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毎日が高地トレーニング

標高950メートルの高原での日々。各地のお薦めトレイル、ジョギングコースの紹介です。

雲取山積雪情報(2019年2月3日現在)

2019-02-09 03:21:09 | 登山

2019年2月3日(日)に鴨沢から雲取山頂まで往復してきました。

小袖駐車場以降、すぐに積雪が現れたものの、石尾根でも陽当りの良い場所は積雪がなく、積雪状況は、目まぐるしく変化しました。 雪が少なくでも凍結箇所の下りを考えるとアイゼン(軽アイゼン)は必携です。


鴨沢駐車場(9:32)。ここは学校の跡地です。雪はまったくありません。

小袖駐車場。道路が凍結するとスタッドレスタイヤでもここまで車で登れないことがあります(私、過去に経験あり)。

登山道入口。

旧集落エリア。昨年(2018年)9~10月にこのエリアで3件の滑落事故があり、亡くなったかたもいるそうです。

明るい雰囲気で油断しやすい箇所ですが、トレイルの幅が狭いので注意が必要です。

陽当りがよい場所は、雪がまったくありません。

堂所

七ツ石小屋下の分岐

 

七ツ石小屋

石尾根にでました(七ツ石山の東側)

七ツ石山頂(11:44)

七ツ石山からの下り。トレースがきれい!

ブナ坂

石尾根

奥多摩小屋エリア。小屋は無人になっていました。老朽化により今年(2019年)3月で廃止、取り壊されるとのことです。キャンプもできなくなります。

小雲取エリア。積雪は30cmくらいです。

山頂直下。トレースを外れないように歩きましょう。

避難小屋入口。

雲取山頂へのアプローチ

雲取山頂(13:23) 

小袖駐車場のトイレは3月中旬まで閉鎖とのことです。

夕刻の小袖駐車場から鴨沢に向かう小道。ここも右側は急峻なので注意しましょう。


(まとめ)

積雪は少なめでした。雲取山は冬場でも登山者が多いので、トレースができやすく、たとえ降雪が多めでもすぐに圧雪状態になりやすいです。ただし昼間に溶けて、午後~夕刻に凍結すると、とても滑りやすくなるので、軽アイゼンは必ず持参しましょう。










前穂高岳、奥穂高岳、涸沢、日帰り1周登山(上高地から)

2017-10-29 22:09:05 | 登山

2017年9月16日(土) 上高地から前穂高岳、吊尾根、奥穂高岳、ザイテングラード、涸沢、横尾、上高地と日帰りで1周してきました。

この日は秋の3連休初日。しかし台風が接近し、天気は下り坂。入山者は少なそう。穂高周辺は混雑していると、岩場の渋滞があってなかなか前に進めないらしい。 そんなわけで、「スピード登山に今日はベスト!」と考え、やや危険をともなうこの1周コースにトライしました。

 

行程:沢渡バスターミナル4:40~(バス)~上高地バスターミナル5:10到着(5:15スタート)~前穂高岳8:47~奥穂高岳10:17~涸沢ヒュッテ12:27~上高地バスターミナル15:25

沢渡から4:40の始発バスに乗って、朝5:10に上高地バスターミナルに到着。バスには20人くらい乗っていました。

天気悪くなるっていうのに、本当にみんな山好きなのね!

まだ河童橋も静かです。

河童橋を渡り、木道を進みます。画像では、明るく見えますが、林の中を歩くにはまだライトが必要です。

岳沢登山路入口(5:32)  ここから岳沢小屋まで4kmです。

所々にこのような表示があり、励みになります。

岳沢小屋が見えてきました。

岳沢小屋(6:48)。  見晴らし良く、明るい雰囲気。

 

