信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

高津屋森林公園シイタケこま打ち体験教室&大日向上空からの風景

2024年05月06日 | 生坂村の催し
 5月6日(月)は雲が多い空で時々にわか雨が降り、昼間は過ごしやすい体感でした。
 午前9時からは、高津屋森林公園において毎年恒例の「シイタケこま打ち体験教室」が行われました。

 今年も村内外に募集して35名ほどの方にお越しいただき、管理組合の皆さんをはじめ振興課職員など20名ほどで対応し、高津屋森林公園でも収穫するためにみんなで駒打ち作業を行いました。

 今回からは1家族500円の参加費をいただくことにして、1組ホダ木1本サービスと種駒を打ったホダ木を1本800円での販売は変わりませんでしたが、参加費をいただくことにした影響か分かりませんが、例年より参加者が少なくて残念でした。

 一ノ瀬組合長からは、あいにくの天気の中、村内外から大勢の方にお越しいただき開催できましたことに謝辞を述べられ、当森林公園は平成11年に開いて26年になりますが、毎年シイタケこま打ち体験を行ってきて、道の駅いくさかの郷などで販売しており、この高津屋森林公園のキャンプ場など施設も多くの皆さんにご利用いただいていますので、今後も様々な取組で、高津屋森林公園を盛り上げていこうと考えていますなどと挨拶をされました。

 私からは、村内外から多くの皆さんにご参加いただいたことと、管理組合の皆さんが前日からの準備と本日の運営等をしていただき開催できますことに御礼を申し上げ、天気が心配ですが、森林整備は大切ですし、こま打ちや森林浴を楽しんでいただきたいこと、シイタケも美味しいですから楽しみにしていただき、道の駅いくさかの郷ややまなみ荘もあり、多くの皆さんにご利用いただきたいなどと挨拶をさせていただきました。

 今年は、クヌギとナラの良いホダ木を松本広域森林組合からと、地元の材を伐採して、前日に種駒を打つ穴をあけて用意をしていただきました。


 その500本のホダ木を均等に並べてあり、その場でお客さんと一緒に種駒を打ち込んでいただき、主に管理組合の皆さんはホダ木を運んでもらうなど、それぞれの役割をスムーズに行っていただきました。


 村内外から子どもたちの参加もあり、元気な声が聞こえ賑やかな体験教室になりました。
 みんなが一生懸命に作業をされたので、用意してあったホダ木が予定より早く終了し、種駒が残っていたので、太めのホダ木にドリルで穴を開けて、数10本も追加でこま打ちをしてもらいました。


 高津屋森林公園管理組合の皆さんをはじめ関係各位には、準備、指導、作業、片付けなどお疲れ様でした。美味しいシイタケが収穫できましたら、道の駅いくさかの郷にドンドン出荷していただきますようにお願いいたします。



大日向上空からの風景
△▽ 毎朝恒例の撮影は、大日向の犀川の堤防に行き、雲に覆われた上空からの犀川やぶどう畑などの風景を撮影しました。


 その他生坂村では、日岐で農地に関する話し合いなどを行いました。



道の駅いくさかの郷5周年大感謝祭一日駅長就任式&道の駅いくさかの郷及びハンガリー村5周年記念式典&宇留賀上空からの風景

2024年04月27日 | 生坂村の催し
 4月27日(土)は雲が広がってスッキリしない空でも昼間は過ごしやすい体感になりました。
 午前8時55分からは、道の駅いくさかの郷5周年大感謝祭の一日駅長就任式が行われました。

 眞島振興課長の司会により、松本山雅のガンズくんに一日駅長、片山さんに駅長補佐として就任していただくために、甲本駅長から駅長のタスキを私が受け取り、一言挨拶をしてガンズくんにタスキを掛けました。


 大変大きい頭なので、盛川駅長補佐に手伝ってもらい、やっとタスキを掛け、片山さんにもご挨拶をいただき、カラットリンも加わってみんなで記念写真を撮ってから、いくさかの郷がオープンしました。


 開店前から多くのお客様にお越しいただき、オープンすると店内は直ぐに混雑して、ガンズくんも片山さんもお客様達と触れ合って、大感謝祭を盛り上げていました。



 お買い物をされた皆さんには、いくさかの郷オリジナルお買い物バックと特別記念切符をもれなくプレゼントし、ガラポンによる大抽選会も行い、多くのお客様で賑わいました。

 一緒に来た子ども達は、ふわふわドームに入って、友達と仲良く跳んだりして楽しんでいました。私の孫たちも汗をかきながらお昼近くまで跳ねたりして喜んでいたとのことです。


 午前10時30分過ぎには、駐日ハンガリー特命全権大使 オルネル=バーリン・アンナ様、日本ハンガリー商工会議所 常任顧問 米田健三様、同じく副会頭兼専務理事 石丸義男様、同じく副会頭 根岸健一様が到着され、さっそく生坂中学校吹奏楽部による歓迎の演奏を始めていただきました。


 曲目は、「行進曲勇気の旗を揚げて」、「アンパンマンのマーチ」、「宝島」の3曲を演奏していただきました。演奏の間に皆がそれぞれ担当している楽器の説明をして、少し演奏もして楽しませてもらいました。

 オルネル=バーリン・アンナ大使はじめ皆さんは、演奏を楽しく鑑賞していただき、しっかりした演奏に感心したようで、私に素晴らしい演奏で出迎えていただき嬉しいと御礼の言葉を頂戴しました。


 11時からは、道の駅いくさかの郷及びハンガリー村5周年記念式典が牛越副村長の開会のことばで始まりました。

 私からは、オルネル=バーリン・アンナ駐日大使はじめ参列したいただいた皆さんに謝辞を申し上げ、下記の様な挨拶をさせていただきました。

 今から5年前に道の駅いくさかの郷としてグランドオープンできましたのは、長野県のご支援、ご指導によりまして、その前年9月22日にプレオープンしました活性化施設「いくさかの郷」の西側に、観光バスなど大型車両が休憩できます駐車場と、24時間利用可能なトイレを整備していただき、「道の駅 いくさかの郷」として開設できたところでございます。

 そして、ハンガリー村として開村できましたのは、当時の駐日ハンガリー特命全権大使 パラノビチ・ノルバート様のご理解とご支援を賜り、また、ハンガリー村の取組をご提案いただきました米田先生と、当村と村づくり協定を結ばせていただいております、UAゼンセン長野県支部 前支部長の師玉憲治郎様はじめ関係の皆様のご支援もあり開村できまして、心から感謝を申し上げる次第でございます。

 オープンから5年間、村民の皆さんを中心に組織されました農林水産物生産者組合の皆さんが、当村の新鮮で美味しいぶどうをはじめ農林水産物を栽培、出荷、販売をしていただくとともに、ハチクの会の加工品、お父さん頑張る会の炭や竹酢液、おじさま倶楽部の手打ちそば、女・人竹っこくらぶのおやきやお弁当、粉もん倶楽部の石焼きピザなどの販売を行ってまいりました。

 また、農業公社のかあさん家が、生坂村産の原材料を多く使用して、灰焼きおやき、おまんじゅう、地粉うどんのおにかけ、かあさん豆腐、おからドーナツ、おからクッキー、梅漬等各種漬物、巨峰ジュースなど、20年以上の実績を活かした、生坂村ならではの郷土食や加工食品の提供を続けてまいりました。

 そして、ハンガリー村として、ハンガリーを紹介しますパネル展示と観光PR、民族音楽等のDVDの放映、ワイン、はちみつ,工芸品など名産品の販売、お料理のランゴッシュ、パプリカチキンのハンガリープレートの提供をしてまいりました。

 これらの取組によりまして、昨年度は生坂村産ぶどう(193カラット)は54種類も出荷、販売していただき、灰焼きおやきは全国放送で2回紹介されるなど、「道の駅いくさかの郷」でないとお買い求めできない、味わえないオンリーワンの運営を行い、多くの村民の皆さんや村外からのお客様にお越しいただき、観光・交流の拠点としての施設になってきたと考える次第でございます。

