JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

QSLカードの位置付け&相手方コールサインの記入について

2019年09月22日 09時41分56秒 | 交信記録や書類

一昨日(9/20)にUPした記事“To Radio 欄とJARL転送枠の使い分けに関する思い出?”では、その当時に結論を書いた記事のリンクを文中に貼ったものの「何となく分かり難いな…。」と思い、P.S.記事で追加(ほぼ再掲)を試みた。しかし記事ボリュームが倍増しそうな勢い?だったため追加は断念し、別記事で載せることにした。それが本記事である。

-・・・-
■基本原則(私が考えるQSLカードおよび関係する方々の位置付けなど。)
・QSLカードの位置付け:QSO相手の“局”に対して、QSOした旨を証明するための書類(文書)。
  →アマチュア局がアマチュア局に対して発行する。

・免許人or社団の構成員の立場:QSLカードの作成者または受取人であって、証明される対象者ではない。
  →だから宛名は必須でない。(→どうしても書く時は、コールサインを前置してから宛名かな?)

・To Radio 欄:QSOの相手方(交信証明される側)のコールサインを書く。

・JARL転送枠:JARLがQSLカードを送付(転送)するアマチュア局のコールサインを書く。
  →① 大半のJARL会員局の場合、上記2項目が偶然同じコールサインである(一致している)だけ。
  →② 上記①の場合は、JARL転送枠の先頭に“VIA”を記入しない。
  →③ 上記①でない場合は、JARL転送枠にQSLマネージャーのコールサインを書き、その先頭に“VIA”を記入する。

・その他:上記に対して必要な内容を、漏れなく記入する。
  →できれば、それら全てがオモテ面(レポート面)に記入されていると有難い。

■To Radio 欄に対する私の結論(可とする条件)
これは一部のアワード取得者から得た情報を基に、アワード発行側の対応状況&書類(文書)の一般常識を踏まえて至った私の結論だ。つまり以下の5項目全てが叶っていれば、2012年4月1日以降は“紙くずQSLカード”の烙印を押さないことにした。

【1】“To Radio”の文字列と“JARL転送枠”の間に、常識的な文字サイズで追記可能なスペースが無いこと。
     ↓
双方を離さずに距離を詰めた書式であれば、JARL転送枠にタイトルを付けて兼用したものと解釈できる。距離が詰まっていなければ、対象が明確になっているとは言えない。

【2】“To Radio”の文字列と“JARL転送枠”の距離が離れている場合、双方を同じ高さに記載および下線を引いて、対象が明確であること。あるいは双方を1つの枠で囲み、枠内に他の情報を一切書かないこと。
     ↓
後述の【5】に関連する。

【3】“To Radio”の文字列と“JARL転送枠”の距離が離れている場合、双方の間にコロンを入れるか、直線、矢印などで結び、対象が明確であること。

【4】JARL転送枠以外で、明らかに To Radio 欄と判断できる欄(例えば下線など)が、設けられていないこと。
     ↓
設けてある欄(下線など)を差し置いて、それより離れているJARL転送枠のコールサインを To Radio の対象と主張するのは、無理がある。

【5】交信相手局が移動していた場合や、特記すべき運用をしていた場合は、JARL転送枠以外で To Radio の対象局を明確にする記述とすること。
     ↓
あくまでJARL転送枠の第一の目的は“正確かつ効率的な転送作業”を目指すために設けられたものだ。従ってそれ以外の目的(例えば、移動エリア、運用場所、免許人の氏名、構成員の氏名、QRPなど。)を便乗させることによって、第一の目的を侵してはならない。まぁ実際に目的が叶っているのかは別の話だが…。

-・・・-
と言うことで私のスタンスは、①JARL転送業務が正確&迅速に行える状況の確保に協力的であること、②項目名の選択肢が示されない書式(←ただし備考系の欄は除く。)で、状況によって同じ欄(場所)に掲載する情報をコロコロ変えなくて済むものであること、となる。

まぁ合理的でも何でもいいんだけど、これらをキープした上でアイデアを出して欲しいと思う。そうでないと、本末転倒になってしまうので。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« To Radio 欄とJARL転送枠の使... | トップ | 思い出した小さなプラン »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

交信記録や書類」カテゴリの最新記事