選挙ブログ

選挙を中心に政治の話題を取り上げていきます

07久留米市長選

2007-01-21 | 福岡・佐賀・長崎
 久留米市長選は、1月21日に無投票が決まった。
 
 民主・福岡6区支部は、現職・江藤守国の推薦を正式決定し、支部長の古賀一成・衆院議員が江藤に推薦状を手渡した。

 江藤は、自民・公明両党と農政連の市内支部の推薦も得ており、与野党の相乗り推薦が確定した。

 共産党は候補者の擁立を断念しており、政党推薦は江藤だけ。

 民主党内では、古賀氏と自民党の鳩山邦夫氏が05衆院選で対決し、江藤が与党支持を鮮明にしたことから、推薦に反対意見もあった。
 しかし、古賀と江藤の支持者は一部重なっており、支持者を割りたくない事情があった。

 江藤は、4人が立候補した03市長選で初当選。
 前回は自民党だけの推薦だったが、今回は3党の推薦で支持基盤を厚くした。
 一方、共産党は「要請を固辞された」として候補者擁立を断念していた。
 久留米市は人口30万5千人。
 同規模の自治体で無投票となったのは、九州では99佐世保市長選以来。



=見解=

 民主は、福岡市長を取って、北九州でも北橋前衆議院議員が奮闘中。
 さあこれからという時に、国政で中立も守れない現職市長を推薦。
 自民党に変わる選択肢を提示できない民主党に、存在価値はありません。

07垂水市長選

2007-01-21 | 熊本・鹿児島・沖縄
1月21日、垂水市長選の投開票が行われた。

 単独での市政継続か、隣接市との合併かが主な争点だった。

 
当選 水迫 順一  73 無・現

落選 矢野  繁   59 無・元

(投票率84%)。
 
  現職・水迫順一が、元職・矢野繁を破り、再選を果たした。


07知事選~山梨

2007-01-21 | 山梨・長野・新潟
山本知事は、県議会定例会で再選を表明した。 
 自民・民主・公明・連合などに推薦要請を出した。

 横内正明元衆院議員は、立候補を表明した。
 自民党県連に推薦要請する。
 知事選では、山本栄彦知事が再選立候補を表明しており、前回知事選と同じ候補者が対決することになった。

 横内は深沢登志夫県議、03知事選の井上幸彦支持者らでつくる「ふるさと山梨を考える会」の前原昇会長とともに記者会見に臨んだ。
 横内は04参院選立候補時に次期知事選への不出馬を表明していた。
 韮崎市長選に立候補表明している実弟の公明と、兄弟で知事選、市長選に立候補することを批判する声もある。

 共産党県委員会は、県議の石原秀文を擁立した。
 県議選甲府市選挙区で初当選し、現在三期目。
 今期限りでの県議引退を表明していた。

 「リセット山梨・県民の会」は、美術館主宰の金子望の擁立を決めた。
 無所属で立候補し、政党の推薦は受けない。

【山輝会】
  
 山本の後援会・山輝会は県内全域に3総支部・85支部が置かれている。
 総合選対本部長には県中小企業団体中央会会長の宮川睦武、最高顧問に小沢鋭仁・後藤斎・中島真人・輿石東が就任。
 自民、民主、公明各党県議が役員を務め、市町村長、市町村議会議長が選対委員に名前を連ねた。

【自民・国会議員】  
 
 堀内光雄と中島真人が山本を支持する
 保坂武・赤池誠章が横内支持を表明。
 長崎幸太郎、小野次郎両衆院議員は現時点では態度を明らかにしていない。
 
 山梨1区を地盤とする赤池の横内支持に対し、山本派県議・甲府市議らが反発。
 次期衆院選での協力を拒否する“絶縁状”を出すなど溝を深めていて、知事選後の来夏参院選で挙党態勢を組めるか課題を残す。