 今後も「道の駅 いくさかの郷」を生坂創生の中核施設として、農業振興、産業振興、観光振興、雇用創出、買物弱者対策などと、ハンガリーの名産品の販売や音楽、伝統などの体験を通して、ハンガリーのPRにより、交流と関係人口の増加を図っていき、生坂村の活性化に結び付けていきたいと考えているところでございますので、引き続き、生坂村及びいくさかの郷に対しまして、ご支援、ご協力を賜りますようお願いしまして挨拶とさせていただきました。

 その後私から、オルネル=バーリン・アンナ駐日大使に、大変お忙しいところ、生坂村まで遠路お越しいただいたこととハンガリー村の認定に感謝の気持ちと、今後の文化、芸術、自然、物産、料理等を通じてのお付き合いの発展を願い、花束を贈呈させていただきました。

 駐日ハンガリー特命全権大使 オルネル=バーリン・アンナ様からは、生坂村の自然豊かな景色に感銘され、今年はハンガリーと日本との修好通商航海条約に調印してから155周年にあたる年で、日本とハンガリーは貿易やビジネス、学術、文化スポーツなどの幅広い分野において緊密な関係を築いてきたこと、ハンガリーは殆どがマジャール語を話し、ヨーロッパとアジアを隔てるウラル山脈周辺にいた人々の子孫であり、ハンガリーは、アジア系と言われ日本と同じく姓が先、名が後で名乗る様な親近感が湧くお話しもされ、今後は生坂村の様な地方からハンガリーと日本との交流を広げていきたいなどのご挨拶をされました。
 


 日本ハンガリー商工会議所 常任顧問 米田健三様、同じく副会頭兼専務理事 石丸義男様、同じく副会頭 根岸健一様、太田議長から、ハンガリーの素晴らしさ、生坂村の良さ、世界へ向けての取組、ハンガリーとの音楽、文化、名産品、料理等を通しての連携など、それぞれの立場から祝辞をいただきました。




 また、務台衆議院議員からのご祝辞を村瀬秘書が代読され、青木県議会議員からの祝電が披露されました。

 その後、ガンズくんとカラットリンを交えて記念撮影をし、上條教育長の閉会のことばで滞りなく終了しました。


 続いて皆さんに、いくさかの郷に入っていただき、ハンガリーワインの販売コーナーを最初に紹介させていただきました。酒税法の関係でかあさん家の販売ブースの一角にあり、色々なワインを販売していて、大使らから喜ばれました。


 次に、ハンガリーを紹介していますパネル展示と観光PR、民族音楽等のDVDの放映コーナーと、はちみつ,工芸品など名産品の販売コーナーを見ていただきました。

 大使自ら商品やパネルの説明をしていただき、京ヶ倉からの眺望がハンガリーに似ていると言われ、新しいパネルやDVDがあるので送っていただくような話もさせていただきました。

 お昼はかあさん家の食堂にて、当時のハンガリー大使館のシェフが生坂村にお越しなり教えていただいた、ラーンゴシュ、パプリカチキンのハンガリープレートを召し上がっていただきました。

 ラーンゴシュは、ハンガリーではもっと大きくて、湖畔などで焼いて食べているファーストフードとのことで、パプリカチキンは味が良いので、地粉うどんやご飯と一緒に食べても美味しいなどの話をさせていただきました。

 歓談をしながら食事をされた後は、それぞれ生坂村を後にされましたが、駐日ハンガリー特命全権大使 オルネル=バーリン・アンナ様、日本ハンガリー商工会議所 常任顧問 米田健三様、同じく副会頭兼専務理事 石丸義男様、同じく副会頭 根岸健一様には、前日の阿部知事らへの表敬訪問から本日の記念式典等のご対応に感謝申し上げます。

 今後も生坂村の様な地方にハンガリー村を開村していただき、ハンガリーとビジネス、芸術、文化、スポーツなどの幅広い分野において連携し、ハンガリーと日本の関係が更に発展することを期待するとともに、当村もその一翼が担えるように頑張りたいと思います。

 皆さんが帰られてから私は、11時から放送されていました、あづみ野FMの公開生放送「おめでとう!いくさかの郷☆5周年記念公開生放送」に出演しました。

 今まで、甲本駅長、生坂村農業公社小林理事長、やまなみ荘小坂部支配人、ガンズくんと片山さん、太田議長、盛川駅長補佐、佐久間さん、森田さん、鳥原さん、農林水産物生産者組合 平林組合長が出演され、それぞれのお話しをしていただきました。

 大トリで私が、いくさかの郷及びハンガリー村の今後について話をし、多くの村民の皆さんや村外からのお客様にお越しいただくために、村民や農林水産物生産者組合、関係の皆さんのご理解とご協力をいただき、観光・交流の拠点として「道の駅いくさかの郷」でないとお買い求めできない、味わえないオンリーワンの運営を行ってまいりますなどと話させていただきました。






宇留賀上空からの風景
△▽ 毎朝恒例の撮影は、新緑が鮮やかになってきた山清路などの宇留賀上空からの風景を撮影しました。




大城・京ヶ倉春のトレッキングツアー&高津屋森林公園上空からの風景

2024年04月14日 | 生坂村の催し
 4月15日(月)は、太陽が光りカラッとした晴天でポカポカのお花見日和でした。
 本日は春の大城・京ヶ倉トレッキングツアーが行われ、私は義兄のお通夜やお葬式の準備などがあり、私の代わりにトレッキングをされた牛越副村長からの情報や写真をアップします。

 今回も「大城・京ヶ倉を広く世に出す会」と生坂村観光協会の共催により行われ、参加者24名でスタッフ11名の参加で行われました。
 万平集落の登山口で準備体操をして、班ごとに登り始めました。

「おおこば見晴らし台」では、北アルプス、犀川の蛇行が一望できる風景を楽しんでいただきました。


 ヒカゲツツジが少し咲き始め、里山ですが両側絶壁の「馬の背」や急な登り坂、平坦な所と起伏に富んだコースを登っていきました。



 天気に恵まれ360度の眺望や犀川の流れ、河岸段丘、ぶどう畑などの景色も良く、参加された皆さんはトレッキングを楽しまれたと思います。


△▽ 毎朝恒例の撮影は。高津屋森林公園に上がり、青空が広がった上空からの風景を撮影しました。
高津屋森林公園上空からの風景


 高津屋森林公園は、雄大な北アルプスを望む森と山と季節と遊ぶリゾートエリアです。
 家族やグループの宿泊だけでなく、企業の研修やクラブ活動でもご利用いただいています。

セミナーハウスは、会議室、宿泊スペース、そして本格的な厨房さらに浴室など、多彩な機能を備えています。
コテージは、キッチン・バス・トイレ・エアコン完備で寝具も付いています。

 バーベキューハウスは、テーブルとイスがセッティングされ、また炊事場も付いているので、気軽にキャンプ感覚の食事が楽しめます。また、バーベキューコンロの貸出をしております。

 テントサイトはオートキャンプサイトとフリーキャンプサイトがあります。
  トイレ・炊事棟、シャワー室がありますので、快適にお過ごしいただけます。

 営業期間は、4月~11月中旬頃【冬期休業】
 〈コテージ〉は12,000円(午後2時~翌日午前11時)1棟あたり
 【予約】電話または楽天トラベルにて予約を承っています。
  電 話 0263-69-3900【森林公園管理事務所】 (FAXも同じ)
  メールアドレス:takatuya@lagoon.ocn.ne.jp
   皆さんのご利用をお待ちしております。

 本日生坂村では、中学校で3年修学旅行③、大城・京ヶ倉春のトレッキングツアー、商工会青年部総会などが行われました。

令和6年度 第78回 生坂中学校入学式

2024年04月04日 | 生坂村の催し
 4日(木)午後2時45分から中学校体育館で、令和6年度 第78回入学式が挙行されました。今年度は、男子5名、女子2名の7名が入学しました。
▽ 新入生が、温かいの拍手の中、少し緊張気味に入場してきたところです。


▽ 敬礼をし、宮下教頭先生の開式のことばの後、全員で国歌と校歌を斉唱しました。



▽ 上條教育長が、新入生の皆さん、新入生の皆さん、生坂中学校へのご入学おめでとうございます。皆さんは、これから始まる中学校生活への期待と希望に胸を膨らませていることと思います。
 中学校の三年間は、新しい知識や技能を身に付け、豊かな人間性を育む大切な時期です。自分の目標をしっかりと作り、自ら進んで学習や運動などに取組み、楽しさや厳しさを体験しながら、これからの時代を生き抜く確かな力を身に付けてください。

