選挙ブログ

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07舞鶴市長選  

2007-02-11 | 京都・滋賀
斎藤彰氏が激戦制し初当選
舞鶴市長選
 任期満了に伴う京都府舞鶴市長選は11日、投開票され、無所属新人の前自民党府議、斎藤彰氏(51)が、いずれも同じく無所属新人の前市助役の馬場俊一氏(61)=自民推薦、前民主党京都府第5区総支部長の小林哲也氏(36)=民主推薦、舞鶴地労協事務局次長の瀬尾純爾氏(61)=共産推薦の3氏を破って初当選した。

 3期12年務めた江守光起市長が今期限りでの引退を表明。赤字に悩む市立舞鶴市民病院問題などが焦点になるなか、過去最多に並ぶ4人による激戦を制した。

 斎藤氏は、舞鶴市議と府議合わせて計24年間の経験と実績を強調、豊富な人脈と行動力による市民病院の再建を唱えるとともに「行財政改革を断行し、舞鶴の地域力、家族力、人間力を再生する」などと訴えた。

 政党の推薦がないなか、自民系3人の市議会会派「市民フォーラム」や、府議時代からの支持者らでつくる「明日の舞鶴を拓く会」を母体に、街中を歩き回る独特の選挙戦を展開、無党派層からも支持を集めた。

 馬場氏は市職員と助役としての行政経験、小林氏は若さとしがらみのなさ、瀬尾氏は市民運動での実績などを訴え、健闘したが及ばなかった。

 当日有権者数は7万3239人。投票率は64・19%で、前回を12・70ポイント上回った。

 ▽開票結果

 当16802 斎藤彰 無新

 13911 馬場俊一 無新

 10381 小林哲也 無新

 5423 瀬尾純爾 無新

 (選管最終)
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舞鶴市長選は、2月11日に投開票される。
 
 江守光起舞鶴市長が、次期市長選に立候補しないことを表明した。

 江守市長は95市長選に初当選し現在3期目。
 後継指名、国政転出は否定した。
 任期満了後は政界から引退する。

 江守市長は、町井正登前市長の5選不出馬をうけ、府議3期目途中で市長選に立候補して当選。

 市立舞鶴市民病院の運営では、04年春の医師の集団退職以降、赤字が膨らみ、民間委託する方針を打ち出していた。

=対立の構図=

 舞鶴市民病院が焦点の一つとなる。 

 民主の小林哲也、前助役の馬場俊一、自民府議の斎藤彰、共産の瀬尾純爾の4名による争い。
 
 小林は、大阪大大学院修了。
 会社員や国会議員の政策担当秘書を経て、民主党府第5区総支部長を務めた。
 舞鶴市民病院の民間委託交渉の白紙撤回などを最重要政策として掲げた。
 
 斎藤は、市議会の自民系会派「市民フォーラム」(3人)の要請による立候補。
 大東文化大卒。舞鶴市議3期、府議3期目。舞鶴市喜多。
 舞鶴市民病院について、再建を前提とした調査委員会を設置を掲げる。
 
 馬場は、江守市政の継続を訴える。
 関西学院大学法学部卒。70年舞鶴市入所後、舞鶴市企画管理部長などを歴任。
 昨年より舞鶴市助役。
 舞鶴市民病院について、方向性を確かなものにしていきたいとするに留めた。

 瀬尾は、1945年生まれ。西舞鶴高等学校、国立三重大学教育学部卒。小学校で教員を勤める。
 舞鶴教職員組合執行委員長、舞鶴地労協事務局長など歴任。
 現在、地労協事務局次長、勤労者福祉センター常任理事、市民病院問題と地域医療を考える市民の会事務局代表。