正面に見えるのが焼岳です。右下の赤い屋根は岳沢小屋。

梯子やクサリ場も現れます。一歩ずつ慎重に歩いたので、あまり危なくは感じませんでした。

西穂高岳方面。

重太郎新道上部。

雷鳥広場。

紀美子平に到着(8:25)。紀美子さんとは、重太郎新道を切り開いた今田重太郎さんの娘さんの名前です。

幼少のうちに亡くなられたとのことです。

紀美子平を上から眺めたところ。みんなヘルメットです。

紀美子平から前穂高岳までは往復です。斜度が急になり、なかなか山頂は見えません。

登っていると突然、頂上が目の前に現れました(8:47)。誰もいなくて、一人で独占!  トレランスタイルですが、今日は走っていません。落石を起こしたり、他人に対して危険なので、このコース、涸沢までは走ってはいけません。

 

前穂高岳の山頂は広いです。東の端に行くと眼下に梓川が良く見えました。

 

紀美子平に帰還(9:10)。ここから吊尾根の始まりです。

ズームにすると、河童橋エリアが手にとるように見えました。

歩いてきた吊尾根を振り返ったところ。実際には稜線上にはトレイルはなく、少し南の斜面をトラバースするように道が続きます。

霧の中に奥穂高岳の頂が見えてきました。

小さい社と方向指示盤が奥穂山頂の特徴です・・・ (と、偉そうに書いてますが、奥穂高岳に来たのは私、今日でまだ2回目です、へへ)。

奥穂高岳山頂(10:55~11:01))。雲の中で、遠くはなにも見えません。でも頂上に立てただけで80%くらいは満足なんです。

奥穂を後にして北の稜線を下ります。紅葉の始まり。

穂高岳山荘直上部がクサリ場になっています。好天の休日だと渋滞しそうです。

穂高岳山荘は、霧の中にひっそりしていました(10:55)

 

ザイテングラードの下りの始まり~。遥か下方に涸沢ヒュッテ。

 

雲が切れて、いっとき奥穂高岳方面が望めました。

ザイテングラード上部。登山者も増えてきました。

ぜいたくな涸沢の眺め。

ザイテングラードは落石に注意してより慎重に下ります。

大勢のグループでも静かに登り、静かに休むって感じでした。

急斜面が終わり、カールを横切っていきます。トレイル上の石がフラットになるように配置されており、歩きやすくなっています。

涸沢ヒュッテのこのテラスに感激!(12:27)

売店もあります。いろいろ揃っています。ラーメン1000円、生ビール800円、ソフトドリンク300円。

涸沢に初めて来て、その魅力がわかりました。

本谷橋(13:17) 涸沢に登っていく多くの登山者とすれ違いました。ここまでに100人以上。天気悪くても3連休だし、立派な山小屋があるので、皆キャンセルしないで登山を決行したのでしょうね。

本谷橋を過ぎると道も非常に良くなります。ここなら小走りできます。

 

横尾山荘が見えてきました。梓川を渡ります。

見慣れた横尾山荘前に到着(13:49)

上高地と槍ヶ岳を結ぶ登山路にもなりますので、道幅は広くなります。

徳沢園。この建物も立派で魅力的です。

徐々に雨も降り始めました。予報通りです。

明神館前も人は少なめ(14:52)。

小梨平はキャンパー居ました。雨でも仲間と一緒なら楽しいでしょうね。

上高地に帰還。やっぱり人少ない(15:19)

上高地バスターミナル到着(15:25) 予定より早く戻ってこられました。暑くなかったのがよかったようです。

持参した水分もだいぶ余りました。

沢渡バスターミナルからすぐの足湯に浸かってまったり。外は雨。足湯で緊張がほぐれていきます。

このあとファインビュー室山で温泉に入って、帰路につきました。

 

(まとめ)

1.重太郎新道は下りのほうが危険なので、そこを登りとして、涸沢に下る時計回りが良いと考えます。

2.岩場は、落石を起こさないように慎重に進みましょう。トレランスタイルというだけで他の登山者を不安がらせている可能性があります。今回の反省点です。

3.混み合っていると、岩場で待ち時間が生じる可能性があります。登山者の少ない時期や悪めの天候の日を狙ったほうが、ストレスなく歩けそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


