港町浪漫no日記館

北国の港町・感動はひとつじゃない・・逢いたくて北の旅人・・旅は北がいい・・感動に触れる旅に・・・・

◆霧に抱かれて眠る摩周湖だった・・・摩周湖へのマイカー規制が今日から!再掲

2008年08月26日 18時42分47秒 | Weblog
出発式会場の「摩周観光文化センター」と「シャトルバス」

◆今日から来月7日迄の二週間、阿寒国立公園「摩周湖」へのマイカー乗り入れが規制され、昨年に続き「第一展望台」「第三展望台」まではシャトルバスが運行される。
今日は「摩周・屈斜路湖の環境にやさしい観光交通実験」の初日で出発式に参加のため、5時起床。私も環境にやさしいマイカーのプリウスで会場となる「摩周観光文化センタ-」へ車を走らせた。

徳永弟子屈町長の出発式典の挨拶の後、「摩周湖バス」「屈斜路湖バス」「市街地循環バス」の一日乗り放題700円のチケットで8時の初便に乗車、観光客も含め満席で出発した。

シャトル「摩周バス」の車内から霧。

町長がマイクを握りガイド役、摩周湖第一展望台に近づくにつれ霧が濃くなり視界は0㍍、展望台に着いてもあたり一面霧、布施明のヒット曲「霧の摩周湖」・霧に抱かれて静かに眠る・・・・全く姿が見えない。
摩周湖がそこにあるのだが・・・。


■世界的な景勝地「摩周湖」を保有する弟子屈町としては国立公園内の交通の在り方や、地球温暖化物質等の排出抑制、来訪者に対する環境と観光、交通の情報の伝達方策、マイカーから公共交通等への転換等、地域資源の持続的な保全と活用の共生方策について昨年と同様の実証実験の運行。既に知床国立公園で実施されており、方策のひとつとして環境にやさしい観光交通体系の構築に向けた取り組みです。


バスの発着場所「摩周観光文化センター」内で「エコ彫刻」を展示していました。

■阿寒国立公園の摩周湖は透明度41.6㍍を記録し世界一を誇ったが現在は30㍍前後の記録。
神秘の摩周湖は多くの人を魅了し続けている。その最大の魅力は「霧」。

暖流と寒流がぶつかり釧路の海上で誕生し、温かい空気を求めて内陸に入り込む、釧路湿原から釧根原野を渡って摩周の湖面にたどり着き、湖全体を霧で包み込み、地元の人は「これがよそ者の霧」という。

これとは別に「自前の霧」もある。カルデラ内の暖かさと湖水の冷たさとの温度差が激しい時には湖面をはうように霧が生まれます。この「自前の霧」はおとなしいのですが、「よそ者の霧」は湖面で暴れ出しカルデラの外に出て網走方面に逃げていくと言われています。

この変幻自在のまるで生き物のような霧の変化が見る人の心をとらえてる「神秘の摩周湖」なのです。


霧がでなければ・・・

雲海の摩周湖・・・

摩周湖第一展望台のライブカメラは・・1分間隔で観ることができます。
http://www.masyuko.or.jp/livecam.html#


8月26日摩周第一展望台ライブカメラの映像
昨日は霧、今日は少し姿を現しています。


屈斜路湖ウオーター交通公園ライブカメラから

◆阿寒国立公園、夏のオンネトー風景を・・・北海道三大秘湖の一つ!

2008年08月24日 12時09分32秒 | Weblog
◆仕事で阿寒湖に、久々に阿寒国立公園のオンネトー湖に足を延ばして夏の景色を写してきた。
オンネトーの紅葉は有名ですが原生林の緑、エメラルドグリーンの湖水、夏の景観に癒され大好きです。

 

北海道三大秘湖のひとつで、雌阿寒岳の西山麓にある周囲2.5キロの湖です。
一日何度も湖面の色を変える、神秘の湖オンネトー湖は季節や天候、見る角度によって、澄んだ青、エメラルドグリーン、ダークブルーに色が変わることから、別名「五色沼」と呼ばれています。



今日は雲が横たわっていましたが、風のない日は雌阿寒岳,阿寒富士の姿を鏡のように映し出します.周囲には散策路が巡らされ,原生林の中を歩くことができ、四季折々の姿を見ることができます。

雌阿寒岳が2000-700年前に噴火して堰き止めてできた湖で周囲は4Kmです.標高623m,水深は最大9.8m,水質は弱酸性で魚類はいませんが,ザリガニが住み、冬は一部を残して結氷します.