 赤池後援会の中村昌訓会長は山本知事の選対本部役員に就任している。
 山梨1区県議五人のほか、甲府市議の大半も山本知事を支持している。
   
 自民党に復党した堀内光雄が、辞任した自民党富士吉田支部長に復帰した。
 これに対し、選挙区で競合する長崎幸太郎衆院議員は反発。
 新たな火種になりそうだ。 

【自民・県議】
 
 自民党県連が県議団として山本知事の再選支持を決定した。
 自民党政和会ではこれまでに、山本派の代表質問が決まっていたが、二人目の代表質問者として横内派の臼井成夫が希望した。
 山本派が反発、会議は紛糾した。
 代表質問は会派の代表一人が行うのが一般的。
 山本知事支持派の高尾のほか、横内氏支持派の臼井が登壇すれば、同一会派でありながら“与野党”の立場に分かれて代表質問する異例の事態となる。

 横内支持派の代表質問を認めるかの混乱を契機に、自民党政和会の深沢登志夫ら九人は、新会派「自由民主党」を結成した。
 自民系会派は、山本支持の自民党政和会と、横内支持の自由民主党に分裂した。
 自民系会、会派分裂劇に発派は一本化から一年五カ月で再分裂し、参院選への影響は必死だ。
 
 03県議選後も、県連が山本知事と横内氏の支持で分裂した03知事選のしこりなどもあって割れた状態が続いた。
 05年7月に当時四会派だったのが一本化した。
 その後も、会派こそ割らなかったが、内部は実質的に分裂状態だった。
 同党県議団は過去の分裂劇を踏まえ、参院選を控えていることから、知事選対応では会派を割らないことを申し合わせていた。
 
 年明けの山梨県知事選で、自民党県連池田支部など甲府市内の三支部が、山梨1区県議団に対し、知事選は自主投票で対応することを求めた。
 要望したのは池田、貢川、石田の三支部。
 山梨1区支部の知事選対応をめぐっては、支部長の赤池誠章衆院議員が横内支持を示している。
  一方、自民県議や山梨市議、甲州市議の有志は山本栄彦知事を支持しており、横内支持を決めた赤池に抗議文を提出している。

 自民党県議団(26人)は多数決で、山本知事の推薦を決めた。
 3区県議を中心に9人は横内支持で、知事選対応は分かれている。

【自民・甲府市議】

 赤池誠章が横内支持を表明したことに対し、山本知事を支持する自民党系甲府市議11人が、赤池に“絶縁宣言”を文書で通告した。
 甲府市議会の自民党系市議十九人のうち、山本知事派は十七人。
 2区の中道・上九一色地区の市議4人を除く2人は、個人的な関係などを理由に加わらなかった。
 赤池には、自民党1区県議5人と山梨・甲州両市議計13人も抗議文を提出している。

 自民党県連甲府市支部が、再選を目指す宮島雅展市長の推薦を見送る。
 県議、市議の大多数が宮島支持だが、同日の知事選で山本と横内に支持が割れ、市長選対応を協議できないことが背景にある。
 甲府市長選は、現職対共産党公認候補の一騎打ちが確実。
 宮島を、民主党県連と公明党県本部が推薦し、社民党県連が支持する。
 共産党甲府・東山地区委員会は公認候補を擁立していた。

【市町村会】

 県市長会や県町村会など六百十団体が山本知事に再選立候補を要請した。
 県町村会は、山本知事を推薦した。
 
 県町村会長の小佐野常夫富士河口湖町長が、会長職の辞した。
 富士河口湖町では町議20人のうち17人が、横内支持である。
 小佐野町長は、山本推薦を決めた県町村会長にとどまれない状況となった。

【民主】
 
 民主党は、03知事選で公党として唯一、山本知事を推薦した。
 山梨県知事選で、民主党県連は、県連独自で山本栄彦知事を推薦した。
 推薦については、小沢一郎代表の他党との「相乗り禁止」方針に抵触する可能性もあり、党本部の決定に先立ち県連として推薦した。
 ただ、山梨3区を中心に、党員や支援団体である連合関係者の一部が横内支援に流れており、必ずしも一枚岩でない。    
  
【山教組】

 県教職員組合の動きが低調だ。
 04参院選で山教組などで構成する政治団体による資金集めが問題化し、大量処分された影響がある。
 山教組は再選を目指す山本栄彦知事を推薦したが、慎重な姿勢となっている。
 山教組は03知事選で山本を支援、組織をフル回転させて運動を行い、激戦を勝ち抜く原動力になった。
 
