12月15日(金)は雨が時々降りましたが、昼間は雨の割には寒さが控えめでジメッとした体感でした。
午前10時からは、12月定例会最終日の委員長報告、採決などが行われ、提出しました全議案をお認めいただき私の閉会の挨拶で全日程が終了しました。
△▽ 総務建経常任委員会 山本委員長の委員会報告と社会文教常任委員会 島委員長の委員会報告の模様です。
「議案第60号 生坂村犯罪被害者等支援条例案」に対して、島議員が反対討論をし、望月議員が賛成討論をされ、賛成6人、反対1人の賛成多数で可決されました。
この議案は、犯罪被害者等基本法に基づき、本村における犯罪被害者等支援に関し基本となる事項を定め、必要となる施策を総合的に推進するための事項を定める条例案であります。
令和5年第4回生坂村議会12月定例会追加議案の説明
それでは、12月定例会最終日の委員長報告、採決等でお疲れのところ、申し訳ございませんが、追加議案のご審議をお願い申し上げます。
議案の説明に付きましては、条例案1件であります。
議案第75号 生坂村手数料条例の一部を改正する条例案
この議案は、生坂村手数料条例の一部を改正する条例案で、関係法令の改正により条例の一部について改正を行なう条例案であります。
これは、関係政令がこの12月1日に閣議決定され、施行日が令和6年3月1日とする改正が含まれており、早急にその内容についてご審議いただく必要があるため議案を追加するものであります。
以上の議案でございます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げ、議案の説明とさせていただきます。
令和5年第4回生坂村議会定例会の閉会の挨拶
それでは、令和5年第4回生坂村議会12月定例会の閉会にあたり、御礼のご挨拶を申し上げます。
7日から始まり9日間の日程の12月定例会でございましたが、慎重にご審議を賜り、すべての議案を原案のどおりご採択くださり、誠にありがとうございました。
さて、国連の気候変動会議(COP28)は13日、2030年までに対策を加速し「化石燃料から脱却する」ことを盛り込んだ合意文書を採択いたしました。
つまり、2030年までに公正で秩序ある、公平な方法で化石燃料から脱却すること、2030年までに再生可能エネルギーの設備容量を3倍にすること、エネルギー効率(省エネ)を2倍にすること。温室効果ガスを2035年に2019年に比べて、60%削減することなどが盛り込まれました。
今定例会も当村の脱炭素先行地域づくり事業に関して、3人の議員各位から一般質問をいただきました。
その中で村民アンケート結果の捉え方について答弁しましたが、当村の脱炭素の実現に向けた取り組みについての問では、必要28%、どちらかといえば必要、33%で合わせて61%という結果から、脱炭素事業への取り組みに関しましては、村民の皆さんに一定のご理解をいただいているものと考えております。
しかし、分からないと答えている方も23%おり、記述いただきました具体的な意見等においても、事業の推進に積極的なご意見がある一方で、十分な理解を得られていないものや、不安に感じておられるものもありますので、更に事業の説明をしていく必要があると考えております。
現在、開会の挨拶で申し上げましたとおり、各事業の調査や設計構築を進めておりますので、引き続き村民の皆さんに当事業の進捗状況について、毎月の広報等で周知してまいります。
また、来年1月29日月曜日から10区に出向いて「脱炭素先行地域づくり事業」の2回目の村民説明会を開催したいと考えており、来週の区長会議において調整をさせていただきます。
一昨日臨時国会が閉会し、専決処分でお願いしました一般会計補正予算(第6号)による「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」を見込みました「第2次生坂村物価高騰対策生活応援商品券」の配布と、住民税非課税世帯を対象とする7万円の給付に対して、国の「重点支援交付金」の追加が決まりました。
また一昨日、今年度の特別交付税12月交付分の額が決定になりました。当村は、27,293千円で、前年度対比7.2%、2,122千円の減額となりました。
交付分の主な要素は、有害鳥獣駆除、CATV公共利用、文化財、連年災などの算定項目でありました。
