2015.1.20(火)
遅ればせながら、氷で敗退した下十枚山の記録をアップする。
とはいえ下十枚山には登頂していないので、途中のピーク“岩岳”を555回目の山行のタイトルとした。
冒頭写真は、安倍東山稜の笹原から望む安倍東山稜南部。稜線手前から仏谷山、青笹、真富士山。
稜線右に安倍川、左に高ドッキョウや清水港。
登山口に向かう途中の有東木集落には、至る所でロウバイが花開いていた。
登山口。地蔵峠を目指す。
登り始めてほどなくアイスバーンが現れた。しばらくはアイゼン付けずに、右の雪道を進んだ。
登山道全面がアイスで覆われるようになったこの場所でアイゼンを装着。
凍った狭い道、アイゼンをズボンや反対のアイゼンのベルト、靴のヒモに引っ掛けないよう、慎重に進む。
地蔵峠手前。道を覆う氷はコチコチだ。
初めて全身に日差しを浴びた地蔵峠。さすがに雪、氷はない。
ここでアイゼンを外す。
峠を左折、北上するとほどなく雪道が出現。しかし氷はないので、ノンアイゼンで進む。
馬酔木(アセビ)のトンネル。
青空に向かって一歩一歩、歩みを進める。
進行方向左、西には南アルプス、南ア深南部の展望が開けるようになった。
写真中央は大無間山。右には雪の光岳。
右、東側には、常に樹木越しに富士山。
アセビの赤い新芽と青空のコントラストが美しかった!
さらに青空に向かって。
巨岩と巨木、奇木、、 このコース一で番好きな場所に到着。
下山時、ここでランチタイムとした。
ブナに囲まれた稜線を行く。
岩岳山頂。
樹木の向こうに南アルプスの銀嶺の連なり。
下十枚山山頂を僅かに北上した地点に位置する、大パノラマビュウポイントへ向かって心がはやる。
初めて目にした、従来の岩岳山頂の先に設置された山頂表示。
より高いこちらのピークこそ岩岳と確信している、安倍奥ファンのどなたかが設置してくれたのだと思う。
どなたか様、ご苦労様でした。
富士山もスッキリ姿を見せてくれようになった。
下十枚山への最後の登り手前のピークから望む下十枚山。
ここからロープが張り巡らされた急坂を下る。ここが今回のコース一番の難所だと思っていた。
下って振り返る氷が張りついた岩場の急坂。
難所を通過し、後は下十枚山へ最後の登りだけと安心したのだが、、、
氷がなければ何の変哲もないただの下り斜面。
「どうってことない」と思い、下り始めたら、意外にアイスバーンは硬い。
しかも、右側は滑落すれば大けが必至、助けも呼ぶことのできない深い崖。
先に進むことを断念した。下り坂途中のアイスバーンでの方向転換は正直怖かった。
大パノラマへの未練を残しつつ、写真を撮りながら下った。
ブナに囲まれた気持ち良い雪道を下る。
青空は、さらに碧い。
新しいクマの爪痕、だと思う。
安倍東山稜と右に安倍川。
こちらは清水側。
地蔵峠から先の氷道。登りより慎重に下る。
下りながら望んだ最後の展望。
目的は達成出来なかったが、青空に救われた山行となった。
遅ればせながら、氷で敗退した下十枚山の記録をアップする。
とはいえ下十枚山には登頂していないので、途中のピーク“岩岳”を555回目の山行のタイトルとした。
冒頭写真は、安倍東山稜の笹原から望む安倍東山稜南部。稜線手前から仏谷山、青笹、真富士山。
稜線右に安倍川、左に高ドッキョウや清水港。
登山口に向かう途中の有東木集落には、至る所でロウバイが花開いていた。
登山口。地蔵峠を目指す。
登り始めてほどなくアイスバーンが現れた。しばらくはアイゼン付けずに、右の雪道を進んだ。
登山道全面がアイスで覆われるようになったこの場所でアイゼンを装着。
凍った狭い道、アイゼンをズボンや反対のアイゼンのベルト、靴のヒモに引っ掛けないよう、慎重に進む。
地蔵峠手前。道を覆う氷はコチコチだ。
初めて全身に日差しを浴びた地蔵峠。さすがに雪、氷はない。
ここでアイゼンを外す。
峠を左折、北上するとほどなく雪道が出現。しかし氷はないので、ノンアイゼンで進む。
馬酔木(アセビ)のトンネル。
青空に向かって一歩一歩、歩みを進める。
進行方向左、西には南アルプス、南ア深南部の展望が開けるようになった。
写真中央は大無間山。右には雪の光岳。
右、東側には、常に樹木越しに富士山。
アセビの赤い新芽と青空のコントラストが美しかった!
さらに青空に向かって。
巨岩と巨木、奇木、、 このコース一で番好きな場所に到着。
下山時、ここでランチタイムとした。
ブナに囲まれた稜線を行く。
岩岳山頂。
樹木の向こうに南アルプスの銀嶺の連なり。
下十枚山山頂を僅かに北上した地点に位置する、大パノラマビュウポイントへ向かって心がはやる。
初めて目にした、従来の岩岳山頂の先に設置された山頂表示。
より高いこちらのピークこそ岩岳と確信している、安倍奥ファンのどなたかが設置してくれたのだと思う。
どなたか様、ご苦労様でした。
富士山もスッキリ姿を見せてくれようになった。
下十枚山への最後の登り手前のピークから望む下十枚山。
ここからロープが張り巡らされた急坂を下る。ここが今回のコース一番の難所だと思っていた。
下って振り返る氷が張りついた岩場の急坂。
難所を通過し、後は下十枚山へ最後の登りだけと安心したのだが、、、
氷がなければ何の変哲もないただの下り斜面。
「どうってことない」と思い、下り始めたら、意外にアイスバーンは硬い。
しかも、右側は滑落すれば大けが必至、助けも呼ぶことのできない深い崖。
先に進むことを断念した。下り坂途中のアイスバーンでの方向転換は正直怖かった。
大パノラマへの未練を残しつつ、写真を撮りながら下った。
ブナに囲まれた気持ち良い雪道を下る。
青空は、さらに碧い。
新しいクマの爪痕、だと思う。
安倍東山稜と右に安倍川。
こちらは清水側。
地蔵峠から先の氷道。登りより慎重に下る。
下りながら望んだ最後の展望。
目的は達成出来なかったが、青空に救われた山行となった。
片側が切り落ちているところでもアイスバーンとは、どういうプロセスで出来るのでしょうか。
今年はあちこちで凶悪なアイスバーンが多いようなので、気を付けないといけませんね。
相変わらず撤退の勇気をお持ちなのがご立派だと思います。
私は単なる怖がり男です。
危険と思った時、前へ進むか撤退するかの判断で行動は異なってくるのだと思います。
私の場合は、ただただ怖くて前へ進めなくなったというのが真実です。
今あるのも、この怖がりのおかげかも知れませんが、、、
釈迦に説法ですが、山の場合、わずかでも遭難の可能性あるなら戻るべきでしょう。冷静かつ賢明なご判断と思います。
南アルプス南部の大展望、素晴らしいです! ありがとうございます。
安倍奥(最近では、公が“オクシズ”と盛んに喧伝していますね!)も、状況によっては危険個所が出現しますね。
これからもお互い、チャレンジ心は大切にしながらも、
遭難のリスクをできるだけなくす心構えで山に向かいましょう!