予約の電話を入れたその時の応答で この店はおいしいと感じた
藤枝といっても岡部に近い 農村地帯の住宅 店はすぐわかった
お昼に寄った 女性3人グループ2組先客でいた
座敷に案内され メニューが渡された それが見難い
よくわからないまま百華弁当を注文
少し時間がかかると言ったが わりと早くできた
隣の客は良く喋る ひとりがしゃべって二人が聞き手
料理が運ばれても手もつけずに喋っている
色鮮やかに詰め込んだ盛りつけは目でも楽しめる
良いお酒もあるようだが 昼からは滅多に飲まない
どんな作家が書いても食べ物の文章には厭らしさが出る
だから私は書かないと伊集院静は本に書いている
食べ物だけではないと思う 旅のことも 人間模様も
だいたい日記を公開すること自体が厭らしいのだ
作家も あることないこと書いて売るのも考えようでは厭らしい
だから何を書いても構わない とまた自分を慰めて書いた
でもあまり味のことは書いてないような気がする 私