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信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

生坂村消防団 令和7年度 辞令交付式&小舟集落上空からの風景

2025年04月06日 | 生坂村の行事
 4月6日(日)は厚い雲に覆われ時々雨がパラつき、昼間もヒンヤリ感が優勢の陽気でした。
 午後2時より、明科消防署藤原署長のご臨席を賜り、厳粛に生坂村消防団 令和7年度辞令交付式が挙行されました。

 今年度も本部と各分団は班長以上、新入団員、ラッパ吹奏もお願いして開催しました。
▽ 藤澤副団長の開会のことばで始まりました。

▽ 中山団長から各分団の正副分団長、部長各位が辞令交付を受けているところです。



▽ 中山団長から各分団の班長各位が辞令交付を受けているところです。



▽ 新入団員が敬礼をしてから、中山団長から一人ずつ辞令交付を受けているところです。


▽ 新入団員を代表して、斉藤団員が「宣誓」をしているところです。

▽ 中山団長からは、令和7年度生坂村消防団の辞令交付が無事終了し、新年度の活動が開始されることに心より御礼を申し上げます。
 はじめに新入団員の皆さまの入団を心より歓迎いたします。
 また、団員各位には日頃より、お仕事・ご家庭を持ちながら昼夜を問わず消防団活動に御尽力をいただき、その地域を愛し、大切に想う精神に心から敬意を表し感謝申し上げます。
 わたくしたち消防団員は、非常勤の特別職、地方公務員として地域住民の生命・身体・財産の安全を守るとともに、水害・火災、又は地震等の災害を防除し、これらの災害による被害を軽減するという崇高な使命を任務としています。

 さて、昨年の消防団活動を振り返りますと、幸いなことに数年ぶりに火災の無い一年となりましたが、七月には前線の停滞により大雨となり、小立野地区にて内水氾濫が発生し、出動いたしました。
 また、本村は、糸魚川静岡構造線が付近を通っており、日本全国で震度四を超える地震が多く発生していることを考えると、地震をはじめさまざまな災害にも備える必要があります。
 このように、我々消防団の果たす役割は地域防災力の中核としてその活動の重要度は計り知れないものとなっております。
 しかしながら、社会環境や価値観の変化とともに、消防団を取り巻く環境は一層厳しくなっており、若年層の団員の減少、在籍団員の高齢化等様々な課題が山積しております。
 
 こうした中、村理事者並びに村議会の皆様方には、消防団活動に格別のご理解をいただき、消防詰所の修繕や水利台帳システム、消防機器等の整備が着実に進められ、団員の安全確保と住民が安心して生活できる環境の構築が図られていること、村内各事業所で使用できる消防団員応援商品券の交付、団員報酬の個人支給の実施など、あるゆる処遇改善に努めていただいていることに、深甚なる敬意と感謝を申し上げます。

 終わりに、幾多の先人が築いてこられた生坂村の歴史の元に、地域住民の皆さんの安心・安全の負託に応えるべく、地域防災力の強化・向上と、団員同士の信頼・団結力を築いていき、何より 家庭を支え 社会で活躍し、生坂村を担う 皆さんこそが何者にも代え難い存在であることを意識され、有事出動の際には安全を最優先として、心身ともに健康で、誇りを持って活躍される事をお願いし、挨拶としました。


▽ 私からは、団員各位に於かれましては、日頃は仕事や家庭の事などで大変お忙しい中、生坂村の生命・財産の安全保護に献身的な活動をされ、そのご労苦に敬意を表し、感謝を申し上げる次第でございます。
 そして、今年度各分団では正副分団長、幹部、新入団員などそれぞれに新体制の元、益々のご活動をお願いしますとともに、新年度のスタートに当たり、引き続き生坂村の安全・安心な生活を守っていただくために、生坂村消防団の更なる団結により、防災・減災対策の強化、消防行政に対するご理解とご支援をお願いする次第でございます。

