JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

大人のための『藤子・F・不二雄』講座_120917

2012年09月18日 20時14分21秒 | ごく普通の日記

去年の12月に続いて2回目の参加となる題記の講座、前回同様で講演は野沢昌弘氏である。今回は主催者から前回の記事にコメントでinfoいただいて知ったのだが、事前に申し込みが必要だったことに気付かず、前日16日の23時を過ぎてからダメ元で参加のメールを出した。(定員超の場合は立ち見となる。)さすがに返信は、こちらが出発するまでには間に合わなかったが、結果はOK。無事着席で参加することができた。

参加者の概要は、人数が10名程度(前回の半分)、年齢層は50~70代くらいの方と、20~30代の方と私であったが、20~30代の方は途中退席された。(失礼ながら私は正直なところ、これは想定していた。)

藤子・F・不二雄氏(以下「F氏」と表記)は、私が著作家の中で最も気に入っている方であることは前回の記事でも書いた。ちなみにその時に書いたとおり、この講座をきっかけに「SF異色短編」を1冊と「少年SF短編」を3冊、計4冊を去年の年末に購入した。これらの作品を読むのは約15年ぶりだったので、とても懐かしく読ませていただいた。それと「Pen+」(10月1日号別冊)という雑誌(110ページ@出版社info)が、丸々「大人のための藤子・F・不二雄」というテーマで構成されており、16日に購入した。(お友達からinfoいただいた。)これはまだ半分弱しか読んでいない。(そう言えばこの雑誌も講演で紹介されていたな~。さすが野沢氏。)

今回は「藤子・F・不二雄マンガ、ここが面白い!」ということで、概要は「講演者とF氏と高岡」、「F氏の紹介および過去に受けたインタビュー場面(DVDにて)」、「藤子・F・不二雄マンガ(風刺作の事例)の紹介」、「まとめ」および「ディスカッション」で、計2時間強の講座であった。特に風刺作の事例の中には初めて見る作品もあり、新たな収穫であった。

共感したことを1つ挙げると、「F氏の作品は風刺的要素が多く含まれているが、本人はこれを意図していなくて、マンガという表現法が持っている機能(性格)が生み出した付帯効果である。」というものである。ちなみに前述した作品は、逆に風刺作品を依頼されて書いたものらしく、この作品について私の所感を一言で言うと、オチが全く無いに等しくてイマイチだった。なので確かにこの見解は妥当っぽく思えた。

何だか色々書いてしまったが、今は読みかけの「Pen+」をなるべく早く読み終えるように意識したい。


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3 コメント

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ありがとうございました (野沢昌弘)
2012-09-26 12:39:41
こんにちは、野沢です。先日はお忙しい中、遠方からご参加いただきありがとうございました。
今回は(というか、今回も)準備不足でとっちらかった話に終始し、満足にはほど遠い内容だったと思います。次回こそは、と、毎回思ってはいるのですが、はてさてどうなることやら…(笑)。
SF短編は、どれもこれも粒よりの傑作ぞろいですよね。私は特に「老年期の終わり」や「ひとりぼっちの宇宙戦争」などの少年ものが大好きです。夢幻的な「ユメカゲロウ」も、読む返すたびに少年の頃の夏休みが甦ります。15年ぶりのFマンガへの回帰に、私の講座が少しでも役立ったと思うと嬉しい限りです(^^)。
余談ですが、F先生の作品は多層的というか、受け取り手の年齢や環境に応じて、幾通りにも違った読み取り方ができるんですよね。だから読み返すたびに新たな発見があって、飽きるということがありません。前回取り上げた作品にしても、視点を変えればまた違った風景が広がります。そのあたりに充分に触れることができなかったのが心残りでした。次こそは…(以下略)。
それでは、寒さに向かう中、お体に気をつけて。
また機会があれば、ぜひ高岡へお越しください
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Unknown (JR9RVK)
2012-09-27 18:28:47
野沢昌弘さん、こんにちは。

名刺までいただいておきながら、ご挨拶が遅れまして申し訳ございません。先日はこちらこそお世話になり、どうもありがとうございました。書籍が手元から無くなってからはF氏の作品が日常的に私の周りで登場する機会は皆無となりましたが、このような講座に参加させていただくことで短い時間ではありますが、F氏ワールドに浸ることができる貴重な時と思っております。

SF短編集は掘り下げればいろいろなことを考えることができるとは思いますが、私の場合は単にストーリーが気に入るかどうかだけで、それ以上でもそれ以下でもない単なる読者の一人だと思っています。ちなみに私も「老年期の終わり」がお気に入りです。現在にも宇宙ではないものの、大なり小なり似たような心境があると感じています。

講座はタイミングが合いましたら、ぜひ参加させていただきたいと思いますので、宜しくお願いいたします。
返信する
大人のための『藤子・F・不二雄』講座のご案内 (市民大学たかおか学遊塾事務局)
2013-04-05 17:09:25
大人のための『藤子・F・不二雄』講座を聴講いただきありがとうございます。
今年度の講座については、市民大学たかおか学遊塾の「高岡学研究」という講座の中で開催する予定です。
日時10月14日(祝・月)14:00~16:00
場所ウイング・ウイング高岡(研修室502)
会費500円
申込締切4月30日 
詳細は、
http://www.senmaike.net/gakuyujyuku/lecture.html
をご覧いただければ幸いです。
              市民大学たかおか学遊塾
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