 保護者の皆様、本日はお子様のご入学、誠におめでとうございます。中学校の三年間は、人間性を形づくる上で重要な時期であります。一人一人が生き生きと学び、将来を切り拓く力を身に付けることができますように、お子様の思いや願いなどにしっかりと向き合っていただくようお願い申し上げます。
 新入生の皆さんが、充実した中学校生活を送ることができますようご祈念申し上げ、教育委員会告辞としました。

▽ 小松校長先生が、7名の新入生の皆さん。ご入学おめでとうございます。今日から、皆さんは生坂中学校の一員となりました。私たち教職員・在校生は皆さんの入学を心待ちにしていました。
 これからの中学校生活は、義務教育の最終段階であり、人生の中での大きな分岐点に向かっていく力を蓄えていく大切な三年間です。
 三年後、皆さんは、自分の進む道を自分で決め、それぞれの道に向かって力強く踏み出していく時を迎えます。
 小学校の次は中学校、という誰もが通る同じレールがあったのはここまでです。
 これからの三年間をどう過ごすかで、皆さんの人生は一人一人違っていくとともに、大きく変わっていくことになるのです。そのことをまず自覚してください。
 そして、三年後の旅立ちの時、「生坂中学校で学んでよかった」と実感できるように、これからの中学校生活を充実させてください。

 さて、新入生の皆さんは、校門の横にある石碑に気づいたでしょうか。石碑には「真理の道 正しき道 学びの道」という言葉が刻まれています。この石碑は平成11年に生坂中学校同窓会発足40周年を記念して建てられたものです。つまり、生坂中学校の先輩、言い換えると生坂の人々が中学生に追い求めてほしい事柄を示しているものです。中学校を卒業すると自分の選んだ道を独り立ちして進んでいかなければなりません。この言葉には「確実な根拠によって本当であると認められたこと」である「真理」を、「道理や法にかなって、誤りが無い」「正しさ」を、「自分の持つ可能性を伸ばす」ための「学び」を突き詰めていってほしいという願いが込められていると思います。本年度から小学校との一貫教育がスタートします。生坂小学校での6年間の学びの上で、この生坂中学校で学ぶ皆さんの姿が、地域の皆さんの願うものかそれ以上になるように、皆さんに3つのキーワードを伝えたいと思います。

 一つめは「思いやり」です。皆さんは小さい頃から多くの人に支えられて生きてきました。そして時には支える側になることも多かったと思います。人間は一人で生きていくことはできません。支え合うことが必要です。一方的にもたれかかったり支えたりするだけではうまくいきません。たとえ自分と意見が違ってもそれを理解しようとすることが必要です。時には、言われたことに反抗したくなることもあるでしょう。しかし、自分勝手なルールではなく、社会の一員として、大人として認められる人となり、自分で判断し行動しなければなりません。そのためには、まず相手を理解しようとしなければなりません。中には自分の考えをうまく表現することができない人もいるでしょう。そういった人に対しても理解をしようとする心を忘れず、相手の立場に立って物事を考えることを忘れないでください。

 二つめは「向上心」です。独り立ちをするためには自分の持つ可能性を増やし、伸ばす必要があります。そのためには多くのことに挑戦し、体験していくことが大切です。それは教科学習に限った話ではありません。自分さえよければいいと思ったり、受身で聞いたり体験したりしても、皆さんの本当の力にはつながりません。時にはうまくいかないこともあるでしょう。しかし、自分自身を伸ばそうとする心を忘れず、仲間とともに、意欲を持って何事にも主体的に取り組んでください。
 最後は「自立」です。中学を卒業するときには自分で選んだ道に自分で踏み出していきます。そのためにも自分を支えてくれている人の存在を大切にして、自分自身の可能性を伸ばし、一回り大きくなって進級、卒業を迎えられるように切磋琢磨してください。

 最後になりましたが、保護者のみなさまに一言ご挨拶を申し上げます。本日は、お子様のご入学、誠におめでとうございます。私たち教職員は、生徒の限りない可能性を信じ、生徒の力を最大限に伸ばすよう精いっぱい努力して参ります。
 保護者の皆様としっかり連携し、地域の皆様とともに、「生坂中学校に通わせてよかった」「地域に生坂中学校があってよかった」と思っていただける学校となりますよう努めてまいりますので、皆様のご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 新入生の健やかな成長と活躍を願い、チーム生坂としてともに高まっていくことをお誓いしますなどの式辞を述べられました。

▽ 私からは、皆さんは、健やかに成長され、中学校生活のスタートという新しい舞台に立ちました。中学校では、より専門的になる勉強や部活動、生徒会活動など、様々な新しい体験を通して、楽しく有意義な三年間を過ごしていただきたいと思います。その中で、夢や目標に向かって挑戦する力や、困難を乗り越える力など「逞しく生きる力」を育んで欲しいと願っております。
急速に進化する情報化やグローバル化は社会を大きく変え、さらに深刻さを増す気候変動や人口減少・少子化など、皆さんは、予測困難な未来に立ち向かわなければなりません。

 しかし、どんなに時代が変化しても、大切にして欲しいことがあります。それは、今起きている問題の本質を「読み解く力」、困っている人や孤立している人を支える他者への「思いやりと相互理解」、そして、社会をより良くするための「創造力」であります。
 それらの力を活用して皆さん自身が持続可能な社会の担い手となってください。そのために、かけがえのない仲間との友情を育み、ともに学びあうことにより「新しい時代を生き抜く力を養い、自ら学び、自ら考える力を持つ生徒」を目指し、充実した中学校生活を送って欲しいと願っております。
 そして、豊かな自然と学習環境に恵まれた生坂村を、北海道標津町との交流学習や小中一貫教育の「生坂学」など、様々な取組から学ばれ、郷土に愛着と誇りを持てる生徒になっていただきたいとも思います。

 さて、保護者の皆さん、本日は立派に成長された大切なお子さんのご入学、誠におめでとうございます。三年間の中学校生活は子ども達が「人として自立して生きる基礎」を育む大切な時期でございます。
 また、心身が急激に発達し、思春期へと移行する多感な時期にも入ります。成長が早く楽しみの多い反面、心配させるようなこともあろうかと思いますので、お子さんとしっかり向き合って、悩みや喜びを共有しながら、温かく見守り育んでいただきますようお願いいたします。

 また、校長先生はじめ諸先生方におかれましては、小中一貫の教育内容を着実に進めていただくとともに、新しい環境での学びが始まる新入生の皆さんに寄り添い、これからの社会において必要となる「生きる力」を育む学習と、「対話力を高める」ことにより、人間関係の育成を基礎とする取組のご指導をお願いする次第でございます。
 そして、上級生達は、皆さんの入学を大いに歓迎し、また期待をしております。どうか皆さん、これからは中学生らしく胸を張り、希望に満ちて、お互いに励まし合い、高め合って、仲良く中学校生活が送れますようお祈りいたしますなどのお祝いの言葉を申し上げました。

▽ 新一年生の3名の担任と学年主任、副担任の先生方が紹介されました。

▽ 新入生代表の久恒くんが、本日は僕たちのためにこの様な立派な入学式を開いてくださったこと、心より感謝いたします。
 12月に中学校に体験入学したとき、先生方、先輩方がとても明るく接してくださり、早く中学校に行きたいとずっと思っていたので、入学することができて心から嬉しく思います。
 中学校は小学校と違い、部活があったり、教科ごとに先生が違ったり、中間・期末テストがあったりなど、これまでとは異なる学校生活に初めは戸惑うこともあると思いますが、ベストを尽くして取り組みたいです。

 僕が中学校で頑張りたいことは二つあります。一つ目は勉強です。小学校よりも情報が増えるので、さらっとやっていた予習、復習をしっかりして、真剣にやっていきたいです。そして、その中に何気ない楽しみを見つけていきたいです。

