
その水源のほとんどは雨で、不純物が運び込まれず、プランクトンや土砂などの浮遊物が極めて少ない美しい水をたたえています。
この天然に存在する、水としては限りなく純粋な水が、あの藍を流したような深い独特の摩周ブルーを作り出す源なのです。


それは絶え間なく水を溜める湖が、自らの圧力で地下をくぐり地下水となり、湧き出しているから。原生の自然に守られながら豊富な水をたたえ続ける摩周湖、その清らかで美しい水脈は、自然や人々の暮らしをうるおす水がめとなっています。


そして、もう一ヶ所おすすめは、「神の子池」です。
摩周湖の水が湧きだす小さな池で、底から水が湧いてるのが見える程の透明度。 なぜか、池の水はエメラルド色をしておりとても神秘的です。
「神の子」池は周囲 220m、水深 5m と、さほど大きな池ではない。しかし、摩周湖からやってくる伏流水の量が 1 日に 12000 トン、水温は 1 年を通して 8 度と低く、水質が極めて良質であることから、池の底に沈んでいる倒木は腐ることがありません。


神の子池

高さ150~350mにおよぶ深いカルデラ壁にすっぽりと包まれた摩周湖は、周囲の影響を極めて受けにくい環境にあり、世界でも数少ない湖の一つになっています。摩周湖は、人類にとって貴重で尊い存在の湖でもあるのです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます