2012年8月18日(土)に島々から徳本峠を越えて上高地まで行ってきました。
この道は、釜トンネルが完成する昭和初期までは、上高地へ入るためのメインルートだったようです。今は、歩く人も少なく、徳本峠までのあいだにすれ違った人は4名のみでした。崩落個所も多く、通行には注意が必要です。
行程: 島々(奥の駐車エリア) 9:15~二俣10:22~岩魚留小屋11:48~本峠13:17~明神館14:21~河童橋15:23~上高地バスターミナル15:30 (約20km)
松本方面から島々の集落に入り、、この看板を右に曲がります。上高地まで20kmです。
桜並木を進みます(実際は、行きはここは車で通りました。この画像は、上高地からバスで島々に到着したあと、歩いて車に戻る途中で撮影したものです。)
島々のバス停から1kmくらいでこのような駐車スペースがあります。私もここに駐車しました。
駐車スペースのすぐ先にゲートがあり、この先、車は入れません(9:16)
ゆっくり走って40分ほど進むとさらにしっかりしたゲートが現れました。
歴史道だけあって、途中さまざまな碑や案内板があります。
二俣(10:22)。きれいそうなトイレもありました。
二俣から先。沢に沿った山道になります。木道は滑るし、傷むのであまり走らないようにしましょう。
走れるところもあります。
標識は、キロ表示もあり、とても親切です。
ここまで炭焼きで入るなんて結構大変だったはずです。
穴のあいた箇所。この穴は下の谷まで通じていました。
土砂が流れて、道が消えているところも複数ありました。でも皆新たな踏み跡が形成されており、通過はできます。
渓谷美はこのコースの見どころです。
豪快な崩落箇所もあります。
岩魚留橋。奥は小屋です
岩魚留小屋(11:48)。営業をやめて久しい感じでした。
徳本峠まであと2.8km。
過去に大水で土砂が流れみたいです。
谷を離れて、峠への登り道となります。
徳本峠(13:17)。「とくもと」ではなく、「とくごう」と読みます。右は徳本峠小屋。手前が古くからの建物、奥が新館です。
展望台までは45分でなく、45秒です。
展望台からは焼岳?が望めます。上空ではときどき雷がなり、雨もぱらつき、視界はいまいちでした。
この日のちょうどこの頃、槍ヶ岳山頂と東鎌尾根で落雷事故があったようです。
徳本峠からの下り道はしっかり整備されています。歩く人もぐっと増えます。
小さな谷をいくつか越えます。水には困りません。
心地よい林道風の道
白沢出合。ここで槍ヶ岳・横尾方面からの道と一緒になります。
明神館前(14:21)。人がたくさん居て、島々からやって来た私はうれしくなります。
明神橋を渡り、明神池経由で上高地に向かうことにしました。前方の山は前穂高岳(たぶん)。
美しい木道を行きます。水がとても澄んでいます。
この風景が上高地の醍醐味です。
河童橋手前から眺めた穂高連峰。
河童橋(15:23)。観光客も多く、雨が降っても明るい雰囲気です。
バスターミナルに到着(15:30)
ここから、新島々行きのバスに乗りました。
島々から徳本峠への道は、ひっそりとしていました。崩落箇所が多く、ときどき通行不能になることもあるようです。行く前には、事前に情報を仕入れてから出発したほうがいいと思います。水場は多く、飲料水に困ることはないです。島々のスタート地点の標高は800Mくらいで徳本峠は2100Mを越えますので標高差は1300M以上になります。静かな北アルプスを楽しみたい方に適したコースです。
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