世界的な経済理論への偏見を正そうとする、言論活動は、毎日の生活の通念を変えていただく必要があります。
常識となってしまっている認識を変えていただくには、何回も同じことを考え続けたり、理解しようとした意志がないと難しいことがあります。
25年もデフレ経済の継続で、20歳代の人には、この状態が当たり前になってしまっているでしょう。
しかし、現在の世界の経済の動きを調べてみると、一部の権力者や経済学者のイゴコチが良い状態へ歪んで作り上げた、古典経済論、金属貨幣論が浸透してしまっています。所謂、家計簿の原理で認識されています。
家計簿では、借金を返さないとなりません。法的に罰も存在します。
しかし、国家の経済の仕組みは、ケインズ理論や、MMTの理論では、
国債の発行は、社会に貨幣を供給する手段である。としています。
家計簿発想で、国債の発行は借金となると、その返済のために、増税をしたり、給与の削減をしたりして、国民から、その国債発行残高を返す行為、すなわち、国民の財産を剥ぎ取ることになります。
25年間も国民は少しずつ資産を剥ぎ取られて、国の借金だといわれ続けて、財政破綻すると、20年も脅され続けました。
経済学は、人間の社会のモノやサービスが人から人へ移動することです。その過程を理論化して、経済学としてきました。天地創造の神が決めたことではありません。
一神教が存在しない、民族にも、モノやサービスの移動が存在してました。そのモノやサービスの移動を仲介する『モノ』が貨幣だとしたことが大きな間違いをしてきました。貨幣は『モノ』ではありません。
次回、貨幣とは何だ、を考えましょう。
日本は明治時代から国債の発行をしてますが、借金だとして、返済は一度もしてはいません。太平洋戦争では、戦争費用で沢山の国債を発行をしてますが、国債の償還(国債を持っている機関や個人に返済をすること)はしてはいません。そうした発想がありませんでした。
まず、この知識を知ってください。日本は海外への負債もあります。しかし、海外への債権が一杯あります。その差額が、日本円にして、350兆円を$ドルの国債で管理してます。この$ドルの国債で原油が買えます。
日本は、海外で財政破綻した、ギリシャ、アルゼンチン、ロシアのように、外国からお金を借りてはいません。ドル資金が350兆円分、持っています。世界一位の金持ちですから、国債発行は、円建てで発行してます。
その円の国債を持って入る、日本の状態を下に記します。
日本国債は、海外の日本銀行に相当するところに、5.54%が保有されてますが、安心のための、持ち合いみたいなものだそうです。100%日本円の国債発行です。
しかも、日本銀行が市中銀行から買い取った国債の額が400兆円もあるそうです。日本銀行は政府の子会社です。連結決算で、400兆円は消えてなくなります。貸し出した側と借りた側が一緒の組織になるからです。
財政破綻は絶対にしません。インフレの行き過ぎを調整してゆけば、インフレがハイパーインフレには絶対になりません。ハイパーインフレとは、12000倍の物価の上昇を言います日本の戦後のインフレでも、200%が2度起きたことで済みました。
プロパガンダのイメージや雰囲気で誤魔化されないように、ハイパーインフレとは、具体的に説明を求めると、そう言う人が説明ができない状態になります。事実を確かめましょう。
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