梵天(ぼんてん)尾根から両神山、八丁峠、ニッチツ(金山)、中双里ゴールの一周ハイキング(ゆっくりトレラン)

2017-05-18 18:38:20 | 登山

2017年5月5日、両神山にトレイルランニングスタイルで登りました。中津川渓谷にある集落・中双里を出発し、梵天(ぼんてん)尾根経由で両神山に立ち、東岳、西岳、八丁峠を経て林道を走って(歩いて)、スタート地点の中双里に戻ってくる約22kmの1周コースです。実際に走れたのは、八丁峠からの下山路と林道だけで、そこまではほとんど歩きでした。

以下、その時の記録です。

行程:中双里10:24~白井差峠11:47~ぼんてんの頭12:27~ミヨシ岩13:40~両神山頂14:47(14:56再出発)~東岳15:24~西岳16:14~八丁峠17:02~上落合橋17:31~金山エリア17:59~出合18:45~相原橋19:04~中双里19:11

中双里のバス停の少し上流にある空き地に駐車しました。特に看板はなく、勝手に停めて良いようです。この日はGWなのに私の車だけでした。

10:24スタート

 

この橋を渡って左に折れるとすぐに登山口が見えてきます。標識もあります。

農家の裏庭みたいなところから登りはじめて、すぐに植林地の急なつづら折りになります。左上にあるピンクリボンが目印です。

作業道が紛らわしい箇所にはこのような標識があります。3回くらいでてきました。

動物の角磨ぎのため? 標識はどれも朽ちかけていました。

白井差峠(11:47)  ここで左方向に鋭角的にまがります。まっすぐ進んではいけません。

この岩は右を巻いて行きます。

やせ尾根も出てきます。

ここもやせ尾根。

ぼんてんの頭(12:27)。誰もいませんが明るい雰囲気です。

わかりにくいですが、やせ尾根です。注意を喚起する看板もありました。

5月初めだと木々に葉っぱがなく、見通しがよいので、進む方向を見定めやすく助かりました。

大峠(13:03) ベンチがあり昔は栄っていたのかな。谷からこの峠を越える道は今は廃道らしいです。

ピンクリボンの数はこの辺までは十分でした。

急坂の上り(登ったあとに振り返ったところ)。

ミヨシ岩(13:40)。

ミヨシ岩の標識。

ミヨシ岩から北側を眺めたところ。この斜面の中央を登っていくことになります。

ミヨシ岩から北方向に下りはじめて、すぐにピンクリボンを見失いました。私はこの画像の倒木の根っこの向かって右側を進みました。

この地点が今回、一番不明瞭で不安になったところでした。緑が濃くなるともっとわかりにくくなる可能性があります。

 

 

横たわる標識見つけてひと安心

道不明瞭エリアを下るとすぐにこの明るい尾根に出ます。

両神山からの稜線に続く最後の斜面。トレイルは不明瞭でしたが上に上にと向かいました。

最後の斜面を登りきると両神山から続くなだらかな稜線に出ます。

白樺に映える青空。

突然、目の前にロープ。下山路として入り込ませないためか。このすぐ先で白井差中山宅前からの道に合流します。

少し行くと今度は複数のロープ。右手から来て、ロープを越えて振り返って撮影。ここまでされると下山路として選択するのは相当の覚悟が必要です。

今回ここに至るまでに梵天尾根を南に下山中のかた1人とすれ違いました。山頂にテントを張って、朝から降りはじめたとのことでした。思うに下りのほうが道の同定が難しいだろうなと感じました。

左の道は日向大谷口方面からの道です(こっちが一般ルートです)。

山頂直下の橋と鎖。

両神山頂到着(14:47)

人がいて活気があります。

今回のスタイルです。風もなく、ずっと半そで1枚で大丈夫でした。

これから進む北の稜線。

東岳。途中に2か所くらい鎖場がありました。

正面に見えるのが西岳。東岳と西岳の間には大きな鞍部があります。

鎖場が連続します。鎖に体重をかけないと通過できない箇所もあり、緊張します。

鎖を信じるしかありません。

 

