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少々、ぐわいが悪い、2型糖尿病のビクトーザとの相性の問題か?

2020年02月23日 | 日記

 ビクトーザという注射は、私たちの身体で、食物を食べると、胃で消化して十二指腸を経由して小腸に入り、胆汁で消化をさらに進めますが、その時に、小腸で吸収するブドウ糖などを、血管に流し、ホルモンである、インスリンで、細胞に取り込むシステムができています。

 このインスリンを抽出している膵臓に小腸から出ているホルモンで、『インクレチン』というモノがあります。このインクレチンの刺激が膵臓のベーター細胞を刺激して、インスリンを血液中に放出するシステムがあります。この時に、アルファー細胞が肝臓に刺激を与えて、糖の生成を止める働きがもインクレチンが操作します。

 このインクレチンがDPP-4という酵素で約5分間で、加水分解をされて無くなります。低血糖対策です。

 ビクトーザという注射で、インクレチン似た構造の薬剤を酵素として注射して、インスリンを出す刺激を持続させる効果があります。自己インスリンが膵臓から出ていることが条件になります。

 2型糖尿病で、急激に高血糖になるのも、急激に血糖値を下げるのも、その影響が2型糖尿病の余病を大きく左右させるとの研究から、穏やかな働きをする、ビクトーザが開発されて、現在は従来の倍の量を注射しても良い状態になっています。

 しかし、胃腸に副作用が出る場合があります。便秘、胃も持たれ、むかつき、など、ヒトによりいろいろな副作用が出るようです。

 ここで、ヒトの進化の過程で造られた低血糖対策が、2型糖尿病のは。不利な状態を起こしてくることになります。DPP-4という酵素が、早く効きすぎることです。食料は豊富になかった時代に低血糖による障害を避ける意味で、インクレチンが消えてなくなります。この酵素のDPP-4を抑える飲み薬が、日本では多く使われてきました。DPP-4阻害薬です。しかし、DPP-4も効力の多様性が解かってきて、長い使用が一部で危惧されはじめます。

 自己インするんが出ていない人は、インスリンを注射するしかありませんが、自己インスリンが出ていて、その効力が良くない人に、膵臓を刺激して自己インスリンで穏やかに血糖値をさげる方向へ現在は向かっています。

 欠点は、自己インスリンを無理をして出させている状態にもなります。膵臓の働きを酷使している場合があります。

 前述したように、約、5分くらいで、このインクレチンの働きを止める、DPP-4 という酵素が出てきて、インクレチンを加水分解をしてしまいます。残りの余韻でのインスリンで、ブドウ糖を細胞に取り込んで、エネンルギーとして使っていることになります。

 何らかの機能不全で、このインスリンの働きが悪くなる状態が起きて、インスリンが効果を発揮できない状態か、または、インスリンの量的な問題がおきて、ブドウ糖を細胞に取り込めない状態が起きてきます。

 そうなると、自身の身体の脂肪細胞からエネルギーとして使い、脂肪が無くなると、筋肉がブドウ糖に変えられてエネルギーに利用されることになります。

 従って、食べた食事から、分解された栄養分のブドウ糖が身体に取り込められず、血液中に高濃度のブドウ糖が存在し続けて、血管を激しく劣化させることになります。

 血管の周囲の神経が壊れることも起きて、心臓の冠動脈も異常を起こして、心筋梗塞などの原因にもなるのです。

 一般に免疫システムも衰えて、本来攻撃対象ではない攻撃を免疫システムがしてしまい、異常が命を失うことになります。

 この血液中のブドウ糖を体中の細胞に取り込むのに、インスリンとビタミンB1が必要です。このインスリンの作用が何かの状態で効きにくくなったのが、2型の糖尿病です。食べ過ぎが常時続いていたりすると、ヒトの進化で、普通はは飢餓が続く状態があった過去で、食物が常時食べられることが無かった状態が、ヒトの歴史では長くあったようです。

 高度な社会性が発達しても、ユーラシア大陸では、奴隷が存在してようです。社会の中でも、常に食物を食べられる階級ではない人も、多く存在してようです。むしろ、そうしたヒトが多かったようです。