【公明党】
 
 公明党県本部は山本の再選を支持、自民党が県議団の推薦にとどまり、機関決定していないことから党推薦ではなく、県本部支持となった。
 しかし、自主投票とした前回とは違い、県本部対応は明確にした。

【共産党】 

 共産党は当初模索していた革新系無党派候補の擁立作業が難航したため、県議引退を表明していた石原を党公認で擁立した。

【社民党】

 社民党は、いずれも支持せず、前回同様に自主投票とした。


=序盤情勢= 

(山梨日日)

 山本・横内が他の二人を引き離し、互角の前哨戦を展開。
 山本・横内がすべての年代で石原・金子を引き離して浸透、拮抗している。
 山本は出身地の甲府市のほか、峡東、県東部地域で浸透し、横内は衆院議員時代に地盤とした山梨3区などで支持を広げている。

 とりあえず、事実上の一騎打ちという形ということでしょうか

=私の展望=(1月12日)
 
 山本25 横内20

 自民分裂、片方に民主が乗るというところまでは、宮崎県知事選と同じ。
 ただ、山梨では、民主と公明が同じ陣営に属する。
 党派単位で見れば、現職有利。
 現状は党派間対決よりも、地域間対決色濃く、中東部で山本、西部で横内といったところか。
 宮崎と異なるのは、第三の候補の知名度。
 宮崎では浮動票の大きな部分をさらうが、山梨の候補がそこまで浸透するか微妙なところ。
 横内が政治への不満の受け皿となり、批判票を一手に終結できる分、宮崎の川村より展開に恵まれている。
 それでも、組織力、県都を抱える地の利から山本が優位とみる。
 浮動票を集め、横内が逆転する可能性も十分にある。

=中間情勢=(1月12日)

(共同通信)
 
 横内正明と、現職の山本栄彦が激しく競り合っている。

 地域別では、横内が韮崎市などで優位、甲府市で山本がリードしている。

 横内は、自民党支持層の約4割、公明党支持層の約4割、民主党支持層の3割から支持を得ている。

 山本は、民主党の支持層の約5割、自民党支持層の3割強の支持を得ているが、公明党の支持層は3割弱の支持にとどまっている。


=私の展望=(1月12日)
 
 山本の自民・公明からの支持が思っていた以上に弱い。
 基本的に民主支持層は現状変革を望む層なので、現職一本にまとまらないのは織り込み済み。
 山本は、公明・創価学会の支援が鍵になりそう。

=中間情勢=

(山梨日日)

 横内、山本が、競り合っている。

 国会議員や県議が分裂状態の自民党は、横内が優位、山本も支持を広げ、両候補が激しく票の奪い合いを展開している。
 民主党は、県連が推薦を決めた山本が支持を集め、横内も食込みを見せている。
 県本部が山本候補の支持を決めた公明党は、横内、山本で割れている。
 無党派層も横内、山本に支持が分かれる。


=中間情勢=(1月15日)

(読売)

 横内が地盤の衆院3区で他候補を上回る支持を獲得した。
 自民、民主両支持層の4割、無党派層でも3割を固めた。
 
 山本は自民支持層の3割、公明支持層の6割、民主支持層の4割から支持を得ている。



横内 正明  無・新 235,383
山本 栄彦  無・現 187,955
石原 秀文  共・新  24,203
金子 望   無・新  13,315

07亀岡市議会選挙  

2007-01-21 | 京都・滋賀
 1月21日、亀岡市議会選挙の投開票が行われた。

=京都4区=
 
 亀岡を含む、桑田・船井地域は、野中弘務が圧倒的な強さで連続当選を続けた京都4区に属する。
 野中引退後は、その後継である元亀岡市長・田中英夫が地盤を引き継いだ。
 ところが、郵政騒動で、4区の主は、野中と長年対立してきた中川泰宏に移る。
 復権を狙うかつての実力者・野中と中川。
 その主戦場が、亀岡・園部・八木を含む桑田・船井地区なのだ。

 自民対決が注目されるが、民主も比例ながら4区から衆議院議員を輩出した。
 政権交代を訴える民主党。
 来年の府議選・亀岡選挙区での議席獲得に向け、2人当選を目指す。 
 

=対決の構図=

 党派別では共産5、公明3、民主2、無所属22で女性は6人。
 立候補を見送った現職市議のうち5人が今春の府議選同市選挙区に立候補の意欲を見せ、今秋には市長選も控える。
 その前哨戦として、注目が集まる。


