やおよろずの神々の棲む国でⅡ

〝世界に貢献する誇りある日本″の実現を願いつつ、生きること、ことば、子育て、政治・経済などについて考えつづけます。

【賢い子育て】 よい遊びを (12) ~室内遊び:将棋、碁~

2012年09月16日 | 教育5 賢い子育て:家庭編

■よい遊びを (12)
3 どんな遊びが良い遊びなのか (3)「ヒト」や「社会」などが体験できる遊び
B.家庭での遊び ~家族などによる室内遊び~ その2 

  今や、さまざまな「映像ゲーム」のほとんど、民放テレビについては、体験すればするほど現実感覚喪失・現実不適応などの進行》や、《人間的価値観の狂い》を引き起こすおそれが強いと思われます。つまり、簡単に言えば、熱心であればあるほど、「常識はずれ」や「現実離れした脳」を作りだす可能性があるということです。
 
 これらの「効果」については、まずテレビで語られることはありません(当然ですが)。
 しかも、すぐに効果が表れるということではなく、また、原因と結果の因果関係は、素人:一般人には明らかではありません。
 また、子供たちの多く、大人の何割かが「はまって」いるようなので、あまり警戒心が働かなかったり、「赤信号みんなで渡ればこわくない」という集団心理が働きます。
 
 ※集団心理実験の例をあげると、(信じがたいでしょうが) 《周りの人々が「1+1=3」と言い続けると、最初は「1+1=2」だと言っていた被験者のほとんどが「3」と言うようになる》 というような現象が何十年も昔に実証されています。このような、「人間の心の操作に応用できる社会心理学」は、昔からアメリカで特に盛んに研究されています。

 この「社会的心理操作」は、終戦後の1945~1952年の7年にもわたる「米国占領時代」に米国によって実施され、かつ、その後への種も植え付けられた、「3S政策」<←参照:ウィキペディア>」にも応用されました。
 政策の目的は、《日本人の眼・関心を現実の政治・経済から、スポーツ・スクリーン・セックスなどの娯楽にそらすこと》で、日本の戦後を振り返ってみるとかなりの「効果」が表れているように見えます。(現在、テレビや映画などのスクリーン産業やセックス関連産業などの娯楽産業には、非日本人の割合が異常に多いようです。)
 (※「3S政策」は架空の陰謀説だ、という批判が一部にあるようですが、アメリカにおける「軍事・人間管理に関する科学的研究」は半端なものではありません。もはや証明はできなくなっているでしょうが、CIA活動などの歴史的事実から推測できる《アメリカ支配階層の動機と行動傾向と悪賢さ》 を計算に入れると、隠された3S政策が実施された確率はかぎりなく高いと思います。)

 最近は、「盛り上がり好き」「浮かれ好き」の姿が(たまに見る)テレビで盛んに流されるのをみると、その「馬鹿騒ぎ」と「空虚さ」に薄気味悪さを感じるようになりました。
 《今の日本の政治・経済・国際関係の状況を知っているのに、同時に浮かれ気分でいる日本人》 はいないでしょう。
 (常識的な範囲や程度からはずれた)テレビの「浮ついた気分」や「馬鹿騒ぎ」を演出しているのは、「現実認識ができなくなった愚かな日本人」や、「日本を裏切る賢い(?)日本人」、「非日本人や外国資本」などでしょう。

 これらの「非現実的遊び」から、大事な子供たちを守るにはどうすればいいのでしょうか?

 日本政府はなぜか、欧米で実施されているような「子供を守るためのテレビ放送内容などの公的規制」などをしていません(※「自主規制」にしているようですが…)。
・知るかぎりでは、「情報・娯楽業界」などからの激しい反対運動に負けずにいくらかでも取り組んでいるのは、石原知事のいる東京都だけのようです。
・「全国PTA連合会などによる、子供むけの娯楽文化の健全化運動」がおきるたびに、テレビではいつも、「過保護でヒステリックで馬鹿なおばさんたち」というような 《意図的で悪質な印象操作》が行われていたことは、年配の方なら覚えておられるでしょう。


 ですから、 今のところは各家庭で工夫するしかないようですが、「ゲームの禁止や制限」、「テレビを消す」だけではなかなかうまくいかないことが多いのではないかと思います。
 そこで、親や祖父母が子供たちにといっしょに遊んだり、積極的に子供に「よい遊び」を教えたりすることをおすすめします

●二人以上でする遊び(の例)・・遊びそのものを楽しめるだけでなく、《他者との絆を強める(=信頼する心、コミュニケーション力などが育つ)》ことができます。

 ※「してあげる」でもいいでしょうが、できれば大人(自分)もいっしょに楽しめる遊びを「開発」したほうがいいと思います。
 ※「勝負」をする遊びの場合は、長続きするコツは、あまり勝ち負けにこだわらずに、楽しく遊べるように工夫すること。例えばいろんな「ハンディ」をつけてやるなど…


~伝統的であり、大人社会でも広く行われ、プロの職業にまでなっている遊び

【将棋盤と駒を使った遊び】

・まわり将棋(歩まわり /・山くずし・・・どちらも幼児でもできる。2~4人ぐらいで遊べる。
 ※ハンディ:「歩まわり」では出発地点の差や、出発時の駒の種類など。「山崩し」では、音の大きさや、振り駒の数の多少など。

・はさみ将棋 ・・・早い子では3、4歳からできるようになる。 ハンディ:駒の数など。

・本将棋・・・早い子は小1ぐらいからできるようになる。本来は二人でするものだが、「見物」もけっこう楽しいので3人以上でも楽しめる。 また、二人組でも相談しながらすることもできるので、一人対二人や、二人対二人などの団体戦もできる。チーム内で言い争いをしなければ、だが…
 ※ハンディ:「飛車角抜き」などの駒落としで。

【碁盤と碁石を使った遊び】

・いろんなおはじき遊び(?)・・・碁打ちには忌み嫌われる遊び。特に、上等の碁石を使ったらこっぴどく怒られます、碁石が傷つくので。

・五目並べ・・・小1ぐらいから。ハンディは最初の「置き石の数」などで。

・囲碁・・・小3ぐらいから。ハンディは上と同じ。
 
~つづく

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