目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

捨て猫の行く末

2008年08月07日 | 山羊日記・猫日誌
「そこの道で猫がダンボールにはいっとったわ」
「捨て猫ですか?」「そうだと思う」
「ま~たそういう人がおるんだから」と私はしかめ顔。
集落の人との会話です。

猫の発情期が過ぎると集落に捨て猫が増えます。
どういうわけなのか、山の中に捨てる人が多く、
この集落でも猫が何度も捨てられていきました。

「あの子猫は大分大きくなっとったなあ」
「何匹くらいいたんですか?」「8匹くらいおったかなあ」
「そんなに!」

我が家では、猫はもういるから(これも捨て猫でした)飼うことはできません。
でも何となく気になってしまい、この話を連れ合いにした後、
次の日ゴミ捨てに行くついでに
「もし、ひもじそうだったら連れてきてあげて。
ミルクくらいはあげたいから」と言ってみました。


10分後、帰ってきた車の中には、ネコ缶のダンボール箱が1箱!
「いたの?何匹?」と、ちょっと喜んで聞いてしまった私。
そしたら「死んでいたよ」と一言。(軽くショックを受ける私)

死んできた猫だけど、葬ってあげるために持ってきてくれたのです。
「カラスに突かれて死んでいたよ。2匹死んでいた。かわいいよ、見る?」
その子猫は、眠っているようで本当に可愛かった。
でも確かに死んでいました。

2人で畑の脇に穴を掘って埋めてあげました。
一度も声を聞いたこともない、触れ合ったこともない猫なのに
土をかぶせる時には涙がでてしまいました。

「むごいことをするねえ」

カラスが、ではありません。
この猫たちをこんな場所にまで捨てようとした人が、です。
こんな風に死んでしまうとわかっていても、捨てた人は
こんな捨て方をしたのでしょうか?

山の中に捨てるほうが、ずっと小動物にとっては過酷なはずです。
天敵が山のようにいて、ことにあの場所はカラスが常にいる場所でした。
逃げようと思っても中々逃げられない、カラスが意外に強いのです。
ドラえもんがいたら、なんかの機械をだしてもらってこの猫を捨てた人を
探してもらっているところです。(ぷんぷん)

動物「愛護」でも何でもないと思います。

生き物は捨ててはいけません!
(飼うならきちんと去勢を!)

※写真は我が家の猫です。食事中。

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2 コメント

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Unknown (こもも)
2008-08-08 14:58:00
本当に飼う人のモラルです
飼うなら最後まで
飼えないなら最初から飼わない方が動物の為ですね
お二人とも本当にお優しいのですね
ちゃんと弔ってあげてなかなか出来ないですよ
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Unknown (こももさんへ)
2008-08-09 09:32:54
ホントに!親猫は可愛がるのに、産まれてしまった子猫に対しては無情な飼い主が多いようです。
去勢するのを「かわいそう」と言うのは、う~ん、違うように思うんですよね。(そりゃかわいそうだが)
死んでしまった猫だけれど、連れてきてくれたのは、私も偉いなあ、と思いました。
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