時刻が遅く他の登山者がいないのが幸いでした。でも地図の表示以上に時間がかかります。

西岳手前の意外に怖い刃渡り。写っていない右下が急峻なのです。

西岳(16:14)。これで一安心と思ったら、実はまだまだ鎖場は続きました。

峠というよりピークって感じ行蔵峠。こちらから両神山に向かう場合は、ここから「いくぞー」って感じですね。

やっと鎖場が終わり、新しい道標が登場。

八丁峠(17:02) 山頂からここまで予想以上に時間がかかりました。

あとはひたすら下りです。

沢が左にあり、給水できます。林道も見えてきました。

上落合橋登山口に到着!(17:31)

八丁トンネルはがけ崩れで通れないようです(2017年5月現在)

舗装された林道を下り続けます。

金山エリアの廃屋。

千代田区以上に先進地域だったのね。

鉱山は今も営業しているようでした。なぜなら郵便局は営業しているし・・・

自販機も使えます。しかも100円で安い!

雁掛トンネル入口。時々車も通るのでライト必携です。

林道とトンネルがつづきます。

出合(18:45)。中津川林道とここで合流です。

相原橋。キャンプしている人がいました(19:04)

中双里の空地パーキングに帰還!(19:11) もう真っ暗です。

帰りは秩父の星音の湯に寄って行きました。

 

(まとめ)

梵天尾根コースは一般路としては、難易度が高いです。緑が茂ってくる6月以降が遠望がきかなくなり、進路の同定がしにくくなる可能性があります。

ただし、大きな危険箇所はなく、しっかり地図を見て方向を見定めながら進めば、迷うことはないはずです。霧が出ているときははいるべきでないでしょう。

今回、このコースを進むにあたり他の方々のネット情報がとても参考になりました。皆様に感謝し、お礼を申し上げます。

両神山~八丁峠間は地図上のコースタイムで進むの難しいと思います。対向する登山者の待ち時間も考慮しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


初冬(晩秋)の越後駒ケ岳登山(2016年11月)

2016-11-20 14:50:37 | 登山

2016年11月6日(日)に越後駒ケ岳(魚沼駒ケ岳)に登ってきました。

数日前に雪が降った様子でしたので、冬山装備でアイゼンも持参し、枝折峠(しおりとうげ)から往復してきました。

○~○~○~○~

(行程) 枝折峠7:10~明神峠分岐7:37~小倉山9:07~駒ケ岳山頂11:32-11:37(下山開始)~駒ノ小屋11:53~小倉山13:28~明神峠15:24~枝折峠16:10

朝7:10に小雨降る枝折峠を出発。車は5台くらい停まっていました。少し登って明神峠分岐到着(7:37)

明神峠からしばらくは登ったり下ったりのくり返し。帰りがつらそうです。

霧と小雨で眺望ゼロです。

小倉山を過ぎると徐々に雪のトレイルになってきます。

雨が笹の葉の上に氷の膜を作っています。

アイゼンを装着し、駒ノ小屋前の急坂を登りきると、あとはやや歩きやすくなります。小屋前の急登は撮影するゆとりがなく、画像がありません。

中ノ岳につながる稜線に到着。駒ケ岳まであと150メートルです。

雨氷に包まれてお菓子のよう。でも枝にとっては重いんだろうな。

越後駒ケ岳(2003m)山頂到着(11:32)

何も見えません。でも山頂に立てたことで80%くらい満足です。

寒いので早々に下山開始。同行者、下りは早い!

髪も凍ってます。はじめは紅葉登山のつもりでしたが、冬山でした。

駒ノ小屋(11:53)。あれ閉鎖?下山中にすれ違った人のお話では、はしごを使って2階から入るのだそうです。

このハシゴが入口ね。

今にも凍りそうになりながら水が流れていました。

空がだんだん明るくなってきました。ここにも雨氷が。

動物の足跡発見! きつね? たぬき?

