選挙ブログ

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07長岡京市長選

2007-01-14 | 京都・滋賀
 京都府長岡京市長選は、現職小田豊が、前長岡京市議大畑京子、竹林光美の新人2人を破り、再選を果たした。

小田 豊 128  無・現 =自民・公明・民主・社民

大畑京子  95  無・新

竹林光美  55  無・新 =共産


(京都)

 阪急新駅構想の是非、長岡天神駅周辺整備が争点で、72年の市制施行後初の三極選挙となった。
 小田は新駅構想推進を掲げ、1期4年の実績を強調した。
 幅広い政党、連合京都や各種団体に支えられてきめ細かな選挙運動を展開。
 厚い支持基盤を固め、2新人をかわした。

 大畑は新駅構想の凍結、長岡天神駅周辺整備の早期着手などを訴えた。
 市議会で同会派だった市議を中心に草の根選挙を繰り広げたが、届かなかった。

 再挑戦の竹林は、新駅構想の撤回、水道料金値下を掲げたが、得票を減らした。

 当日の有権者数は6万2802人。
 投票率は44.65%と前回(40・20%)を4・45ポイント上回った。

=見解=

 大山崎町長選では、4党相乗り候補を共産党候補が破り、革新首長が生まれた。
 自民党体制に不満が出ているのは明白であり、その不満の受け皿として期待が集まるという恵まれた構造にいる民主党。
 大山崎町では、その非自民・町単位での政権交代の受け皿を共産党に献上し、自民党との相乗りの上に破れるという醜態を晒してしまった。
 京都民主といえば、前代表の前原誠司。
 前原の個人サイトの表紙には、大きな文字で「政権交代でしか日本は変わらない!」とある。
 さらに、代表時には、「国民政党への脱皮の為には労組依存を断ち切るべし」との姿勢を打ち出していた。 
 全くの正論である。
 現在の小沢路線は、政権交代が先で正論はあとというもの。
 前原路線は、正論が先で政権交代は後というもの。
 前原は、社会党・共産党との相乗りとなった沖縄知事選にも否定的で、非自民の独自候補を擁立すべきとの立場であった。
 であるとすれば、前原は地元の京都府下において、せめて市長選レベルでは、非自民・非共産の独自候補を擁立すべきではないのか?
 舞鶴市長選では、自民党との対決になる。
 これを長岡京では、何故できなかったのか?
 連合が自民と相乗りになっても、民主は独自に候補者を立てる。
 それで自民に勝利してこそ、前原の言説に説得力が出てくるというものだ。
 前原の影響力の強い京都府で民主が連戦連勝を重ねた時、前原路線は党内の大勢を占めることになる。
 
 大畑京子の1万弱の得票は、本来は民主が獲得すべきものが大半であった筈だ。