また死にかけました

日曜に部屋から異音がするので覗いたら　口から泡吹いて体痙攣して白目剥いて意識が無かったらしい。夜中に作業しながら寝たまでは覚えてるんだがそこから先は白紙だ。途中で一度意識が戻ったというか　消防庁の救急隊が大丈夫ですか？と覗き込んでた気がするが定かでない。また記憶が落ちて気が付いたら　前回大動脈乖離の大手術した拝島の徳洲会西東京病院の緊急対応部屋で　点滴されて要観察の札がぶらさがってた・・・彼女がまた指定で搬送したらしい。まあ前科があるのでわかってるところが安心だし　心臓外科も心臓血管外科も極めて優秀な病院なので一択。発見された時の症状が搬送中に消えてたので要観察で緊急対応室の隅に捨てられたらしい。救急隊の話では　急性大動脈乖離の搬送は6割以上が搬送中にお星さまになるそうで　搬送時生きてても手術して助からないのがほとんどで　前回手術前に生還確立は３％です・・と言われたのだがそれが現実らしい。症状が消えてるがいつおかしくなるかわからないので一晩監視下におかれたわけで　再現しないので翌日循環器の大部屋にお引越し。緊急部屋で同室だったのは一晩中大声でわめきちらしてるおじいちゃんとか　口半開きでチューブに繋がれてるおじいちゃんとか　目を離すとお星さまになるような人たちばかり。あたしも　胸にはポータブルの心臓モニタがつけられ指には飽和酸素濃度計がついてたが。最近は直接モニタで繋がれるんではなくwi-fiでデータ伝送する仕組みになってる。緊急部屋で天井見上げて今度こそダメだろうなぁ・・と思ったが大丈夫だったが　原因がわからないので翌日から次々と検査が入り　心電図にレントゲンに心エコーとって　何もでなかったので　次は心臓カテーテル検査が入った。彼女が同意書を取られたのでそれなりにリスクがある検査らしい。足の付け根か手首の動脈からファイバー入れて冠動脈の状態を目視する検査だそうで　これの検査室がまたすごい。150～200インチくらいの大型モニタの上に40インチくらいのサブモニタがついてて　これがリモートでがーっと前後左右に動く。頭の方には3軸のＣＴカメラとおもえるものがくねくねと動き　断層映像を見ながらオペレータが手首の動脈からファイバーを送り込んで　位置を見ながら動脈の中を見てるｗ　首を左に向けるとその画像がモニタに表示されてて　見ながらここは大丈夫ですねー・・とかもう少し右・・とか話ながら　モニタがガーと動きカメラがくねくねするので　ほぼマッドサイエンティストの実験室みたいな感じ。局所麻酔はされてるが動脈にファイバーが通ってるんで気持ち悪いんだが仕方ない。結局それでも異常は無かったんで　う～ん脳波とってみますか・・になって　頭ハリネズミみたいに電極つけられて脳波。病室は時計も無いので時間わからないうえ9時消灯6時起床なんで寝すぎて眠れんし　時間の感覚が無いし　ふらふらするので天井眺めてて　あーダメかなぁ・・としか思えない。夜中に病棟の看護師が回ってきて大丈夫？というが　大丈夫じゃないからこんなとこいるわけで　トイレ許可は出てるが立つとふらふらするので尿瓶だし　隣のベッドでは　看護師がＳさんパンツ何穿いてる？リハビリ？オムツ？ちょっと見せて　あーベッドはおしっこするとこじゃないよ　オムツ交換しましょう・・とかやってるんで　とても眠れない。気持ち悪いしね。3か月もここの病院食食べてたがもう8年前なので記憶にないんだが　ここは食事が結構美味しい。味噌汁が生ぬるいのと乳糖不安で下痢するのに知らないから牛乳出る以外は上等だ。検査以外はすることがないしふらふらするので天井見上げてるともうダメ。いつまで入院してなきゃならんのかわからんし　病変が見つかったり　残念ですが余命3か月と言われないとも限らないので閉塞するよねぇ。結局何も出なかったので　脳波にスパイクでもあるかも・・とかで解析に時間がかかるので　また来週行かなきゃならんが　とりあえず入院4日で仮釈放になった。昨日の昼過ぎに部屋に戻ってきたんだが　さすがにふらふらする。今日は朝からスマホの画面にピントが合わないし眩暈がして座ってられない。何にでも終わりはあるのねーいきなり来るのねーという感じだが　まあ8年生き延びたし　公正遺言もこさえてあるし　やりたいこと　やらなきゃいけないことはみんなしたからいいか・・と思ってる。まだ気持ち悪いんだが　とりあえずこんな状態だ。しかし　何かするたびに　お名前と生年月日を答えなきゃならんのがめんどくさい。取り違え防止なのはわかるけどめんどくさいたら無い。8年の間にベッドがパラマウントの電動に変わってベッドサイドのロッカーにタブレットがついて　血圧から飽和酸素濃度　体温まで機器をタッチするだけでbluetoothでデータ取り込むし　担当は名札をタッチするすれば自動で取り込むし　医療の現場も進化してる。制御系のＩＴ屋が本業だったので　納得することが多い。