タケ・タケ・エヴリバディ!

当ブログは「竹と生きる・竹を生かす」をメインテーマに、管理人の田舎暮らしの様子をお届けします。

NSPとの訣別

2024年03月06日 | 徒然なるままに

NSPというのは、ボクが青春時代に大好きだった岩手県出身のフォークバンド(3人組)です。このグループについては、このブログでも今までに何度か話題にしてきました。まぁ好きなんですよね。この年になっても「10代の頃に聴いたNSPの曲を思わず口ずさみながらランニングする…」なんてことが、今でも時々あるんですよ。

 

アリスとNSP - タケ・タケ・エヴリバディ!

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NSPメモリアルスポット - タケ・タケ・エヴリバディ!

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春はもうすぐ - タケ・タケ・エヴリバディ!

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冬だから雨は似合わない - タケ・タケ・エヴリバディ!

今日は午後から雨模様の天気でした。雪ならばコートのフードをひょいと被って外を歩くのですが、雨となるとそうもいきません。やっぱり冬は雨よりも雪だよなぁ…なん...

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北国フォーク - タケ・タケ・エヴリバディ!

2日続けてNSPの記事を書きましたが、残念ながらリーダーの天野滋氏とメンバーの中村貴之氏は既に逝去しており、3人組だったNSPも平賀和人氏1人になってしまっています。...

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今日のブログのタイトルは「NSPとの訣別」です。「そんなに大好きだったNSPと訣別するってどういうこと?」ってお思いの方もいらっしゃることでしょう。実はこれには事情があります。

わが家は今から15年前に新築したのですが、この家は中越大震災でグチャグチャになった土蔵を壊して跡地に建てました。父が50年以上前に建てた昔の家と接続する形で建てたのです。ところが家を建てて半年経った頃に父は急死。それ以来、父が建てた昔の家は、わが家の「巨大な物置」となりました。年に数回ボクが蕎麦打ちに使ったりなどはしていましたが、父が使っていた部屋こそ片付けたものの、それ以外は「ほぼ放置状態」でした。それどころか「とりあえず不要なものは”向こうの家”に置いておこう」となるのは世の常です。だんだん不用品のダンボールが増えていってました。

さすがに15年も人が住まずに放置されていると、家は傷みます。当初は「息子が家族を連れて帰ってくるかもしれない」とか「娘が結婚して住む可能性もゼロじゃない」などと思って片付けや解体を先送りにしていましたが(仕事も忙しかったしね)、息子は埼玉で所帯を持ち家を購入し、娘も地元で結婚してわが家から2kmほどのところに家を建てました。もはや「巨大な物置」と化している父の家を、片付けて解体する以外にボクの選択肢はなくなりました。

前置きが随分長くなりました。そんなわけでちょっとずつ時間を見つけては片付け作業に取り組んでいるわが家なのですが、出てくる不要物には「思い入れがあるモノ」も多く、作業はなかなか遅々として進みません。

で、冒頭のNSPの話に繋がります。2002年に復活して活動を再開したNSPにボクは再び夢中になり、日本青年館での復活コンサートをはじめライブにも多数出かけるようになりました。で、その頃のNSP関連のファンクラブ通信やライブのパンフレットなどが、「巨大な物置」から発掘されたのです。そう言えば当時高校生だった娘も連れて、親子3人で渋谷公会堂に行った…なんてこともあったよなぁ。そんなことも思い出しました。

2005年にリーダーの天野滋が病気で死去し(52歳)、NSPのオリジナルメンバーでの活動は終止符を打ちました。そしてボクは、NSPからアルビレックスへと「推し活」の対象が変化していくことになります。

今回の片付けで、ボクのNSPに関するコレクションもその多くを処分しました。さすがに(おそらく)30枚近くあるアルバムCDは捨てられませんが、ボク的には「NSPとの訣別」を済ませた感じです。2021年には天野滋に続いて中村貴之も68歳で逝去。NSPは平賀和人(現70歳)だけになってしまいましたしね。このコレクションを残しておいても、ボクが死んだ後の片付けで息子や娘に迷惑をかけるだけです。いわば「終活」の1つです。

なんかこの「NSPとの訣別」で、ボクの人生にも一区切りがついたような気分です。NSP!ありがとう!ちなみに古い家の片付けは、なんとか今年の秋頃までを目処に終わらせたいと思っています。


