遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

忍冬の花

2023-05-17 16:31:34 | 鶴舞公園へ行って来ました
令和5年5月17日(水)

忍冬の花 : スイカズラ、金銀花


スイカズラ科の半落葉の蔓性木本、高さ2~3m
山野に自生し時に観賞用に栽培され、前株に褐色の細軟毛を
密生する。

初夏(5,6月頃)、葉腋に細い筒形の芳香のある合弁花、
白色又は淡紅色の厚唇形の花を開き、のちに黄色に変わる。

花は二裂し、甘い香りを放つ。

葉を内側に巻いて冬を過ごす。枝葉が冬も萎れず枯れない
ので「忍冬」(にんどう)と呼ばれている。
10月頃、栗色の腋果(実)を結ぶ。

茎や葉を乾したものは漢方生薬の「忍冬」とし、利尿剤や
解毒・解熱剤となる。
花を乾したものは、吹き出物の洗浄用として利用される。


和名の「スイカズラ」は「吸い葛」の意で、細長い花筒の
奥に蜜が在り、古くは子供が好んで花の茎の細い方を口に
含んで甘い蜜を吸って遊び、この名が付いたといわれる。
砂糖の無い頃の日本では、砂糖の代わりとして用いられた。


英名のジャパニーズ・ハニー・サックルも、花筒をちぎっ
て蜜を吸うところから生まれた名前だといわれている。

別名の「忍冬」は、冬場に葉を内巻きにして耐え忍んで、
枯れずに残ることからの名だといわれる。


また「金、銀花」は、花の色が白色から黄色に変わる事
からと云われている。
全国各地の山野、野原、土手、山林、道端などにもよく
見られる花で、蔓は10mにもなり緩やかに繁茂する。


名古屋周辺の庭園は基より、先日名古屋栄の繁華街の一角
にあるビルの横にこの忍冬の花が咲いていた。


また、「モリコロパーク」(愛知万博跡地)にもこの花が
出迎えてくれるとのニュースが、、、、、。


今日の1句(俳人の名句)

蚊の声す忍冬の花の散るたびに   与謝 蕪村


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