佐渡の誉れとも言うべき、酒蔵「金鶴」さんからご依頼を受け、
酒かすラベルを作ることになりました。
ことは、まだまだ稲刈りが多忙な秋口の頃の話です。
金鶴で働く知り合いの杜氏さんからお話がありました。
その方の話では、「酒かすの消費が減っている」というところから始まります。
「そうかあ、確かになあ。思えば私も、酒かすって使ったことなかったなぁ」
と、私も心の中でつぶやいていました。
金鶴さんも、酒かすの大部分は、かすけさんのふぐ粕漬けのために
(その商品の素晴らしさについては、過去ブログのコチラで!)
卸しているそうなのですが、
かすけさんも、今後消費量が増やしていくことは考えていない、
(とにかく手間暇のかかる作品ですからね!)
ということで、
酒かすの一般消費者層をもっと広げよう!!
と考えたのだそうです。
この健全な考え方に、私は感動にも似た感覚を覚えました。
全国的には「酒かすはむしろ一般では入手しにくくなっている」のだそうですよ。
何故といって、それは大手日本酒メーカーさんが
酒かすを使った日本酒を作る技術を作り、原料確保のために必要だからといいます。
…酒かすで日本酒。
それは、日本酒への冒涜とも思えるものですよね。
戦後の食糧難な時代ならいざ知らず。
あの名作「夏子の酒」でも、その方法で販売拡大をはかろうと考えるライバル会社の社長に
「それなら、酒かすで作った酒なのだと広告すればいい!」と
主人公・夏子に大声で叫ばせています。
…で、「ひとつラベルを作ってみないか」と、こういうお誘いでした。
心の底から嬉しい依頼でした。
大好きな銘酒「金鶴」の依頼というだけでなく、
ささやかながらも貢献できるかもしれない、というお話でしたからね~。
(トップ画像にも貼り付けましたが)こんなラベルを作りました。
「佐渡の冬」をイメージしてもらえるような、でもシンプルなつくりで、と心がけて作ってみました。
そして、さらに今回のイチオシはコチラ。
全ての酒かすに一部ずつついております。
自分の不勉強を恥じると共に、
実際に多くいる(と思われる)私を含む多くの方に贈るレシピ集!(笑)
「金鶴の酒かす料理帖」!!…と言っても、A3サイズの用紙1枚に、レシピを書き込んだものを
手のひらサイズに折ったものですが。
代表的な酒かす汁や甘酒といったレシピ以外に、
酒かすパン、甘酒で作ったスイーツ、他に酒かすを使ったパックや
入浴剤の作り方など8種類のレシピを載せてみました。
すごいな、と思ったのは、社長さんの心意気。
これだけのコストをかけてくれたのに、コスト上増し分は価格には反映させず、
値段は例年と据え置きにする、というのです。
「酒かすにそこまでお客さんからお金はとれんな」と。
う~ん、すごい。
今回このお仕事をして酒かすの効用の多さ、すごさに驚いています。
酒かすには、糖分、タンパク質、無機質、ビタミン、繊維質など、
たくさんの人体に有用な成分が入っているといいます。
まず、
血圧を下げる作用や血栓を溶かす作用があるので、
心筋梗塞、動脈硬化の予防に役立ちます。
これだけで、現代病のいくつかと戦う力をもつ食品だということが
わかりますが、さらに
発ガン予防の効果や、
骨粗鬆症の予防、
ボケや老化の予防、
肝硬変から肝臓を守る作用もある
と、あやしげな薬だってここまで宣伝しないぞ、というくらいの
あらゆる効用をもっています。
さらに、酒かすに含まれる栄養素の中には、あまり食品からは接種しにくい「葉酸」…妊婦時代の時にはサプリメントを(半強制的に)飲んだ方もいらっしゃるのではないかしら
も多く含まれていますから、妊婦さんにも嬉しい食材。
(※アルコール分をとばしてお使いください)
さらに、シミ・ソバカスをふせぐ美肌効果や
アトピー性皮膚炎にも(!)効果があります。
今でこそ「かす」という言葉を使って、食品として下等の位置にありますが、
かつては高級素材で、「骨酒」とまで呼ばれるくらいのものだった、というのも
うなづけます。
「食は薬」って本当だな、しかもこんな身近にあるなんて、としみじみ思います。
そんなわけで例年とお値段据え置きの、1キロ300円で島内のスーパー、
お酒屋さんで12月1日より販売されます。
是非、お手にとってみてください。
※島外の方にもおわけできます。お声がけください→yamaneko@yellow.plala.or.jp
サプリメントでなく、普通の食事から栄養とりたいよね、
な、やっぱり昔気質な30代母に1クリックを↓
酒かすラベルを作ることになりました。
ことは、まだまだ稲刈りが多忙な秋口の頃の話です。
金鶴で働く知り合いの杜氏さんからお話がありました。
その方の話では、「酒かすの消費が減っている」というところから始まります。
「そうかあ、確かになあ。思えば私も、酒かすって使ったことなかったなぁ」
と、私も心の中でつぶやいていました。
金鶴さんも、酒かすの大部分は、かすけさんのふぐ粕漬けのために
(その商品の素晴らしさについては、過去ブログのコチラで!)
