先日の上野千鶴子さんの話を聞いて…
東大生の生活実態調査の報告からみえてきた若者像
打たれ弱さ
社会経験の幅の狭さ
挫折経験のなさ
幼児的万能感
自己中心性
これらは、大学生だけでなく小学生から高校生までに共通すると
実感しています。
子どもの変容については
「ゆとり教育」が槍玉にあがりますが
これは違います。
たとえば…
高校生のアルバイトが緩和されている昨今
それこそ、アルバイト先で社会経験を積んでいるはずなのに
社会経験の乏しさが「問題視」されているのはフシギですもの。
総じてどの世代も従来の感覚・常識からの「幼児化の進行」
それらの要因として
家族の変化=少子化
社会のネオリベラリズム変革
世界の変化=グローバリゼーションと20世紀晩年からの不況
いかなる結果も「自己決定」と「自己責任」に帰せられる社会に変わってしまった。
多様な人間社会が「勝ち組」と「負け組」に二極化されて論じられる社会になってしまった。
自己責任を美徳のように公言する政治家が登場し
大衆社会を煽っていく現代
こうしたネオリベラリズムへの変革が子どもたち、若者世代を変えてしまっています。
子どもたちにとっては
「学校」と「家庭」というふたつの狭い社会しか存在しなくなりました。
子ども時代から「逃げ場」を失い、
「サバイバル時代」を過ごす機会をなくしてしまった若者たち。
子どもにとって、「居場所」の選択肢が多かった時代は
別の表現を使えば、サバイバル時代でもありました。
たくさんのさまざまな大人たちを見ては
自分とすりあう価値観を学び、
一方で、違う価値観を学ぶ場でもあったはずです。
それが、子どもの柔軟性を育て上げてきました。
その柔軟性が
打たれ強さ
他者への共感
想像力の豊かさ
…などを育んできました。
私たちは、今、目の前の子どもたちに
どんな言葉をかけていくべきなのでしょうか
…長くなるので、とりあえず《つづく》
東大生の生活実態調査の報告からみえてきた若者像
打たれ弱さ
社会経験の幅の狭さ
挫折経験のなさ
幼児的万能感
自己中心性
これらは、大学生だけでなく小学生から高校生までに共通すると
実感しています。
子どもの変容については
「ゆとり教育」が槍玉にあがりますが
これは違います。
たとえば…
高校生のアルバイトが緩和されている昨今
それこそ、アルバイト先で社会経験を積んでいるはずなのに
社会経験の乏しさが「問題視」されているのはフシギですもの。
総じてどの世代も従来の感覚・常識からの「幼児化の進行」
それらの要因として
家族の変化=少子化
社会のネオリベラリズム変革
世界の変化=グローバリゼーションと20世紀晩年からの不況
いかなる結果も「自己決定」と「自己責任」に帰せられる社会に変わってしまった。
多様な人間社会が「勝ち組」と「負け組」に二極化されて論じられる社会になってしまった。
自己責任を美徳のように公言する政治家が登場し
大衆社会を煽っていく現代
こうしたネオリベラリズムへの変革が子どもたち、若者世代を変えてしまっています。
子どもたちにとっては
「学校」と「家庭」というふたつの狭い社会しか存在しなくなりました。
子ども時代から「逃げ場」を失い、
「サバイバル時代」を過ごす機会をなくしてしまった若者たち。
子どもにとって、「居場所」の選択肢が多かった時代は
別の表現を使えば、サバイバル時代でもありました。
たくさんのさまざまな大人たちを見ては
自分とすりあう価値観を学び、
一方で、違う価値観を学ぶ場でもあったはずです。
それが、子どもの柔軟性を育て上げてきました。
その柔軟性が
打たれ強さ
他者への共感
想像力の豊かさ
…などを育んできました。
私たちは、今、目の前の子どもたちに
どんな言葉をかけていくべきなのでしょうか
…長くなるので、とりあえず《つづく》