=定員26・立候補32=

      
【新政クラブ】  6

野々村嘉平 61 無・現 =自 

松本冨雄  66 無・現

西田馨   71 無・現


【亀岡創生会議】  5

西口純生  60 無・現

田中義雄  65 無・現

石野善司  58 無・現

隅田盛和  48 無・現


【共産】  5

苗村活代  51 共・現

並河愛子  58 共・現

田中豊   59 共・現

立花武子  63 共・現

馬場隆   54 共・元


【超党派クラブ】  4  

木曽利広  55 無・現 =自

井上耕作  46 無・現


【プロジェクト亀岡】  3

湊泰孝   43 無・現

明田昭   66 無・現


【公明】  3

風早浩一  45 公・現


【無会派】 1

篠原咲子  57 無・現

【新人・元職】

中沢基行  58 無・新   

小島義秀  44 無・新   

栗田好美  57 無・元

吉川泰博  57 無・元

並河良治  54 無・新   

西村克巳  59 無・新   
  
 村利男  60 無・新  

辻村均   52 無・新   

小松康之  53 民・新   

吉田千尋  30 民・新

竹田幸生  49 無・新

藤本弘   55 公・新

菱田光紀  49 無・新 =自 


=開票結果=

中沢 もとゆき  1862 無
並河 あい子  1194 共
田中 ゆたか  1308 共
日高 しょうこ  1777 公
小島 よしひで  1424 無
栗田 好美    258 無
すだ 盛和   1109 無
吉川 やすひろ  1058 無
並河 よしはる 1803 無
田中 よしお  1586 無
西村 かつみ  1532 無
石野 ぜんし  1669 無
西口 すみお  1784 無
かぜはや 浩一  1671 公
ひしだ みつのり 1126 自
中村 としお   778 無 
辻村 ひとし   1035 無
苗村 かつよ  1132 共
小松 やすゆき 1156 民
松本 とみお  1255 無
吉田 ちひろ  1408 民
井上 耕作   1103 無
ばば たかし   1246 共
西田 かおる  1374 無
竹田 ゆきお  1191 無
ふじもと 弘  1654 公
木曽 としひろ 1382 自
立花 たけ子  1479 共
明田 あきら  1162 無
しのはら 咲子 1309 無
野々村 かへい 1292 自
みなと 泰孝  1616 無

 
 

07我孫子市長選

2007-01-21 | 東京・神奈川
 1月21日、我孫子市長選と同市議補選が投開票される。

 元我孫子市生涯学習センター長・渥美省一、我孫子市歯科医師会長・星野順一郎の、一騎打ちである。

【前市長】

 3期12年務めた福嶋浩彦市長が引退。
 多選を自粛しての勇退である。
 福嶋市長は、中田・横浜市長や愛知県知事選に立候補した石田・犬山市長らと並び、改革派市長に列せられる存在であった。
 在任中、介護保険の独自基準を導入、提案型公共サービス民営化制度を設置など、辣腕をふるった。


 市議会との関係は、新市長が取り組む課題だ。
 福嶋市長は過去4年、市議会に議案5件を否決されている。
 市議からは市長の議会対応を非難する声も上がった。
 市長は「議案を提案する前に議会と協議する手法では市民から見えない」との態度を堅持し、12月議会では集大成とみられた自治基本条例案が否決された。 
 
=構図=

 出馬すれば当確の福嶋市長の後を受けての選挙戦。
 両者とも、福嶋市政の継続を掲げる。
 全国でも異例である。

 星野は、自民党衆院議員や自民系市議らの支援を受け、渥美は、民主党県連代表である長浜博行の支援を受ける。

=展望=

 「福嶋市政の継続」により説得力を持たせたほうの勝ちであろう。
 争点が鮮明とはいえない中、低投票率になることも懸念させる。
 また、政党の推薦・支持こそないものの、両陣営には2大政党の衆議院議員が支援に回っており、プレ参院選の要素もある。

=開票結果=

当選 星野順一郎 302 無・新 (自民議員支援)

落選 渥美省一   167 無・新 (民主議員支援)


