信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

平成27年度 農村集落活性化支援事業の視察研修2日目

2016年01月16日 | 私の活動報告
 15日(金)午前8時30分に宿泊先を出発して、群馬県渋川市白井の「道の駅 こもち」に行き、各々で見学をしていただきました。この道の駅は、「白井宿 ふるさと物産館」が中心の施設であり、子持地域の毎朝届く新鮮な野菜と果物などの農産物、特産チンゲン菜の浅漬といちごブッセなどの加工品をはじめ、群馬県の特産品も取り揃えています。その農産物の出荷主体は「地場産品直売利用組合」が行っていて、各部会ごとに分かれて日々良品出荷に取り組むとともに生産者研修を行い、技術の向上に努めているとのことです。
 当日は休業でしたが、店頭の石臼で挽きたてのそばは絶品であり、本格そば打ち体験教室も楽しめます「こもち庵」や、国道17号・新潟方面の道路状況を映像でリアルタイムに確認できます「無料休憩所・道路情報センター」などの施設がありました。
 私は「白井宿 ふるさと物産館」を視察して、品数が多く、商品の陳列の仕方や棚のレイアウトが、直売所というよりはスーパーのように見えました。朝早かったので、レストランは開いていませんでしたが、ふるさと物産館の9時からの開店は早い方ですし、地元らしいお客さんもお出でになりなかなか盛っていました。

▽ 「白井宿 ふるさと物産館」が中心の「道の駅 こもち」の模様です。




 次は、山梨県北都留郡小菅村の「道の駅 こすげ」に視察に行きました。小菅村の舩木直美村長さんが、お忙しい中ご挨拶にお越しいただき、今まで、多摩方面からの来客が8割ほどでしたたが、一昨年に松姫トンネル(3,066m)が開通して、大月市方面からのお客さんも見込んで、前から人気のある「小菅の湯」の近くで、廃業していた精密工場を改築して、「道の駅 こすげ」を昨年の3月29日にオープンしたなどとご説明と歓迎のご挨拶を頂戴しました。
 舩木村長さんが帰られた後は、源流振興課の木下拓郎さんと、埼玉県から移住された駅長の村上伸哉さんに、「道の駅 こすげ」のことや小菅村のことなどを説明していただき、各施設も視察させていただきました。
 ふれあい館は現在、小菅村を知っていただくための「こすげ仕事図鑑」の展示がされていて、日頃はタッチパネル式の情報表示、各種パンフレットを用意して情報発信をしているとのことでした。

▽ ふれあい館で舩木村長さんや源流振興課の木下拓郎さん、駅長の村上伸哉さんに、「道の駅 こすげ」のことなどを聞いているところです。




 源流レストランでは、店内にある石窯で本格的なピザ、地元で捕れるヤマメ・イワナなどの川魚やワサビなどを使った創作料理を提供して、オープンデッキも設けられており、素敵なレストランでした。

▽ 軽食を扱うイベントハウスと源流レストランは、石窯とオープンデッキが設けられといる素敵なレストランでした。


▽ 隣接する「フォレストアドベンチャー・こすげ」も見せていただき、自然の樹木や地形をそのままに生かしたコースで、137mの里山ジップスライドや木登りなどが楽しめるエリアであり、夏休みなどは家族連れでとても賑わっているとのことでした。
 木の伐採などの整備は、職員と地域おこし協力隊で行ったということと、しっかりした素晴らしい施設で感銘しました。


▽ 物産館は、各種こんにゃく加工品、ヒラタケ・エリンギタケ等の栽培きのこ、そば、わさび、ヤマメ・イワナの加工品などの野菜や特産品、工芸品が売られていました。時期的に野菜が少なかったですが、木の香りがする和やかな直売所でした。


 その他、豪雨・豪雪等の大規模災害時には、道路利用者や地域住民の避難所や復旧支援の活動の拠点に活用されるという役目もあり、大きな発電機が設置されていました。
 小菅村の舩木村長さんをはじめ、ご対応していただきました皆さんには、親切丁寧に説明をしていただき御礼を申し上げます。
 今回の視察研修では、村内外からお越しいただけるために、地元産の新鮮な野菜・果物などの農産物、地元産の農作物を使った加工品や伝統ある郷土料理の提供、中核となる直売所やくつろげる休憩所等の生坂村らしい施設、働く皆さんの意欲など、多くの要素がまとまらないといけないと感じました。
 視察研修にご参加していただいた皆さんのレポートを反映しながら、今後の農村集落活性化支援事業の将来ビジョンの作成や雇用の創出、直売施設及び加工施設の建設や運営等の協議を進めてまいりたいと思います。
 視察研修に参加された皆さん、お疲れ様でした。