29 日米関係 -74-
ⅸ 大東亜(太平洋)戦争直前の状況 1930~1941 -14-
※この10年ほどのできごとはすべて関連しているので、かなり長くなるがまとめて調べる。なお、その間の「日中・日朝関係」については調査・報告済なのでここでは省く。
→ <23 日中関係Ⅱ(WWⅠ~1945)313~> <17 日朝関係(戦前) 152~181 >
■まとめと考察 3/nの2 日本の状況 ⑵ ~まとめ表再掲~
1 「リットン調査団の報告」の描き方
●報告にあった《満州における日本(人)の状況に対する理解》について、書いていない。 → △ 6社:東京書籍、帝国書院、教育出版、日本文教、清水書院、学び舎。
※《自国に”有利な”事実について、意図的に書かない》という編集方針は、国際的には、異常ではないだろうか? 育鵬社と自由社は、常識にそって書いている。(私的には、6社は×、としたいが…)
2 「二・二六事件」の描き方
●《陸軍が対処できないでいるので、”憲政の常道”をこえて、昭和天皇が、鎮圧を指示・命令されたこと》を描いていない。 → × 6社:同上
※この事件は、日本の近代で唯一の「軍事的クーデター」だ。昭和天皇の「ご聖断」は、これと、終戦(※ポツダム宣言受諾)のご決断の、ただ2回のみ。
そのような、重大な史実を無視(=意図的に書かない)という編集方針は、よほどの確信に基づくものにちがいない。
※私には、「GHQの日本占領・改造方針」を、いまだに遂行しているとしか思えません。
~次回、4/nの1~
<全リンク⇒1へ> <29 日米関係 ⅸ 第二次世界大戦直前の状況 496・497・498・499・500・501・502・503・504・505・506・507・508・509・510・511・512・513・514・515・516・517・518・519・520・521・522・523・524・525・526・527(ⅸ:完)>
《著者:松永正紀 教育評論家 /h22年度 唐津市・玄海町:小中学校校長会長》
※記事の不備等に関するお願い…《ブログ「やおよろずの神々の棲む国で」の記事》が原典です。5つのサイトで同時連載中で、不備等の後日修正は原典のみで実施中ですが、事情により原典ブログではコメント機能を止めています。ブログの内容に疑問がある場合は、原典ブログを読まれたあと、<同時掲載のブログ>や<フェースブック>へのコメントで教えてください。