=見解=

 新市長は、改革派として名高かった福嶋市長の後任だけに、期待は大きい。
 良い意味で期待を裏切るほどの市政を期待したい。

 敗れた渥美候補は、福嶋プラスアルファの部分の訴えが届かなかった。
 両者、似通った話ばかりでは、どんなに正論でも論点にはならない。

07深川市長選

2007-01-21 | 北海道
 1月21日、深川市長選の投開票が行われた。
 候補者は、前自民党衆院議員・山下貴史、共産推薦の前市議・北名照美、前市議会議長の東出治通。
 深川市発注の小学校改築工事をめぐる官製談合事件で逮捕、起訴された前市長・河野順吉被告の辞職に伴なうものだ。

【郵政騒動】

 山下は、郵政民営化法案に反対し、自民党公認を外され、05衆院選に10区から無所属で立候補したが落選。
 その時、自民党が擁立したのが飯島夕雁だ。

当選  小平 忠正 109 民・前 6選
落選  山下 貴史  79 無・前
比例  飯島 夕雁  62 自・新
落選   谷 建夫   18 共・新     (千)


 飯島は山下の全面支援を表明したが、実際には山下の選挙事務所への陣中見舞いも出来ていない。
 山下陣営は、自民党の支援の一切を断っている。
 選挙事務所に張り出している激励文は、農協と商工関係団体の6枚だけ。
 自民党国会議員には、断りを入れていた。
 自民党道連は、山下推薦を検討したが、本人の意向を尊重して見送った。
 
 それでも、飯島を推した地元道議、支持者たちは、勝手連として支えている。
 郵政造反組の復党が、衆院選落選組についても検討されることは確実。
 山下が復党すれば飯島との候補者調整が必要になる。
 山下が市長に転身すれば丸く収まるのである。

=展望=

 山下の知名度からいけば、優位な選挙である。
 しかし、市長は衆院落選者の再就職先ではないとの批判もある。
 今後の復党問題、次期衆院選との絡みで、注目される。

=開票結果=

当選 山下貴史  80  無・新 (元・自民衆議院議員)

落選 東出治通  44  無・新

落選 北名照美  38  無・新 =共


=見解=

 新市長には、衆院議員の再就職先と揶揄されないよう辣腕を振って欲しい。
 本気で取り組めば、旧産炭地の市町村の経営は、全国屈指の激務になろう。

 また、自民は選挙区調整に一区切りが付いた。
 

03県議選~福井

2007-01-16 | 富山・石川・福井
自民党=16 公明党=1 共産党=1

無所属=22(自民=15 民主=3 民主・社民=4)