 食物を得られない階級のヒトは常に存在してようで、その身体に節約遺伝子が作られてきたようです。少ないエネルギーで生存するための習慣が遺伝子レベルで変化してきたようです。それは、高度に社会化しても続いたようです。

 その結果、常に食事にありつける、現代人の多くが、生活習慣病になっています。長生きも原因らしいようです。

 上で、ビタミンB1のことを少し述べました。

 日本人しか経験していないようですが、『脚気』という病気があります。稲の文化で、日本人には、白米への信仰があります。一年の行事に、もち米を利用したり、白米を利用して、八百万の神に捧げるコメの類の加工品が日本各地に存在してます。

 現在の天皇にも『新嘗祭』とした行事が行われています。稲の田植え、刈り取りを天皇が皇居の中で、小さな田んぼで行っています。

 明治の日ロ戦争の時に、小作農の次男、三男を中心に兵役を課して、食事に丼に一杯の白米を提供しました。そこに、沢庵を三切れ、中身のない、お吸い物がついたそうです。小作農の子供が、所謂、銀シャリ、白米を食べることができる喜びがあったのです。

 ところが、その時代にビタミンがまだ発見されていませんでした。兵隊さんは、脚気に掛ってしまいます。ひどい場合は『死』に至ります。

 そこで、重症患者は、小作農の一家に帰ります。帰ると、粟、稗、などの雑穀や、野菜など粗食になります。しかし、蛋白質や脂肪が少ないのですが、ビタミンは過不足なく口に入るので、『脚気』はなおってしまったのです。

 ビタミンB1が不足すると、食事を消化したブドウ糖が細胞に吸収されなくなり、身体が痩せてゆき、はじめは脂肪細胞が身体のエネルギーとして使われますが、次には身体の筋肉がブドウ糖に変えらて、エネルギーとして使われます。この経過は、2型糖尿病と変わらない変化を続けます。

 『脚気』はビタミン不足を補えれば完治します。

 2型糖尿病は、複雑な人体を作る、『命』を理解しないと解決は難しいようです。

 

 現在、私たちを取り囲む、電子製品が存在します。

 この科学の世界が解かりにくい状態で造られています。因果律で構成された、ニュートン力学、アインシュタイのさらなる重力と光の世界。

 しかし、現在は、量子力学という難しい理論で構成されているとなっています。素粒子の世界を理解するために、言い換えれば、『電子』を利用している私たちの生活に、量子力学の世界を理解しないと、理解不能に陥ります。

 あの、アインシュタインも、量子論には、抵抗を続けて、亡くなりました。奇妙な世界観なのです。しかし、この量子力学でなければ、生命の謎も解けないでしょう。

 

 経済理論で、アンイシュタインのように、因果律を主張して、存在する事実を、事実が存在していて、その事実を認めることを邪魔しているのが、先入観であっても、人間は違うことを認めようとはしません。居心地が悪いとして、新しい、事実の発見に中々耳を貸しません。

 この因果律の科学から、観測すると事実が明らかになる現実の理論へ思考を変える必要があるのですが、頑固に変えません。

 

 こうしたことは、ヒトという、認識をしてきて、発達してきた『脳』が中々受け入れません。

 経済理論でも同じようです。頭脳の明晰な財務省の役人が事実である、ケインズの理論を認めない、MMTを認めない状態が続いています。

 財務省だけではなく、世界が、アインシュタインの因果律から抜け出せない状態で、そうした思考のフィルターに覆われていて、新しいわけではない、経済理論に目を開けない情念が存在してます。

 日本の長野県の地獄谷という、温泉地で、サル用の温泉を作り、観光地化して評判ですが、この温泉に入る行為を始めたのが、子ザルであったそうです。長野のサルは、夏に川底にある餌を採るために、川に潜って採集してもいたそうですが、温泉に入り、身体を温めるとした行為が習慣になく、大人のサルはできない個体もあったそうです。

 この解決は、世代交代が行われて、現在は、群れのサルは全員が入浴するそうです。

 変化とは、長い年月が経過しないと理解されない常識や先入観がヒトの行動や思考を邪魔をします。このことで、過去は戦争もしてきています。