信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

ゼロカーボン推進プロジェクト会議&上生坂上空からの風景

2024年03月21日 | 生坂村の会議
 3月21日(木)は日差しが届きましたが、朝晩はグッと冷え込み、北風が強まって、昼間も寒く感じられました。
 午前10時からは、大町市役所において、牛越大町市長と関係部署の職員各位、私と中山振興課長の出席により、両市の水道法に基づく第三者委託契約の調印式が行われました。

 当村は第5次まで水源調査しましたが、自主水源が見つからず、これまで安曇野市と大町市から分水による水道水の供給を受けてきましたが、長野県環境部の指導により、昨年3月に安曇野市と水道水供給業務として第三者委託契約を行い、それまでより安価な単価で契約していただきました。

 今回は大町市とも協議を重ねてまいりまして、本日牛越大町市長と私で第三者委託契約の締結をさせていただき、大町市のご理解とご支援によりまして、安曇野市同様に従前よりも安価での契約締結をすることができました。

 今後も長野県で進めています水道事業の広域連携による事務の共同化、技術面・人材面での協力や業務委託等の連携などの検討を進めながら、経費の節減や効率化を進め、健全経営に向けた取り組みを進めてまいります。

 午後4時からは、生坂村ゼロカーボン推進プロジェクト会議を開催し、最初に私から、今年度最後のゼロカーボン推進プロジェクト会議にご出席を頂きありがとうございます。一昨日の19日に定例会本会議において来年度当初予算のお認めを頂きました。過去最大の規模でして、脱炭素関係は8億円位という事で大きな事業費です。いよいよ4月からこの事業が本格的に動きだすのだなと気を引き締めているところです。
 それから、村民の皆さんにも第2回の村民説明会を行いまして、こちらは2月29日に終了し、色々なご意見を頂戴しまして、具体的に示せなかった部分もありましたが、今後この会議で具体的に内容を決めて頂いて、6月には第3回の村民説明会を開催したいと計画をしております。

 当初予算が通りましたので、事務局も環境省と調整をしながら具体的に決めていただきたいとおもいます。また、(株)エコロミ、平林建設(株)など関係の皆さんに、調査設計もして頂いていまして、今年度ある程度の結果が示せる訳です。それを基にして、また、来年度も調査設計も進めなければなりませんし、(株)いくさかてらすにおいてPPA事業関係は具体的に工事が進む訳ですので、村民の皆さんに当事業が見えてきて、皆さんにもっと分かって頂いていく来年度だと考えております。

 また、明日は金融機関の信頼を頂きまして、今年度の(株)いくさかてらすに融資をして頂く事で、(株)いくさかてらすに振り込まれる予定です。他の先行地域ではこの事業が先進的で、実績がないという事で融資を受けられない地域もございます。金融機関は前例にとらわれますし、採算性を見て担保も要求する訳ですが、そういうものがこの事業は今のところありませんので、これまでの我々のお付き合いの中で、その金融機関は信頼をして頂いたことと、議員各位もシミュレーションがない中で信頼をして議決をして頂いた結果であり、この信頼に応えるために、この会議でしっかり協議を進めながら、脱炭素先行地域づくり事業を成し遂げていく第一歩を踏み出した訳ですので、よろしくお願い申し上げますなど挨拶をさせていただきました。

報告事項
1,生坂村脱炭素先行地域づくり事業(調査・設計業務)の進捗状況について
マイクログリット調査・設計、小水力発電、やまなみ荘木質チップボイラー導入、林業構築についての進捗状況について説明がありました。
主な意見と質問の概要については、
・来年度事業の実施内容について質問があり、環境省と協議して対応していくと説明しました。
・生坂橋の共架について質問があり、松本建設事務所と協議していくと説明しました。

 次に公用車のEVシェアリングについてで、EVシェアリング事業概要、公用車基本運用、上生坂区マイクログリット需要シミュレーション、太陽光発電と蓄電池充電・EV充電イメージ、事業スキーム、事業に向けての検討事項について説明がありました。
主な意見と質問の概要については、
・環境省の事業で村から、無償でいくさかてらすに貸与して、いくさかてらすが使用料金を取ることは認められるのか質問があり、(株)いくさかてらが村に使用料を払うのならば対象になるのではないかと説明しました。
・村民はほとんどの方が自家用車を持っているので、最初は無償で貸し出しを行っていくのが良いのではないかと意見がありました。
・福祉有償運送の事業に貸し出しは可能か質問があり、環境省に問い合わせていくと説明しました。
・村民に無償で貸し出すのであれば村が行うのが良いと思う。村が管理するのであれば、管理体制も含め検討して欲しいと意見があり、検討していくと回答しました。

 次にEV防災活用についてで、EVを活用した防災対応、給電端子活用、可搬型給電気、給電端子活用充放電器、ニチコンV2h新型モデル、三相3線式動力負荷への給電、防災活用事例(東京都練馬区、神奈川県小田原市、兵庫県神戸市、日産ブルースイッチ)について説明がありました。

2,生坂村脱炭素先行地域づくり事業(事務局運営サポート業務)の進捗状況について
 2月の業務報告で、脱炭素先行地域づくり事業に関する生坂村HP掲載用ページの作成及び更新について、脱炭素先行地域づくり事業の実施に関する問い合わせ(メール1件、電話4件、訪問2名)について、Webサイトの構成案について説明がありました。

主な意見と質問の概要については、
・記録に残して欲しいと意見があったので、資料を残しておいて欲しい。また、各会議録については早く対応して欲しいと意見がありました。
・今後の事業のHPといくさかてらすのHPの関連について質問があり、現在調整して作成していると説明しました。

3,省エネ機器導入補助の概要について
 令和6年度に実施する事業の概要について、事業のスケジュール(予定)、その他特記事項について説明がありました。

主な意見と質問の概要については、
・木質バイオマスストーブについての説明も26日の説明会で行うのか質問があり、26日に一緒に説明を行っていくと説明しました。
・木質バイオマスストーブの補助対象個所についても早めに把握して、6月の説明会に説明できるように対応して欲しい。また、来シーズンの薪は間に合わない様なので、薪ストーブの対応等も早めにして欲しいと意見がありました。

4,オンサイトPPA事業及びオフサイトPPA事業の進捗状況について
 ガレージを設置しその上に太陽光パネルを設置する見取り図を説明し、5KW及び7KWのバベルを設置できる。設置事業費は110万円から130万円位になると説明がありました。

主な意見と質問の概要については、
・ガレージを設置しその上の太陽光パネルを設置した場合の補助金について環境省と調整する様に意見がありました。

上生坂上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、上生坂の犀川対岸から犀川の流れや朝日が差してきた上空からの雪景色を撮影しました。

 その他生坂村では、児童館でラン&ウォーク、食生活改善推進協議会総会、いくさか歩こう部、生坂おとこ塾などが行われました。