【福井・足羽】12

当選 鈴木 宏治   180 無・新 =民

当選 坂川 優     173 自・現

当選 石橋 壮一郎  114 公・現

当選 屋敷 勇     107 自・現

当選 山本 芳男   103 自・現

当選 松田 泰典   100 無・新 =自

当選 前田 康博    91 自・現

当選 野田 富久    90 無・現 =民・社

当選 今村 重治    84 自・現

当選 山本 正雄    83 無・現 =民・社

当選 谷口 忠応    72 無・新 =自

当選 佐藤 正雄    66 共・現

落選  畑 孝幸     54 無・新 =自


【敦賀】3

当選 石川 与三吉  103 自・現

当選 安居 喜義   102 無・新 =民

当選 谷出 晴彦    72 無・新 =自

落選 奥山 裕二    61 共・現

落選  林 正男     39 無・新

落選 堀井 智胤    11 無・新


【武生】3

当選 奈良 俊幸   124 無・現 =民

当選 小泉 剛康   101 無・新 =自

当選 美濃 美雄    89 自・現

落選 中井 石男    57 自・現

落選 大久保 恵子   30 無・新

落選 伊藤 護      10 無・新


【小浜・遠敷】3  無投票

当選 堂前 広         無・現 =民・社

当選 松崎 晃治       自・現

当選 中川 平一       自・現


【大野】2  無投票

当選 山岸 猛夫       自・現

当選 山田 庄司       無・現 =自



【勝山】2

当選 松井 拓夫   63  無・新 =自

当選 四谷 昌則   61  無・新 =自

落選 別田 重雄   54  自・現


【鯖江】3

当選 牧野 百男  136  無・新 =自

当選 田村 康夫   91  無・新 =自

当選 田中 敏幸   82  自・現

落選 佐々木 治   64  自・現


【吉田】1

当選 加藤 正き    64  無・新 =自

落選 和田 高枝    63  自・現


【坂井】5

当選 山本 文雄  159  自・現

当選 笹岡 一彦  150  無・新 =自

当選 斉藤 新緑  140  自・現

当選 東角 操    125  無・新 =自

当選 水口 保     65  無・新 =民

落選 野波 栄一郎  41  共・新


【今立】1  無投票

当選 関 孝治         自・現


【南条】1

当選 仲倉 典克   60  無・新 =自

落選 小角 烈     27  無・新


【丹生】2

当選 渡辺 政士   92  無・新 =自

当選 高島 寛正   78  自・現

落選 田中 行介   65  無・新


【三方】1

当選 吉田 伊三郎  86  無・新 =自

落選  窪 清行    57  無・新


【大飯】1  無投票

当選 一瀬 明宏       自・現

宮崎政界~政争の四半世紀

2007-01-16 | 大分・宮崎
 県知事選に当たり、保守分裂の経緯が分からないとの声をいただきましたので、まとめました。
 宮崎の保守対立の構造は、郵政騒動と根の深さが段違いに異なり、四半世紀も以上も続いています。
 経緯を紐解くと、対立の構造が余計にわからなくなります。

 ①知事と国会議員の確執から、②知事が逮捕される疑獄事件が発生。
 その後、真偽不明の暴露合戦、双方が矛を収める形で、松形知事が誕生。
 ③松形を知事に戴きながらも、江藤・上杉を中心に絶えず紛争が勃発。
 ④01参院選公認問題をめぐり、長峯と上杉に確執が生まれる。
 ⑤03知事選で、松形後継をめぐり保守分裂。
 ⑥03衆院選で、大物の引退が相次ぎ、各々の後継者が無所属として戦う。
 ⑦04参院選で、長峯派の松下が、上杉を破る。
 ⑧郵政騒動で、参院落選の上杉、衆院落選の黒木・持永と造反組が戦う。
 ⑨宮崎市長選で、中山が津村と戦い、津村支持派との保守分裂。
 ⑩07宮崎県知事選。

 内紛に次ぐ内紛、しかも、対立構造が毎回微妙に違っていたりもします。  

=79黒木事件=

 宮崎県では79年、当時の黒木博知事が「受託収賄」で逮捕、起訴された。
 その後、二審で無罪が確定している。
 この事件は同知事の6選阻止のため、反黒木派による、仕組まれた政治的陰謀事件であったとされる。
 この時の知事の秘書が、安藤であった。

 これ以降、黒木派と反黒木派が激烈を極めた抗争を繰り広げることとなる。
 黒木派=瀬戸山・上杉・民社党、反黒木派=江藤・社会党という構図であった。
 前回選挙で小谷政一を立てるなど、知事の黒木博と対立した江藤。
 黒木とは、姻戚関係も含め、深い結びつきを持つ上杉。
 とりわけ、この二人の対立は激しかった。

=松形時代=

 黒木は辞職に際して、旧林野庁出身の松形を後継者に指名した。
 
 その、松形祐堯は79年から03年まで6期勤めた。
 黒木博も59年から79年の20年という長期政権であった。

 松形は最初の選挙こそ6割強の得票率に留まったが、83・87・91の選挙では9割に迫る得票で当選。
 多選の弊害の声が出始めた95知事選でも7割を超える得票で5選を果たした。

 そんな中、県庁内で台頭してきたのが、牧野である。
 県庁で逆らえるものがいなかったといわれる。 

 99知事選には、松形県政を支えてきた県議会自民会派から議長・副議長経験者、そして県幹部であった安藤らの保守候補を含む六人が乱立した。
 6選を果たした松形であったが、得票率は4割強と冴えないものであった。

 松形の長期政権下における閉塞感は、県民の間に広がりつつあった。

 02えびの市長選。
 松形の実弟が四期で市長職を退いた。
 その松方後継候補が、大きな後援母体を持たない宮崎道公に、大差で敗れた。
 市政に対する有権者の不満が組織型選挙を凌駕した。

