あたしは

元制御系プログラマの今はシステム屋だ。大病して自宅療養というかもう通常の勤務ができない体になっちゃったので　仕事はロストして自営で下請けの下請けをやってる。当然稼ぎは雀の涙なので　障害年金と併用であるがそれでも極貧だ。ソフトの仕事ってよほど優秀か神経が図太くないと　かなりの高確率で心療内科や精神科のお世話になるわけで　多くが薬を飲みながらカウンセリングを受けながら仕事してるのが実情である。まあ　先に書いたトイレの話ではないけど　はためには良さそうな仕事に見えるのだが　中に入るとスーツを着た土方・・てのが実情。ストレスの多さは半端ではないので　あたしみたいな軟弱なのは当然精神科のお世話になるわけ。うちの地元には以前５つ（今は３つ）の心療内科・精神科がある。あたしもこの仕事長かったので　最初は隣の市の精神科に通ってたんだが　先生がもうおじいちゃんで閉めちゃった。　仕方なく仕事の時間の関係で地元に変更して通ってたんだけど　まあその間にＯＤ（処方薬をため込んで大量に飲む）して3度の自殺未遂をした。その度に救急車でＥＲ送りで数日の入院だったのだが　3度目に私生活でも耐えられない事があって470錠でＯＤした。当時ベゲタミンて半端なく強い睡眠薬があって　眠れないのでそれを処方してもらってたんだが　それを15シート（150錠）と安定剤が20シートと抗鬱剤で　死のうとＯＤした。発見が遅かったら確実に逝ける分量だったんだが　部屋でやったから嫁はんに発見されてＥＲである。4泊5日だったが　4日は記憶が無い。5日目に意識が戻ってトイレに行ったら墨の様なんこが出た。普通ＯＤだと　まず吐かせて胃洗浄して点滴して活性炭を飲ませて吸着させるらしい。で　んこが真っ黒・・てそんな話はどうでもいい。精神科って設備何もいらないから　診察室と机と椅子があれば開業できるから　スカが多い。まあ通いだして2か月もするとどういう先生かわかるので　ダメなら転院するわけだが　自立支援てのを使うので市役所の福祉課の手続きがめんどいが　まあそれでも転院する。友人は調子が悪くて精神科にかかったら　そこの先生は漢方しか出さなかったそうで　漢方でメンタルが改善するなら誰も苦労しない。で転院しようとしたら紹介状が必須とのことで　散々もめたらしいが　まあ転院した。うちの方では紹介状必須ではないので転院は容易だ。ダメだと思ったら次・・なんだが。　で　話は戻るが470錠でＯＤした時　出てきて医者に行ったら　俺を騙したのか？と30分くらい罵詈雑言である。治療行為は一切無い。こっちもメンタル崩壊してＯＤして未遂になっちゃったが　実際は自殺しようとしてたわけだから　あまりにも酷い話である。30分罵詈雑言浴びせられて治療は無しで金だけ取られたのが２回続いて　こりゃダメだと思ったから転院したら　今度の先生は大当たり。海外留学の経験もあり本も何冊も出してる温和な人で　ああこの人なら全て話せると安堵したまでは良かったのだが　平穏な日々はいつまでも続くわけではない　数年して　実は閉めることにした・・と言われて奈落の底である。よく聞いてみるとリゾート開業したいんだそうな・・・どこです？と訊いたら伊豆だそうな。うーん伊豆なら通える。というわけで即答でついてきます・・と答えた。これまでスカの精神科ばかりだったので　もう通えるなら行くしかないと。で　伊豆で開業しちゃったので通ってる。ＪＲ・私鉄を４本乗り継いで片道３時間半から４時間　診察自体は１５分くらいで状態話して薬の増減（減らして欲しいと頼むこともあるし　合わないから変えて・・ということもある）も柔軟に対応してくれるし。基本精神科の診察って吐き出すのがメインだから長々と議論するわけではないのでまあいいんだが。でも冬場は辛いのである。朝４時半に起きて５時半の電車に乗って通勤客とは反対方向なんで大体座れるが　でも３時間半である。大病して体力がガタ落ちなんで最近さすがに辛い。で　地元に転院するか・・と調べてみたんだが　カウンセリングだけで薬を出さないとか　院長の機嫌が悪いと酷いとか　受付のおばちゃんに説教されるとか　もう滅茶苦茶なのだ。エリアを広げたら　マシなところもあるのかもしれないが　外れだったら流浪の民に逆戻りだ。もう体力の限界に挑戦・・なわけだが　往復８時間でも通うしかない。4月はコロナで動きが取れなかったんで　手持ちを工夫してなんとか乗り切ったのだが　もう薬が尽きる。仕方なく電話して来週の予約を取ったんだが　柔和な奥さんが受付してるんで　遠隔診療してないですか？と訊いてみたけど　やってないのよ　ごめんね・・と言われて　不要不急ではないので　また来週東京→神奈川→静岡と小さな旅に行くのである。交通費だけでも５千円近いのでなんとかならんか？とは思うがリスクを考えるとこれしかないのである。