目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

冬になる前の仕事

2009年10月31日 | ぷち農作業
冬が来る前に「やらねば!」と思いつつ、いつまでも
できずにいた大仕事をついにやることができました。

それはコンポストの堆肥処理

2個あるコンポストはすでに満杯だったのですが、
処理のための時間がとれず、スコップで突き崩して余白を作ったり、
フタを無理におしつけたりしながら、だましだまし使っていました。

このコンポストを熟成させるための場所確保のために、
できあがっている完熟堆肥を、この夏オクラを植えていた場所にすきこみます。

見てください、この黒々とした堆肥(写真だけではわかりづらいのが残念)

ずぼっと手を入れていただければ、ミミズを始めとした虫たちがた~っぷりはいでてきます♪
(この感覚が同世代の女性とは違う、ということはわかるんですけどね)

すでに手のひら大のカブトムシの幼虫が何匹も、
この堆肥を寝床にして来年の夏までの眠りについています。
虫好き、というわけではないのですが、自分がつくった堆肥にいる虫だけは愛おしい、かなり勝手な視点でもって(笑)この虫たちを眺めています。

平らにならした堆肥熟成予定地に、
ヤギの糞と食べ残しの草を積み上げた「堆肥予備軍」
(これが膨大な量なのです)を積み上げ…

三又クワで混ぜ上げ、最後にブルーシートをかぶせて約3ヶ月ねかせます。


ヤギを飼ってからは、糞がよい働きをしてくれるのか、一緒に加える食べ残しの草が
よい緑肥の働きをしてくれるのか、
半年も待たずとも堆肥として使えるようになりました。

堆肥が発酵したので暖かいのでしょう。
猫もこの上で眠るのが好きなようです。


さて、毎度毎度、私は堆肥を作るたび、攪拌するたびにブログに書き込んでしまいます。

読んでくださっている方には申し訳ないほど、
同じ内容の繰り返しなので恐縮なのですが、

私の中ではどうにも「伝えずにはいられない」(笑)
興奮のようなものが、むむむと、雲のようにわきあがって、書かずにはいられないのです。
もっと上手な表現でもって、何度読んでもいいくらいの文章が書ければいいのですが
地味な作業であることも加わって、どうしてもそれができずにいます。

(億単位の微生物の世界にまで入っていくことができたら、かなりマニアックな美文が書ける
かもしれませんが)


たしか庭造りが大好きなドイツの詩人のゲーテさんが
うまい言葉を使って表現してくれたように思うのですが…。

私自身の体験を文字になぞるなら、

東京に住んでいた頃の消費することしかできない生活への虚無感を
こうした作業が埋合わせてくれるものを持っているのだと思います。

我が家では
野菜を作るのは連れ合いの仕事で、堆肥を作るのは私の仕事…になりつつあります。



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2 コメント

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Unknown (らなんきゅらす)
2009-11-01 22:51:27
堆肥への愛があふれた記事、
楽しく拝読しました。(私も少数派かも?)

カブトムシの幼虫や
ミミズが沢山いるなんて、
本当に素敵な堆肥を作りましたね!

お疲れ様でした!
東京の生活のくだり、とてもよくわかります。
私も佐渡で農作業をすると
やけに落ち着きます(笑)
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Unknown (らなんきゅらすさんへ)
2009-11-02 06:54:05
堆肥への愛…ああそういう風に言ってくださって嬉しい。少数派!大歓迎です。
カブトムシの幼虫がもういるなんて早すぎると連れ合いは言っていますが、十匹以上もいて売ればかなりのもんではないか(笑)と言っています。
農作業で落ち着く感覚は、同じ種族ですね。嬉しいです!
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