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メンタルチャットでおこるさまざまな非日常

ワーカーズ・ダイジェスト

2024-05-06 12:19:18 | メンタルヘルス
津村 記久子 (著) 集英社刊 2011/3初版 200P 1200円+税だがこれも古本 2015年に送料込み258円で本自体は1円だ。
積んであった中から呼ばれたのだが最初の24Pで既にどうしようもない諦めと 意外といいじゃんが混在してる。雨の日に読むには更に絶望感というか不安感が増大してすばらしいw amazonの紹介を見ると
芥川賞作家が贈る、32歳の遠距離共感小説
肌のくすみに抜けない疲れ、ハゲにED疑惑、仕事のストレス──32歳は希望も欲望も薄れていく歳だった。誕生日と苗字と年齢が同じ男女の1年間をユーモラスに描く、傑作長編。
だそうだが 傑作長編かどうかは別として このどんより曇った空の下で読むにはちょうどいい。20代後半から30代の初めって ソフト屋の仕事やら入籍したりでもうけだるい・・なんて考える余裕なんか無くて 充実してた‥と言えば聞こえがいいが ひたすらがむしゃらだった時期。まーこういう朝から曇りみたいなのは 死にかけて仕事失ってから強く感じるようになったが 手遅れ。ネット呑みの友人の女子に ブログに書いたろ?と言われて あーごめんな消しとくわ・・と言ったら笑いながら 他にも書かれたんよ・・と 5月連休のイベントで鯉のぼりのおとーさんが飛ばされたのを見て母子家庭・・と言ったのが面白いとか書かれたみたいで さすが大酒呑みは違うな・・と感心した次第だ。削除しとくわ・・と言ったら別にええよ・・と言われたのだけど それが生きていく上での余裕というか それだけのスペースをちゃんと空けておくというか うまいなぁ・・と思う。本書 もう最初から逃げ場がどこにもない毎日なので しんどいけど人の不幸は蜜の味ではないが 小説としてはやるなーという感じだ。図書館でいいと思うので読まれることをお薦めしたい。あたしは何度目かの読み返しだ。
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