90年代に入って非正規労働者が増大しています
1985年に生まれた
男女雇用機会均等法と労働者派遣事業法
80年代は女性の時代とマスコミも謳っていました
女性の社会進出を後押しし、男女の格差がなくなると「夢」を描いた時代
そう、「夢」だったんです。その後の経済社会を見てみれば・・・


男女参画社会を誕生させたネオリベラリズム改革
これは、女性を「自由に使える労働力」とするのが目的だったのです
90年代に成立したさまざまな労働法は
規制緩和を生み出し、いわゆる「労働ビックバン」と呼ばれる時代に突入しました
その結果…
80年代に3人にひとりの非正規労働者は既婚女性でした
しかし、90年代に入ると
3人にふたり。それも若い世代に集中しています
現在、女性労働者の55%が非正規労働者
そして年々、若年層化しています
四大生の内定率も男女格差が広がり
さらには90年代からの不況が拍車をかけて
「女女格差」を生み出しました。
不況で雇用を切られるのは一般職女性
総合職は生き残り、一般職は正規雇用から非正規雇用へと切り替えられました
寿退社で専業主婦になっても、
やがてパートや派遣労働者として日本経済を支えることになります。
つまり、かつての日本型「M字型雇用」は「解消」という方法ではなく、崩壊したのです
こうして、キャリア女性と呼ばれる正規労働者と
雇用の調整弁となっている非正規労働者(パート・派遣等)の
「女性の二極化」が生じました
女性も若者も「使い捨て労働力」となっているのです
1995年、経団連は「新時代の日本的経営」として
雇用柔軟型を謳いましたが、これは派遣業の規制緩和に他なりません
政治・財界・官僚の三位一体によって
女性の労働のあり方、もっといえば生き方が
敗者か勝者という二極化に分けられてしまったのです
それも、ネオリベラリズムの台頭で
「自己決定・自己責任」の結末だと、言い切られてしまうのです
社会のシステムが変革していた結末なのに…
若者の姿の変容が「異変」と分析されるならば
それは「ゆとり教育」世代だから、という教育・子育てに事由があるのではなく
社会変革の帰結だと認識する必要があります
専業主婦をしていた知人が10数年ぶりにパートとして就職しました
「上司に叱られてばかりだけど、仕事を覚えれば、こっちのもの」と
意気揚々に言っています
仕事を十分にこなすキャリア女性であっても、メンタルの相談が増えている時代です
そんな正規雇用の女性が、この言葉をどう受け止めるでしょう…
この「労働観」という価値観の違いも「女女格差」のひとつだと思うのです

1985年に生まれた
男女雇用機会均等法と労働者派遣事業法
80年代は女性の時代とマスコミも謳っていました

女性の社会進出を後押しし、男女の格差がなくなると「夢」を描いた時代

そう、「夢」だったんです。その後の経済社会を見てみれば・・・



男女参画社会を誕生させたネオリベラリズム改革
これは、女性を「自由に使える労働力」とするのが目的だったのです

90年代に成立したさまざまな労働法は
規制緩和を生み出し、いわゆる「労働ビックバン」と呼ばれる時代に突入しました
その結果…
80年代に3人にひとりの非正規労働者は既婚女性でした
しかし、90年代に入ると
3人にふたり。それも若い世代に集中しています
現在、女性労働者の55%が非正規労働者
そして年々、若年層化しています
四大生の内定率も男女格差が広がり
さらには90年代からの不況が拍車をかけて
「女女格差」を生み出しました。
不況で雇用を切られるのは一般職女性
総合職は生き残り、一般職は正規雇用から非正規雇用へと切り替えられました
寿退社で専業主婦になっても、
やがてパートや派遣労働者として日本経済を支えることになります。
つまり、かつての日本型「M字型雇用」は「解消」という方法ではなく、崩壊したのです
こうして、キャリア女性と呼ばれる正規労働者と
雇用の調整弁となっている非正規労働者(パート・派遣等)の
「女性の二極化」が生じました
女性も若者も「使い捨て労働力」となっているのです
1995年、経団連は「新時代の日本的経営」として
雇用柔軟型を謳いましたが、これは派遣業の規制緩和に他なりません
政治・財界・官僚の三位一体によって
女性の労働のあり方、もっといえば生き方が
敗者か勝者という二極化に分けられてしまったのです
それも、ネオリベラリズムの台頭で
「自己決定・自己責任」の結末だと、言い切られてしまうのです
社会のシステムが変革していた結末なのに…
若者の姿の変容が「異変」と分析されるならば
それは「ゆとり教育」世代だから、という教育・子育てに事由があるのではなく
社会変革の帰結だと認識する必要があります
専業主婦をしていた知人が10数年ぶりにパートとして就職しました
「上司に叱られてばかりだけど、仕事を覚えれば、こっちのもの」と
意気揚々に言っています

仕事を十分にこなすキャリア女性であっても、メンタルの相談が増えている時代です

そんな正規雇用の女性が、この言葉をどう受け止めるでしょう…
この「労働観」という価値観の違いも「女女格差」のひとつだと思うのです
