軍艦島上陸ツアー終了後、すぐにターミナルビルの自動販売機へ駆け込み、ゴクゴクと水分補給。あぁ~うまか~ほんの少し元気が出た。
ターミナルから歩いて「市民病院前」市電停留所まで向かい市電に乗る。ちなみに市電の停留所の事は「電停」と呼ぶらしく、表記は「市民病院前電停」である。また乗車料はどこで乗って降りても120円である。
わずか3駅で終点の石橋電停で下り、坂道を上り日本初の「斜めに動く」斜行エレベーター「グラバースカイロード(無料)」に乗り数分で到着。次に垂直エレベーターに乗るとグラバー園第二ゲートが目の前である。
ただ第二グラバー園から入場してしまうと、園の脇にある作家遠藤周作が散策したと言われる祈念坂が見れないので、ここからは入場せず祈念坂を下る。ここは映画「解夏」の主人公の実家が画像右側がある設定で何度もここを右折するシーンが登場する。長崎らしいいい感じの坂であるが、地元の人たちの生活は本当に大変だろうな~と思う。
祈念坂から大浦天主堂へ入る。本日三つ目の「国宝」で1864年に建てられた現存する日本最古のキリスト教木造教会。堂内は荘厳な雰囲気でステンドグラスはやはり美しかったが、堂内は撮影禁止の為、外観のみを撮影すると、不思議な事にステンドグラスと思われる光が映り込み何とも神秘的な画像となったちなみに実際にここで結婚式を行えるそうで、それを見た観光客が「これは何かの撮影ですか?」と訊ねられる事があるそうだ。
このあたりでかなりぐったりして来たが、頑張ってすぐ隣のグラバー園第一ゲートから入場する。野外エスカレーターが心から嬉しく感じる。トーマス・ブレイク・グラバーとは炭坑・造船・鉄道など日本の近代化に多大な功績を残し、明治維新を推進した薩摩・長州・土佐などの各藩を支援した人物である。ちなみに軍艦島の隣の高島にはグラバー別邸があり、その裕福さは当時にしてもかなり桁違いであることがわかる。
グラバー邸の中には、倒幕派の志士たちをかくまう為の隠し部屋がある。龍馬もここに隠れたとされている。
ビール会社も発足させたグラバーは、自宅にあったこま犬を麒麟の初代ラベルに使用されたと言われており、麒麟の髭はグラバーの口ひげを元にしたとのこと。今ビールを飲んだらもう動けないだろうな~と唾をごくりと飲もうとするが、唾さえ出てきやしない・・・ この時点で13時過ぎ。長崎駅発の特急乗車時間まで2時間しかない。少し急がねば
でも足が重いッス・・・