下ってくると雪も消えます。本当に数百メートルの標高の違いで風景が激変します。

下ってきた稜線を振り返ったところ。登りも多く、なかなか明神峠が出てきません。

真っ赤なトレイル。

へぼい格好ですが、武蔵小山のアーケード街で買ったこの1000円ズボンは本当に冷たさを感じず、冬の登山やジョギングに最適です。

右下に見えるのは奥只見湖です。

登った山々が見えてきました。

やっと明神峠が現れました(15:24) 小倉山からここまで長かった!

下のほうに枝折峠駐車場が見えてきました。

木道もすべりやすいので注意。

こうやって眺めるとかなり遠いところまで行ったのを実感。

最後に見えてよかった。

朝、この山肌を見たら、ビビって登山中止してたかも。往路は霧の中でよかった。


枝折峠駐車場に無事帰還(16:10)

予定より下りに時間を要し、帰還時刻は遅くなりましたが、その分、雲も切れてきて、絶景を望むことができました。

このあと、小出のこまみの湯に入って、帰路に着きました。

○~○~○~○~

(まとめ)

11月の初めなのに、冬山登山になってしまいました。駒ノ小屋の手前の登りは雪面がやや硬く、ちょっと危険でした。アイゼンなしは無理です。

他の方々もブログで述べられているように、このコースは本当に下りに時間がかかります。前半がんばり過ぎず、復路に十分な余力を残すようにしましょう。

また、枝折峠までの車道は国道とはいいながら、かなり狭いので、安全運転を心がけましょう。私たちは、行きは銀山平経由で枝折峠に至り、帰りは、国道を北に下りました。時間的にも、運転のストレス的にも銀山平経由がお勧めな気がします。




初夏(5月)の雨飾山登山(2016年5月15日)

2016-05-20 07:38:35 | 登山

2016年5月15日、はじめて雨飾山に登ってきました。今年は冬場の降雪が少なかったものの、林の中や、谷にはまだ多くの雪が残っていました。

例年だともっと積雪が多いことが予想されます。雪崩の跡を通過しなければならないところもありますし、5月は、ハイキング気分で登るにはまだ早いとの感想を持ちました。

ただし、木道沿いには、水芭蕉の群落があり、ブナ(たぶん)の森は美しいし、2000メートル以下でありながら、アルプスのような山容をみせているし、百名山に名前を連ねていることに納得しました。

なお、雨飾高原キャンプ場の駐車場に車を停めて、登る予定でしたが、林道崩落のため、雨飾荘のすぐ先で、車は通行止めになっています(2016年5月15日時点)。林道を片道1時間余計に歩くつもりで計画を立てましょう。  林道崩落地点の画像は後半に載せてあります。(※後日、小谷村のホームページを見ると、5月18日から幅2.1m以下の車は雨飾高原キャンプ場まで通行可能になったと記載されていました)

  

行程:雨飾荘300m下駐車場11:55~雨飾高原キャンプ場(登山道入口)12:32~雨飾山頂14:48(~15:23に下山開始)~雨飾高原キャンプ場17:21~雨飾荘前17:46~駐車場17:53  (距離約15km)

キャンプ場から登山開始の予定でしたが、林道崩落で通行止め。雨飾荘から約300m下の広いパーキングスペースからスタートしました。

朝起きたのが8時15分で、登山開始は正午近くになってしまい、初めての山域に入るには大いに問題ありでした(反省)。時間的に無理そうなら、引き返すつもりで出発しました。

