港町浪漫no日記館

北国の港町・感動はひとつじゃない・・逢いたくて北の旅人・・旅は北がいい・・感動に触れる旅に・・・・

◆独特の漁法・北海道遺産指定の「打瀬舟」による北海シマエビ夏漁が28日解禁、ひがし北海道の野付湾で・・

2022年06月29日 09時11分59秒 | Weblog

◆ひがし北海道の野付半島、野付湾での風物詩「北海シマエビ漁」の夏漁。
 

真っ白い帆を張った打瀬舟(うたせ)による明治期から続く、独特の伝統漁法で、6月28日からはじまり、7月21日迄漁が続けられます。ピチピチとはねるエビを船上で素早く選別されて、体長9㌢以上のみを残し残りは海に戻します。

 

 漁期は夏漁(6月)と秋漁(10月)の2回です。

 

抱卵エビは贈答品として人気が高い「野付湾のルビー」が店頭にも並びます。


◆野付半島に囲まれた野付湾は、水深が浅く、スクリューだとエビの住みかである海藻を切ってしまうために、漁場ではエンジンを止め、三角帆を張り、風の力で網を引いてエビを捕る漁法(北海道遺産に選定)で、ホッカイシマエビは、ゆでると、白いしま模様の入った深紅になることから「赤い宝石」「しま娘」と呼ばれています。

 

真っ赤に染まる海の幸、ホッカイシマエビ・・・美味しいですよ・・・


明治時代から続く伝統の漁で、エビが生息する藻を傷めないようにスクリューを使わず帆で風を受けて網を引く漁法で幻想的です。

◆メモ:道東の根室半島と知床半島の中間にあるエビの形をした小さな半島、それが野付半島です。
海流によって運ばれた砂が積もり積もってできる砂嘴(さし)の典型としても知られています。
形がエビに似ているだけでなく、半島の内側の野付湾はエビの宝庫で、野付半島は「エビの半島」といえます。