 さて、前年度当村では、お陰様で火災の発生はありませんでしたが、五月と八月には局所的な豪雨により土砂崩落などの災害が発生し、毎年度、自然災害のリスクが高まっている状況であると感じております。
 それは、世界でも頻発している集中豪雨や猛暑など、地球温暖化に起因する気候危機であり、全世界共通の喫緊かつ最優先の課題となっております。
 今、世界が脱炭素の実現へ力を合わせて取り組んでいる中、当村も今年度は、(株)いくさかてらすでの電力小売事業が認可されたことから、民家や民間事業所への設備導入は、一層の推進が図られることが見込まれますので、村内での再生可能エネルギーによる自給率の向上、安定した電気の供給が高まるとともに、民生部門における脱炭素化は、更に加速するものと考えております。

 また、前年度からの防災行政無線施設のデジタル化に向けて、今年度は、役場庁舎内の親局や各地区の屋外子局、各家庭の個別受信機等の切り替えを行い、災害時における情報伝達手段の向上を図るなど、防災力の更なる強化と、村民の生命と財産を守るための基盤づくりを進めておりますので、団員各位の出動率の向上と新入団員の確保をお願いする次第でございます。
 どうか皆さん「自らの地域は自らで守る」という郷土愛護の精神に基づき、防火啓発活動、各種技術訓練や救命講習会など多くの消防活動にご尽力いただきますようお願いする次第でございます。

 また、火災・災害をはじめ様々な有事の際に出動をしていただくことになりますが、人命が第一でありますので、細心の注意を払って、的確・迅速に活動をしていただきますよう重ねてお願いいたします。
 最後に、生坂村消防団員各位に於かれましては、健康に留意され、生坂村の地域防災力の中核として、村民の皆さんから信頼される団員となり、引き続き安全で安心して住み続けられる生坂村を守るためにご尽力いただきますことをお願いし、訓示といたしました。


▽ 明科消防署藤原署長からは、 本日は、伝統ある生坂村の辞令交付式が挙行されました事に、心よりお慶び申し上げます。
 新たに新入団員を迎え、この生坂村消防団の活躍に益々期待するところでございます。
 近年、発生が危惧されている南海トラフ等の大規模地震では、AIの解析が進み、従来予想されていたものより被害が大きく、発生場所によっては長野県にも被害が及ぶと考えられています。

 自然災害では、異常気象という言葉を毎年のように耳にします。世界規模で気候変動が認められ、日本でも降雨量や降雪量の偏り、乾燥機関の延長など、様々な現象が見られ、山林火災や自然災害は、従来の想定を超えるものとなっています。今年は、3月に入り、全国的に大規模な山林火災が頻発しています。
 3月から5月にかけては空気が乾燥し、強風が吹く気象条件により畔焼き等が原因となる火災が多数発生しています。山では枯葉や枯れ草が堆積し、山菜採りなどの入山者による、山火事発生の危険性が高い時季となります。
 林野庁では全国山火事予防運動を実施しており、私たちも危機意識をもたなければならないと認識しているところです。

 このような自然災害から住民の安心安全の暮らしを守るため、地元の消防団の期待は大変、大きなものとなっております。
 新型コロナウイルス感染症が明け、人と人が接触できる、大勢が参加する訓練が再開されています。引き続き災害に備える取り組みを継続して頂けたらと思います。
 終わりに、伝統ある生坂村消防団のご健勝と益々のご活躍をご祈念申し上げ、簡単ではございますが、挨拶とさせていただきます。今年度も、どうぞよろしくお願い致しますと挨拶をされました。


▽ 藤澤副団長の閉式のことばで終了し、早速新入団員には消防団の活動などについて説明していただきました。本日はご参加いただきありがとうございました。



小舟集落上空からの風景
△▽ 毎朝恒例の撮影は、梅の花が満開の畑や小舟集落上空からの風景を撮影しました。






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