目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

「ごはん」がでてくる、素敵な絵本

2010年09月11日 | 育児日記<絵本の棚>
少し前のお話ですが、佐渡の大型書店に「全国訪問おはなし隊」なるトラックがやってきました。
トラックいっぱいに、絵本をつめて、日本全国を行脚しているのだそうです。
講談社がやっている事業で、もう日本7周目に入っているのだとか。

トラックいっぱいの絵本!

それだけでわくわくしてしまい、早速に息子を連れてでかけました。

息子以上に、私が楽しんでしまいました(笑)

その絵本トラックに、さりげなく貼ってあったステッカーがおもしろかったです。
「「パン食普及協議会」はこの事業を応援しています」

つい、笑ってしまいました。

絵本と、パン食・・・。

なるほど、確かに絵本って、「パン」がよくでてきます。

ちょっと、思い出すだけでも主人公が食べるものってパンもの、が多く、
純粋な「ごはん」ものって少ないですね。


そういえば、ご飯がでてくる絵本ってどんなのがある?
パンも好きだけど、ご飯も大好き!なので、
ご飯がでてくる素敵な絵本を、「ご飯食普及協議会第1号」(笑)の私めがご紹介します。


一番はコレ。


おむすびさんちのたうえのひ かがくいひろし 作・絵 PHPわたしのえほんシリーズ
個人的に非常に名作と太鼓判の作品です。

おむすびさんが、田植えを手伝ってもらいながら、朝から晩まで働いて・・・
そして、皆でお風呂に入って「おつかれさま」で終わる、
そんな平和な一日が描かれています。

手伝ってもらう人が、たらこさんとかシャケさんとか、昆布巻きさんとか、
おむすびの中の具を擬人化したもので構成されています。



日本の農村風景が、かがくいさんのクレヨン調のイラストで、
かわいらしくデフォルメされていて、そのために
きつく大変な農作業風景が、そう感じさせない「やさしい」ものになっています。

おむすびさん一家が父子家庭だったり、子ども達がお弁当をもってきてくれたり、
と、ちょっと胸がきゅんとなる設定も見ものです。

かがくいさんらしい、かわいいユーモアも散りばめられていて、読んでいて飽きません。
息子は、この絵本で苗の植え方を覚えました(笑)
時々、畳に稲苗を無数に植えてくれます。

田植えの時期になったら、思い出す一冊になりそうな絵本です。

そしてもう一冊。

「おにぎり」 平山英三・文 平山和子・絵 福音館書店

いい絵本です。
どこまでもシンプルな作りが、福音館書店さんらしい絵本です。

おむすびを握る「手」が主人公。
ご飯を炊いて、梅干入れて、握って、海苔をまいて、できあがり。

そんな単純な構成な中に、作り手の思いが沢山つまっていることが感じられます。


言葉は最小限。
「ぎゅっ」とか「くるくる」とか、それだけ。

それだけなのですが、とても心をゆすぶられました。

それは、おむすびを握る手が「素手」だったからかもしれません。

いまは、どこでも誰でも、ラップでおむすびを握りますよね。
あるいは、ビニール手袋をしたりとかすると思います。

以前、お母さん達の集まりの中で、ラップをしないでおむすびを握ったら「きたない」と
言われてしまったのですが、そういう風潮になった中で、

この絵本の中で、おむすびを握る手は素手だったことに、妙に親近感というか、
静かな感動がありました。

息子は、梅干しをうめこむ時のしぐさが気に入ったようで、定番の「梅干しとご飯」のおやつ(笑)の時、
「ぎゅっ、ぎゅっ」と言いながら、梅干をご飯にうめこんで遊ぶようになりました。

素敵な絵本です。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ごまおママ)
2010-09-11 10:19:33
懐かしい~「おにぎり」の絵本、私も大好きです。あの絵を見てると、おにぎりが食べたくなるんだよね。
返信する
Unknown (ごまおママさんへ)
2010-09-11 21:13:34
おお!娘さんに読んで聞かせたのでしょうか。
いい絵本ですよね~。息子も食べたくなるようです、おにぎり。ご飯食推進派としては、毎日読み聞かせたい絵本です。
返信する

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