大相撲一月場所へ行くことになり、昨年12月に事前(最速)抽選に申し込んだところ、第二希望の升席Bが当選した。
相撲観戦はとても熱心に観戦し、お手製の紙相撲に夢中になっていた小学生の頃、北の湖が横綱時代に両親に蔵前国技館へ連れて行って貰ったのが最初で、両国国技館での相撲観戦は小錦がまだ現役時代に一度だけ行っただけなので、もう何十年ぶりである。昨夏に力士さんたちと実際にお会いしてから、少しずつ相撲熱が蘇り、この日を迎えたものの、さすがに午前8時から入場はせずに、施設見学を兼ねて昼過ぎに国技館へと向かった。
前頭九枚目の貴ノ岩は場所前に、横綱稀勢の里は四日目で引退し、横綱・鶴竜は六日目から、大関・琴の心は五日目から、それぞれ休場の状況で、祈るはただひとつ「白鵬の土俵入りだけは見せてくれ」と新小岩駅からわすが4駅・11分の両国駅到着。天皇皇后両陛下が即位後23回目の観戦された3日後の館内はこの時間だとまだ空いており、靴を脱いで升席に腰を下ろす。地元新小岩の武蔵川部屋所属の武蔵国の勝利を見届けてから館内を散策開始。セキトリ君と記念撮影したり、合成写真撮影や元大関・霧島のちゃんこ鍋を食べたり、2階席から眺めたり、会場入りする力士を眺めたりして楽しむ。
幕内土俵入り前に仲間たちが全員揃い、本格的に升席から観戦を始める。力士の体が大きいせいか、席が良いのか非常に近くに感じる。前頭9枚目遠藤が勝ち越しを決め、優勝争いを演じていた前頭15枚目千代の国、前頭13枚目琴勇輝がこの日から休場となり不戦勝が続いたものの、玉鷲・貴景勝の両関脇、高安・豪栄道の両大関が順当に勝った。そして結びの一番では10連勝中の横綱・白鵬が再出場の小結御嶽海にわずか3秒で一方的に押し出され、初黒星を喫した。ちなみに再出場の力士が横綱に勝つのは68年ぶりとのことらしい。
次回五月の両国での開催時は新しい元号となるので、平成最後となる両国場所を座布団が舞う中、後にした。