 二つ目は生徒会です。これからの生徒会は、自分たちで考えて、動くことが増えるので、先輩方を見習って話を聞いてがんばっていきたいです。
 そして、このメンバーでいられるのは中学校で最後になります。長いようで短い3年間になると思うので、一日一日を大切に、悔いのないように過ごしていきたいです。
 今日から始まる中学校生活。様々な経験を通して成長していけるように、何事にも一生懸命に取り組んでいきますので、先生方、先輩方、並びに来賓の方々、どうか3年間よろしくお願いしますなどと抱負を話してくれました。

▽ 保護者代表の伊藤さんから、麗らかな春の今日の佳き日に、子供たちと一緒に保護者としてこの晴れの場に参加できることを心から嬉しく思います。また、先程は校長先生をはじめご来賓の皆様には温かい言葉を頂戴し、心より感謝申し上げます。
 1年生の皆さん、ご入学おめでとうございます。真新しい制服を着て、こうして並んでいる皆さんの姿を見ると「中学生になったんだな」ととても考え深いものがあります。
 皆さんはこれまで小学校で勉強や運動に励んでこられましたが、これからは中学という一段高いステージで進路という現実と向き合いながら学習や部活動に取り組むことになります。

 3年間はあっという間です。夢に向かって行く途中です。その夢を現実にするために何を実践しなければいけないかを考え行動してください。そして3年後、それぞれが選んだ違う進路に希望を持って卒業して欲しいと願います。
 教職員の皆様、中学校生活をこうしてスタートできたこと、保護者として感謝いたします。優しく時には厳しく、子供たちを見守りご指導くださいますようどうかよろしくお願い申し上げます。
 最後になりましたが、少人数の素晴らしい教育環境に感謝しつつ、皆様のご健勝をお祈りしますなどと保護者代表の挨拶を述べられました。

 宮下教頭先生の閉式の辞で滞りなく終了しました。
 例年通り、午前は小学校、午後は中学校の入学式が行われ、生徒、保護者、教職員、来賓の他に、議員各位、区長各位など地域の皆さんにもご参列していただき盛大に開催できましたことに感謝申し上げます。


道の駅いくさかの郷特産市&高津屋森林公園上空からの風景

2024年03月16日 | 生坂村の催し
 3月16日(土)は穏やかなお出かけ日和で昼間はポカポカと暖かくなりました。
 午前10時からは、道の駅いくさかの郷にて毎月第3土曜日恒例の特産市も開催されました。今回もおじさま倶楽部が手打ちそば、女・人竹っこくらぶが竹っこおやき・竹っこ弁当・おいしん棒、生坂こなもん倶楽部の石窯焼きピザの販売をしていただきました。

 やまなみ荘では、焼きギョウザ、川魚の唐揚げ、相模女子大学との農泊コラボ弁当を販売してもらいました。また今回は、喫茶山雅キッチントレーラーに来ていただき、フランクフルトやコーヒーなどの飲物、松本山雅オフィシャルグッズも販売していただきました。


 店内では、生坂産のハウス栽培の野菜や加工品、かあさん家のおまんじゅう・おやきなど加工食品、仕入れた各種お菓子などを販売していました。朝10時台は思ったよりお客さんが少なく感じましたが、メールでは我が社の売上が良かったので、私が帰ってからお客さんが多くみえたと思いました。


 我が家は、女・人竹っこくらぶの竹っこ弁当とやまなみ荘の農泊コラボ弁当を買ってきて、昼食で食べましたが、どちらも美味しくて孫たちもお腹いっぱい食べました。


  参加された各団体や生産者組合の皆さんには、毎回ご協力いただき、道の駅いくさかの郷を盛り上げていただき感謝申し上げますとともに、引き続きお世話になりますが、ご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。

△▽ 毎朝恒例の風景は、高津屋森林公園に上がり、青空が広がっても少し霞んでいた上空からの風景を撮影しました。
高津屋森林公園上空からの風景


 国道19号線からわずか15分のスムーズなアクセスと、リーズナブルな料金設定も魅力です。
 セミナーハウスは、会議室、宿泊スペース、そして本格的な厨房さらに浴室など、多彩な機能を備えています。

 コテージは、キッチン・バス・トイレ・エアコン完備で寝具も付いています。
 バーベキューハウスは、テーブルとイスがセッティングされ、また炊事場も付いているので、気軽にキャンプ感覚の食事が楽しめます。また、バーベキューコンロの貸出をしております。

 ここ2年は、シイタケの駒打ち体験、山菜まつりを開催していただき、オートキャンプ場、遊歩道や洗面所等を整備して、更に多くの方に訪れていただこうと進めています。

 営業期間は、4月~11月中旬頃【冬期休業】
 〈コテージ〉は12,000円(午後2時~翌日午前11時)1棟あたり
 【予約】電話または楽天トラベルにて予約を承っています。
  電 話 0263-69-3900【森林公園管理事務所】 (FAXも同じ)
  メールアドレス:takatuya@lagoon.ocn.ne.jp
 皆さんのご利用をお待ちしております。
 

上生坂区常会対抗ボッチャ大会&グリーンパークブリッジ周辺からの風景

2024年03月03日 | 生坂村の催し
 3月3日(日)は天気が下り坂で、段々と雲が厚みを増して、雨や雪が降り出しました。
 午前9時からB&G海洋センター体育館で上生坂区常会対抗球技大会が6年ぶりに開催されました。
 今回は初めてボッチャ大会が企画され、私は地元の区ですので参加させていただきました。
 開会式では市川分館長の挨拶、私の祝辞の後に、前回のソフトバレーボール大会のシニア・ヤングチームの優勝した常会が、優勝旗と優勝トロフィーを返還し、初めて行う人が多いので、ボッチャの説明をしていただきました。
 ボッチャは、ヨーロッパで生まれた重度脳性麻痺者もしくは同程度の四肢重度機能障がい者のために考案されたスポーツで、パラリンピックの正式種目です。
 ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに近づけるかを競います。
 障害によりボールを投げることができなくても、勾配具(ランプ)を使い、自分の意思を介助者に伝えることができれば参加できます。
 競技は男女の区別のないクラスに別れて行われ、個人戦と団体戦(2対2のペア戦と3対3のチーム戦)がありますが、今回は各常会6名ずつで行いました。
 各常会の人数が多かったり、少なかったりで、混合チームをつくって皆が楽しめるようにして、子どもからお年寄りまでほぼ全員に参加してもらいました。
 初めての方が多いので、投げたり転がしたりしても、ジャックボールの所よりオーバーしたり、短かったりとなかなか難しかったです。
 でも、だんだん慣れてきてジャックボールに近づいたり、くっついたりして歓声が上がっていて、老若男女が和気藹々と楽しみながらプレイしていました。
 勝敗がつくことは、やはり真剣になる方が多く、我々も投げ方をググって投げてみましたが、力加減が良かったり悪かったりで、なかなか上手くいかず難しさを感じましたが、皆さんと親睦が図られ賑やかに楽しい一時でした。

 この常会対抗球技大会は、私の子どもの頃から開催されていまして、区単位で開催するスポーツ行事としては歴史と伝統のある大会です。最初の頃の競技は、お盆に帰省してきた皆さんと一緒に、8月15日に男性はソフトボール、女性は9人制バレーボールを行い、多くの選手と応援する皆さんで盛大に行われていて、私もお盆の行事として中学生の頃から楽しみに参加していました。

 しかし、20数年前から少子高齢化・人口減少の影響で選手集めが大変になり、コロナ禍前は2月か3月の日曜日にソフトバレーボール大会に変えて、60年ほども継続して開催されてきました。

 しかし、コロナ禍になり5年間も開催できず、区民の皆さんも高齢化が進み、分館の役員の皆さんで話し合われた結果、誰でも参加できるボッチャの試合をすることになりました。

 私は試合が終わって、松本で行われる医療健康フォーラムに参加するために閉会式は出られませんでした。
大会の役員の皆さんをはじめ参加された皆さん、ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。

グリーンパークブリッジ周辺からの風景
△▽ 毎朝恒例の撮影は、グリーンパークブリッジに行き、朝日が差してきた上空や周辺からの風景を撮影しました。



道の駅いくさかの郷特産市&スカイスポーツ公園上空からの風景

2024年02月17日 | 生坂村の催し
 2月17日(土)は晴れてお出かけ日和になり、昼間は日差しの温もりを感じられました。

 午前10時からは、道の駅いくさかの郷にて毎月第3土曜日恒例の特産市も開催されました。今回もおじさま倶楽部が打ち立ての手打ちそば、女・人竹っこくらぶが竹っこおやき・竹っこ弁当・おいしん棒、生坂こなもん倶楽部の石窯焼きピザの販売をしていただきました。