◆日本海、石川県小松・金澤の3日間・・・・体温より高い気温36度の世界で・・

2008年08月19日 21時16分39秒 | Weblog
釧路たんちょう空港全景

◆土曜日に地元紙・釧路新聞社の花火大会が開催され見学、8000発と600㍍に及ぶナイヤガラの滝には感嘆、素敵な夜の一時を満喫しました。

今日は爽やかな風が窓から入ってくる。気温は21度、お盆が過ぎると更に涼しさが増してくるが、全国の天気で30度を超える気温から見ると申し訳ないぐらいしのぎやすい気候です。昨年8月、二泊三日の出張で石川県小松市・金澤市に行った時を思い出し、書き綴っていたメモを掲載しますが冷涼な釧路で幸せである。

■メモ
釧路空港~羽田空港乗り継ぎし日本海側の小松空港。釧路の気温は17度で出発、小松空港に降り外に出ると「気温は36度です」と出迎えの人が教えてくれた。

釧路の真夏でも20度を超えるのは何日しかない、冷涼の気候に慣れているので初めての体感、一気に汗が・・・いきなりサウナに入った心地。羽田のデッキでも34度を感じていたが更に驚く。

小松空港から車でおよそ15分で、雄大な白山連峰の山並み、波光りきらめく日本海、柴山潟を一望する高台に建つホテルに到着。エアコンが効いて居ても25度、36度から見ると天国であった。
   

遙か山裾の中央が宿泊ホテル(ホテルアローレ)


大浴場広場から見たホテルの景観

翌日は出張業務を処理し、加賀温泉郷の小松市にある日本最大の個人が運営している「自動車博物館」を少しの時間だが訪れた。日本最大12000㎡の空間に今も走行可能の車が500台展示されていた。時代と共に走り抜いてきた大衆車や名車が、時を超えて語りつぎ、時代の浪漫の世界がある。


日本最大の「日本自動車博物館」


展示風景

昭和28年日本車

昭和29年外車

◆見学後次の宿泊地の金澤市、武家屋敷の面影が残る界わい香林坊にあるホテルに移動。
加賀百万石の城下町を最も印象付けている香林坊周辺。長町街園の細い路地に続く塀が城下町そのものである。70以上の寺院が建ち並び、文字通り寺の街でもある。
金澤の地名の起こりは芋掘り藤五郎の伝説がある。金澤神社に隣接する城跡と日本三名園の一つ「兼六園」の庭園は有名(時間が無く入り口まで)

市街を通称男川と女川の二つの清流が流れ、金澤は中心が二つある楕円形の街、複雑で魅力的な都会と田舎が入り交じった街だと、ホテルで手にした「かなざわ見て歩き地図」で説明されていた。


金沢市内風景(中央の建物は北国新聞社)金澤エクセルホテル東急14階から

夜は香林坊の繁華街に出て日本海の海の幸や地元の郷土料理、地酒も満喫。三日目の早朝、7時起床で香林坊の武家屋敷の面影を散策、今にも刀を差した武家と忍者が飛び出して来そうな別世界風景で、城下町金澤を印象付ける。


香林坊、武家屋敷界隈

連続して武家屋敷が続く

◆また「赤レンガの建物が似合う金澤」と作家五木之が書いている広坂通りの「石川近代文学館」がある。明治20年に開校したエリート育成校の旧第四高等中学校(通称四校)の校舎だった。





金澤から小松空港に移動、羽田空港経由で我が故郷、たんちょう釧路空港に到着。空港ビル前の気温は21度。36度の世界から戻ってきた。爽やかな冷涼な空気をお腹いっぱい飲み込んだ。


涼しさが一段と感じた・・・3日間に感謝である。

◆釧路湿原の木道(温根内ビジターセンター)から・・・・

2008年08月11日 09時59分49秒 | Weblog
◆釧路湿原展望台から一周2.5㎞の遊歩道があり、特にサテライト展望台もおすすめですが、わたくしは、
身近に湿原の花々に触れることができ、山道ではない平坦の「温根内ビジターセンター」からの木道をおすすめしています。



湿原展望台から遊歩道でサテライト展望台

館内には展示物もありますが、なんといっても最大の見所は、建物の脇からヨシやスゲの湿原を通りハンノキ林を抜けてミズゴケ湿原へと延びる木道からみる湿原の様々な姿です。野鳥のさえずり頬をなでる風に癒されます。


 

温根内木道と温根内ビジターセンタ

釧路湿原展望台から北斗展望台を過ぎると温根内ビジターセンターがあります。


釧路湿原に咲く「クシロハナシノブ」別名湿原の貴婦人


釧路湿原に咲く「ミツガシワ」


◆昨年、釧路湿原国立公園指定20周年の節目。・・・貴重な自然の宝を後世に!

