東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業49年を迎えました不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

長崎「ひとり」ぶらぶら節・東山手~さらば長崎

2011年09月23日 09時54分45秒 | ひとり旅の話

クラバー園から先程下車した石橋電停を通り過ぎ、東山手方面へと北上する。残りの体力がかなり減っていたので孔子廟は残念ながら横目でちらっとチェックして、そのままオランダ坂へと入る。私の計算だとグラバー園から下ってずっとそのままオランダ坂も下って、中華街へと抜ける「下り一直線」だと思っていたが、オランダ坂はどちらから行っても上って下ることになっていた。「げぇ・・・ずるいぜオランダ坂」と勝手な思い込みながら恨めしそうに坂を見上げる。

登り口のすぐ横に市指定有形文化財である東山手洋風住宅群がある。明治20年代後半頃に造られた外国人向けの賃貸住宅群である。

ただ・・・もうこの頃にはかなり干からびていた・・・ゲームならばパワーがすっかりレッドゾーンで警告音がビービーと鳴っているだろう。ライフの取り方が分からない・・・道を訊ねても唇が乾燥し切っていて、上手に喋れない。そのうち蜃気楼が見えてくるんじゃないか?と思うほど疲労困憊していて、景色もどこかうわの空で、新地中華街もパスして、預けた荷物を取りにホテルへテクテクと向かう。

朝に来た丸山公園の日陰のベンチ腰掛け、龍馬像に長崎の感想を語りかけながらしばし小休止。公園近くの寛永元年(1624)三代将軍家光の時代に創業した老舗店・福砂屋本店でカステラを購入する。天皇陛下にも献上している名店で店先で出された冷たい緑茶をごくりと一気に飲み干す。体中に染み渡るがおかわりは出て来なかった・・・。この時点で14時過ぎ。特急の出発時間までもう1時間しかない。少し早歩きでホテルに預けた荷物を取り、午前中は乗れなかった市電で長崎駅へと向かう。駅ビル内で遅めのランチを食べる。出発時間まで30分を切っているがビールを追加注文しちゃおう。

汗だくのシャツは冷房ですっかり乾いているが、ベタつく皮膚はそのままなので恐らく周囲にはかなり迷惑を掛けていただろう。でも持参した汗拭きシートで体を拭く気力も無く、重くなった荷物を肩にぶら下げ、発車直前の特急かもめ30号に倒れこむように乗り込む。楽しみにしていた車窓の景色を眺めること無く、約1時間半の新鳥栖駅までただただ夢の中

到着時間が遅れ、新鳥栖駅からダッシュで新幹線のりばへと移動する。もう汗が滴り落ちても気にしない。「汗臭かろぉ?」と下手な九州弁を呟きながら九州新幹線さくらに乗車する。わずか30分で熊本なので乗り過ごしたらめでたく鹿児島入りして、西郷どんと会う事になるので、目を強く見開いた状態のまま熊本駅へと到着した。気温は長崎と余り変わらないのだが、熊本の方が暑く感じる。

さあ間もなく楽しい宴会が始まるぜぇ~

有限会社やな瀬不動産

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