 松形政権が終わりに近づいていることは、明白となった。

=01参院選=

 上杉は、平成研の参院会長という権力絶頂期で、青木の右腕と目されていた。
 その上杉が、参院現職の長峯の公認を外し、自派の候補を公認とした。
 長峯が、息子や松下を通じ江藤拓と接近したことが争いの発端とされるが不明。
 このことが、新たな紛争の火種となり、04参院選を経て、今に至る。

=03知事選=

 松形は6期で知事の引退、後継と目されたのが県出納長の牧野俊雄であった。
 

 安藤忠恕が知名度を伸ばしていることに、牧野陣営は焦りを感じていた。
 参院議員の上杉光弘の周囲に立候補の動きが見える。

 永田町の江藤派事務所で衆院議員の江藤隆美と上杉光弘が歴史的な会談。
 松形時代に絶え間なかった抗争の和解の契機となるかに見えた。

 宮崎市長の津村重光は、民社党出身ながら自民とも満遍なく付き合ってきた。
 知事選転出が噂されたものの、本人が立候補を否定した。

 99知事選で約八万千票を得た元県議会議長の工藤悟は色気を隠さない。
 01参院選に立候補した長峯基、東治男は国政にこだわる姿勢をみせる。


 安藤も牧野も県庁出身。
 安藤は前回選挙に出馬するまで、牧野と同様に、松形を支える立場であった。
 候補者としての色合いに、大きな違いは無かった。
 ただ一点、牧野は「松形の後継者」であっただけだ。


当選 安藤忠恕  274 無・新

落選 牧野俊雄  248 無・新

 
 長期政権で権勢を誇っていた牧野に、宮崎の主要な団体の支持が集まってくる。
 牧野断然有利との下馬評であった。
 しかし、蓋を開けてみれば、当選したのは安藤であった。

 松形政権での閉塞感は、県民の間で充満していたのである。

 選挙結果が出るまでは牧野陣営には溢れんばかりの人がひしめいていた。
 「安藤当確」が報道され、牧野の事務所をテレビが映す。
 すると、さっきまで立錐の余地なしであった事務所が閑散としていた。
 当選確実だったはずの牧野が、支援者が誰もいなくなった選挙事務所に一人立っていた。
 安藤の報復を恐れた牧野の支援者が、雲の子を散らしたのである。
 
 03知事選では、松形後継の牧野に江藤派が与し、劣勢の安藤候補に終盤、形勢を観ていた上杉派が加担して勝利したといわれる。

 安藤は当選直後の幹部職員人事で、40人に近い「報復人事」を行った。
 その後、安藤は中山成彬衆院議員に急接近、直前まで、東京・中山後援会の副会長であった坂佳代子を副知事に起用した。

=03衆院選=

 江藤隆美(中曽根)、大原一三(田中)、持永和見(大平)、堀之内久男(中曽根)が引退。
 長年の対立構造から、後継候補者の一本化は不可能であった。
 2区で江藤拓・黒木健司、3区で持永哲志・古川禎久が無所属で出馬。
 分裂選挙の末、江藤・古川が当選。

=04参院選=

 自民会派の松下が離党し、上杉が落選。
 (別掲)

=05衆院選=

 郵政騒動が絡み、事態が収集不能。
 (別掲) 

=06宮崎市長選=

 自民党県連は不介入、公明党県本部は自主投票であった。

 戸敷は、一旦住民投票によって合併特例区の区長に選ばれ、新市の地域担当助役に内定していた。
 しかし、中山成彬衆院議員が県都の自民系市長奪回を名目に擁立、突然立候補を表明した。

 選挙戦は、戸敷が佐土原特例区以外には足場がなく、中山の後援組織丸抱えとなり、津村vs中山の対決となった。

 中山の戸敷推薦要請を、前例がないとして自民党県連は了承しなかった。
 これを受け、中山は、津村支持の県議・市議の非公認・除名を公言、津村支持の県議・市議の猛反発を招いた。
 中山は、この発言で、自民対非自民の選挙戦略を自ら崩した。

