ショット

見えないものを見る 感じたことを写真と文章でつづる暮らしと自然のフォト日記

百の木でランチ

2011-09-29 19:56:53 | お店


予約の電話を入れたその時の応答で この店はおいしいと感じた
藤枝といっても岡部に近い 農村地帯の住宅 店はすぐわかった

お昼に寄った 女性3人グループ2組先客でいた
座敷に案内され メニューが渡された それが見難い

よくわからないまま百華弁当を注文 
少し時間がかかると言ったが わりと早くできた 

隣の客は良く喋る ひとりがしゃべって二人が聞き手
料理が運ばれても手もつけずに喋っている

色鮮やかに詰め込んだ盛りつけは目でも楽しめる
良いお酒もあるようだが 昼からは滅多に飲まない

どんな作家が書いても食べ物の文章には厭らしさが出る
だから私は書かないと伊集院静は本に書いている

食べ物だけではないと思う 旅のことも 人間模様も
だいたい日記を公開すること自体が厭らしいのだ

作家も あることないこと書いて売るのも考えようでは厭らしい
だから何を書いても構わない とまた自分を慰めて書いた

でもあまり味のことは書いてないような気がする 私


石工 左野勝司氏

2011-09-28 19:20:57 | セミナー


奈良唐招提寺の故森本孝順長老を生涯の師と仰ぐ
石ひとすじの左野勝司さんにお逢いした

イースター島のモアイ像の修復や招提寺の基礎石づくり
飛鳥石舞台の復元 高松塚古墳の解体などの業績を残している 

石をたたくだけの石工ではない計算し 画も描く左野さん
きょうがあれば明日はいらないという気持ちで前進してきた

ルーヴル美術館の階段を修理する石工に手真似で加わり
その場で石を切り ピタリと治まる様を認められたり

イタリアで出くわした発掘現場でも手真似で参加
そこで働きながら建物の基礎や装飾 発掘の仕方などを学ぶ

モアイ像の表面は厚さ5センチくらいの塩分で固まり
内部がボテボテで 空洞状態 工事には慎重が求められた

クレーンを日本から8か月かけて運んだ
その後3年の月日をかけて一体の像を起こした

3体の像をおこして残りは地元民がやるようにと
クレーンなどの機材一式を残してきた そしてまた新たな機材も送った

日本に石工という職人になる若者がいなくなった 
わがままに育てすぎたために修行に耐えられなくなっている

石工という職人技が10年でも長く続くように
カンボジアで若者に技術を伝承している

日本の職人がもし無くなったその時には
技術をカンボジアから学べばよいという 

いまを大事にして10年も100年も先の日本の将来を考えている
森本長老にわが子のように躾けられた左野さん

自分を生かしてくれるのは廻りの人だ
その人を大事にすることだと語った

ちなみに森本孝順長老は鑑真和上に対する敬慕の念が非常に深く
自ら御影像の護り役を自認しそれに徹してこられた方だという


グランドゴルフ

2011-09-27 16:42:34 | フォト日記


朝の天気が嘘のように晴れ渡り きょうは暑いような日だった
中止だと思っていたグランドゴルフも予定通りの実施

JAの大会2度目の参加 相変わらず用具は借りた
地区の大会とこの大会の年2回だけの出場では買うのももったいない

腰の曲がった高齢者もクラブにケース ボールにマーカーなどの4点セット
それに ボールケースと専用シューズで所作を決めている

マーカーを置くときも靴からすっと出し印す姿は美しく
おばあさんがご焼香する姿のごとく慣れて様になっている

昨年威張ったおじさんはいなかったが戸籍調査のおばさんがいた
「45年前にあったことがある」と言った「そうですか」とだけ答えた

試合結果は3回まわって119 昨年と進歩もなくビリから数えた方が早い
抽選で当たったサランラップをもらって帰宅 他人より多く打った分疲れた