2008年08月10日 20時08分36秒 | Weblog
◆「釧路湿原が国立公園」に指定され昨年20周年を迎えた。
湿原の保護の歴史は絶滅したと思われていたタンチョウ十数羽が1924年湿原で発見されたことに始まります。
35年、湿原の2700㌶が釧路丹頂繁殖地として国の天然記念物に指定される。

1967年、天然記念物「釧路湿原」は5012㌶に拡大され、タンチョウが国の特別天然記念物に指定された。
2080年、日本で初のラムサール条約登録湿地として指定が決定し、2087年釧路湿原が日本で最後の国立公園
に指定された歴史をたどっています。十数羽のタンチョウも1000羽を超え現在も保護活動が続けれれています。



国内最大級の美しい景観を誇る湿原の姿は、全国各地、海外から訪れる観光客を魅了してやまない。
湿原を一望するスポットは数多く、蛇行する釧路川の湿原で「細岡大観望」がある。



釧路湿原の中を蛇行して流れる釧路川でカヌーの川下り風景。

国立公園指定20周年の節目を迎えた今も地域との共生の中で、いにしえの「緑」を伝えています。
市内からは湿原周遊定期観光バスが運行されています。

◆湿原の貴婦人に巡り会う。

2008年08月10日 10時20分11秒 | Weblog
★夏の北海道・道東の湿原を代表する美しい花を求めて・・霧多布湿原へ。
道東の湿地帯だけで咲く「クシロハナシノブ」は夏の身近な植物の一つですが、この可憐な花は、氷河時代の遺存植物といわれ希少な花です。釧路湿原や霧多布湿原など、釧路地方の湿原にのみ分布しています。

「湿原の貴夫人」と出逢う事が出来ました。・・・貴重な花です。


湿原の片隅にクシロハナシノブがひっそりと咲いていました。「湿原の貴夫人」とニックネームがつけられているとおり、気品ある容姿にうっとりとさせられました・・・・。何か優しく語りかけてくれる。

◆開園50周年の丹頂鶴自然公園でタンチョウのひなが誕生・・・愛くるしいヒナが!

2008年08月07日 09時43分21秒 | Weblog
◆今年、丹頂鶴自然公園は開園50周年を迎えます。
この公園で3年ぶりにタンチョウのひなが誕生しました。


生まれたばかりのタンチョウのひな.
母親の名は「エコム」父親は3才の「ドウサン」です。

◆丹頂鶴自然公園は釧路市内から阿寒国立公園に向かって車で40分程度の距離にあります。公園の面積は約10ヘクタールで現在20羽のタンチョウが定住しています。


丹頂鶴自然公園

8つあるケージはタンチョウヅルが自由に出入りでき、園内を優雅に歩く姿を見る事ができ、この公園で生まれ育ったタンチョウヅルが園内で繁殖するため、普段はなかなか見られない子育ての様子を観察できるのが特長。
毎年5月には愛らしいヒナが誕生して、観光客の人気を集める。


公園内のタンチョウ。

年間を通して丹頂を見ることができる自然公園です。釧路にお越しの節はお訪ね下さい。

◆道東・十勝管内音更町のたに類を見ない水にこだわった公園へGO!・・・癒された休日。

2008年08月06日 14時22分22秒 | Weblog
◆7時に起き釧路からおよそ140キロの道のりである十勝管内音更町の親水公園を訪ねました。
水にこだわった公園だけに癒されました。帰路は「ガーデン・日新の丘」にも立ち寄り園内をカートで廻り数千という花々を観察しました。最高の休日に感謝。

◆音更町の市街地にあり、市民の憩いの場となっている公園。


数ある都市公園の中でもこれほど「水」にこだわった公園は類をみない。
自然の川をイメージさせる遊水路、水の流れが落ちる豪快な音が楽しめる壁泉、夜間はライトアップで表情が変化する噴水。



ダルマ形の石から水がわき出る湧水など地下250メートルから自噴する地下水は涼感一杯で、子供にも人気の深さ20cmの水が張られた徒渉池。


石の上中央から水が噴き出し全体に流れている。

自然の川をイメージさせる遊水路、水の流れが落ちる豪快な音が楽しめる壁泉、夜間はライトアップで表情が変化する噴水、ダルマ形の石から水がわき出る湧水(ゆうすい)遊具…。見て、聞いて、触れる典型的な「親水公園」だ。




子供たちの歓声が響く。池面から噴き出る水しぶきが陽光に輝き、一層、涼感を引き立たせてくれる。
これらの水は、地下250メートルから自噴する地下水。毎分600リットルをろ過・塩素滅菌して、公園内で循環利用、東側を流れる第2鈴蘭川に放流している。人と自然に優しい、文字通り「快適(アメニティー)空間」。

  

別名噴水公園ともいえるほど、噴水の数が豊富で見ているだけでも涼しい.
夜は噴水がライトアップされ、ロマンチックな雰囲気が漂います。

◆町が総事業費約10億5000万円を投じ、1997年に完成された都市公園。水、地下水を循環利用をテーマに壁泉、湧水広場、徒渉池などさまざまな親水施設を配置し、それらを遊水路でつないだユニークな造りが素晴らしい。