卸しているそうなのですが、
かすけさんも、今後消費量が増やしていくことは考えていない、
(とにかく手間暇のかかる作品ですからね!)
ということで、
酒かすの一般消費者層をもっと広げよう!!
と考えたのだそうです。
この健全な考え方に、私は感動にも似た感覚を覚えました。
全国的には「酒かすはむしろ一般では入手しにくくなっている」のだそうですよ。
何故といって、それは大手日本酒メーカーさんが
酒かすを使った日本酒を作る技術を作り、原料確保のために必要だからといいます。
…酒かすで日本酒。
それは、日本酒への冒涜とも思えるものですよね。
戦後の食糧難な時代ならいざ知らず。
あの名作「夏子の酒」でも、その方法で販売拡大をはかろうと考えるライバル会社の社長に
「それなら、酒かすで作った酒なのだと広告すればいい!」と
主人公・夏子に大声で叫ばせています。
…で、「ひとつラベルを作ってみないか」と、こういうお誘いでした。
心の底から嬉しい依頼でした。
大好きな銘酒「金鶴」の依頼というだけでなく、
ささやかながらも貢献できるかもしれない、というお話でしたからね~。
(トップ画像にも貼り付けましたが)こんなラベルを作りました。
「佐渡の冬」をイメージしてもらえるような、でもシンプルなつくりで、と心がけて作ってみました。
そして、さらに今回のイチオシはコチラ。
全ての酒かすに一部ずつついております。
自分の不勉強を恥じると共に、
実際に多くいる(と思われる)私を含む多くの方に贈るレシピ集!(笑)
「金鶴の酒かす料理帖」!!…と言っても、A3サイズの用紙1枚に、レシピを書き込んだものを
手のひらサイズに折ったものですが。
代表的な酒かす汁や甘酒といったレシピ以外に、
酒かすパン、甘酒で作ったスイーツ、他に酒かすを使ったパックや
入浴剤の作り方など8種類のレシピを載せてみました。
すごいな、と思ったのは、社長さんの心意気。
これだけのコストをかけてくれたのに、コスト上増し分は価格には反映させず、
値段は例年と据え置きにする、というのです。
「酒かすにそこまでお客さんからお金はとれんな」と。
う~ん、すごい。
今回このお仕事をして酒かすの効用の多さ、すごさに驚いています。
酒かすには、糖分、タンパク質、無機質、ビタミン、繊維質など、
たくさんの人体に有用な成分が入っているといいます。
まず、
血圧を下げる作用や血栓を溶かす作用があるので、
心筋梗塞、動脈硬化の予防に役立ちます。
これだけで、現代病のいくつかと戦う力をもつ食品だということが
わかりますが、さらに
発ガン予防の効果や、
骨粗鬆症の予防、
ボケや老化の予防、
肝硬変から肝臓を守る作用もある
と、あやしげな薬だってここまで宣伝しないぞ、というくらいの
あらゆる効用をもっています。
さらに、酒かすに含まれる栄養素の中には、あまり食品からは接種しにくい「葉酸」…妊婦時代の時にはサプリメントを(半強制的に)飲んだ方もいらっしゃるのではないかしら
も多く含まれていますから、妊婦さんにも嬉しい食材。
(※アルコール分をとばしてお使いください)
さらに、シミ・ソバカスをふせぐ美肌効果や
アトピー性皮膚炎にも(!)効果があります。
今でこそ「かす」という言葉を使って、食品として下等の位置にありますが、
かつては高級素材で、「骨酒」とまで呼ばれるくらいのものだった、というのも
うなづけます。
