NHKの朝の連続テレビ小説「らんまん」がおもしろいです。日本の植物学の礎を築いた植物学者・牧野富太郎をモデルにしたこのドラマ。主人公を演じる神木隆之介はもちろんですが、その妻役の浜辺美波がいいですなぁ…。ボクは毎日、美波ちゃんの笑顔に癒やされております。「シン・仮面ライダー」の時のクールな役柄もヨカッタですが、「らんまん」の美波ちゃんは最高です。
いよいよドラマも佳境で、あと1か月で「らんまん」も終了です。最後までドキドキ、ハラハラ、ホッコリ、ニッコリしながら楽しみたいと思います。
植物学者が主人公のドラマですので、毎週いろいろな植物が登場してボクら視聴者を楽しませてくれるのも魅力の1つになっています。なんか知らず知らずのうちにボク自身も、今まで以上にわが家の周りに自生している植物に対して興味がわくようになってきました。
今、わが家の裏の竹林近くに、こんな宇宙をイメージさせるような花が咲いています。小さな花が集まってできた球体が、なんか惑星というか銀河というか、小宇宙を連想させてくれるようにボクは思っているのですが、そんな気がしません?この植物が茂っている場所は春先にウド(独活)をたくさん収穫した場所なんですよ。
きっとウドが大きく成長したのがこの姿なんだろうな…と、ボク自身は思っていたんですよ。ただね。確信はもてないでいたのです。そこで「らんまん」です。
なんと!ボクの職場がある建物内の某所(厳密には組織は別なのですが)に、なぜか埃をかぶったこの本があったのです。「原色牧野植物大図鑑」です。書いた(描いた)のはもちろん、牧野富太郎博士です。ページを繰ると、ありました!ありました!
はい。間違いありません。間違いなく「ウド(独活)」であります。いやしかし、ドラマに登場しているとおりのマンちゃん(ドラマの主人公の名は万太郎)の植物画です。さすがに白黒の石版印刷ではなく、きれいなカラー印刷でした。すばらしい!
ちょうど今わが家でたくさん採れているミョウガ(茗荷)も、「原色牧野植物大図鑑」で調べてみました。ミョウガの茎や葉、それに収穫している花芽の部分がどのように図鑑に記されているのか、興味があったんですよ。
そうしたら、このように描かれていましたよ。葉、茎、根、花、液果、それぞれが精密に描かれていて感心してしまいました。さすが牧野富太郎(ドラマ内では槙野万太郎)です!
せっかくなのでこの「原色牧野植物大図鑑」を、時々拝見させてもらおうかな?と思っています。