした。
 檀家寺は、江戸時代になってから檀家制度で収入が安定して、修行に専念しやすくなり、地域とのつながりが深くなって、悩み事の相談を受けたり、寺子屋として教育機関でもあったが、明治時代にお坊さんの結婚が認められて、家族を持つと寺の収入が欲しくなり、「坊主丸儲け」などと言われるようになったとのことでした。
 そこで、檀家が200軒以上あると維持管理できるが、150軒以下だと兼業しなければならず、都市部のお寺で土地を持っていると、駐車場や借地で収入を得ているお寺もあり、かなり恵まれている場合もあり、現在、都会のお寺は檀家が増えているか、現状維持であり、地方のお寺は減っていて、高齢化や墓終いが多くなっていることと、永代供養として、一括払いでいただくと、次代を担っていく若い住職が困ってしまい、お寺に若者に来てもらいたいために、音楽のイベント、カフェ、婚活イベントなどをしているが、一過性で長続きしていないし、一番の原因は若者の宗教離れで、経済が良くなると、精神的な拠り所はいらなくなっているようであるが、その頃から自殺者が多くなり、校内暴力からいじめが問題になっていて、オーム真理教のような新新新興宗教が流行りだしてきたから、お坊さんが頑張らなければいけないが、バブル期にお寺離れが始まり、今では手が付けられない状況で、家族葬や法律で24時間は火葬できないので直葬で仮置きしているなど、住職のいないお寺、26%の2万軒位はいずれ消滅してしまうとのことでした。


 華厳寺は、300年ほどになり、阪神淡路大震災で痛んでいる本堂を立て替えるしかないが、急傾斜地であるため、今年7月から10年位で約30億円も掛かるので、多額の御寄進をお願いされました。
 鈴虫寺は、江戸時代の中頃に学問をするためのお寺として、檀家がいない貧乏寺であって、本堂が7代目でやっと造ったが、潰れてしまいそうになり、8代目が日本中の皆さんが檀家と思い、法話することを始め、悩み事、相談に乗って、昭和30年後半から、隣の世界遺産の苔寺のついでに寄った人々が、鈴虫寺は、悩み事を聞いてくれる、願い事が叶うなど、口コミで広がり、多い時で50万人以上、今は35万~40万人が来ていること、すごい建物がないし、かなり不便なところにあるのに、従業員30人位が、お参りに来て良かったなあと感じてもらうように、7人の和尚さんが法話をしていて、アットホームな雰囲気が評判良く、8代目・9代目が望んでいたように、リピーター率は高くなって、正月は9割9分、普段は5~6割がリピーターで、檀家さんのようになってきたとのことでありました。


 そして、当たり前のことを如何に丁寧にやっていくか、相手が人間だから丁寧に接していく、過疎化で悩んでいるところも同じ、みんなで必要な施設出なければならない 定年後の田舎暮らしで失敗しているところが多いのは、不便や医療機関が少ないという理由でなく、地域の皆さんとの付き合い、自治会に入らないとゴミが捨てられないなど、悪い噂はすぐ広がると地域性が弱まっていく、岡山県某自治体で子育て支援に力を入れたら、若い人が増え、 出生率も最大2.81で平均1.91であり、皆さんが危機感を共有して、受け入れていくことが地域創生につなげていくには、柔らかい心が大事であること、65歳を超えると非常に頑固になり、80歳からは柔らかになるが、願いを叶えるための方法は、精一杯の努力と機が熟すまで待つと、結果が後からついてくること、今目の前のことを丁寧にやっていくことが大事で、思い通りになる人生はないから、みんな四苦八苦しているし、自分の思い通りにならないから、一生苦しんでいく、朽ち果てていくから、なんとか次の世代のために、私利私欲でなく、色んなアイデアや色んな仲間を受けいれられる柔らかい心を持って取り組むと 結果がついてくるなどと、ユーモアを交えながら多岐にわたり、我々にエールを贈ってくださった講演をしていただきました。

 総務省自治財政局長 内藤 尚志 氏より「地方財政の現状と課題」と題して説明をしていただきました。


 国の長期債務残高は、令和元年度末で国が925兆円、地方が192兆円合わせて1,117兆円と1,000兆円を超していて、財政健全化を念頭に置かなければいけないこと、プライマーバランスは今のままでいくと2025年はマイナス0.4%になり、一段の財政健全化を求められること、そういう情勢のなか地方財源が好転していて、地方税等が過去最高の43.5兆円で、財源不足額が4.5兆円であること、地方財政計画の歳出の推移は、社会保障関係費等の一般行政経費が増える分を、投資的経費と給与関係経費を減額させて補ってきたが限界に達していること、防災・減災、国土強靱化の対策を国と地方で取り組んでいくべきであること、来年度の地方財政は、地方が自由になる一般財源の確保額は、63.4兆円で0.7兆円増え、交付団体ベースでは61.8兆円で1.1兆円増えていて、一般財源の質も良くなっていること、地方法人課税の偏在是正措置により、地域社会再生事業費を0.4兆円計上したこと、防災・減災対策の推進として緊急浚渫推進事業費0.1兆円計上したこと、森林環境譲与税400億円を確保して、前年度より倍増したこと、大規模災害時の中長期派遣要員の確保をするために地方財政措置をすること、地方一般財源総額の推移で地方交付税が16.6兆円とかなり高く、臨時財政対策債は縮減していきたいことなどを説明されました。


 地域社会再生事業費は、地域社会の維持・再生に取り組むためであること、人口構造の変化に応じた指標と人口集積の度合に応じた指標で算定すること、緊急浚渫推進事業費は、河川、ダム、砂防、治山に係る浚渫であり、交付税措置率は70%であること、森林環境譲与税の増額は、森林整備が急務であり、地方公共団体金融機構の金利変動準備金の2,300億円を活用し、かなり前倒しをしたが、自治体の内半分以上が基金に積まれているので、なるべく早く事業を実施していただきたいこと、小規模市町村を中心に技術職員の不足が深刻化しているので、都道府県に技術職員を増員して、市町村支援業務のため技術職員を配置すること、緊急防災・減災事業債で新たに浸水対策(電源設置等の嵩上げ等)、洪水浸水想定区域内等からの消防署の移転などが対象事業になったこと、緊急自然災害防止対策事業債について、道路防災(法面・盛土対策・冠水対策等)、急傾斜地崩壊(市町村分)などが拡充されたこと、幼児教育の無償化やICTインフラ整備の推進として一人一台パソコンの取組、過疎対策事業債における「光ファイバ等整備特別分」の創設、会計年度任用職員制度については、実態調査をして国庫補助の対象以外の1,700億円位をマクロで財源確保したこと、交付算定上どうするか検討中で、普通交付税と特別交付税を組み合わせて交付すること、地域医療構想の現状については、医師の確保、適切な機能分担、ネットワーク化、再編統合をすること、公共施設等総合管理計画は策定していただき、個別施設計画は難しいが、将来的に必要になるので策定いただきたいこと、水道・下水道など公営企業を取り巻く経営環境は厳しくなるので、広域化や管理を共同にするなど取り組んでいただきたいこと、マイナンバーカードの普及のお願いをするなど多岐にわたり詳しくご説明をしていただきました。


 今年の長野県町村長会議は、2名の方のご講演は、地方の行財政運営等の取組の心構えや、令和2年度の地方財政や国の施策など、とても勉強になり感謝申し上げます。そして、関係の皆さんお疲れ様でした。

▽ 朝の写真は小舟集落からの風景です。







 その他生坂村では、保育園で保育参観、小中学校でアウトメディアチャレンジデー、少年少女サッカー教室U―15などが行われました。