目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

かすけの感動を再び

2007年11月23日 | 佐渡だいすきネタ
2日前のかすけの取材が心に残ったので、もう一回書かせてもらいます。
(今回は別の視点で)
これまで沢山いろんな「佐渡」を取材してきましたが
「すごさ」を感じさせるところの一つに、
ひとつのお店が世代を超えて、長く商売しているところ、があります。

お話をうかがうと「私で8代目」とか「14代目」とかいう風にこともなげにおっしゃる。
(以前取材した塚本こうじ店も、創業はわからないけれどたぶん2,3百年前だと思うと
おっしゃっていたし(笑))


何代目、という肩書きを、まるで自分の年齢を言うみたいに言う。
先祖代々っていうところを「当たり前」と思っている。
そこを自慢するなんてことが全くないんです。
佐渡にずっといるとそれは当たり前かもしれませんが、東京のような
半年後にはできたお店がなくなってしまうような移り変わりの激しい場所にいたことも
ある私としては、「同じ日本でもこうも違うのかあ」と、驚きでもあります。


例えば京都や東京とかだったら、こうした歴史の長さを宣伝文句にして
少し格式高いイメージにしたりするんでしょうけれど、佐渡はそれがない。

商売があまり上手でないっていうのもあるかもしれないけれど(笑)
地域の人達がいつも「買うところ」「ひいきにするところ」という日常的なイメージで
とらえられているから、逆に言えばそれで十分商売できるから
特に他にむけて大きく宣伝する必要もないのかもしれない。
(そして島内では歴史の長さはウリにならない(笑)どこにでもあるから)

大げさな言い方をすれば「地元のお店を地域の人達が守ってくれている」イメージが
とても強くあるように感じます。


チェーン店やコンビニがこの10年くらいで、佐渡にも入るようになってきて
小さな小売り店がつぶれ始めていて、それはそれで憂うべきことだけど
それでも速度は遅い。
その理由のひとつに、佐渡が「島国」で海に隔たれているから、
大手チェーンが参入しにくかったっていうのもあると思います。

かすけさんは、積極的に様々な加工事業に参入しているから、むしろ先進的だけど
地域に長く根付いたそんな店を大切にできるような、そんな地域には魅力を感じます。
(画像は超高級中華食材の干しナマコを見せてくださっているところ。
この技術を最近3年かけて習得したそうです)

沢根はそんなところなのかもしれませんね。
しまやといい、いごねり屋さんといい・・・。


佐渡は観光名所ワースト3に入るらしいけれど、私は観光地として佐渡を
とらえると、たまらなく魅力を感じます。

しっかり商売しているところは、大抵駐車場はなく、
素晴らしい自然のあるところは、限りなく自身の足の力がためされるような場所なのです。

「まさに秘所!」(笑

ダメじゃん、と言われそうですが、少なくともパックツアーは絶対選択しないこと、です。
佐渡の魅力は一度じゃとらえることなどまず無理な、魅惑の島です。

余裕をもった時間配分と行き先のポイント絞りをおすすめいたします。





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2 コメント

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Unknown (akikoさんへ)
2007-11-23 22:43:30
たぶん、パックツアーのおいしくないご飯が原因ではないかと。揚げ物使ったりマグロを持ってきたりね。あと相川の金山、小木のたらい舟っていう抱き合わせコースがよくないかも、めちゃ遠いもん。
ワーストの1位は八戸だとか。2位はわかんないって。3位が佐渡なんだそうですよ。
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Unknown (akiko)
2007-11-23 14:18:17
観光名所ワーストスリー?
佐渡出身としては聞き捨てならない(笑)
何故だ?
あと他の2カ所はどこだ~?
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