 やまなみ荘では、焼きギョウザ、川魚の唐揚げ、特製弁当としてブリの竜田揚げ丼を販売してもらいました。

 店内では、生坂産のハウス栽培の野菜や加工品、かあさん家のおまんじゅう・おやきなど加工食品、仕入れた各種お菓子などをお買い求めいただいていました。


 松本広域連合の要請により、中部縦貫自動車道の整備状況などのパネル展示をさせていただきました。中部縦貫自動車道は、松本市を起点として、岐阜県高山市を経由し福井県福井市に至る延長約160km(うち県内約35km)の高規格幹線道路で、一般国道自動車専用道路(国道158号)として整備が進められています。

 参加された各団体の皆さんには、毎回ご協力いただき、道の駅いくさかの郷を盛り上げていただき感謝申し上げますとともに、引き続きお世話になりますが、ご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。

 午後5時30分からは「まとい会定例会及び懇親会」が行われました。
 「まとい会」は消防団長経験者で組織する会で、平成24年には発足記念としてご寄付をいただき、その寄付金を原資(約7割)にして、立派な団旗を新調することができたことや、平成25年度松本消防協会ポンプ操法・ラッパ吹奏大会は、生坂村が12年ぶりの当番ということで、各会場へのバスの送迎等にもご支援いただき、発足当時から消防団の良き理解者であり頼もしい応援団です。

 今回も消防の話やまとい会の活動方法など色々な話しに花が咲き、楽しいひと時を過ごすことが出来、誠にありがとうございました。これからも「まとい会」の益々のご発展と皆さんがご健勝でご活躍されますことをご祈念申し上げます。

スカイスポーツ公園上空からの風景
△▽ 毎朝恒例の撮影は、スカイスポーツ公園に上がり、澄み切った上空からの風景を撮影しました。


 その他生坂村では、女性のための人権何でも相談所開設、マイナンバーカード休日交付申請窓口開設、地域未来塾などが行われました。


令和6年賀詞交歓会及び総合表彰式&昭津上空からの風景

2024年01月09日 | 生坂村の催し
 1月9日(火)の朝は気温がグッと下がり凍てつくような寒さになりましたが、日差しが届くと昼間は少し寒さが緩みました。

 午前11時から、村営やまなみ荘大ホールにおいて開催し、総合表彰式も賀詞交歓会の中で実施しました。

 最初に全員で、令和6年能登半島地震により被災された皆様に心からお見舞いを申し上げますとともに、犠牲となられた方々に追悼の意を表し、心からご冥福をお祈りするため、黙祷を捧げました。

 村議会議員各位や区長各位、各種団体の代表者など50名ほどにご出席いただき、ご来賓として、務台衆議院議員、下条衆議院議員、青木県議会議員、(株)松本山雅 神田社長にご臨席賜り盛大に開催できました。

▽ 私から、それでは、年頭に当たり、今年も「子育て支援事業」「福祉の村づくり事業」「産業振興事業」「地域活性化対策等事業」の四つの重点事業を中心に実施してまいりたいと考えております。
それらの事業の中で、保育園、小・中学校の給食費無償化の継続と、施設分離型の小中一貫教育を実施するとともに、保育と教育効果を十分に発揮できるように、施設、教材備品等の更新や充実を図り、子ども達が健やかにたくましく成長できる環境づくりと子育て世帯の経済的負担を軽減してまいります。
第九期介護保健事業計画を策定し、高齢者の保健事業と介護予防の一体的事業に取り組むとともに、高齢者生活福祉センターにおいて、高齢化や高齢者のみの世帯の増加に対応し、介護認定を受けた方も、安心してデイサービスなどを利用しながら住み慣れた生坂村で安心して住み続けられるように支援してまいります。

 産業振興事業では、道の駅いくさかの郷を中核として、一九三カラットなど生坂村産農産物の販売増による村民の皆さんの所得向上を更に進めていくほか、「最適土地利用総合対策事業」を活用し、将来の農地利用の姿を明確化する「地域計画」を策定するために、地域での話し合いにより、担い手や地域で耕作する農地と今後維持管理が難しい農地等を明確化した上で土地利用構想を作成し、地域計画の着実な策定を進めてまいります。
 生坂村の産業、経済の担い手の確保が喫緊の課題であるため「特定地域づくり事業協同組合」の拡充に努め、空き家対策補助等を啓発し、移住・定住対策を一層推進してまいります。

 行政のデジタル化に向けては、申請簡単デジタル窓口簡素化事業の推進、業務システムの統一・標準化の対応、オンライン会議の実施等による電子自治体の推進を図り、村民の皆さんの利便性を高めてまいります。
 一昨年6月16日に「生坂村ゼロカーボンシティ宣言」をしまして、昨年2月には、2050年までに当村がゼロカーボンを目指す「脱炭素ロードマップ」を策定するとともに、環境省に「脱炭素先行地域づくり事業」を申請し、4月28日には脱炭素先行地域に選定されました。
 当事業に関しましては、10区に出向き村民説明会を開催した後、村民の皆さんにアンケートをお願いし、当村の脱炭素の実現に向けた取組については、必要28%、どちらかといえば必要33%で、合わせて61%という結果から、脱炭素事業への取組に関して、村民の皆さんに一定のご理解をいただいているものと考えております。
 現在、当事業計画に基づき、調査、設計等を検討協議しており、着実に当事業が遂行されていますので、村民の皆さんも当事業をご理解いただき、人口減少、少子高齢化などの課題を抱える当村の状況や未来の生活のために「地域エネルギー」の重要性を認識していただきますようお願いする次第でございます。 

 下生坂雲根地区のいくさか『創造の森』では、コミュニティスペースを拡充し、松本山雅の皆さんにもご協力をいただき、「森のレストラン」などを開催し、村民の皆さんが交流する機会を創出するとともに、村内外に対し、脱炭素型ライフスタイルを提唱してまいります。
 その他にも、村民の皆さんのニーズに応えられる施策の推進を図り、将来の見通しを充分考慮した有効で効果的な事業遂行に努めてまいりますので、村民の皆さんのご理解、ご協力をお願いしますとともに、関係各位のご指導、ご支援をお願いする次第でございます。

 それでは、今年度の総合表彰式では、それぞれのお立場で村に対し貢献をされました二十三名の皆さんを表彰させていただきます。
受賞される方々は、選挙管理委員会委員として、区長として、農業委員として、人権擁護委員としてなど、それぞれに生坂村のためにご尽力くださった皆さんでございます。

 皆さんのご活動により、村民の皆さんが、生坂村で安全で安心して暮らし、コロナ禍ではありましたが、様々な取組が行われてきたと感じているところでございます。
 受賞される皆さんのようにそれぞれのお立場で、村、地域に対してご尽力、ご指導をしていただかないと、村民の皆さんが絆を深め、支え合い育んでいけないのでございます。
 長年にわたりましてのご労苦に対し、心より深甚なる敬意を表し、感謝を申し上げる次第でございます。

 村民の皆さんも、本日表彰される皆さんのように、それぞれのお立場で、村政に参画、貢献をされているところでございますので、引き続き生坂村及び地区の皆さんのためにご支援とご協力をお願いいたします。
 結びに、生坂村の発展とご出席の皆さん並びに村民の皆さんのご健勝、ご多幸をご祈念申し上げますとともに、本年は今後、平穏で幸せ多き年となりますことを心からお祈り申し上げるなどの開会の挨拶とさせていただきました。


▽ 今年度の総合表彰式では、23名の内、区長として、選挙管理委員として、農業委員として、人権擁護委員として、文化財保護及び公民館事業の行政運営に協力された方、それぞれ長きにわたりご活動されました方々でございます。




