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在日タイ人女性を強制売春から救出する活動を続ける 高橋宏通(たかはし ひろみち)さん

2016年06月23日 | とてもえらい人
91年9月、3人のタイ人ホステスが、売春を強要していた同国人女性を殺し、
自分達の旅券などを奪い返して逃げる事件が、茨城県下館市で起きた。
東京高裁は先日、同情の余地があるとして一審の懲役10年を8年にした減刑判決を下した。

被告らは「罪を犯したのは事実」と控訴審判決を受け入れたものの、
「強盗はしてない。強盗殺人といわれたのは悔しい」と、それだけはこだわった。

起訴状の日本語も読めない被告らを、「下館事件タイ3女性を支える会」を組織して、
ずっと支援してきた。

「だまされて連れて来られ、旅券を奪われ、逃げれば殺すと脅され、
暴力で売春を強要される。
同じケースは多いが、ここまで追いつめられたか、と」

筑波大に入学したが、大学祭の運営で大学側と対立し、無期停学処分を受けて自主退学。
処分期間中、環境や農業問題、在日外国人問題に打ち込んだ。

そして在日アジア人の支援活動の中で、強制売春の実態を知る。
暴力団が関係する売春スナックに客を装って入り、ホステスを助け出す行動派だ。
一度にタイ人女性10人を救出したこともある。
女性らは顔中アザだらけ、体にはアイロンを押し当てられた跡もあった。
助けた女性は30数人にのぼる。

「事件は農民一揆のようなもの。
地下の世界を明るみに出すきっかけになった」
と見る。
「客の日本人で被告に同情した者などほとんどいなかった。
強制売春を容認する社会自身が痛みを覚えない限り悲劇はなくならない」。





売春、人権というものに大きな関心があるわけではないけれども、
スルーしにくかった。
活動している人が36歳という若さであることも。
自分達に何ができるか、でなく、自分達がどう考えるか、
だけでも何か変わることがあるような気がする。

無関心でやり過ごさなくてはやりきれないくらい、
社会情勢も身の回りで起こることも暗いことが多いかもしれないけれども、
完全に無関心になりきれない自分も
どこかにあるような気がする。

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