やおよろずの神々の棲む国でⅡ

〝世界に貢献する誇りある日本″の実現を願いつつ、生きること、ことば、子育て、政治・経済などについて考えつづけます。

「テロ等組織犯罪準備罪」の国会上程が間近だが ~山下雄平参議院議員が時局講演会(h28/9/16)で訴えられたこと~ 2/2

2016年10月02日 | 時事つれづれ

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3「テロ等組織犯罪準備罪」についての山下議員のお話の骨子(※文責:事務局)

・「国際的な組織犯罪の防止に関する国際連合条約(=TOC条約)」は平成12年(2000年)に国連で採択され、2003年9月に発効した。

・世界のほとんどの国がすでに締結している(※日本以外の先進国もすべて)が、日本国はまだ締結できておらず、国際連携にとても支障がおきている。

・自民党小泉政権時代に「共謀罪」の名称で国会に上程したが、なんと3度も否決されて、現在の(国際的な)異常事態になっている。

・「酒場で友人と冗談で話したことでも共謀罪になり逮捕される」などのデマ話を材料に、テレビや多くの新聞・雑誌などによって大騒ぎされた結果だ。

・そこで、今回は、名称を「テロ等組織犯罪準備罪」に変え、また、犯罪要件の条件をさらに狭めて、提出することになった。国境を越えたテロや経済的犯罪が激増している状況なので、ぜひ成立させなければならない。

~質疑応答のなかで~

・有能な「情報機関」が必要かつ急務だ。「とる・集める」以上に難しいのがその後の「分析」。優秀な分析官の養成が急務。

・前回より要件を狭めているので、対応できる犯罪の範囲が狭くなっている。

・最近のイスラム関連の国際テロは、アルカイダ時代の「強固なピラミッド組織の犯行」から、「かなり自発的な、個人や洲集団のゆるいネットワーク的犯行」に形態が変わってきているが、今回の法案では最近の犯行には有効な対処ができないだろう。

・「憲法前文」はそもそも「国連軍」を前提にしている。日本は本当に自国を守ろうとしているのか?

「自衛隊オスプレイの佐賀空港配備についての質問」に答えて・・・最近はいつどんな危機的状況になるか分からない。できるだけ早く配備した方がいいと思う。 

 

 以上で簡単な報告を終わりますが、私の感想を一つだけ…

 反対で大騒ぎしていたのは、共産党などの野党以外には、

①外国勢力と結託して日本の弱体化や崩壊を「共謀」していた連中、

②その連中から「確信犯として利益供与」されていた連中、

③生活費をまかなう仕事としてやっていた人々、

④何らかの理由で日本が嫌いだったり、恨んでいる人々、

⑤とても自己中で利己的な、原理主義的自由主義者、

⑥《日本の権力はすぐ国民を抑圧・弾圧するから、できるだけ「力」を与えないほうがいい》と本当に心配している人々

 などでしょうね。

 日本にとってとても危険な人間は、①②でしょう。

 世界のほとんどの国が持っている《スパイ防止法》が、「スパイ天国」と言われている日本にはまだないのが本当に心配です。

 いまだに、豊かな日本を支配しよう、日本からカネをむしり取ろう、日本を蹴落としたい、などと思う人々が(たくさん?)住んでいる国がすぐ近くに2つ以上あるというのに…

70年以上昔の歴史的状況を知れば、《日本にだけは負けたくない》と思う中国人や韓国人がいるのは理解できます。《アメリカにだけは負けたくない》と思っている日本人もいるのですから。しかし、平和を保ちたいなら、競争・闘争は合法的にすべきです。 非合法・犯罪的行為には断固として立ち向かわないと失敗します。