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3 コメント

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Unknown (りゅーと)
2024-03-07 08:04:52
 家の整理ってホント大変ですよね〜。自分の家には屋根裏収納があるんですけど、使わないモノを片っ端から上げてグチャグチャ状態、「いつか整理しなきゃならないな〜」とは思っているんですけど…。
 
 ウチの親父は10年前に亡くなったんですけど、凄まじいゴミの量でしたね〜。実家は新潟市古町近くの酒の小売店だったんですけど、在庫の処理やら帳簿の整理などで本当に大変でした。
 挙句に市役所の方が来られて「固定資産税が8年半未納でして、約190万円を払っていただきたいのですが…」と言われて「しょうもないなぁ〜」って、あんぐり…。
 結局、税金支払って、オフクロの為に3階建ての賃貸併用住宅建てたんですけど、一昨年亡くなったオフクロのゴミもひどくて、45ℓゴミ袋15つ位捨てました。

 私は一回整理した時、思い入れのある本を捨てて大後悔したことがあるので、スペースがある限り保存しておくタイプですね〜。(…で、屋根裏収納はグチャグチャ。本はAmazonで買い直しましたけど、買った時の10倍近くの値段でした。)

 音楽って、やっぱり若い時聴いたのは忘れられないないですね〜。
 私はプログレシブロックと言う超ドマイナーな音楽からスタート、そこからジャズ、クラシックも聴くようになったんですけど、昔聴いたCDはニューリミックスや追加音源入りなんかだかんだで、最大6枚同じCD持ってます。

 雑文すいませんでした。これからもよろしくお願いします。

 
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Unknown (50fox)
2024-03-07 10:52:10
大決断ですね
うわあ~!NSP大処分ですか!!?
「訣別」という言葉には「死に別れ」の意味も込めて使ったのでしょう。
それにしても、私の何十倍も「NSP命!」だった八百政さんが、思い出の多く残る「NSP記念物」を処分するなんて。信じられない、大決断ですね。
ここで載せてくれた写真を見ても、貴重なコレクション資料ばかりでしょう。
阿賀町で八百政さんから聞いたときには、NSPが復活した後の会で天野氏に会って、「これからもずっと応援していきます」と伝えたのに…という話がありました。そのくらい熱心なファンだったのに、本当によく決心しましたね。
たしかに、もうNSPは、私たちの心の中で生きていくだけになってしまいました。ただ、亡くなってDやレコードその他で歌声は残ります。でも、それ以外にこうしたコレクション資料は自分の人生にとって、あのときこのとき非常にかかわっていて、本当に貴重なものだと知っています。だから、八百政さん、よく手放す(処分する)決断をしたなあと感心するのです。
私は、片付けが下手ですが、特に捨てる決心がつかないものが多すぎるのです。個人の思い入れにすぎないとわかっているのですが。割り切ってもう少しがんばらないと、生前整理は進みません。今回の八百政さんをよい刺激として、もうちょっと処分決断力を高めたいなと思っています。
NSP資料との訣別はしても、NSPの歌たちとはこれからも心のそばで温め合っていきましょう。
長くなり、大変失礼しました。
返信する
断捨離 (八百政)
2024-03-08 05:58:46
>りゅーとさん
ボクは15年前に、中越地震で中がグチャグチャになった土蔵(江戸時代からか?)を処分したんですが、土蔵とか物置って結局「時代のゴミ箱」になっちゃうんですよね。「いつか使うかもしれないモノ」「いつか懐かしく見るかもしれないモノ」って、その「いつか」が来ることってほとんどないってことを、ボクは人生の中で確信しました。

>50foxさん
阿賀町時代に少しお話した内容を、よく覚えていてくださいました。ありがとうございます。確か品川プリンスホテルでのディナーショー形式のコンサートに参加した後のことでした。「一生ついていきます」と、天野氏と固く交わした握手。そのわずか数か月後に、天野氏は逝っちゃいました。懐かしい思い出です。
今回の断捨離で(まだ継続中ですが)、多くのビデオや写真も思い切って処分しようと思っています。いずれもこの15年間で一度も手に取ることがなかったものです。ならばこの先15年間も、ボクがこれらを手に取ることはないでしょう。あと15年経てばボクは傘寿。ボク自身の人生の各時代の記録は、最小限にとどめたいと思っています。
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