▽ 竹内さんが選挙管理委員会委員長として、大勢のご来賓の皆様をお招きしての、このような席で受章を賜わりましたことは、この上ない喜びであり、深く感謝申し上げます。
 本日、受章された皆様はそれぞれの立場で職責を全うされた方々で、私は令和元年に選挙管理委員に選任され選挙の適正な執行にあたってまいりました。この間には、いくつもの選挙が執行され、間違いのない選挙が行われるよう常に緊張感をもって職務の遂行をして参りましたが、大過なく職責を全うできましたことは、ひとえに皆様のご協力と、ご支援によるものと感謝しております。

 受賞者一同は、今回の栄誉を励みとし、これからも研鑽を重ね精進して参りたいと思います。そして、村民としてそれぞれの立場で村の発展のため微力ながらご協力して参る所存ですので、引き続きのご支援をお願いいたします。
結びに、本日お集まりの皆様の今年一年のご健勝と、生坂村の益々の発展をご祈念申し上げますなどの受賞者を代表しての謝辞を述べられました。

▽ 務台衆議院議員からは、能登半島地震の避難者支援の状況などを話され、177年前に発生した善光寺地震で甚大な被害に見舞われたことから、当村もいつ被災するか分からない状況の中、脱炭素先行地域の取組によって、太陽光で発電し蓄電池に溜めて自前の電気で賄えることは、災害に備えることになりますから、当事業を成し遂げるためにしっかり支援してまいりますなどとご祝辞を賜りました。

▽ 下条衆議院議員からは、全国の中山間地域では人口減少、少子高齢化が顕著であり、長野県でもそういう町村が多いので、道路などのインフラを整備して、田舎に戻ってきてくれる若者を増やさなければなりませんし、農業などの産業振興を図っていって生坂村の活性化に結びつけていくように、しっかり支援してまいりますなどと祝辞を頂戴しました。

▽ 青木県議会議員からは、能登半島地震の被災地では、道路が寸断されて支援物資が届かない状況であり、生坂村も南北に走っている国道19号が寸断すると孤立してしまう可能性が高く、そういう点からも東西への県道のトンネル化を一緒に訴えていきたいと考えますし、今月末には県議会議員の仲間で生坂村の脱炭素の取組や道路整備などについて話し合いをしましょうなどのご祝辞をいただきました。

▽ (株)松本山雅 神田社長からは、脱炭素先行地域づくり事業の共同提案者になって、雲根地区の創造の森プロジェクトをお手伝いしていますし、ホームタウンとして村民運動会やイクランなどにも参加させていただきましたが、今後も脱炭素関係が本格的に動き出しますので、更に生坂村の情報発信などのお手伝いをして活性化に貢献していきたいなどの祝辞をいただきました。

▽ 太田議長からは、令和6年 生坂村賀詞交歓会の開催にあたり議会を代表して一言お祝いを申し上げます。昨年は縮小しての開催となりましたが、コロナ感染症5類移行に合わせ今年から従来の形でこの賀詞交歓会が開催できることお喜び申し上げます。
 また、先ほどの総合表彰において、それぞれ表彰された皆様におかれましては日々、生坂村の発展にご尽力いただいていることに感謝すると共に、その功績を評価されましたことに心からお祝いを申し上げます。どうか引続き生坂村の発展の為に、お力添えを宜しくお願い致します。

 ここで少し議会のお話をさせて頂きます。当議会では平成29年より議会改革に取り組み、報酬改定も追い風となり令和3年4月の選挙では20年振りに選挙戦となり3人の新人議員が誕生しました。
「村民に身近な議会」を合言葉に様々な取り組みを行いはじめ、これかという昨年2月、新人若手議員の不祥事に伴う辞職。また、3月には皆様の付託を受けていながら身勝手な理由による辞職と、村民の皆さまの信頼を裏切ってしまうような事態が立て続けに発生し村民の皆様に大変申し訳ないと重く受け止め議会としても大変遺憾に思っております。

 その後の補選で新たに2名の議員が入り議員定数は確保できましたが、議会として二度とあのような不祥事が発生しないよう議員個人の資質向上に繋がる 研修などを積極的に行いたいと考えています。
 また、昨年9月のアンケートで頂いた結果も参考に、これまで進めてきた議会改革について検討していきたいと考えています。談話室「山彦」については、今までお話ができなかった方々を中心に、出張形式で継続をしていきたいと考えています。昨年7月には社会福祉協議会の職員の皆さまと初の出張山彦を開催しております。コロナ感染症が5類移行とはなりましたが、今後も状況を見て判断しながら実施していきたいと考えております。

 昨年は県内外の議会から、このような当議会の取組や議会改革が注目され、視察に訪れて頂き、取り組んできた議会改革について講演や意見交換をさせて頂く機会が増えました。このように地方議会の課題解決に向けた先進的な取組として大きく評価して頂けたのも全ては村民の皆さまのご理解と行政のご協力のおかげです。これからも議会一丸となって村民に近い議会を目指して更に議会改革を進め生坂村の更なる発展に向け邁進してまいりますので、引続きの御指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたしますなどの祝辞を述べられました。

▽ 瀧澤区長会長から、生坂村の益々の発展と村民の皆さんのご健康、ご多幸と今年一年が平穏な年でありますことなどを願い、声高らかに乾杯の発声をしていただき祝宴が始まりました。

▽ コロナ禍前の様に一献交わしながら、当時の役職のこと、村政や議会ことなど様々な話で盛り上がりました。


▽ 瀧澤商工会長のご発声により、村民の皆さんのご健康、ご多幸と今年一年が良い年になりますことを祈念され、万歳三唱をして賀詞交歓会がお開きになりました。

 村民の皆さんはそれぞれのお立場で、村政に参画、貢献をされているところでありますので、引き続き村民の皆さんをはじめ関係各位のご支援、ご指導を賜ります様お願い申し上げます。

 表彰をさせていただいた皆さんには、長年に渡りましてのご労苦に対し、心より深甚なる敬意を表し感謝を申し上げますとともに、お忙しい中、ご出席くださいました皆さんに御礼を申し上げます。

昭津上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、朝霧が深く立ち込めていた昭津上空からの風景を撮影しました。

 その他生坂村では、小・中学校で3学期始業式、保育園献立会、いくさか歩こう部、2班の皆さんの元気塾などが行われました。


令和6年生坂村消防団出初式

2024年01月07日 | 生坂村の催し
 1月7日(日)午後2時から、軽快なラッパ班の演奏に合わせて、「いくっ子消防団」を先頭に本部、第1分団、第2分団、第3分団、本部ポンプ車、各部の小型ポンプ搭載車、明科消防署の消防車・救急車と続く、規律正しい分列行進が行われました。

 今年は原田副団長を先頭に、「いくっ子消防団」が可愛らしく行進しました。今年も前の人の後を順番に、少し離れましたが楽しそうに行進してくれました。



▽ 中山副団長を先頭に、本部、第1・2・3分団と元気良く行進しました。






▽ 本部車を先頭に、各分団と明科消防署の救急車・消防車も行進していただきました。




 2時25分から体育館で、歴史と伝統ある生坂村消防団出初式が、コロナ禍前の様に全団員の参加と来賓は村内在住に絞ってご臨席を賜り厳粛に開催しました。

▽ 最初に全員で、令和6年能登半島地震により被災された皆様に心からお見舞いを申し上げますとともに、犠牲となられた方々に追悼の意を表し、心からご冥福をお祈りするため、黙祷を捧げました。

▽ 「国旗に注目」の後、原田副団長の開式の辞、「団旗に注目」と出初式が始まりました。



▽ 私が山本団長から人員報告を受けました。

▽ 山本消防団長から、昨年を振り返りますと、今まで新型コロナウイルス感染症の流行によって、中止や縮小を余儀なくされてきた各種訓練や行事・式典等も、少しずつではありますが、再開し活動できる環境となってまいりました。
 しかしながら、災害は、そのような事情とは関係なく訪れ、4月9日に草尾地区で建物火災が発生し、午後8時前の通報から、翌朝6時の鎮火まで、10時間に及ぶ消火活動に従事し、明科消防署を中心とした常備消防との連携によって、長距離中継送水を行い、山間部における林野火災等の延焼を防ぎ、被害を最小限に治めることができました。
さらに、本村は中山間地域に位置しており、一級河川の犀川が村を南北に貫流しているため、大雨が降った際には、土砂崩れや河川増水等の水害にも備える必要があります。

