熊本へ移動したが、タイトルはそのままで行こう。このシリーズも本日を含め残りあと三回。もうしばらくお付き合いを・・・
昨年の二月の時はまだ工事中だった熊本駅がかなり綺麗になっていた。駅前から市電に乗って市街地へと向かう。長崎よりはシンプルな路線なので「健軍町行き」を確認して乗り込む。この日三回目の市電乗車である。ちなみに熊本の乗車料金は150円。熊本の方が長崎よりも頻繁に電車が行き交っている気がする。
10分程乗車し、多分ここが一番ホテルに近いと思われる停留所で下り、熊本城を横目にホテルへと向かう。もうかれこれ三度目の訪熊なので大抵の市街地の道は把握しているので頭のナビを使うまでも無く、スラスラとチェックインを済ませる。荷物を部屋に放り投げ、浴槽にぬるめのお湯を張り、ほぼ全裸に近い状態でベッドに横たわる。顔が長崎焼けでチリチリと痛い。すると集合時間まであと30分の時点で友人からの電話が鳴る。嘘ぉ~んもうホテルのロビー?部屋番号を伝えて部屋に招き入れる。ドアを開けると以前よりすべてにおいてさらに濃くなった気がする友人が笑っている。熊本のキャラクター「くまモン」のモデルはきっと彼なんだろう・・・街を歩けば子供達が彼に寄って来るかも知れないな。実写版・くまモン・・・
(余談だが東京に帰った翌日からロンドン五輪出場権を目指し、U-22日本代表の合宿が熊本県内で始まった。新聞を開くと見慣れたくまモンが永井と一緒に映っていて、つい「おぉ~くまモンだ」と叫びそうになった)
突然の時間繰り上げに、慌てて準備を始めて街へと出る。長崎も暑かったが、熊本はもっと暑い。私にとって熊本のイメージはやはり「いつも暑かぁ~」である。友人が予約してくれた店には少しアクシデントがあって行けなかったものの、代わりに連れて行って貰ったお店の刺身がまあ~美味しいこと・・・
【きびなごの刺身】
【真鯛の刺身】
乾杯ビールが美味い、刺身も美味い。いつものように会話が止まらない。時間を惜しむかのように高速トークが続き、笑顔ばかりでしわくちゃになりそうだ。この夜は友人にすべてお任せなので、熊本の知人が経営している店を始めいろいろと連れて行ってくれた。ただ方向感覚が少し苦手な友人なので何度か途方に暮れていたが・・・
移動途中で飲み屋さんが「中一階」「中二階」に分かれてびっちり入っているビルを横目に、彼の背中を追い掛ける。あれ?もしかしてまた迷ってる?
途中でタレント・スザンヌの母親が経営するキャサリン's BARを教えて貰い、窓越しに次女マーガリンに手を振ると笑顔で返してくれた。あの子はええ子や・・・
もう何軒目なのか覚えていないが、最後に連れて行って貰ったお洒落な居酒屋さんでヨーグルト風味?のほのかに甘い嶺岡豆腐をつまむ。日本酒を飲まない私に友人おススメの「れいざん・麗酒爽快」を頼んでくれた。これがねぇ~物凄く飲み易くて美味しかったついつい追加注文してしまうが、気が付けばもう時計は午前3時を過ぎいてお店の閉店時間を過ぎていた・・・ごめんなさい・・・こうしてあっという間の9時間宴会は夢のように終わった。楽しくて美味しい夜は不思議と酔わないんだな~とホテルに帰る道すがら照明も消えた熊本城に向かってポツリと呟いた。
部屋に戻るともう4時・・・もう最終日になっていた。