200メートルほどで、右側に、露天風呂の入り口が現れます。男女別、無料です(寄付金箱あります)。

雨飾荘。新潟県側にあるのは雨飾山荘です。間違えないようにしましょう。

右端に少し見えるように、笹ヶ峰、妙高市につながる林道は通行止めで抜けられません。

登山口(雨飾高原キャンプ場)に通じる林道も崩落により通行止めになっています。歩くしかありません。

本来なら車で通過してしまうはずの林道。でも山がよく見渡せて、得した気分です。

湯峠、鎌池方面との分岐。標識は全くありません。

雨飾高原キャンプ場。この季節、まだ閉鎖してます。

ここから登山道が始まります(12:32)

少し下ると木道の始まり。水芭蕉が畑の野菜のように勢いよく伸びています。

登山口から800メートル地点。ここから登りです(12:43)。

明るい登山道。トウゴクミツバツツジかな?

木の高い位置に赤色の丸のマーキングがしてあります。低いと雪に隠れてしまうのでしょうね。

山道を雪解け水が流れているエリアも多いです。

雪の上にも赤色のマーキングがあります。踏み跡は少ないです。

マーキング、少し表面を流れているので、そこも考慮して判断しましょう。

また、雪の下に隠れていた枝が跳ね上がって、マーキング通りに進めない箇所も多数ありました。

最大の難所。この雪の斜面を横断しながら下っていきます。前方に雪崩の跡。そして後方に険しい山並。2000メートルに満たないのに、実は雨飾山ってすごかったのね!

雪崩の拡大画像。

雪崩を見上げたところ。古そうで少し安心。

荒菅沢。マーキングあります(13:42)。

横断した斜面を見下ろした図。やっぱり雪崩跡こわい!帰りもここ通るんです。

左奥の山は小噴火したばかりの焼山です。噴煙らしき影が北になびいていました。

落石に注意が必要です。はしごもありました。

 

笹平。昭文社の2014年版「山と高原地図」の記載と少し位置が異なります(14:28)。

明るい笹原を進みます。前方は雨飾山。この時刻、誰もいません。

登山口から400メートルごとにこの標識があります。でも実際は半分くらいしかみませんでした。雪に埋もれてたのかな。

あと少し。

この雪渓を左に滑り落ちると登ってきた荒菅沢に出るはずです。覗くのは危険です。

山頂到着(14:48)。二峰になっています。こちらは石仏が並んでいます。

こちらは標識、三角点があります。1分で移動できます。

今回はトレランでなく、登山スタイルです。

 歩いてきたトレイルが良く見えます。

新潟県の上越市方面。かすんだ中に海岸線が見えます。

下山開始。

陽だまりには花。

荒菅沢までは急な下りです。落石を起こさないように。

下りでは雪上では軽アイゼンを装着しました。

中央そびえているのが、布団菱かな?一番奥の鞍部の雪渓は山頂直下の通過した箇所と思われます。

拡大画像。手前の布団菱のほうが高く見えます。

マーキングを見落とさないように注意。

見上げると月が。

最上級の緑色って感じです。

なぜかおいしそうな水芭蕉。

木道は水に浸かっている箇所もありました。

前方にキャンプ場の建物が見えてきました。

こんな高密度の水芭蕉は初めてです。

ここもみんな元気!

夕刻の木道。

雨飾高原キャンプ場に戻ってきました(17:21)

林道をゆっくり走ります。

ここが通行止めの原因となった崩落個所。

ここの水は飲めました(汲んで飲みました)。ここから左に入ると近道です。

近道はピンクリボンにそっていけば迷いません。。ただし、後半は青木ヶ原樹海みたいで不整地もあるので、帰りは使うとしても、行きは景色のよい林道経由の移動がお薦めです。

近道は雨飾荘のすぐ脇にでます(2014年の昭文社の地図では位置が違ってます)

雨飾荘はきれいそう。

駐車場に戻ってきました。

スタート地点に帰還(17:53)

 

露天風呂も貸切状態でした。

 

(まとめ)

はじめにも書きましたように、5月の雨飾山はまだ雪が多いです。現状(2016年5月現在)では、崩落により林道歩きもプラスされますし、時間にゆとりをもって、軽アイゼンも持参して入山しましょう。