 このように、我々消防団の果たす役割は地域防災力の中核として、その活動の重要度は計り知れないものとなっております。
 そのため、我々消防団は、松本広域消防局や明科消防署などのご指導とご支援のもと、訓練や講習に励み、消防技術の向上と知識の習得に努めており、地域住民の皆様には、今後も消防団活動へのご理解とご協力を賜わり、自主防災組織などと一体となって、複雑多様化する災害に、迅速かつ的確に対応できるよう取り組み、安心して暮らせる地域づくりを築いていくことが重要になると考えております。

 今後も、社会環境や価値観の変化とともに、消防団を取り巻く環境は一層厳しくなっていき、若年層の団員の減少、在籍団員の高齢化等、様々な課題を、村民皆様のご理解とご協力をいただき、解決しなければなりません。
 このような現状の中におきましても、村理事者並びに村議会、住民の皆様方には、深いご理解とご配慮をいただき、今年度、機能別分団の創設やガンタイプノズルの導入、水利台帳システムの整備など、消防施設や備品の整備が着実に進められ、団員の安全確保と住民が安心して生活できる環境の構築が図られていること。
 さらに出動率70%以上の団員を対象に、村内各事業所で使用できる消防団員応援商品券の交付、団員報酬の個人支給など、適切な処遇改善にご尽力いただいていることに、深甚なる敬意と感謝を申し上げますなどの式辞を述べられました。

▽ 私からは、昨年当村は、4月に草尾長谷久保地区において大きな建物火災が発生してしまいましたが、生坂村消防団と松本広域消防局との連携による中継送水やジェットシューターを背負っての消火など、十時間以上におよぶ消火活動を行っていただき、林野への延焼を免れ、山林火災を防いでいただきましたことに感謝を申し上げる次第でございます。
 また昨年全国では、相次ぐ台風や前線の停滞などにより、豪雨、地すべり、河川の氾濫、浸水、降雹、強風など多くの自然災害に見舞われました。
当村も出水期前の五月、六月と激しい雨により土砂崩落や護岸の決壊、道路の陥没などの災害が発生し、やはり自然災害のリスクが益々高まっている状況でございます。

 それは、世界でも頻発している集中豪雨や猛暑など、地球温暖化に起因する気候危機であり、全世界共通の喫緊かつ最優先の課題となっております。 
 今、世界が脱炭素の実現へ力を合わせて取り組んでいる中で、当村も未来を担う子どもや孫たちが安全で安心して暮らせる持続可能な生坂村を構築するために、脱炭素社会を目指す必要性を痛切に感じ、一昨年6月16日に、「生坂村ゼロカーボンシティ宣言」をさせていただきました。

 そして、昨年2月に脱炭素ロードマップを策定するとともに、環境省へ「脱炭素先行地域づくり事業」を申請し、4月28日には脱炭素先行地域に選定され、現在、各事業の調査、設計、計画等を検討協議しているところでございます。
 消防団員各位には、この様な様々な状況を踏まえ「自らの地域は自らで守る」という郷土愛護の精神に基づき、防火啓発活動、各種技術訓練などに献身的にご活動され、個々の資質の向上と知識、技能の習得に努められ、あらゆる火災、災害にも対応できるようにしていただき、生坂村の防災力の充実強化を図るために、引き続きのご活動をお願いする次第でございます。

 行政としましては、団員各位の活動に応えるために、今年度、昼間の火災や大規模災害に備え、特定の活動に従事する機能別消防団員制度を導入し、防災力のさらなる強化を図り、村民の命と財産を守るための基盤づくりを進めておりますので、更なる出動率の向上と新入団員の確保をお願いしますなどと訓示を申し上げました。

▽ 長野県消防協会長表彰の特別無火災章を、第一分団が受章されました。

▽ 長野県消防協会長表彰の永年勤続功労章を、第2分団小山部長が受章されました。

▽ 長野県消防協会長表彰の功労章を、第1分団腰原分団長が受章されました。

▽ 長野県消防協会長表彰の努力章を、消防団本部吉川本部長が受章されました。

▽ 長野県消防協会長表彰の精績章を、第3分団岩間分団長が受章されました。

▽ 長野県消防協会長表彰の技術章を、第2分団瀧澤分団長が受章されました。

▽ 長野県消防協会長表彰の精勤章を、代表して第2分団竹内班長が受章されました。

▽ 松本消防協会長表彰の功績章を、代表して第1分団吉井班長が受章されました。

▽ 松本消防協会長表彰の功労章を、第2分団瀧澤副分団長が受章されました。

▽ 松本消防協会長表彰の精績賞を、代表して第3分団藤澤副分団長が受章されました。

▽ 松本消防協会長の精勤章を、代表して第1分団上條班長が受章されました。

▽ 私から3年間無火災であった第1分団に無火災章を授与しました。


▽ 生坂村消防団長表彰の勤続功労章を、代表して第3分団腰原団員が受章されました。

▽ 生坂村消防団長表彰の功労章を、代表して第2分団藤澤班長が受章されました。

▽ 生坂村消防団長表彰の精勤章を、代表して第1分団久保田班長が受章されました。

▽ 受賞者を代表され、第1分団腰原分団長から、消防団活動といいましても、生坂村に住む者の一人として、ごく当たり前の事をしているまでであり、このような表彰を受けられるということは、諸先輩方をはじめ村民皆様方の深いご理解とご協力を得られたからこそ、消防団員としての活動を行なうことが出来たと思っております。
 今後もいっそう予防消防に徹し、火災のない村となるよう微力ではありますが、努めてまいりますなどと謝辞を述べられました。

▽ 来賓祝辞として太田村議会議長から、消防団の皆さまには、火災を始め様々な災害から村民の生命・財産を守るために、日夜、献身的に活動していただいてることに対し、深く敬意を表しますとともに感謝申し上げます。併せて、先ほど表彰を受けられました団員各位また、そのご家族のお皆さまの長年にわたるお支え、ご功績に対し、心から敬意を表し、お祝い申し上げます。

 私自身も消防団員として活動して、昨年4月の草尾区長谷久保で発生した住宅火災に出動して約10時間の消火作業をおこない、活動の厳しさを改めて感じると共に消防団活動に対する補償、備えを充実させることは、団員の活動環境を担保する上で大切だと感じました。

 議会といたしましても、現場での課題をしっかりと把握し、消防力や防災力の強化と団員の活動環境の向上に繋がる取り組みを応援して参りたいと思いますので、本年も村、村民の生命財産を守るために一層のご協力を賜りますようお願いいたしますなどの祝辞を頂戴しました。

▽ 続いて松本広域消防局明科消防署 青柳署長から、昨年を振り返りますと、当消防局管内における火災発生件数は137件となり、前年と比較して13件減少いたしました。
これはひとえに、消防団の皆様による日頃の防火・防災活動の賜物と思っております。

 本年も私どもは防火安全対策を一層強化してまいる所存ですので、生坂村消防団の皆様におかれましても、引き続きご協力をお願いいたします。
 またお陰様で当消防局管内では大きな災害は無く、概ね平穏な一年でありましたが、全国的には災害級ともいえる猛暑となり、その暑さに伴う豪雨災害等の自然災害が日本各地で発生しました。
 さらに、年の明けた元日には、石川県能登地方を震源とする強い地震が発生し、多くの被害が出ており、災害は時、場所を選ばず起きることを痛感した次第であります。

 この様な大規模な災害が発生すれば、地域防災の要として先陣を切って災害現場に駆け付け、献身的に活動される消防団員の皆様には、ますます村民の大きな期待がよされております。
 松本広域消防局といたしましても、消防団の皆様との両輪の結束と連携を更に強固なものとし、生坂村の安全・安心を支えてまいる所存ですので、共に邁進いただきますようお願い申し上げますなどのご祝辞を頂戴しました。

▽ 「団旗に注目」、原田副団長の閉式の辞で終了しました。来賓の皆様、消防団員各位など関係の皆さんには、寒い中ご参加くださり大変お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。