 また、中山は自民党県連を経由せず、直接東京の党本部を動かし、国会開催中であるにも拘わらず、連日国会議員を動員した。

 安倍晋三・内閣官房長官のメッセージが読み上げられた。
 さらに、片山虎之助・参院幹事長や山谷えり子・参院議員などの国会議員が来援し、拉致問題で名を馳せた中山恭子夫人(元内閣参与)も活用した。
 戸敷のビラに、安藤忠恕宮崎県知事が登場、戸敷支援を明確に打ち出した。
 安藤=中山の密月ぶりを窺わせた。

 また、右翼団体による津村糾弾など、なりふり構わぬ選挙戦が展開された。

 3期の実績のある津村も、思わぬ苦戦を強いられた。 

しかし、津村重光が、どうにか戸敷正をかわし、4選を果たした。


当選 津村重光  800 無・現 4選 =民主・社民推薦

落選 戸敷 正   702 無・新  

落選 松本 隆    54 共・新

参院選候補者擁立状況~1人区

2007-01-15 | その他
      自民系    民主系

青森   山崎(現)  平山(新)
岩手   千田(新)  平野(現)   社民
秋田   金田(現)  松浦(新)
山形   ????  舟山(再)
栃木   国井(現)    谷(現)  
群馬   山本(現)  ????   国民
山梨   ????  米長(新)
富山   野上(現)  森田(新)
石川   矢田(県)  一川(衆)?
福井   松村(現)  若泉(衆)
三重  小野崎(新)  高橋(現)
滋賀   山下(現)  徳永(県)
奈良   松井(県)  中村(衆)
和歌山  世耕(現)  ????
岡山   片山(現)  姫井(県)
鳥取   常田(現)  川上(衆)
島根   景山(現)  ????   国民?
山口    林(現)   戸倉(新)
香川   真鍋(現)? 植松(再)
徳島   北岡(現)  中谷(新)
高知   田村(現)  武内(市)
愛媛   関谷(現)  友近(新)
佐賀   陣内(現)? 川崎(再) 
長崎   小峰(新) 大久保(県)
熊本   三浦(現)  ????
大分   磯崎(新)  ????
宮崎  小斉平(現)  長峯(前)
鹿児島加治屋(現)  皆吉(新)
沖縄   西銘(現)  糸数(前)?

    

知事選の状況

2007-01-14 | その他
             自民系     民主系    

北海道(統一)     高橋        荒井

青森  (6月)      三村      横山?

岩手  (統一)     柳村        達増

宮城  (非改選)   村井

秋田  (非改選)              寺田 

福島  (非改選)              佐藤

茨城  (非改選)   橋本

栃木  (非改選)   福田 

群馬  (7月)      小寺

埼玉  (8月)    ????      上田

千葉  (非改選)              堂本

東京  (統一)     石原       ????

神奈川(統一)                松沢

山梨  (1月)      横内        山本(自民系・民主推薦)

新潟  (非改選)   泉田

長野  (非改選)   村井

富山  (非改選)   石井

石川  (非改選)   谷本

福井  (統一)     西川

静岡  (非改選)   石川

愛知  (2月)      神田        石田

岐阜  (非改選)   古田 

三重  (統一)     不戦敗?     野呂

滋賀  (非改選)               嘉田(社民)

京都  (非改選)   山田

大阪  (非改選)   太田

奈良  (統一)     荒井       ????

和歌山(非改選)    仁坂

兵庫 (非改選)     井戸

鳥取  (統一)    ????      平井?

島根  (統一)     澄田       ????

岡山  (非改選)   石井 

広島  (非改選)   藤田

山口  (非改選)   二井

香川  (非改選)   真鍋

徳島  (5月)      飯泉

高知  (非改選)             橋本(個人支援)

愛媛  (1月)      加戸      不戦敗

福岡  (統一)    ????     ????

佐賀  (統一)     古川      不戦敗?

長崎  (非改選)   金子

熊本  (非改選)   潮谷

大分  (統一)     広瀬       ????
 
宮崎  (1月)      持永        川村(自民系・民主支援) 

鹿児島(非改選)   伊藤

沖縄  (非改選)   度間口             


 民主が自民に相乗りして当選した知事は、自民系に表記します。
 民主が自民系候補に相乗りした場合、民主の不戦敗と表記します。
 自民が民主系候補に相乗りした場合、自民の不戦敗とします。
 自民の分裂選挙の片方に民主が乗っかった場合、その候補を右側に表記します。