よって現時点で、111,763千円の留保額となりますので、この状況ですと財政調整基金の繰入額108,473千円と地域振興基金の繰入額35,000千円を見込みました分は、来年3月の特別交付税を見込みますと、今年度も余剰分等を基金に戻しても、更に基金の積立と繰上償還をすることができると考えているところでございます。
そして、今月20日に令和6年度の予算編成会議を行いますが、政府は、「経済財政運営と改革の基本方針2023」等を踏まえ、地方団体が、DX・GXの推進、こども・子育て政策の強化、地方への人の流れの強化等による個性をいかした地域づくりの推進、防災・減災、国土強靱化を始めとする安全・安心なくらしの実現、人への投資など、活力ある多様な地域社会の実現等に取り組むことができるよう、安定的な税財政基盤を確保するとされております。
そういう中、当村の来年度の予算編成では、脱炭素先行地域づくり事業の各事業の本格的な実施年度となり、生坂村が始まって以来最高の当初予算額になると考えております。
また、従来通り「生坂村第6次総合計画」を根幹に、「いくさか村づくり計画」を実行計画とし、知恵を出し創意工夫をして、引き続き村民の皆さんのニーズに応えられる施策の推進を図り、将来の見通しを充分考慮した有効で効果的な予算配分に努めてまいります。
来年1月からそれぞれの運営協議会・運営委員会等でも来年度の事業、予算についてご審議いただき、その結果も反映させ、村民の皆さんのご理解とご協力もいただき、それらの目標の実現に向けた取組も推進してまいりたいと考えております。
それらに加え、地区担当職員は、地区の課題の把握に努め、課題解決や活性化に向けて、「地域発 元気づくり支援金」や「絆づくり支援金」等によります事業検討も行ってまいります。
来年度の県の「地域発 元気づくり支援金」事業の申請につきましては、松本地域の説明会が本日午後に松本合同庁舎で開催され、松本地域振興局による2回目の事前相談会は、来年1月に開催されますので、各地区の取り組みを協働により進めていこうという事業がありましたら、申請をお願いしたいと思います。
地区担当職員、担当部署もご相談を承りますので、お問い合わせいただきますようにお願いいたします。
村が活気に漲るためには村民の皆さん、各地区が元気であることが大切であります。そういう点で、村民の皆さんが、地域・村に愛着と誇りを持っていただき、地域の絆を大切にし、支え合い守り育てていこうという責任感を共有し、村民の皆さんのご理解とご協力の基、協働による村づくりを進めているところでございます。
議員各位並びに村民の皆さんには、今年も残りわずかでございますが、健康にご留意なされ、良い年を迎えられますことをご祈念いたしますとともに、引き続きのご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げ、閉会に当たりましての御礼のご挨拶とさせていただきます。
誠にありがとうございました。
本会議終了後の全員協議会では、行政側からの報告事項として、新年行事の「二十歳の集い」「生坂村消防団出初式」「生坂村賀詞交歓会」をコロナ禍前の規模で開催すること、脱炭素事業に係る地区説明会の日程、一般質問を録画したSDカードが転送中にクラッシュし、専門業者により復元をしていただくことなどを報告させていただきました。
一星亭整理・片付け作業に係る不要物品の取り扱いについて、価値があるか分からないので片付け品を持っていった方には返していただくこと、次回からは段取りを整えて対応し、歴史資料を失うと大変であるから、現場で教育委員会が判断して欲しいこと、公共物は村や村民のものであり、村議会議員が公共の中にある公共のものを持っていってはならず、自分の身分の認識を持っていただきたいこと、村民は見ていて報酬のアンケートにも響いてくること、議員も現場を見ていただきたいこと、「お宝」かどうかは個人の価値観によることなどを協議しました。
日岐上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、雲に覆われた日岐上空からやっと明るくなってきた風景を撮影しました。
その他生坂村では、小学校で児童会・ALT、中学校で体育集会・2年道徳研究授業、児童館でマラソンクラブ、5班の皆さんの元気塾などが行われました。