遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

チューリップ

2023-03-28 15:53:04 | 鶴舞公園へ行って来ました
令和5年3月28日(火)

チューリップ : 鬱金香、牡丹百合

ユリ科の球根植物、中央アジア(トルコ)原産で16世紀頃に
オランダに渡り、品種改良される。
日本へは文久年間(1861~64年)に渡来した。
大正時代に入りその栽培が普及し、外来種の中で最も親しまれ
る草花の一つとなった。

富山県には大正7年(1918年)に、翌年に新潟県に伝わる。
日本での球根栽培が盛んな県は、富山県は(53%)、新潟県
では(45%)と、両県で実に98%を占めている。
砺波チューリップセンター(富山県)

日本のホームセンターや園芸品店で売られているチューリップは
その殆どがオランダ産の輸入品といわれている。

チューリップの和名の「鬱金香」は、花の香りがスパイスまたは
食品を黄色く染めるのに使われる「ウコン」のような埃臭い香り
に由来する。
チューリップは概してあまり香りが良くない様だが、最近では品
種改良により良い香りのする品種も在るようである。
1970年頃までは、「牡丹百合」と呼ばれていたようである。
(牧野富太郎植物図鑑に記載がある)

秋に球根を植え翌年の4月頃に地下の鱗茎から30~50cm
程の茎を伸ばし、その頂に六弁の釣鐘形の花を開く。
花の色や形は品種改良が進み、様々で美しい。
赤・白・黄色・桃・黒桃などの花色はきわめて豊富である。
外観では花弁の先端が丸い物、尖ったもの、フリル状のもの等。
咲き方は一重から八重、一つの球根から複数の花が付くもの。
すぼまった状態のまま開花するもの、花弁が外側へ反り開花す
るものが在る。

美しい新種、
アバ(一重咲き)、
ブラックホース(八重咲き)
モンテカルロ(八重咲き)

最近では日本の高温多湿に強い品種もあるようだ。

チューリップの球根は糖度が高く澱粉を多く含み、オランダで
は食用(菓子の材料)にもされている。 
日本でも富山県に在る「砺波チューリップ・センター」では、
チューリップ球根のシロップ漬けやパイ等が販売されている。

我家のベランダのチューリップが今年も花開いた、、、。





僅か5本のチューリップだが、うち1本は黄色の花である。
チューリップは誰もが其の花の名を最初に覚える。
他には、今盛りの「さくら」、、、、日本人の誰もが馴染の
花である。
幼児期、誰もが最初に描くのは、、そう、チューリップ、、、
孫が描いたチューリップは、長い間部屋の壁に在った。
まるで宝物のように、、、、、、、、。

今日の1句

自慢げに壁に一枚チューリップ   ヤギ爺


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