生坂村令和6年二十歳の集い&宇留賀上空からの風景

2024年01月03日 | 生坂村の催し
 1月3日(水)は雲が広がってスッキリしない空になり、天気は下り坂で夕方にはポツッと雨が降りました。

 午後1時よりやまなみ荘大ホールで生坂村令和6年「二十歳の集い」を挙行しました。男性7名女性8名計15名の二十歳が対象で、13名の出席と1名がWebで参加していただき、女性は華やかな振り袖姿と、男性はスーツ姿や袴姿に身を包み晴れやかな式となりました。

 式典には、二十歳の皆さんの両親や恩師、公民館長、議員各位、分館長各位、区長会長、農業委員会長、民生児童委員会長、農業公社理事長、社会福祉協議会長、代表監査委員、教育委員、松下駐在など関係各位のご臨席を賜り、厳粛の内に盛大に行われました。

  高野公民館長の開式のことばで始まり、式典の最初に出席者全員で、生坂村讃歌「山紫に空は澄み」を斉唱しました。

▽ 私からは、昨今気候変動により全国各地で自然災害が激甚化・頻発化している状況下において、先月国連の気候変動会議(COP28)では、2030年までに対策を加速し「化石燃料から脱却する」ことを盛り込んだ合意文書が採択されました。
 当村では、一昨年6月16日に「生坂村ゼロカーボンシティ宣言」をしまして、昨年は、脱炭素ロードマップを策定するとともに、環境省に「脱炭素先行地域づくり事業」を申請し、4月28日には脱炭素先行地域に選定されました。

 当村が当事業を遂行することは、ゼロカーボンに向けて積極的に取り組むことであり、それによって生坂村の経済を活性化させるとともに、再生可能エネルギーの積極的な導入により、産業と雇用を創出し、村民の皆さんの生活と地域のレジリエンスが向上することに結び付くと考えております。
 そして、生坂村で安全・安心な住みよい環境を確保して、将来にわたって持続可能な生坂村を構築していくために、小さな村の大きな挑戦となる一世一代の大事業の時代に、皆さんは、二十歳という人生の節目を迎え、社会の一人前の大人として、今日まさに船出をしようとしております。

 これからの道のりは、人生の喜びや楽しみとともに、悩みや苦労も多いことだろうと思います。しかし、だからこそ皆さんの「若さ」で乗り越えていただきたいと願う次第でございます。
そして皆さんには、郷土生坂村と、将来も生き生きとした関わりを持っていただきますようお願いいたします。

 唱歌「故郷」の歌詞の三番には、「志を果たして いつの日にか帰らん 山は青き故郷 水は清き故郷」とあります。
 しかし現在、著しい人口減少に直面している日本の多くの地方、「故郷」は、「志を果たして いつの日にか帰らん」ではなく、志を果たすためにこそ、故郷に暮らそうという若者を、そして、志を故郷で果たし「故郷で錦を飾る」若者を必要としております。
 生坂村でも、そんな若者が一人でも多く住んでいただきたいと願っております。

 また、生坂村讃歌にも歌われております豊かな自然・歴史・伝統文化を持つ生坂村は、皆さんのご家族をはじめ、多くの先人たちが立派に築かれて来られました。
 この生坂村に誇りと愛着を持ち続けていただき、今まで皆さんを育んできた郷土生坂村を、これからは皆さんが育み、伸ばしていく大きな役割を果たしていただきたいとお願いする次第でございます。
 結びに、今日の門出を重ねて心から祝福し、二十歳の皆さんのお一人おひとりの前途に幸多かれとお祈りいたしますとともに、どうぞ、皆さんがそれぞれ秘めている無限の可能性を信じて、自分の夢や希望に向かって、晴れやかに一歩を踏み出していただきますよう念願するなどのお祝いの言葉を申し上げました。

▽ 新成人代表の藤原さんに、ガラス器などの記念品を贈ります目録を朗読して渡しました。

▽ 太田議会議長より、若いときは様々な場所を飛び回り見聞を広げ友人などと語らい、思い出を作ることができる、そんな時間だと思いますが、新型コロナウイルスの影響によりここ数年間の日常は大きく変わってしまいました。
 これまで当たり前のように出来たことが出来なくなり、皆さんも制約のある環境で、これからの人生について考え、学業や仕事をしてきたと思います。

 昨年5月のコロナ5類移行に伴い、徐々に元通りの生活ができるようになってきています。これからしっかりと見聞を広げていただき仲間と若いからこそ出来ることを思いっきりやっていただければと思います。
 皆さんにはその権利があります。そして皆さんの生涯にわたる絆を作っていく時間としていただきたいと思います

 人の言葉ではありますが、私から助言として、次の言葉を贈ります。
 「ただ年齢を重ねるだけで大人になるとは限らない。自分のことばかり考えず、他人との違いを受け入れて相手を思いやり、子供のような心を忘れないこと。それは・・・正直であること。・素直であること。・夢中になること。これを・・何も考えずにできるのが子供で、自然に振る舞うことが出来れば素敵な大人になる。」
 私はだいぶ歳を重ねてから、この言葉を聞きました。
 そして胸に落ちる物がありました。もしよろしければ頭の片隅に覚えておいていただけたら幸いです。

 自ら考え、工夫をすれば生きていくこと、夢を実現するための努力をすることができます。どうかこれからの未来、自分が何をしてみたいかを考えてみてください。20代のうちは多少の失敗をしてもやり直しがききます。やりたいことが見つかっている人も、これから見つける人も目の前のことに集中して新しいことにチャレンジしてみてください。
 私たち議会は行政と共に全力で皆さんを応援し、皆さんが自身の夢や希望に向かって大きく羽ばたき、将来この生坂村を支え、盛り上げていただけることを願うなどのお祝いの言葉を述べられました。

▽ 答辞をされた平林くんからは、私たちの中には既に職に就いた者もいれば、学業を続けている者もいます。置かれた状況に違いはありますが、一人一人が自分の行動に責任を持ち、社会の一員として常に向上心を持って前進していく覚悟でおります。

 私は現在、生坂村から離れ、県外で生活をしています。様々な刺激を受け、少しずつではありますが自分の成長を感じています。その成長は生坂村の環境で育まれた人間性などを含めた基礎があったからこそだと思います。
 県外に出て改めて「生坂村」が私にとって大きな存在であることを実感しました。
 私たちを育ててくれたこの村に、何か少しでも恩を返し、貢献できるよう努力したいと思います。

 最後になりましたが、小中学校の先生方、地域の皆様、そして20年間誰よりも近くで私たちを支え、育ててくださった両親、家族に心より感謝申し上げます。
 二十歳を迎えたとはいえ、まだまだ未熟な私たちに、今後より一層のご指導をよろしくお願いいたしますなどと挨拶されました。

▽ 上條教育長の閉会のことばで式典は終了しました。

▽ コロナ禍前の様に祝賀会の準備の間に、記念撮影を行いました。例年頼んでいる写真屋さんですから、着物を整えたり笑顔になるよう話されてシャッターを押していました。


▽ 祝賀会は高野公民館長の開会のことばで始まり、私の乾杯の発声で祝賀会に入り、お互いに近況や小・中学校時代の話などをし、スマホで撮影したり、校長先生や恩師とも懐かしい話で盛り上がっていました。



▽ 祝賀会では、スライドで懐かしい写真を見て、大きな声で笑ったりして、小・中学校時代の話が弾んでいました。



▽ 続いて、小・中学校時代の担任の先生と校長先生から、教え子達との思い出や大人なるためのエールなど激励の言葉をいただきました。






▽ 最後に二十歳の皆さんから近況と今後の目標などを言っていただきました。


 二十歳の皆さんから近況や今後の目標などをお聞きし、しっかりした考えを持っていて頼もしく感じましたが、引き続き郷土生坂村に関心を持ち続けていただきますよう願っております。



 ▽ 太田議長の発声で、二十歳の皆さんの前途を祝し、生坂村の発展を願って、一本で締めていただき祝賀会が閉会しました。


 多くのご来賓の皆様をはじめ、小・中学校時代の校長先生、担任の先生、ご家族の皆様にご臨席を賜り、ご光彩を添えていただきましたことに感謝を申し上げます。そして、二十歳の皆さん、ご健勝にて益々のご活躍をご祈念申し上げます。

△▽ 毎朝恒例の撮影は、朝霧が残っていて朝日が薄雲から差してきた宇留賀上空からの風景を撮影しました。
宇留賀上空からの風景