「トランプ信者」潜入一年: 私の目の前で民主主義が死んだ

横田増生著　小学館刊　2022年初版　463P　2200円
著者は　潜入ルポamazon帝国で新潮ドキュメント賞を取った人。他に　仁義なき宅配だのユニクロ潜入一年・・とか書いてるからまあ潜入ルポライターというか現場第一の人だ。本書だが　まあ面白そう・・とamazon見てたが2200円に怖気づいて　図書館検索したらあったので予約したら20人近く待ちがあって　6月に予約したのに番が回ってきたのが11月・・そんなに読みにくい本というか　小難しい展開の本かと思えば　何を書くにもまず内側に入らなければ見えないこともあるだろう・・という興味本位の潜入ルポなんで　結構面白くて読みやすい。面白いんで取ってきて読み始めたら結局徹夜になっちゃったが1日で読んでしまった。あたしの前の20人近くは　いったいどれだけの時間かけて読んでるんだ？と謎だ。最初から最後までいいテンポで読ませるので普通は一気に・・となるはずなんだが。今日はアメリカは予備選の日だが　まあアメリカ・・てみんな頭のいい民主主義の人ばっか・・と思うと　実際は両極端の国なんだな・・と思う。意識の高い人は徹底して高いが　その対極に宗教右派みたいな人たちもいるわけで　それがアメリカの分断を生んでる・・という意味では面白い。Jazzの好きなあたしとしてはアメリカの音楽シーンはすごいなとは思うが　そういう表に出てきてる人は別として　普通の庶民てこれまた両極端なんで　アメリカ人全部がすごいわけではない。特にトランプの鉄板支持者に関しては　なんでそうなる？という感じが強い。そもそもトランプって政治畑の人じゃなくて悪徳不動産業者で　ただアメリカ大統領でアメリカを牛耳ろう・・というだけなんだが・・　日本人でも極右から統一教会から　様々な人たちがいるわけだが　アメリカほど色が明確ではない。まあ二大政党で頭をとりあってる健全な政治体制なのはちょっと羨ましい面もあるのだけど・・個人的には民主党びいきだけど既に80目前のバイデンが核のボタンを握ってるのは不安があるし　じゃあ共和党でトランプが・・となると更に恐ろしいのでう～むではある。ただ色がはっきりしてるので　どちら側が・・という選択はしやすいのでこれはいい構造だな・・とは思う。日本の様に　ちょいと主義が一致しないとすぐ分裂して弱小政党をこさえてそれが重箱の隅をつつくような運営されると目も当てられない。と言っておきながら　前回の選挙では当然自民に入れるわけはないし　中国見てるといかに　うちは違うと言われても共産党は嫌　難癖ばかりの立憲民主は更に嫌なんで　面白そう・・という意味でＮＨＫに入れたら比例でガーシー・・orz　それでもなんかやってくれたらいいのに中東に逃げてて全欠席となると　もう政治に不信感しかない。自民はと言えばＭＭＴ信奉者だらけなんで　支持率上げるには金をばらまく　金が無ければ刷ればいい　国債はみんな日銀が買うし　通貨発行権持ってれば絶対破産しない・・て　普通そりゃおかしいだろ？と思うような事でも平気で　自分の支持率の為に借金増やすだけの政府なんか支持できるわけがない。まーでも日本は平和でいい国だと思うが政治はクソだな・・と思うので　民主主義のお手本みたいなアメリカの政治が気になるわけだ。本書中身についてどうこう言わないけど　これは面白い。是非読んでいただきたいが　2200円払って書棚に置く本ではない。ファッションに近い流行ものなんで図書館には必ずあるから借り出せばいい。でも　面白いんよねｗ　深夜番組で町山智浩のアメリカの今を知るＴＶて番組があるが　それと共通点が多い。政治に多少関心があるならＢＳフジのプライムニュースは必見だ。なんといっても司会の反町理さんがすごいので大好きなのだ。