「食は薬」って本当だな、しかもこんな身近にあるなんて、としみじみ思います。
そんなわけで例年とお値段据え置きの、1キロ300円で島内のスーパー、
お酒屋さんで12月1日より販売されます。
是非、お手にとってみてください。
※島外の方にもおわけできます。お声がけください→yamaneko@yellow.plala.or.jp
サプリメントでなく、普通の食事から栄養とりたいよね、
な、やっぱり昔気質な30代母に1クリックを↓
毎日作るなんて、なかなかできない環境ですね。
きっと今お作りになっても腕がおぼえて、素晴らしい甘酒を造ることができるでしょうね。
麹甘酒そっくりの酒かす甘酒、それなら私もくいくいいけそうです。
しかし金鶴のは12月1日に解禁…ブームは長持ちしてくれるだろうか(かなり真剣に考える)
そうそう、酒かすってアルコール多いんですよね。
煮とばさないといけないっていう点では少々手間ですね。
しかし、お子さんがあまり…というのはかわいそう(泣)手間かかるのにねえ。
酒かすと麹の甘酒、ねえ、どっちでしょうね?
私もちょっと気になりましたよ。
かたや飲む点滴とまで言われ、もう一方はガンや高血圧、アトピーにまで効くといわれてますからね~。個人的にはアルコール多飲しないので麹かな(笑)
あったまる冬ならではの醍醐味の料理だと思います。
奈良漬、私は大好きです。
小さい頃から好きでした。
いつか手作りできたらと思いますが、とても手間のかかる難しい漬物のひとつですね。
今年の冬は、色々と試そうと思っています。
雪だるまの表情…ふむふむ、参考になります。
年末は佐渡でお過ごしなのですね。
寒いでしょうけれど、きっといい思い出になると思います。
沢根の金鶴直営店なら確実に手に入ると思います。是非お買い求めくださいませ。
→ http://www3.nhk.or.jp/gatten/
翌日、駅前のスーパーに行ったら、酒粕まったく見あたらず、近くの小型スーパーにも行ってみると、いつもより多めに置いてあって、買うことができました。
自分もレシピを参考に作ってみました。
滅多にお酒は飲まないので、酒粕をそのまま食べたらクラッときた~(汗)
甘酒にして、10分くらい煮てアルコールを飛ばし、子どもにも飲ませましたが、なじめないみたい(涙)・・・
でも、TVの力ってすごい!と思いましたが、以前 寒天ブームとやらもあり、今回も売り切れ続出になりそうな?!・・・
あっ、一つ気になったのですが、酒粕で作った甘酒と米と麹で作った甘酒、どちらが優秀なんだろうね・・・
ちょっと比べてみたいな~と思いました(笑)。
ご存知なければ「粕汁」←検索
してみてください、いろいろなサイトでレシピがあるはずです。
元々関西地方での郷土料理と思います。
灘などのお酒の産地でもありますし
奈良漬けっていうのもありますね。
安い材料費で豊かな栄養がとれる料理ですが
関西の商家の奉公人への料理であったと思います。
船場汁、ハリハリ鍋などもそうです。
関西人ならではの知恵の料理です。
これらは冬の寒さ厳しい折りにはたいへん体を暖めてくれる料理です。
ぜひお試しあれ!
酒かすのラベル、雪ダルマの表情に味があって
好きです。
酒かすは甘酒くらいしか使わないのですが、
パンにもできるなんてすごい!
今度の年末年始を佐渡で過ごすので
(初めてです・・)
買えるといいなあと思います。