私は余りお酒が強くない。
ある程度まで飲むとセーブしてしまう。最近は呂律が回らなくなる事は増えたが、記憶が飛ぶ事は殆ど無い。酒好きの友人たちからは「お前は冷静だからつまらない」とよく言われる。
先日の友人との飲み。彼はお酒大好きでガンガン飲み、そしてガンガン酔う。彼の自宅は遠いので飲み始めの頃の彼は終電を気にしてチラチラと時計を見ているのだが、ある時間を境に吹っ切れたように杯を重ねる。げぇ終電が無くなったんだ~と気が付く。そして彼は大抵高額タクシーか漫画喫茶送りとなる。
以前飲んでいた時、「俺はひとりで飲むから、お前は帰れ~」と言われた事があるが、さすがに「じゃあ気を付けて」と帰る訳にも行かず、結局長時間付き合った事がある。いつもそんな事の繰り返しなので、事前に終電時間を調べた上で、私がチラチラ確認する。その冷静な感じがつまらないと言われる所以なのだろう。
酒の大御所といわれている坂口謹一郎先生が「愛酒楽酔」の中で 『私は酒に酔うことがいやだから、酔わないようにしている。しかし、友と酔心をともにするほど、人間として楽しい境界はない。この辺の差は言葉で尽くせぬほど微妙である』とある。なるほどな~と思う。
結局その夜は終電ギリギリに電車に押し込んだ。座ると寝るから立ってなさいと言ったが崩れるように座ってた。また終点まで乗り過ごさなければいいのだが・・・と自宅の「布団の中」で思うのである。
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