わが身である。数年前に大病して生還率一桁で生還したので どうしても病院だの老後だののそっち方面の本が気になる。で借り出してきたのが 病院で死ぬということ 山崎典郎著 主婦の友社刊 平成2年初版(何年だ?w)の29刷だから結構売れたんだろう。あたしはたまたま祝日で たまたま嫁はんが家にいて 指定して運んでもらったちょいと遠い病院が心臓血管外科が優秀だったので助かっただけで 最初救急隊が受け入れ要請してたのは隣の市の総合病院でそこが受け入れ拒否されたので助かったようなもんである。そこは心臓血管外科は無いから たらい回しになったら もう地獄の住人必須である。運が良かったのもあるが 嫁はんの判断が的確だったから 今こんなつまらん駄文も書けるw さて著者略歴を見たら 千葉大卒で附属病院で研修終わったあと千葉の某市民病院に7年勤務して ホスピスに転向した経歴。10人?ほどの最後を主治医の目から見た記録と思うところである。消化器が専門でここに出てくる人たちはみんなガンで亡くなってるわけだが・・ でターミナルケアの重要性を認識してホスピスに転向するわけで 続編が病院で死ぬということ そして今僕はホスピスに・・というのも借りてきたけどこちらはまだ読んでない。29刷も出たわけだから どんだけすごいのか?と期待はしたのだが なんせあたしは死に損ないである。普通なら4年近く前に死んでたわけで 今はおまけの人生・・って思ってるから いきなりガン告知 余命・・て言われても 4年儲けた・・くらいの認識だと思う。死ぬのが怖くないのか?と言われたらそうではないけど 死ぬ覚悟はとっくにできてる・・と言うべきだろう。好きな仕事も遊びも嫁はんとも充実した人生をおくってきたわけで はい 明日死にますよ・・と言われようがあんまり後悔はないからだ。本書 医師の目線で死にゆく人たちの最後を描いてるわけだが 実際自分がその立場にならんとわからんことは多いと思う。嫁はんもあたしがICUで10日意識が無かった時には覚悟しといてください・・と言われて生きた心地がしなかったそうだが 本人は全く記憶がない。意識が戻った時に気道挿管されてて 無性に水が飲みたかったのがICUの記憶である。まあ手術は成功したけど 血糖値が高くて下がらなかったら足腐りますから切断します・・とかも言われたらしいが 本人はいたってのーてんきなもんである。死にかけたのにねぇw というわけで 続編を読むまではわからんけど 本書は図書館で借りて一読すれば十分だと思う。1円でも欲しいとは思わないw
寒気団がきているというのに こたつ部屋は大片付けの真っ最中で ついでに下敷も洗っちゃったので こたつ部屋は部屋は段ボールにPCパーツに その他色々で足の踏み場もない。こたつも上掛けもDKに立てかけてあるし いかに密閉性のいいマンションとはいえ レンジフードをつけるとドアの下から冷風が吹き込む始末。こんな時に限ってスウェットにコーヒーをこぼして 明日洗濯するつもりだったので代えが無い。仕方なくカットオフのジーンズはいてたが寒いのなんのってw オイルヒーターを稼働すればいいのだが周りは可燃物満載なのでそれも使えず モノが山積みで足場の悪い中なんとか形になった・・・なんて話はどうでもいいのだが 寒いにもかかわらず 図書館の予約8冊のうち5冊が資料確保できました・・のメールが来てたので取りに行ってきた。本当は 横田増生氏の出たばかりの潜入ルポAmazon帝国が読みたいのだが9月に出た本なので 当然図書館には無い。一瞬買おうか?とも思ったが1870円もするので あっさり諦めたw 同じ著者の潜入ルポアマゾン・ドット・コムがあったので これは借りた。少し読んだが面白い。マケプレで買おうかと見たら定価880円なのに990円!これに送料350円入れたらあほらしいのであっさり諦めるw ほんと 高いとなんでもあっさり諦める人だな・・と我ながら苦笑するのだが 代わりに なぜアマゾンは1円で本が売れるのか ネット時代のメディア戦争 武田徹著 新潮社刊 2017年初版を借りてみた。アマゾンの1円本には散々お世話になった。今もだがw 買い漁って時期はまだ送料が257円だったから これで送料引いて アマゾンに場所代払ったらいくら儲かるんだろう?と疑問に思ったわけ。がー これタイトルに偽りありでアマゾンで1円で売れるからくりを書いてあるのは255ページ中たったの4ページ!他は デジタルは活字を殺すのか? とか スマホはジャーナリズムを殺すのか? ネットはコンテンツを殺すのか?という具合に デジタル社会をとりまくもろもろについて書かれている。 本・新聞・ポータル・ゲーム・オンライン配信などなど。まあ そこそこ背景がわかって面白かったけど 速読の人なら半日あれば読めてしまう。で マケプレの1円本だが 1冊売れるごとに成約手数料で60円(プロマーチャント契約してない場合は100円)の手数料がかかり 販売価格の15%を上納する仕組みだそうだ。もっともこれは 国内配送手数料が257円の時代の話なんで 一冊売って98~198円の収入となり ここから配送送料と仕入れ価格を引くと 絶対に儲からんだろうな・・と思う。それでか知らんが 最近は送料が350円に値上げになったから商売として成り立ってなかったと思う。まあ 350円になったからといって大きくは儲からないだろうから薄利多売の商売にならざる得ない。未だに送料254円とかでやってるところもあるが その分価格を上げて 合計すると送料350円のところと1、2円しか変わらないようになってる。 まあその辺がわかっただけでも良しとしよう。送料350円でも欲しい本は買うのがあたしであるw 新本はさすがに送料無料だけど 新本が2千円近いとそう多くは買えない。マケプレで1万くらい買った時にはさすがに嫁はんに怒られたがw さて本書 デジタルコンテンツの歴史を知りたい方にはそこそこ面白く読めるが あんまり面白くはない。あたしみたいに デジタルが立ち上がってきた時代からソフトウェア業界で仕事してきたものには ほどほどに面白く読めた。書棚にはいらんけどw