ついに、金の星社の「漫画家たちの戦争」シリーズのすべてを読了しました。最後の1冊である「別巻資料」には漫画作品は収録されておらず、太平洋戦争に関する貴重な資料とその解説が掲載されています。
まずは、戦時中の子どもたちの貴重な写真がたっぷりの、16ページの解説文です。写真に写っているこどもたちの表情もはっきりとわかり、当時の雰囲気が伝わってきます。小学生向けに書かれた解説文は平易な文章で、とても読みやすくわかりやすいです。解説文は次の6項目について書かれていました。
・戦争と子どもたち
・国民学校と小国民
・家族の出征と銃後の生活
・空襲と学童疎開
・戦場の子どもたち
・敗戦と戦後の青空
さらに「昭和の戦争を知る」という項目で、日中戦争の始まりである盧溝橋事件から太平洋戦争の終了であるポツダム宣言の受諾及び日本国憲法公布までの9年間を、年表と写真、わかりやすい解説でまとめたページは、大人が読んでも十分読み応えがありました。
最後は「戦争漫画ミニ事典」です。この「漫画家たちの戦争」シリーズに収録されている作品だけでなく、戦争を扱った名作漫画76作品を簡単な紹介とともに50音順に掲載しています。
ボクも読んでみたくなった作品が、いくつかありました。でも、絶版になっているものも多いんでしょうね。
これで「漫画家たちの戦争」シリーズ全9巻を読了です。いやぁ~面白かった!って言うか、実にためになりました。子どもたちはもちろんですが、大人たちにもぜひ読んでほしいシリーズです。私たちは過去の歴史から学び、未来に伝えていかなければなりませんね。素晴らしい本を紹介してくださった、ブログ「ON MY WAY」の50foxさんに心から感謝申しあげます。ありがとうございました。