信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

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砂防関係要望個所現地調査

2023年10月26日 | 生坂村の報告

 10月26日(木)午後3時からの砂防関係要望個所現地調査は、犀川砂防事務所の河原所長はじめ4名の職員の皆さんにお越しいただき、当村の今年度の砂防事業の要望個所の現地調査をしていただきました。

 最初に小立野区民と太田議長からの要望で、小立野くるみ平地区を現地調査していただきました。

 当箇所は地すべり防止区域であり、保全対象として、人家及び県道があり、村道も存在しています。道路擁壁及び道路に変位が確認されており、斜面崩落の不安があるため、早急に対策を講じ民生の安定を図るものであります。

 当箇所は調査会社により現地調査をしていただきましたが、目立った動きがなく経過観察をしていきたいとのことでした。

 次に下生野区からの要望で、大林沢1を現地調査していただきました。

 大林沢は、土石災害警戒区域であり、今後100年に1度の大雨等により隣接している人家及び農地や道路等へ影響を及ぼす可能性があるため、堰堤の整備を要望しました。

 堰堤の整備により、人家及び農地・道路等の保全にもつながります。この要望は保全対象が多いため優先順位を決めて対応していきたいとのことでした。

 次に地元区長より要望で隣の大林沢2を調査してもらいました。

 この箇所は堰堤下流側の沢が荒れていることから水道が変化し、畑から湧水が流れ出ているため畑の陥没箇所が見受けられます。

 よって、大林沢周辺の湧水対策を要望しまして、当堤防の上まで登り状況を把握して対応したいとのことでした。

 次に小舟常会からの要望の塩田沢に行きました。

 当箇所は土石災害警戒区域であり、今後100年に1度の大雨等により隣接している人家及び農地や道路等へ影響を及ぼす可能性があるため、堰堤及び流路工の整備を要望しました。

 この整備をすることにより、人家及び農地・道路等の保全につながりますが、保全対象の人家が少ないが、国道19号が保全対象であるので、当村の優先順位を加味して対応したいとのことでした。

 上生坂和手常会の役場上部の急傾斜地に行きました。

 当該箇所は、地元区長より要望で、当該箇所は、土砂災害特別警戒区域であり、保全対象として、人家及び避難所や村道が存在します。

 斜面崩落の不安があるため早急に対策を要望し、避難施設があるため中村団地の急傾斜対策工事終了後に検討するとのことでした。

 

 当箇所から、犀川対岸の大倉・宮の平・菖蒲の要望をしました。

 当箇所はそれぞれ地すべり防止区域であり、近年山腹の崩落が発生し、現在調査及び対策工事を行っていただいています。

 今後大規模な崩落を防止するためにも山腹工及び護岸の改修等により、早急に対策を講じていただき、今年5月の豪雨の際に発生した大倉の村道路肩沈下部分の復旧も要望しまして、引き続き工事を進めていただけるとのことでした。

 次に昭津区長より要望された当区を流れる砂防指定の梶本沢に行きました。

 当箇所は近年の集中豪雨等により河床の陥没や護岸の洗堀が進んでいるため護床及び護岸の修繕を要望しました。

 河川の洗掘を抑えるための帯工と、護岸の修繕は根接ぎ工を検討し施工したいとのことでした。

 古坂区の地区要望による公民館の上の集水枡の所に行きました。

 この箇所は豪雨の際に雨水が集中し、排水が飲み込みしきれず溢れ出てしまうため、集水桝の嵩上げを要望し、今年度に対応したいとのことでした。

 現在、桧沢の堰堤工事、中村団地の急傾斜対策工事、袖山地区の地すべり対策工事、大倉地区の地すべり対策など、多くの砂防工事をしていただいているところであり、村民の皆さんの安全安心の生活を守るために、砂防事業は大変重要でありますので、引き続きのご指導、ご支援の程よろしくお願いいたします。



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