目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

ただわかっていること,それは「やはり、あるべきではないこと」

2006年09月18日 | 核のこといろいろ
行ってきました、六ヶ所村。
ずーっと行きたかったのです。
「なんで?」

「事故がなくても
連日連夜、山のような放射能をだす核工場がこの村にあるから。」

一日で、他の原発の一年間分!?ジョーダンじゃない!

「とめて」
本当にそう思うのなら、この目で見るべきでしょ、と思ったから。


いろんなことを知りました。

核施設ができると、驚くほどに六ヶ所村はうるおうのだということ。
億単位の施設、ショッピングセンター、資料館
六ヶ所村の立派な図書館で「ガンジー」のDVDを見ました。
そして何よりも魅力だろうものは、ボーナス付の「職業」!
核を引き受けるかわりの「お礼」。

それを見ると、何も言えなくなってしまいました。

「職、それは生涯にかかるかもしれない白血病よりも魅力的かもしれない」

自分の中で当然と思っていた論理が大きく揺らぎだした瞬間。

「もしも、とまったら とても嬉しい。
だって、2万年も消えずに人を殺し続ける汚染物質を
これ以上ださなくてよいから。」

その考え方が、まるで小さな子どものわがままのような気がした瞬間。


ベクトルのまったく違う天秤を前に、思考能力は完全にとまり、放心状態。



痛みを伴う言葉に
伝える力が備わるのなら
私の言葉にも伝える力がいつか宿るのでしょうか。



この写真の背後にある、あの煙突が「核処理施設」。
すでに試験運転が今年から始まっています。
すでに。
あの煙突からでる放射能を、「       」と思うのです。
放射能が濃くなるまえに、
犠牲者がでるまえに、
誰かが奇形児を産む前に。

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